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俺「よく寝た・・・。って、夜じゃないか!正直二度寝がここまで伸びるのも久しぶりだ。」
俺「なーんか夜風に当たりたい気分だ。ちょっと夜の散歩にでも行ってみようっと。」

俺「うはー田舎は暗くて不気味まくりんぐ」
?「おい、人間」
俺「は?  ・・・
  あ・・・   あなたは・・・タコですか?それとも火星人のコスプレとか?」
火星人?「ぬぅ!数秒でわたしの正体を見破っただと!?」
俺(どうみてもタコです。ありがとうございました。)
火星人?「まあ、それはいい。どうせお前にわたしを排除する手立てはないのだから。
     それより地球観光をしたい。どこかいいところへ案内しろ。」
俺「ちょ、かってに触手で俺の右腕掴むな!つーか本物?」
火星人?「わたしは最初からモノホンだ。ついでに言うと地球の生物学上、メスにあたる。」
俺「え、そんなの認めない、断固として認めないからな!」
火星人?「認める、認めないかはお前の問題だ。さ、早くどこかへ案内しろ」

火星人?「おい、この薄汚れたアパートはなんだ?」
俺「俺の住んでるところだが」
火星人?「は?わたしの要求がわからなかったのか?ちゃんとニホンゴは向こうで学んできたんだが・・・」
俺「それより勉強するんだからさっさと出てってくれる?」
火星人?「勉強とな?どれ、ちょっと見せてみろ」
俺「タコに日本の勉強がわかるのか?」
火星人?「タコではない、正真正銘の火星人だ。
     ふむ・・・ふむ・・・。実に単純な計算問題だ。」
俺(本当に火星人なんですか・・・)

火星人「できたぞタコ」
俺「タコはお前だ。つーかワーク一冊やりやがった!俺の勉強にはならないが楽だから許す」
火星人「腹が減ったぞ。わたしの口に合う料理を持って来い。」
俺「ワークやってもらったし仕方が無いか・・・。タコはエビが大好物だったな。」
火星人「エビ?なんだそれは。食えるのか?」
俺「まあ、待ってろよ。」

火星人「あれから地球時間で10分が経った。奴はわたしを餓死させるつもりか・・・?」
火星人「ぬ・・・なんだか火星料理的なにおいが・・・」
俺「あ、こら!入ってくるなよ」
火星人「ほぅ、これがエビとやらなのか?」
俺「おい、それ生だぞ?」
バグッ
俺「うほっ、おそろしい牙・・・」
火星人「ふむ、うまいな。こっちももらうぞ」
俺「ちょ、生のを片っ端から食うな!」
火星人「これがエビの味なのか。とても貴重な体験をさせてもらった。」
火星人「礼といってはなんだが、いいものをみせてやろう」

火星人「おまえ、好みのメスの絵とか、写真とか持ってるか?」
俺「好み・・・ねぇ。それならパソコンの中にいっぱい入ってるぞ。」

火星人「これが“ぱそこん”か?」
俺「ああ、科学の結晶なんだぞ。おい、触手でペチペチ叩くなよ」
火星人「これはまた原始的なコンピュータだな。それはいい。メスの写真はこれか?」
俺「あ、まぁ・・・」
火星人「人間のメスは股にペニスが無いと聞いたが、やけにでっぱっているな。」
俺「俺の趣味は特殊なんだよ・・・」
火星人「さて、始めるか。まだ人間に変身するのは慣れてないからちょっと下がってろ。」
俺「は?変身?」
    トレース・オン
火星人「投影 開始――」
俺「なっ!?これがファンタジーパワーのもたらす産物なのか!?」

火星人「ふう、ちょっとお前に会うまでに映像が流れていたのでな、真似をしてみたのだがなかなかイイな。」
俺「!?!?」
火星人「フッ どうした?驚いてモノが言えないだろう?」
俺「い、いや・・・。見た目はどうみても二次元の女の子なんだが・・・」
火星人「どうした?早くもイってしまったのか?ん?ん?」
俺「るっくあっと股間」
火星人「おい、いきなり英語はやめろよ。いちいちライブラリーを更新しないといけないだろう・・・。
    ふむ、“股間を見ろ”か。    んん!!?」
俺「お前の股間から例の触手が残ってるんだよー
  おぇ・・・吐きそう・・・」
火星人「ちょ、待て、いますぐ再構成するから!
    おい!こっち見んな!あっち向け!」

火星人「すまない、このメスだと触手を隠すほどの質量がないようだ。」
俺「で、結局触手は背中に残ってるのか。」
火星人「しかたがないな、これだけは。」
火星人「それにしても世界の修正が強いな。このままだと長時間の維持は難しいか・・・?」
俺「!? そうだ、明日はエビをたくさん仕入れてやろう。さっきのエビの数倍の大きさの
  伊勢海老も用意してやるし、どこか観光へ連れて行ってやろう。ついでにお前、宿は
  決まってるのか?決まってないならここにしばらく滞在するといい。しばらくではなく、
  永久でもいい。どうだ?」
火星人「本当か!?恩に着る。すまない。」
俺「まあまあ、そんな改まるな。俺とお前の仲だろう?
  だからあともうちょっとその姿を維持してろ」



俺「なあ」
火星人「なんだ?」
俺「エビ食いながら話すのは命にかかわるぞ」
火星人「本当か!?」
俺「いいや、嘘だ。その格好(二次絵状態)で生エビをほうばるのは絵的に問題があるぞ。」
火星人「ふん、この姿に固定させているのはお前だろう。少しは我慢してもらいたい。」
俺「まあ、そうか。
  それより、お前、って呼ぶのは不便だな。名前とかあるんだろ?」
火星人「あるにはあるんだが、聞きたいか?」
俺「んあ?まぁ。」
火星人「そうか、なら、メモと書くものの準備を。」

火星人「それでは言うぞ・・・。

       ・・・    ・・・   ・・・あ」
俺「ぬ?」
火星人「すまない、ど忘れした。」
俺「な  ぬ?」
火星人「いやっははは。すまんすまん。」
俺「おい、わざと忘れてるフリしてないだろうな?」
火星人「おっ  おおぅ・・・」
俺「いいや、それは嘘をついている表情だ!」
火星人「お、おい!?羽交い絞めなんて・・・あっ」
俺「おらおらおらおらおら!さっさと本名晒せ!」
火星人「ちょっ、やめ・・・で、出るぞっ・・・!!」

俺「は? 
         ・・・ぎゃー!」
火星人「うおっ、ついつい興奮して触手が・・・。」
俺「触手!?おい、なんかヌルヌルするぞ。はやく止めろー!」
火星人「この触手は防衛システムを搭載してて、攻撃を受けたら全自動で報復してくれる便利道具だ。」
俺「説明はいいから・・・アッー!!」
触手「sir!オス人間の肛門へ侵入。これより猛毒攻撃を開始するであります。sir!」
俺「まだ死にたくな―――
           ぬふぅ」
火星人「あ、緊急停止すればよかったんだっけ・・・」

俺「・・・生きてる」
俺「あいつは・・・?」
布団から這い出し、あたりを見回したが人間やタコらしきものは見当たらなかった。空にはまぶしいばかりの
星たちが俺をあざ笑うかのように瞬いていた。
火星人「あれ~もしかして目から体液出してる?」
俺「!」
火星人「よっと、ただいま。」
俺「そ、空から・・・」
火星人「ん?わたしは火星人だぞ。空ぐらい飛ぶのはたやすいものだ。」
俺「触手、収まったのか。」
火星人「そうだな。地球の空気は生暖かくてなかなか収まらなかったが、やれやれだ。」

俺「おい、」
火星人「何だ?」
俺「背中の部分の服が破けてるぞ。」
火星人「本当だな。お前があんなことをするからだぞ。再構成もなかなか大変なんだからな。」
俺「なあ、結局名前は?」
火星人「よし、この際別のメスに変身してやろう。選べ」
俺「許す」



俺「ああーはらへったな・・・。飯を作る気にもなれないな」
火星人「そうか。ならわたしが一肌脱いでやろう。」
俺「タコの状態で料理しても絵にはならないぞ。ていうか料理できたのか?」
火星人「火星人をなめるな。火星の科学は常に地球人の斜め上をいっているのだ」
俺「そんなに料理したいのならせめてこの娘(二次絵)に変身してからだ」
火星人「むぅ。まぁいいだろう」

火星人「確かこの次はタコを茹でて粉みじんの如く粉砕する・・・、と。」
俺「どこでどんな料理を習ってきた?」
火星人「まあ、見てろよ・・・
                  ・・・よしっできあがりだ!」
俺「なんだかすごく“どんなもんじゃーい!”と訴えたそうだな」
火星人「この料理はエビとエビとエビなど数え切れない食材精密なバランスで配合し特殊な味付けを施して煮込むこと七日七晩!!」
俺「どうみたって20分程度しか料理して無いだろ。てか食材エビしかないじゃないか」
火星人「チッ、このフレーズに反応しないとは。とにかく食せ」
俺「こっ これは・・・!」
俺「・・・エビスープですか?」
火星人「そうだ」
俺「い・・いたたただきます・・・」
         た
火星人「血管から注入べてみるか?」
俺「・・・何気にウマいんだな。」
火星人「当たり前だ。わたしが作ったのだから。」

火星人「ところで私の夕飯は?」
俺「エビのことっすか?」
火星人「うむ。」
俺「今俺が食ったじゃん。だから無いよ。」
火星人「なっ・・・!
    聞こえない。もう一度言え。殺されたいのなら。」
俺「ちょ、リフジンだなそれ!」
火星人「お前の選択肢は、“今すぐエビを買いにいく”か、“ここでわたしに殺される”かのどちらかだ。」
俺「ちっくしょう、異星人!侵略者!残酷な火星人!ばーか!
  エビ買って来てやるよこんちくしょう!」
火星人「他人を畜生なんていうのは失礼だぞ。・・・もう行ったか。」
火星人「さて、久しぶりに火星に連絡でも取ってみようか・・・」



シコシコ
俺「ハァハァ・・・うっ!」
火星人「おい人間」
俺「うわあああああ
  ノックぐらいしろよタコおおおお」
火星人「まったく、人と顔をあわせるなり大声をあげるとは・・・」
俺「お前は人じゃない。人の形をした火星人だろ」
火星人「“人”の意味を地球の中の定義だけで判断するのはよろしくないな。
    わたしも火星では人だしな。」
火星人「それよりシコシコと何をしている?ペニスをさらけ出して楽しいか、ん?」
俺「ちょ、その格好(二次絵状態)でこっち見つめんな」
火星人「ふーむ。生殖器とは面白いものだな。
    ちょっとボッキさせてみてくれ」
俺「悔しい・・・でも・・・勃っちゃう・・・!」
火星人「よし、擦れ」
俺「えぁ・・・?」
火星人「人間のオスは擦って性欲を満たすのだろう?この部屋の本で学んだ知識の1つだ。」
俺「ほ、ほかにどんな知識をこの部屋で・・・」
火星人「聞きたいのか?」
俺「いや、いいです」

火星人「なあ」
俺「ん」
火星人「変身といていいか?」
俺「ダメ!ゼッタイ!!!」
火星人「お前の下劣な自慰行為を見せられて集中が切れそうなんだ。」
俺「お前がさせたんじゃないか。」
火星人「でも従っただろう?」
俺「な・・・。おい、触手で俺の四肢を封じてどうす・・・」
火星人「ちょっと、寝てろ。」
俺「アッー」

俺「はっ。生きてる、俺!?」
火星人「や、おはよう。」
俺「何した?俺に何した?てかお前なんでそんなに顔がツヤツヤしてるんだ?なあ、おい!」



俺「なあ」
火星人「何だ」
俺「名前をそろそろ教えてくれよ」
火星人「だから忘れたって」
俺「嘘だ」
火星人「じゃあお前は自分の名前を言えるのか?この公共の場で?」
俺「ぐっ・・・」
火星人「無理だろう?所詮わたし達は名も知らぬまま同居するしかないのだよ」
俺「ところで、何してんだ?」
火星人「ん、ちょっと火星に手紙をな」
俺「手紙出せるのかよ。どうやって?」
火星人「知らないからこそ、幸せなことだってある。」
俺「意味がわからないんだが。・・・そのペンは火星のなのか?」
火星人「そうだ。宇宙空間でも字が書けるスグレモノだ。」
俺「いいペンだな。少し借りるぞ」
火星人「! おい、返せ!」
俺「おっお~?名前を書いてるんだな・・・。お前火星ではいい育ちなのか?」
火星人「かっ、返せっ!!」

俺「よ、読めない・・・」
火星人「あたしのペン返してっ!」
ヒュンヒュン
触手「sir!また会ったな。口と肛門のふた穴攻めをくらえっ」
俺「ンッー!!」

俺「ちくしょう・・・一瞬でも気持ちいいと思ってしまった・・・」
触手「それが覚醒ってやつさ。おっと、ご主人様の帰還命令だ。また会おうぜ。」
俺「気さくな触手だな・・・」

俺「よう。ふた穴攻めのプレゼント、ありがとう。」
火星人「お・・お前が悪いんだからねっ!わたしは正当防衛をしただけなんだからな!」
俺「さっきといい、今のせりふの前半といい、かぁいい口調だな。お持ち帰り~、なんてな。」
火星人「・・・」
俺「別に着飾らなくたっていい。本能をさらけ出したって・・・わっ」
火星人「ばか・・・!お前も、人間も、みんな・・・っ」
俺「まぁそれは否定はしない。」

俺「落ち着いたか?」
火星人「まぁ・・・な。」
俺「本能さらけ出して、けだものになる気はないっすかwwwww」
火星人「うるさい!」
俺「ちぇー」
火星人「・・・・・・シオン」
俺「へ?」
火星人「わたしの・・・名前だ」
俺「実に地球人じみた名前だな。」
火星人「地球用の呼称だから・・・」
俺「本名!本名!」
火星人「わたしにこれ以上恥をかかせないでいただきたい」
俺「ちぇっ」



火星人「あー、冥王星格下げするのか。」
俺「らしいな。さそり座の守護星なのになー」
火星人「まあ、かれらにはたいして関係は無いがな。」
俺「彼ら?」
火星人「冥王星人のこと。」
俺「へーいるんだ。あんなメタンだらけの星に」
火星人「厳密に言うと多少異なる。」
火星人「彼らは超次元空間を造り、その中で生活をしている。
     ドラえもんでいうポンプ地下室、といったところか。」
俺「へー。これでまた賢くなったよシオンちゃん(はぁと」
火星人「いっぺん死ぬか?」
俺「SMプレイは嫌いじゃないぜ」
火星人「ほう、なら地球にいる限り体験できないSMプレイをしてやろう」
俺「どんと来アッー!!」



俺「やべえ、塾に遅れる!」
火星人「自慰にふけってたからだろう」
俺「性欲をどう処理するか、全人類の最大の課題なんだ。仕方が無いだろうシオン」
火星人「その名で呼ぶな」
俺「ん?触手攻撃か?それには身体が慣れちまって効果はまったくないぞ。
  むしろ最近、快感なんだ。」
火星人「まったく・・・人間というのは間違ったほうに進歩するものだ。」
俺「本当だな」

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最終更新:2006年08月28日 02:16