歴史ドラマ「王の涙―イ・サンの決断―」イ・サン暗殺未遂事件

『愛してる、愛してない』などのヒョンビンを主演に迎え、李朝時代の名君として有名なイ・サン暗殺未遂事件に隠された男たちの絆を描く感動の歴史ドラマ。暗殺の脅威にさらされる若き王が、自身に放たれた刺客と対峙(たいじ)することで真の王として目覚めるまでの24時間に迫る。『ホームランが聞こえた夏』などのチョン・ジェヨンが悲しき宿命を背負った宦官(かんがん)を好演。陰謀の行方はもとより、兵役除隊後初主演を飾ったヒョンビンの体を張った熱演にも目を奪われる。

ドラマ『シークレットガーデン』『私の名前はキム・サンスン』に主演、日本でも絶大な人気を誇るヒョンビン。そんな彼は、2011年から2012年の12月まで兵役生活を送っており、復帰作となるのが『王の涙-イ・サンの決断-DVD』!ファン待望の本作は、李朝の名君イ・サンを襲った暗殺未遂事件がテーマ。史実に記録されながらも、いまだに謎とされている王暗殺計画を初めて映像化。この事件によって若き王が、真の偉大な王へと変わる“運命の24時間”を、心を打つ人間ドラマと迫力のアクションで描いたエンターテイメント作品に。ミステリアスな歴史的大事件をスクリーンで体感して。

イ・サンに仕え、書籍管理の職にあるカプスには、秘めている過去がある。カプスは、四書の「中庸」をそらんじている教養人でもある。カプスは、孤独な王イ・サンに寄り添い、心を通わせる。

冒頭、カプスが暗誦している「中庸」を語る。「天下において、至誠を尽くす者のみが、己と世を変えることができる」と。どこかの国の施政者に差し上げたい、名言である。

王の涙 DVD」の原題は「逆鱗」という。龍の首に、逆さまに生えている鱗で、逆鱗に触れる、すなわち、王の怒りを買うことを意味する。国のありようを巡っては、権力に対抗する反勢力が、必ず存在する。

幼くして父を殺され、25歳で祖父から王位を継承したイ・サン。宮廷内の権力争いが激化し、策謀が渦巻く中、王はたえず暗殺の危険にさらされていた。唯一、心を許せる家臣は宦官のカプスだけ。そして、1777年7月28日。容赦なき刺客が王に襲い掛かる。やがて明らかになる、カプスの秘められた悲しい過去。果たして王の運命は?
最終更新:2018年05月14日 13:18