主に文面ラップ、各ライムサイトで活動するライマー。固い母音合わせや高度な子音踏み、時には語感踏みを操り第二回ルーキーズカップにて見事優勝を収めた。Twitterにて不定期開催される画像韻(2〜4枚の複数の画像に共通する韻を当てるゲーム)では高難度にもかかわらずKIRIKAが即正解を導き出しているようだ。

2020年サイト対抗戦 ポータル平成維新軍 代表

第二回 ROOKIES CUP 優勝



こんなんなんぼあってもいいですからね

そちら下手な鉄砲、数打っても当たらず。
こちら一撃が確実、パルプンテも黙らす。

「貴方には分からない」いや違うな
分からせてこそ詩は高らかに光り出すんだ

秘してこそ花だ、トラウマも追憶も。

8割方「こちらの論依存」のリリックス
詩片と称すがその「独創にも疎い」イズム
まるで「キセイ」でしか生き残れない
ロイコクロリディウム

「kill or be killed」が世の常。だからこそ
概要、ノーツ、練った言の葉がスキルを帯び活きる。
幾多もの苦労を生む“ワード”編んだら、
其処は入り組んだモノクロームワンダーランド。

頭上に広がる紺色を浮かぶ艶美な流星、からすれば
人間など正にコインロッカーベイビーなる「生」。すぐ
今日、昨日、明日に転換する“狂気のアース”にて会す
語句、子音を据えて勝者という「ごく少数」へ。

リリックの衝突、揺れる太陽系第三惑星。
リーグで研いできた才能で謳い騒ぐぜ。
最早ネトラとの間柄はまるで家族、友達。
触れ合い、交わって実感する数多くもの価値。

この賞金付き大会が、権能無しのモブ共が舞い損ねたショービズに退化するか、ネトラ史上最もヤバいモノへとレベルを構築し大団円か。それを左右するのも各々の創造につき、価値在りし韻詩を築き合いたい。

蔑まれる凡夫にも劣った末路はジョン・ドゥ、
それこそ価値の毛頭ないマントラの渦。
俺なら確かな思考と手腕とを結んでイマジン、
それは虚ろな桃源郷を壊すドゥームズデイマシン。

では君は?陳腐な志「前人未踏で“ありたい”」
鼻を伸ばす前に個を生成せし道を描きな。

突き詰めた比類無き技術でテキストを綴り、
その上に掲げる主張も引っ括めて実力主義。

やたら糞に固執するのも勇気や才能か?
喩えを転換させるというギアさえ老化。
埋め尽くす痣や瘤、暴虐の猛攻に跪く地べた、
確変とは名ばかりの活字はまず口下手。

好んだ名を“俺”で暈してまで名乗りたくないのか、
そういう主義なのか、それがアノニマスなりの解?
最終更新:2023年08月06日 10:06