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【From 10th Chapter】 - (2008/10/28 (火) 17:08:01) のソース

**[[【from 10th chapter】>男が記憶喪失になったようです10]]

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無駄に荘厳「うー……」 

男 「えと? そ、荘厳さん……だったかな? どうした? そんなに唸って 
   背後にドラゴンが見えるんで少し自重して、欲しい、かな? なんて言っちゃったり!」 

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  <飼育小屋にて> 
 裏方雑用『トラ吉~。トラ吉~~~。ご飯っすよお』(ガチャ、キイイ~~~ 

 ドラゴン『グル・・・』 

 裏方『グル?』 

 ドラ『ぐふんぐふん♪』(鼻、エサ(肉)の入ったバケツに伸ばす。 

 裏方『わ、ちょ、、あんた誰っすかあ!? 
   っていうかトラ吉トラ吉がいない――――わわっ、ダメっす!!ダメっすよお・・・っ! 
   これはトラ吉のであんたのじゃ、ひゃっ、やめっ、、冷たい!鼻面がお腹に当たって冷たいっすよおおおお』 

 ドラ『キュイキュイ♪』 

 裏方『やあああ、、、誰っすかアンタあああ、、、、ドラゴンなんて、、、じ、じぶ―――うひゃっ!そこはダメ!ダメっすよお!!』 

 ドラ『クルルルル♪』 

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荘厳「な、納得が出来ませんわーーーーー!!!」 

男 「ヒイッ!!!」 

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 トラ吉『ガルルルルルルアアアア!!!』(トラ吉、前足で飼育小屋の扉をなぎ払って仁王立ちで登場。扉、大破 
 通訳『彼は【裏方さんへの狼藉はそこまでだ!!】と言っております。』 

 裏方『へ・・・?トラ吉・・・?と、トラ、、トラ吉、、、トラ吉ぃぃぃ~~~』 
 通訳『彼女は【へ・・・?トラ吉・・・?と、トラ、、トラ吉、、、トラ吉ぃぃぃ~~~】と言っております。』 

 ドラゴン『グルルルル、、グルグルグルグ・・・・――――ゴアアアアアア!!!!ギギイイイ!!』(ドラゴン、咆哮。飼育小屋、軋る 
 通訳『彼女は【私に追い出されたクセにまだ挑んでくるのね?いいわ、来なさい!!裏方さんは渡さない!】と言っております。 

 トラ吉『ガルルルルルルルルルル・・・・――――――――ガアアアアアアアアアアアア!!!』 
     (トラ吉、体を左右に揺らし前進。扉周りを破壊しつつリングイン。飼育小屋、一部破損。 
 通訳『彼は【今まで封印してきた・・・平和な人間社会。快適な飼育小屋。優しい裏方さんや飼育委員の皆。 
       もはやあの、あの世界。生き馬の目など抜いて当たり前。弱者とは常に強者の朝餉、夕餉、昼食、晩餐に過ぎないあの修羅の巷・・・ 
       生まれ育った、育まれた、虐げられた、鍛えられた、与えられた、奪われた、 
       今や潮のはるか彼方に遠ざかってしまった無人島・・・ 
       そう。恵さんに出会い、誤解殺気さんに服従し、新ジャンル学園に連れていかれるまでの『無人島の自分』に戻るなどと、考えた事さえなかった。 
       戻るはずが無かったし、そのつもりも無かった。だが!!!!!!! 
       私は敢えてその禁を、その戒めを、その法を否!その世界の理を破ろうと思う!!!! 

       ――――――いくぞ!!!肉を裂かれ腸を抉られたからと言って悲しんでくれるな!! 
                   それは我らが世界の茶飯事なのだから!!!】と言っております。』 

     <竜 虎 図 状 態 ! !> 

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ミリ「どうした荘厳、そんなにドラゴン暴れさせて」 

荘厳「仰ってる意味が判りかねます! だ、大体本当なんですの!? 記憶喪失! 
   こ、この私が見抜けないだなんて、納得がいきませんわ!」 

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 裏方『ほわっ!やめるっす!!二匹とも喧嘩はやめるっす!!っていうかなんかキャラ違うっすよおお二人ともおおおお』 
 通訳『彼女は【ほわっ!やめるっす!!二匹とも喧嘩はやめるっす!!っていうかなんかキャラ違うっすよおお二人ともおおおお】と言っております』 

 裏方『通訳さん!!自分の通訳は要らんっすから二人を止めるっすよおお!!』 
 通訳『その事なのですが・・・・・・・・・・・・すみません。』 

 裏方『ふえ・・・?』 
 通訳『私も・・・邪気眼もとい魔眼がうずいてきたみたいです・・・』 

 裏方『ちょ、中二病はやめるっす!ここは新ジャンル学園であってダークオーガディバイディン・・・ 
    ・・・・って火!!!後ろ!っす!!通訳さん!!光ってる!!ドラゴンさんの口があああああああ!!口がああああああ!!』 
 通訳『?』 

 ドラゴン『ゴアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!』 

    その輝きはフレアの如し。 
    初めに周囲の空間が歪み、やがてドラゴンの口腔を中心に赤色系の光が滲み出す。 
    辺縁部は黄色。真ん中に近づくにしたがってその色を血液より曙光よりもただ、ただただ赤く紅く。 
    輝きが、この世のどんな赤をも超越した、その瞬間にそれは起こった・・・ 

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男 「あ、あの……えっと、あじゃあっ! 火、火がぁッ!」 

荘厳「こ、この私が見抜けないなんてありえないんですッ! 男様の将来を誓い合った伴侶の私としてはッ!」 

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  ドゴオオオン 
  バガアアアアン 
  ドギャアアアアン 
  ガルルルア!グルルルル!! 
  ガアアアアアアア!!!ゴアアアアアア!! 
  
  飼育小屋は全壊した。カノッサ(暗黒微笑)。 


 ※このSS荘厳さんのオーラ像であり、実在の新しくもないジャンル「ドラゴン」他複数の新ジャンルとはいっさい関係ありません。 
   
  え?実在しない? 
  にゃあああああああああああああん!!うぁああああああああああ!! 
  そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!!畜生!現実なんかやめてやる!!
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