新ジャンル学校まとめ @wiki内検索 / 「ねこつん55」で検索した結果

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  • ねこつん
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  • ねこつん55
    男 「ツン子…ツン子ぉぉおお!」 燃え盛るホテル内を這い蹲るように、男はツン子を探していた 男 「足痛ぇぇ…止まれよ…血ぃ」 横には焼けたむき出しの鉄筋、ごうごうと焼ける鉄筋にぐいと血の流れる太ももを押し付ける ジャーっと炒め物のような音と苦い匂いが広がる 男 「ぎぃいいぃ!止まれぇぇぇ!」 何度も何度も地面を地団太のように叩きつける 痛みが功を奏したのか、それとも何か違う力が働いたのか、男の意識が戻ってくる 男 「この辺なんだ…この辺に落ちていったはず…」 それでも動かない足に苛立ちながら、男は歩いていく 男 「好きなんだぞ…これでも…ずっと、ずっと好きだったんだぞ…」 引きずる足に大き目の建材がかかる、バランスを崩し男は再度倒れる 男 「ツン子ぉ…」 クー「男っ!男ぉぉ!!起きてくれよ!なぁ!男ぉぉ!」 頬を何かが叩...
  • ねこつん06
    あらすじ ねこつん 鸚鵡が人間設定ではありません 犬という新ジャンルはありません 鯱子は幼女です ねこつんのみの設定です 猫は毛長のトラ 犬は豆柴 鸚鵡は鳥 鯱子は幼女 朝 昨日は良く眠れた、今朝もまた普通の起床時間の二時間前 今日こそあいつに私の弁当食わせてやろう そう思いながらカーテンをしゃっと開ける ツン 「・・・絵にならないくらい外暗いわね・・・」 現在AM4:30 キッチンの調理器具関係の配置も見えてきた どこに何があるのかわかる、これが所謂「道に入る」という事なのだろうか 料理本を後ろのテーブルに開いて置き たまに振り返り、またキッチンへ そうだ、今日はチャーハンにしよう ツン母「・・・最近頑張...
  • ねこつん13
    ねこつん 完結編 猫が姿を消して数日 ツン子はあれから幾度と無くこの、町内を探す あの帰り道、夕方の屋上、ウチの近くのコンビニ付近も 猫はやはり姿を見せなかった 男 「ツン子!」 ツン 「・・・?」 男 「その・・・」 ツン 「邪魔よ」 男 「あ・・・」 クラスの中の空気も違和感がある やはり男とツンの奇妙な空気と 鮫子と佐藤さんの男への反発からだろうか 優 「・・・なんか・・・変な空気なんだよー」 渡辺 「佐藤さん~・・・」 太田 「さて・・・来週の修学旅行だが・・・って暗っ!!!」 友 「はいはいはーい!先生!お尻にバナナは入りますか!?」 太田 「え?ああ・・・入るんじゃない?」 友 「素かよ!?つかクラス暗っ!!」 クラスの空気は相変わらず重い ツン子は...
  • ねこつん52
    渡辺「…もう皆来てるかなぁ…?」 佐藤「そうね、大分遅れてるみたいだし、少し急ごうか?」 渡辺「うん♪っと…わ、わっわわぁ~♪」 どしん 佐藤「わ、渡辺さん大丈夫!?」 渡辺「う~痛いぃぃ…あ、雪だぁ…」 佐藤「…足元、気をつけてね」 雪がちらほらと舞っている最中の二人 二人は寄り添いながら同窓会の場所までの道をゆっくりと急いだ 渡辺「…同窓会なんだよねぇ~」 佐藤「…ええ」 渡辺「八年ぶりの人もいるもんね!楽しみだよぉ~」 佐藤「渡辺さん…」 渡辺「…うん」 渡辺「大丈夫だよ、私と佐藤さんと…鮫子ちゃんは…覚えてるもの」 佐藤「ええ、そうね」 空を見上げながら渡辺さんの口元は呟くように震える その口元は 優ちゃん 男君 ツン子ちゃん と呟くように震えていた 囚人「じゃじゃーん♪遅れてごめんね♪」 ...
  • ねこつん53
    誤殺「雪…雪だぁ」 空に白い雪が舞う 駅前の一角、空を見上げる誤殺 その足元の植栽の根元に眠る蛙が今、心臓発作により天に召された 誤殺「ウエックス君遅いなあぁ…また迷子になっているのかな」 そう思いながら駅の改札口の人の流れに目を向ける 誤殺の手首には上品なシルバーの時計 その時計に目をくれながらひとつため息をついてみた 誤殺「息白いなぁ…」 そう思い、誤殺は思い切り息を吸い込み、そして口を大きく開けながら吐き出す 誤殺(ゴジラだぞぅー♪ぶあぁー♪) その横をたまたま通りかかる霊媒師は瘴気かと思い身構える 誤殺「ぶぁー♪ぶあぁー♪」 同じく横を通りかかった勇次郎はエフッエフッしていた ウエ「ううぅ…また降りる駅間違えた…」 改札口を人の流れを掻き分けて通り抜ける 駅前に一人佇む女性「誤解殺気」 駅...
  • ねこつん54
    銀 「そういえば、聞いた?」 がし「んあ?」 ふと思い出したかのように銀が手をぽんと叩く 銀 「新ジャンル学園…廃校になるらしいよ」 タケ「え…マジか?」 俺 「ああ…生徒不足からの経営不振だったかな、そして運営も限界」 銀 「少し寂しいかもね、校舎も取り壊しになるのかな…」 同窓会の会場に沈黙が走る アホ「む…私たちの母校が無くなるのか…」 荒鷹「でも、仕方ないのかな…少し寂しいかもね、母校が無くな」 鮫子「無くならないわよ」 不意に鮫子がグラスを傾けながら呟く 銀 「鮫子?何でそう言い切れるの?」 鮫子「…新ジャンル学園は無くなるけど、色々そのまんまって事」 バカ「どっどどどっどどういうこと?何かの施設になるってこと?」 すると鮫子はふふっと笑いながら、人差し指を唇に当て囁く 鮫子「今は秘密、もうすぐわかるわよ」...
  • ねこつん50
    鮫子「ふぅ…お仕置きはこれくらいにして、アタシにもグラスいいかしら?」 友 「お、おう…その鮫子…ほれ」 鮫子「どうしたのよ?そんなにキョドっちゃって、挙動不審がデフォの友君らしいっちゃらしいけど」 俺 「絶妙に失礼だな…」 友 「その、久々に会って思ったんだが…鮫子」 鮫子「あ、そのくらいでいいわお酒、んで何?」 銀が俺の耳元に声をかける 銀 「口説くの?」 俺 「無いな、あいつは意外な所で義理堅い奴だからな」 銀 「?」 友 「お前…その」 鮫子「何よ」 友 「やっぱSキャラだよな」 鮫子「…」 友 「…」 ふふと笑いながら鮫子 鮫子「乾杯」 友 「かぁっ!か、カンパイ…」 銀 「あら?意外ね。派手にぶん殴るかと思ったわ」 俺 「友の足元…ヒールの踵が突き刺さってるだろ…昔は表情に血管が見えたが、今じゃ普通に笑顔だし」 そ...
  • ねこつん59
    太田父「ぐふるぁぁぁ!!!」 だんと船内の床を思い切り蹴った瞬間 どがん 何か白いモノが太田父の腹部を思い切りえぐる 不良 「よいっしょー!!!!」 その気合いと共に太田父は天井に激突する 太田父「ぶべらっ!!!」 ゆらりと異星人三人の前に立ちふさがる 不良は背中越しに話しかける 不良 「えっと…修理してくれ、まだまだ下から何人か上がってくる筈だから」 シオン「お、お前は一体…」 不良 「鮫子の彼氏…そしてっ!!!」 不良はその言葉と共に一瞬で距離を詰める そして振りかぶった大きな-----------------椅子 太田父「ぎゃんっ!!」 不良 「表の鯨さんのっ…一人息子だっ!!!ベルリンの赤いっ!椅子ぅぅぅう!」 太田父の頭部をどこから取り出したのか判らない椅子で殴っていた 太田父「うぉうぉうぅおぉっ…...
  • ねこつん58
    そしてそれから 同窓会会場、鮫子の隣の佐藤がそっとA4サイズの封書を 鮫子の目の前に差し出す 佐藤「お望みのものよ、こちらの主張は殆どOKね」 鮫子「ありがと。感謝してるわ」 佐藤「…本当の勝負はこれからだろう、それに難儀をするのも鮫子のほうだ」 鮫子「ついでよ、あの件に関しては」 佐藤「だろうな」 鮫子はその封書を大事そうにかばんに詰める そして佐藤さんのグラスに酒を注ぎ、グラスを軽く乾杯させる 鮫子「…本当にありがと」 佐藤「正直言って最初は信じられなかったがな…」 鮫子「あそこを無くす…訳にはいかないもの」 そう呟きながら鮫子は自分のグラスを空にする 佐藤「そんなに飲んで大丈夫?」 鮫子「酒は残らないのよね、体質かしら」 佐藤「じゃあ勝負してみたらどう?」 渡辺「あれれ~私のスピリタスが空っぽだよ~?」 鮫子「あれは酒じゃないわ、...
  • ねこつん57
    ホテル上空の宇宙船、ホテルの屋上にぶつかろうかとする寸前 目を疑う光景が広がる 鯨 「ふぅん!!!」 軍父「はぁぁぁぁ!!!」 荘父「ビカァァァァァァ!!!」 その両腕は宇宙船をがしりと抱き、両足を踏ん張り始める ズガァーーーーーッ!!!ゴゴゴゴゴゴゴ------ガゴン----- シオン「さ、支えるだとっ!?」 カレン「あ、ああ…信じられない…」 真っ赤になりながら宇宙船を支える三人、その時鯨が叫ぶようにシオンに話しかける 鯨 「早く…中に入って修理せんかい!!!」 シオン「…その為か…任せろ!!カレン!金星!手伝え!!大至急だ!!」 オヤジ三人の足元は自重からか、グズグズ音を立てながら崩れていく 鯨 「ふ、ふん!!!二人ともっ!!ここで諦めるような…末代までの端を晒すんじゃないぞっ!」 二人「「応ッッッッ!!!!!」」 ...
  • ねこつん56
    軍父「まったく、大層なミッションである!」 軍父はただ空を見上げニタリと笑いながら、口ひげを引っ張る 荘厳「ビカーーー!ビカッビカッ!!」 荘厳父は全身に広がるオーラを膨らませていく 鯨 「ふん、鮫子を助ける役割はお前に譲るわい…」 そう呟くとふんどしの中から一枚の木の葉を取り出し、空に投げる その木の葉は天使の羽の形に似ている一枚の葉、風に乗って下の階に流れていく そして炎に撒かれ一瞬の火の粉を放ち消えた シオン「後1分だ!!!各自衝撃に備えろ!!今はこの三人を信じるんだ!!」 重厚な機械音がホテル上空に広がる もはや夜空は見えず、真っ暗な屋上に三人のオヤジの咆哮が走る カレン「来る…」 金星「来るよぉ」 鮫子「アタシが一緒に行くわ」 一瞬鮫子が何を言っているか判らなかった クー「さ、鮫子何を言って」 鮫子「だって...
  • ねこつん51
    あの日 上田 「ほら、玄関だよ!難聴!手ぇ!」 難聴 「あう…怖い」 軍師 「ちぃっ!回転ドアがっ…開かない!」 脇谷 「ここまで来たのに…どうしよう?」 その背後から上田の声 上田 「あんた達!どきなさい!!」 その叫び声と共に瓦礫の破片を抱えたまま回転ドアにぶつかって行く上田 がしゃああああん ぱりーん その刹那周りのガラスも粉々に砕け散る 光のカーテンが下がっていくような風景を黙って見つめる軍師・脇谷・難聴・えーじ そのカーテンは上田の体を覆っていく 脇谷「上田ちゃん!!!」 軍師「上田ぁぁぁ!!!」 二人は上田に駆け寄る、破片によってか制服は一瞬にして裂かれ、肩からは大量の血を流している 難聴 「う、上田…ちゃん?」 えーじ「うえだー!!!」 その瞬間、上田はきりっと立ち上がり、難聴とえー...
  • ねこつん39
    あらすじ 叫ぶ不幸に揺れるホテル 最上階には太田に連続コンボを決める貧嬢のクラスメイトと人外ズ 男を求め歩き出した三人、ヒート・荘厳・ミリ子 自室に籠るクー 邪気眼を受け入れた優 渡辺さんと共に佐藤さん テラスに二人、シュー・鮫子 そして各々修学旅行2日目を楽しむ他の生徒 そしてホテルを彷徨う猫犬鸚鵡 おしまいへ一直線 不幸から飛び出した黒い何かが一直線に床を貫き上へ上へと走る その異様な風景に身を固くするダンボール・囚人 ダン 「!」 囚人 「不幸ちゃん!」 倒れる不幸を抱きとめる囚人 不幸は気を失っている ダン 「!・・・!」 囚人 「な・・・なによう・・・この揺れは・・・」 その二人とは別、テラスの二人ツン子に男 男  「お・・・大きい揺れだな・・・」 ツン 「だ・・・大...
  • ねこつん48
    あらすじ 現在進行中グループ 猫・犬・鸚鵡・クー・シュー・鮫子(屋上へ) 上田・脇谷・軍師・難聴・えーじ(下の階へ) ヒート・ミリ子・荘厳・誤解殺気・ウエックス・ツンバカ・荒鷹・アホの子 看守・囚人・ダンボール・不幸(不幸気絶中) 変態古風・貧嬢・和嬢・シオン・カレン・金星人(屋上待機) 銀・がしっ子・日和・日下・俺・ゆうや・タケル ヤンデレ・プロミス・きちょうめん・学(脱出) 変態古風の側近「橘」(現在ヘリにて移動中) 荘厳父・軍父・鯨(空中爆破) 相棒(アホの子探し) 男(ツン子探し) ツン子(行方不明) 渡辺・佐藤・優(行方不明) 渡辺「・・・」 佐藤「くうっ・・・」 額に血を滲ませ、渡辺さんを背負いながら瓦礫をかき分け進む佐藤 その掌も既に真っ赤になっていた ...
  • ねこつん15
    あらすじ 猫とツン 完結編 バスはずんずん空港へ 目的地:京都 バスの中の和やかな空気の裏の微妙な空気 優は優しくツン子を見守ってる そして所変わって石川県 なぜかウエックスは日本海 波高ぶるその横で 泣き叫ぶかのようなウエックス そして その声を聞きつけた猫 ウエックス 「その・・・猫さん?ここはどこなんでしょう?」 猫  「・・・海の前じゃ」 ウエックス 「違うよ!!もっとこう・・・ぐろーばるな視点で話を」 猫  「にほん」 ウエックス 「もうちょっとマクロ視点が・・・」 猫  「金沢」 ウエックス 「もう一声!!」 猫  「能登半島」 ウエックス 「もう一声っ!!!」 猫  「石川県」 ...
  • ねこつん07
    あらすじ 猫とツン 空を舞う白い花のプレゼント 口に銜えた猫の想い そしてツン子の想い それらは基本的にほっこり進んでいく 犬 がぶ アホ 「おお!相棒!凄いぞこの犬!お手と言ったら」 相棒 「ああ、なれてるのかな・・・?」 アホ 「噛むんだ!」 がぶがぶがぶがぶ 相棒 「・・・保健室行こうな」 お昼休みから午後の授業 そして放課後 部活に行くもの、教室でお喋りに勤しむもの、そそくさと帰宅するもの とりあえずの混雑 犬  「猫君は!?猫君??!どこ行ったの!!」 鯱子 「ねこはいまおくじょうでぼらんてぃあ中」 犬  「そうか!?そしてどこのぼらんてぃあに居るの?!猫君!」 鸚鵡 「棒!!」 猫はあれからずっと屋...
  • ねこつん04
    あらすじ 猫とツン 言葉を喋れる猫とツン子の邂逅 とりあえずそんだけ しかしこの猫、男の事はあまり好きじゃない 夕焼けの綺麗な屋上での事 それからそれから ツン子はウチに帰るのだ そしてツン子の隣は『男』のお家 そして二人は幼馴染 ツン子は気にしている、それはあの猫の言葉 それっきり猫はひょいっと屋上から消えた ツン (とりあえずムカつくから、明日一発はたいてやろう) 勉強机でうんうん頷く 勉強机で広がる料理本 明日のメニューは中華・・・・みたいなので行こう そう思ったその時 かつん 窓のガラスに何かが当たる ツン 「うん?」 男  「おーい」 ひょい かつん がらがら ツン 「う・・・うるさいわよ!何時だと...
  • ねこつん05
    あらすじ 窓越しの幼馴染 英語の今日の課題のテキスト教えてくれとの男の頼み 垣根越しの懇願に 勇気を振り絞って発したツン子の ツン 「・・・夕飯食べた・・・?」 男のウチでのツン子の料理 久々に沢山のお話をしたんじゃないだろうか そんなツン子のお話 そしてその頃猫は 学校の屋上に居ました 月にウサギが居るらしい 真っ暗な学校の屋上 月を見上げる猫 猫  「・・・」 尻尾は右、左、右、左 猫  「お腹空いたのぅ・・・」 犬  「空いた?空いた?やっぱり!やっぱり!」 猫  「・・・」 犬  「わ、ここに何かいるよ!美味しいかな!?美味しいかな!?」 猫  「それてめぇの尻尾やん・・・」 犬  「捕まえ・・・・痛...
  • ねこつん45
    ヤン 「おい!三十分しかないなら・・・早く避難しなきゃ・・・」 シオン「忘れたのか?ここにはあの自動昇降機で来たのだぞ」 貧嬢 「・・・使えないのですか?」 その時変態古風の側近橘が部屋に駆け込んでくる 橘  「いやぁ・・・参りました。どうやら下の階で止ってるみたいですなぁ」 古風 「あらら」 学  「あらら、ふふふ・・・って!そんな場合じゃ無いだろう!」 カレン「・・・シオン、船の復旧は?」 シオン「直接船に渡れれば・・・あるいは」 金星 「じゃあ屋上だね!!」 皆はぞろぞろと屋上への階段を駆け上る その下で唸る太田 太田 「ぐ・・・お・・・お」 貧嬢 「太田先生・・・肩を・・・」 和嬢 「そんな男放っておきなさいな!!」 そんな和嬢に貧嬢は 貧嬢 「駄目です・・・この方は私の恩人ですから・・・」 屋上にて ヤ...
  • ねこつん08
    あらすじ ねことツン子 夢見がちなツン子とよくわからない猫 ツンの膝で眠る猫 その猫はツン子への恋心を押し殺す ツン子の膝の上 眠りに落ちる猫 猫の見る夢はあまりに切なく またあまりにも幸せな風景だった ツン 「起きなさいよ!もうすぐ日が暮れるわよ!」 猫  「ん・・・にゃふぁ・・・おう・・・」 もう既に時間は6時 ツン子の膝の上で既に二時間がたっている 猫  「!・・・おい!こんな時間まで寝てたんかい!俺は!」 ツン 「うにゃうにゃいいご身分ねぇ・・・まったく。でも猫も寝言言うのね、にゃーにゃーだけど」 猫  「お・・・起こせばいいじゃねえか・・・なんでこんな時間まで」 ツン 「へへー可愛かったわよ」 猫  「!・・・///」 少...
  • ねこつん43
    あらすじ 友・ウエックス・誤解殺気とミリ子・ヒート・荘厳の戦いは ウエックスの体を張った振る舞いに一時休戦 6人はホテルからの脱出を計る 廊下で倒れてた不幸 落ちかけた囚人とダンボールを救う看守 看守・囚人・ダンボール・不幸の四人 相棒はアホの子を探しにホテルを回る 一方その頃の銀班・上田班、屋上の貧嬢班と人外異星人 クー一人に猫犬鸚鵡 崩れた床から落ちた男とツン 銀班に合流せし男達 俺・ゆうや・タケル 銀班のメンバー銀にがしっ子に日和に日下 がし 「やっぱエレベーターはまずいさね」 タケ 「ああ、何があるかわからん、壁も床も色々崩れて来そうだ」 日和 「・・・ゆうやぁ・・・」 ゆうや「大丈夫、傍に居ろよ」 日和 「うん」 その四人とは少し距離を置き、俺と銀は先導する形で歩いている...
  • ねこつん09
    あらすじ ねことツン子 彼女は膝の上の猫の為、放課後を潰す それに答える猫、放課後を共にし家まで送る 夕焼けの赤い日の下の ツン子の男への恋心と 猫の揺れるもこもこしっぽ 犬  「朝だね!!猫君!朝だね!!おはよう!!」 鸚鵡 「だね!おはよう!!」 猫  「うっさい・・・静かにしろ」 けだるい朝を迎える、今日もいい天気 屋上の給水塔の脇であくびをする 猫  「うー・・・行ってみるかいね」 犬  「どこに行くの!?行くの!!一緒に行こうよ!!」 鸚鵡 「イクのー!イクのー!!」 猫  「うるさい!!ついてくんな!」 猫の足は昨日ツン子と歩いたあの道へ ツン 「こら!早いとこ起きな・・・」 男  「おう!ツン子悪いな!!...
  • ねこつん34
    あらすじ 祭りを抜け出すシュー そしてテラスでのっぺり鮫子に佐藤 シューは自分の限界を二人に吐き出す クーにヒートに荘厳、ミリ子 その苦しむ四人に何も出来ない自分 京都の夜は更けていく 佐藤 「・・・四人は・・・?」 シュー「部屋から出てこないよぅ・・・」 鮫子 「・・・みまみま」 アイスをみまみまと食べる鮫子 無表情の中に苦しげな表情の佐藤さん 珍しく落ち込むシュー 夜空の下の三人 シューの手が少し震えている 鮫子 「ふう・・・シュー・・・あんたね」 シュー「む?」 鮫子 「・・・男の事は好きじゃないの?」 シュー「・・・」 佐藤 「シュー?」 テーブルの上でぎゅっと両手を締めるシュー 伏せ目がちにその唇は震えている シュー「・・・楽しい皆が好きだ・・・クラスでぎゃいぎゃいしている皆が」 佐藤 「シュ...
  • ねこつん49
    そしてそれから 渡辺「おぅーい♪佐藤さぁーん」 とある夕暮れ、待ち合わせ場所の駅の前の木の下に佇む佐藤さんを見つける 佐藤「あ…」 そう呟くと佐藤さんはふっと笑いながら渡辺さんに向けて手を振る 渡辺「どうだった!?どうだった!!」 佐藤「ばっちりよ…この仕事も頂きね」 渡辺「えへへー♪」 渡辺さんが手をばばたばたと嬉しそうに振り回す その姿を見つめながら佐藤さんは微笑む 渡辺「さっき電話あって~!殆ど皆集まってるんだってー!」 佐藤「そっか、少し遅れてるもんね…行きましょうか、渡辺さん」 ふっと佐藤さんが渡辺さんに手を差し伸べる 渡辺さんはふにゃあと笑いながらその手をきゅっと握り締める 佐藤「あれから…8年なのね」 俺 「友ぉぉぉぉ!」 友 「俺ぇぇぇぇ!」 がしっと友情のクロスアーム その目元には久...
  • ねこつん44
    あらすじ ウエックスの自爆、告白しっぱい 真っ赤なツンバカに結局振られる踏んだりけったり そして一方上田班は 上田班パート 上田 「こ・・・ここどこなんですか!?どうして私こんな所に!!」 軍師 「黙れ邪悪メガネ!」 上田 「・・・萌を理解しない女はこれだから・・・」 えー 「ごめん、あっちしもわかんないやwwwww」 朗らかに避難する上田班 ただ、時たま脇谷が外をほうっと眺めるのみ 軍師 「・・・心配ですか?」 脇谷 「うええぇ!!?ん!!?んー!?何の事かな?かな?」 その時上の方で大きな音がする 難聴 「空気が・・・震えた・・・?」 上田は難聴の手を取り 上田 「走りなさい!!ドン亀!!」 軍師は階段の位置へ指を差す 軍師 「ここです!!」 えーじは隅っこで えー 「うにぃぃぃぃぃ・・...
  • ねこつん28
    あらすじ 自分の中の想いにケリをつけたのか脇谷 不器用な優しさの上田 そんな班の一時 そして別の班の様子 やはりここにも恋に悩む乙女の表情 泣かせるだけの男 お前は一体何をやっているのかと 随心院 芝生を歩くヤンデレ・学・プロセス・きちょうめん・貧嬢の五人 小野小町の住居跡として知られるその建物にふわりふわりと舞い降りた五人 紅梅は綺麗に咲き誇っている ヤン 「しっかし・・・しみったれた建物だなぁ!!」 プロ 「貴方は本当に情緒とかそういうも」 ヤン 「うるせぇ!ペチャパイ」 プロ 「関係ありません!!なんですか大体!!人を馬鹿に出来るほどのサイズでも無いでしでしょう!」 きちょうめんはその芝目に感動 ハァハァ言いながらその芝目をじっと見つめている 学  「お嬢?何をしているのだ?」 貧  「へ?あ...
  • ねこつん29
    あらすじ 各々が修学旅行を楽しむ 決別と覚悟の想いを背負って 男への想いを殺し ただ生き抜くための未来の選択 貧嬢 これだけの女性を泣かし続けても 男は未だ動かない それが優しさだと勘違い ホテル「VIP・ザ・武道」 涙目で男を押し倒すクー その部屋の鍵を打ち壊し、部屋に入って来たのは 陸路より合流したミリ子だった ミリ 「・・・何をしている」 二人の姿を確認したミリ子の目に殺意のような鋭さが走る クー 「・・・」 伏せ目で何も語らないクー 男  「違う!!その・・・悪いのは・・・オレが」 ミリ 「男は黙ってろ!!!」 庇おうとする男の言葉を遮るミリ子の声 ミリ子はそっと部屋のドアを閉じる 男  「ミリ子・・・」 ミリ 「男・・・久々に会ってなんだが・・・ここは外してく...
  • ねこつん30
    あらすじ 橘の心情の吐露に心打たれる男 そして変態古風 心底惚れた男への決別の礼 目覚めぬ優 そして部屋に籠るミリ子とクー そして未だ姿見せぬ猫 橘 「男殿・・・ここは外して貰えぬか?」 頭をいまだ下げる古風の肩をそっと抱く橘 古風の肩は少し震えている 最後に見たのは古風の泣きそうな笑顔 橘 「泣き顔を・・・見ないでください」 男 「うん・・・」 背を向け男は立ち去る その両手の拳は握られたまま 古風「たちばな・・・」 橘 「古風お嬢様・・・男殿は去りましたよ」 古風「うう・・ぐす・・・ああ」 橘 「久々ですねぇ、泣きじゃくる古風お嬢様も」 その瞬間、古風の袖口から麻縄がしゅるるんと橘を締め上げる 橘 「ぶぎゅるぼーーー!!!」 人差し指でそっと古風は涙をすくう ...
  • ねこつん18
    あらすじ 猫とツン 完結編 沈黙の飛行機の時間を経て 一同はホテル「VIP・ザ・武道」に到着する 佐藤さんは男にホテルで話があるそうな そして飛行機に乗れなかったミリ子 ジープで地を駆け空を飛ぶ もう一つの動き 猫も京都に向かい出す 猫  「行くぞ」 ウエックス 「あれって・・・強盗だよね?」 鸚鵡 「Go!to!」 犬  「京都行くんだよね!?京都食べるんだよね!?」 猫  「さっさエンジンかけんかい!」 タク 「うはwwwwwマジいいッスかwwwwww」 猫  「タクシー!走れ!!」 タク 「うはwwwww行くッスwwwww」 ぶろろろろっろろろっろろ ウエックス 「うう・・・ごめんなさい・・・神様・・・」 ドジ巫女 「ウボァーーーーーー!!!賽...
  • ねこつん46
    鮫子 「退きなさい!!」 シュー「ん?」 シューの後方より助走を付け鮫子がホテルのドアに思い切りドロップキックを放つ シュー「おお!開いたぞ」 鮫子 「じゃあさっさと行きましょう・・・か?」 その時、下の階から大きな爆発音が聞こえ、窓の外に火の粉とガラスの破片が舞った 鮫子 「一体何があったのかしらね・・・」 シュー「どうでもいいさ、早く逃げよう!」 鮫子 「はぁ・・・何か何時も走ってる気がするわ・・・」 シュー「・・・火か・・・」 そう呟くとシューは背負っていたバッグから白い何かを取り出す シュー「耐火パンダスーツだ」 鮫子 「・・・何でこんな時に・・・」 やる気のどんどん無くなっていく鮫子だった シュー「パフォー!」 立て札『さあ、逃げよう』 鮫子 「・・・」 ばふんばふんと走るシュー、意外にあのパン...
  • ねこつん38
    あらすじ ホテル・VIPザ・武道の最上階 貧嬢のお見合い相手の太田 その変態教師の意外な男気に救われる貧嬢 なぜか太田の頭に釘バット 男とツン二人の世界を見つめる不幸 その胸中にあるのは その横のデバガメダンボールと囚人猫・犬・オウム 京都の夜は終わらない 太田 「ぬぐおぉぉぉぉ!!血が!!血がぁぁぁ!!」 貧嬢の背後から多人数の声 貧嬢 「あ・・・皆様・・・」 きょとんとした貧嬢の肩をそっと橘が抱く 釘バットを投げてきたヤンデレ ヤン 「この糞教師がぁぁ!!!立て!!立って全力で死ね!!」 太田の携帯に手を伸ばすプロセス プロ 「すでにこの携帯は出会い系サイトからワンクリック詐欺!カリビアンコムから妻MAP×妻MAPに登録済みです」 きちょうめんに太田の鼻の下を同じポイントで殴り続けるきち...
  • ねこつん37
    VIP・ザ・武道最上階 オーナーの部屋 貧嬢 「先生が・・・お見合いの相手でしたか・・・」 目を伏せるように何度も呟く、まるで自分に言い聞かせるように 太田 「・・・ウヒヒ」 太田父「・・・グヒョヒョ」 外には様々な家庭の光の織りなす光の道 貧嬢 (・・・あの光の・・・一つ、男様と・・・ふふ) 自虐的に少し笑う 目にきっと力を込め、貧嬢は二人に話しかける 貧嬢 「それで、この様な場所にお呼び立て頂いた理由は?」 下品な口調で太田父が笑いながら話す 太田父「グヒョヒョー・・・そりゃあのう・・・貧嬢・・・」 太田 「肉体の相性は結婚生活、家庭生活に置いてかなり重要だと言うことだ」 すると太田はすっと貧嬢に近づく 身を固く強ばらせる貧嬢 ヤン 「おい!人外!本当にお嬢は一人でこのホテルの屋上に行ったのか!?」 ...
  • ねこつん40
    あらすじ 飛び出せ僕らのもっさいズ、荘厳父・軍父・鯨 埼玉県から飛び出した陸海空の破壊王 経営危機の新ジャンル学園にトドメを刺しに 音を立て、きしむホテル 様々な場所で様々な人間の恋模様 ウエックツス 「あの・・・男君は見てないけど・・・」 誤殺  こくこくこく!! 高速で頷く誤殺 出し切った感のほっこりウエックス ミリ子 「そうか・・・」 そう言うと三人はウエックスと誤殺の脇をすり抜けて向こうへ 誤殺  「だ!駄目だ・・・よ・・・そっちは上への階段しか・・・」 早く避難しないと、そう言おうとした瞬間 ヒート 「うるせぇ!!!どけぇ!!!」 どんと誤殺を突き飛ばすヒート ウエックス 「だ!駄目だよ!!乱暴しないで!!」 ヒートに掴みかかるウエックス 荘厳 「・・・ほっといてください・・・」...
  • ねこつん12
    あらすじ 猫とツンのお話 猫も男の子 男にねじ伏せられる姿を見られた事が悲しく、恥ずかしく ツンの両腕を振り切り姿を消す ツンは男の無神経な一言に、男の顔面に蹴りをいれてしまう 怒る仲間たちを余所目に 事情を知るのか知らないのか 鮫子もまた男の顔面に蹴りを入れる そこまでの話 ヒー 「鮫子!!!貴様!!!!」 激るヒート クー 「どういうことだ・・・鮫子」 ゆらりと立ち上がるクー 荘厳 「内容如何によっては・・・」 背後から黄金のオーラを立ち上らせる荘厳 ミリ 「許さん!!」 既にトリガーに指を掛けるミリ子 その四人が鮫子を囲むように立ち位置を取る 鮫子 「・・・ふん」 鼻で四人を笑う鮫子 男 「ちょ!お前ら止めろ!!!」 四人を必死で止める男、しかし...
  • ねこつん47
    あらすじ 親父三人衆空中爆破 颯爽と飛んできた三人はあっけなく空中で激突し星となる 橘は屋上のヘリを使いホテルを脱出 ヤンデレ・学・几帳面・プロセス 古風・貧嬢・和嬢・異星人は未だ屋上 耐火メイド服に着替えた鮫子 耐火パンダスーツに着替えたシュール その二人は火の手を避け屋上へと走る 上田・脇谷 瓦礫の中から男を救う 男はツン子を探しにまたホテルの中へ クー「うう・・・」 破片の飛び散った廊下を一人歩くクー クー「・・・もの凄い爆発だった・・・」 下への階段を下って行く 幾層下ったのか判らないがそれでも下って行く クー(男は大丈夫だろうか・・・?) ふいっと今まで下って来た階段を見上げる クー(幾ら寝ていたとはいえこの異常事態に眠りこけるとはな・・・) 出遅れるはずだ、そう思いながらため息を...
  • ねこつん27
    あらすじ ツンバカ・誤解殺気・アホの子・荒鷹・低血圧班と行動を共にするウエックス 太田行方不明の為基本的に自由行動 目が覚めぬ優に寄り添うツン子・鮫子・渡辺・佐藤 クーに拉致される男 そこへたまたま乗り込むミリ子 そしてそれを尻目に修学旅行を楽しむ新ジャンル生徒 鮫子 「心配?」 医者を待つ間に鮫子 ツン子の耳元にそっと囁く ツン 「ま・・・まあ!同じ班だしね!」 鮫子 「はぁ・・・やっぱ重病だわ・・・この子は」 日下 「あ、あはは」 その時、コンコンと部屋のドアが叩かれる 医者 「ウヒョヒ---」 どがん 佐藤さんの蹴りがなぜか炸裂していた 渡辺 「あれれ~お医者さんは~?」 清水寺 桜の花びらがひらひらと舞い落ちる清水寺 そこを同じくひらひら舞い降りる五人。上田・軍師・脇谷・難聴・えーじ ...
  • ねこつん23
    あらすじ 誤解殺気 高校一年から、あの日から想ってた誤解殺気 想いは届かずただ泣きながら走り去る恋の終わり その想いは男の背中をそっと押す 鮫子 高校一年の時に出会いし人 初恋の思い出を抱きつつそのまま、たとえ報われなくても 忘れろなどと軽く言う人は信じない、前を向いてなんて安い恋愛小説みたいな言葉が嫌い その強さはツンの背中をばんと叩く ツン子 押された背中の勢いそのままに 彼女は----------------------いや 彼女たちは走り出す 部屋のドアを思い切り蹴飛ばしたかのような音がする ツン 「さあ!希望の朝よ!」 鮫子 「・・・なんで元気なのよ・・・ふぁ」 ツン 「いいじゃない!」 そう言うと彼女はぐいと鮫子の手を引っ張る ツン 「行こうよ!鮫子!んー!」...
  • ねこつん42
    友がすっとウエックスに手を差し伸べる 友 「・・・頑張ったな男の子」 ウエックス「・・・背中押されたんだよ・・・ボクの、親友に」 友 「・・・へっ!馬鹿言ってる!」 友はそう笑いながらウエックスの髪の毛をわしゃわしゃと掻きむしる ウエックス「うえっへへへ・・・やぁーめぇーてぇーよぉー」 ニコニコと笑いながら話す二人に胸をなで下ろす誤殺とミリ子 ミリ「・・・すまない・・・誤殺」 誤殺はえへへと同じく笑いながら 誤殺「私ね・・・昨日男君に告白したんだよ」 そうニコニコと笑いながら三人を見つめた 地面に転がるヒート・俯いたまま動かない荘厳・誤殺の正面のミリ子 誤殺「えへへ・・・駄目だったけどね」 ウエックス(・・・だから・・・元気無かったんだ・・・) 友 「・・・ったく彼奴は」 誤殺「帰ろう・・・そして男君の帰りを待とう?そして・・・帰ってき...
  • ねこつん19
    あらすじ 猫とツン 完結編 ホテルでの佐藤さんと男の会話 佐藤さんの吐き出した己の中の秘めたる想い そして部屋でのツン子と優 見守るだけの恋に徹した優の優しさ そして動き出す猫とミリ子 絡み合う人間図 深い深い京都の夕暮れ ツン子と優の居るホテルの一室 急にコンコンとドアがノックされる 太田 「おーい、夕飯の時間だ、さっさと集まれ」 ふと我に返るツン そして自分もまた頬に流れる涙の存在を知る ツン 「なみ・・・だ?」 優  「あははーツン子さんも泣いたりするんだねー」 ツン 「ば!バカ!!///」 優  「もう私は平気だよー皆呼んで一緒に行こうよー」 そういうと彼女は携帯を取り出し各々に電話をする やっぱりこういう子が班長で良かったと今しみじみ...
  • ねこつん61
    そしてそれから バカ「ねぇ!?佐藤さんと何こそこそしてんのよぅ!」 鮫子にもたれかかるツンバカ、グラスの中の酒を顔面に浴びる鮫子 鮫子「ツ・ン・バ・カ…」 きりきりきりきり バカ「あうあうあうあうあ…アイアンクローだぁぁぁ」 佐藤「ふふ、発表してもいいんじゃない?」 鮫子「別にいいわよ、こんな場じゃなくても」 そう言うと鮫子はグラスに酒を流し込む 渡辺「えへヘ~♪実はね、あの新ジャンル学園の土地を鮫子ちゃんが買ったんだよ」 同窓会場に静寂が走る 佐藤「私はその根回しと交渉役をやっただけよ」 そう微笑みながら渡辺さんと佐藤さん軽く乾杯する 「「「「「「 な、なんだってーーーーー!!!!! 」」」」」」 鮫子「ああ…もう…」 それからの同窓会会場は正に質問会場となっていた 殆どは鮫子が「ノーコメント」の一言でた...
  • ねこつん03
    あらすじ 素直になれないツン子 最近出番というか扱いがおざなりなツン子 男の前で素直になれない己に嫌気は差しながらも、変われない自分 男の為に二時間も早起きして作ったお弁当 結局渡せずに、昼食の時間に見つけた猫へ渡してしまう しかし、この猫。ただものじゃない 夕焼けの綺麗な屋上で ツン子に抱きかかえられ、彼女の本音を聞いたとき 猫は語りだした 猫  「その表情見せたらいいじゃねえか」 と とりあえずツン子は唖然とした 「AIBO・・・?」 と 夕闇迫る校舎の上 何時も一匹で寝転んでる 猫が急に喋りだす ツン 「・・・」 猫  「・・・何かリアクションが欲しいんじゃがのぅ・・・」 キリキリキリキリ------------ 猫  「・・・ち...
  • ねこつん16
    あらすじ 猫とツン 完結編 子供の頃の夢 幼い約束、バスの中で遠い過去を夢に見るツン バスを降り、飛行機に乗り込む新ジャンル学園生徒 行き先は京都 飛行機嫌いの鮫子、海は大好き空は嫌い その飛行機の中で 叫ぶヒートに 響く何かを叩く音 そしてウエックスは石川県 猫が喋ってる事に今気付いた ぱぁん 飛行機の中の空気を凍らせる音 ツン 「・・・く」 ツンの頬を叩く音 叩いたのはクーだった クー 「ツン子・・・何を考えて」 ヒー 「どけぇ!!クー!!こいつは・・・こいつはああああ!!!」 暴れるヒー子を背に押さえつつ、クーがツン子をまっすぐ見据える ツン 「・・・」 ツンの足下で男が目の横から血を流している ...
  • ねこつん26
    タクシーチケットをホテルのフロントから貰う 荒鷹 「う・・・うん!しっかりこのチケットは保守するよ!!」 びしっとポーズを決めた瞬間にチケットはふわふわと宙へ 誤殺 「あ・・・あう・・・」 それをふらふらと追う誤解殺気、なぜかその姿に身を凍らせるフロント 低血圧  「うー・・・」 アホの子 「こっ・・・こいつは昨日も八時には寝ていたぞ!なぜだ!!」 低血圧を背負いながらアホの子が叫ぶ、無理もない 身長差だけでゆうに10cm以上だ アホの子 「こんな奴トランクだ!ふふん!」 どがんとトランクに低血圧を乗せる、何だか死体運びに見えるため、周囲の人が少し漏らした タクシー乗り場の脇のほうで何かわいわい声が聞こえる 誤解殺気がふと目線を送ると 誤殺 「あ・・・ウエックス君・・・」 ウエックスがタクシーの運転手らしき男の人になぜか脱がさ...
  • ねこつん14
    あらすじ 猫とツン 完結編 修学旅行へ出発の前 クラスよりはみ出たアウトローズの班 ツン子・優・渡辺さん・佐藤さん・鮫子 ツン子の想い 優の決意 渡辺さんの陽気 佐藤さんの焦燥感 鮫子の八つ当たり 色々な想いを経て 京都へのバスは動き出す そしてなぜか石川県金沢に居るウエックス 校庭に並んだ大型バス ここから空港まで一時間半 皆、わいわいとバスに乗り込んで行く 優  「ツン子さん窓際に座るといいんだよー」 ツン 「ごめんね・・・アタシこういうの本当苦手で・・・」 渡辺 「わあ!このバス高いね!?こうずず~んって感じだよ~」 佐藤 「そうね、ほらお茶買っといたから・・・」 鮫子  ぼー その横にいそいそと座ろうか座るまいかうろうろす...
  • ねこつん62
    「せんせえ」 少し白髪の、しかし上品な歳の取り方であろう 一人の女性が木の下の木陰に座り込み目を閉じて微笑んでいる 「ん・・・なぁに?---ちゃん」 「まいせんせえが、おひるにしましょうって」 「・・・先生、ここでちょっと休んで、後から行くわ。まい先生にちょっと休んで・・・・ 後から行きますって伝えておいて。」 「うん!わかった」 「---ちゃん?」 「んー?」 「---ちゃん、先生の言うこと聞いて良い子になるんですよ・・・・」 風が髪を撫でるようにふわりと少女の髪を撫でる 「うん!」 「じゃあ・・・またね」 ふうと一息つく、この場所は相変わらず優しくこの老女を労る 「あれは…」 孤児院とは違う方向から、小さな少年と少女がこの木の下に向けて走ってくる 美しい金色のツインテールをふ...
  • ねこつん22
    あらすじ 猫とツン 完結編 猫が出てこない、多分今頃滋賀県か ミリ子はどこらへん 多分名古屋らへんだろうか 男の部屋での飲み会に、うんざり外に出てみる男 そしてテラスに二人 ツン子と鮫子 ずっと聞きたかった、彼女の恋の話 そしてホテルの中の夜中のひとコマ 部屋をうんざりした顔で抜け出る男 壁に手を着きふらふらと歩き、玄関の横でうずくまる 誤殺 「お・・・とこ・・・くん?大丈夫?」 不意に背中に寒気が走る 男  「ふぁい!!平気デス!!」 誤殺 「よかった・・・ふふ」 男の背中越しに話しかけられる 落ち着けオレ、彼女は普通の良い子なんだ普通の良い子なんだ普通n 誤殺 「どうしたの?」 何時の間に目の前に回ってきたのだろうか、見上...
  • ねこつん36
    あらすじ ホテル「VIP・ザ・武道」最上階 変態教師太田とのお見合いの貧嬢 震える手に汗がにじむ テラスのシュー・佐藤さん・鮫子 アンニュイズの語らいは続く もう一つのテラスに 猫とツン子と男 ツン子の頭から飛び降り、さよならのバイバイ せつなる恋の心は 尊きこと神のごとし 頭から猫がひょいっと飛び降りる そのしっぽは右・左 さよならのようにふりふりと振られる ツン 「ちょ・・・猫!!どこ行くのよ!!」 猫  「・・・にゃー」 男  「お・・・おい」 猫  「・・・にゃ」 ぴょんと姿を消す猫 ツン 「猫・・・」 男  「・・・ツン子・・・その」 ツン 「沢山の人に背中押されちゃった」 そう言うとツン子はツインテールをふわっと舞わせながら背中を向ける 星空の下、言葉失う男...
  • ねこつん17
    あらすじ 猫とツン 完結編 飛行機内に吹きすさぶ嵐 ツンの頬を叩くクー 偶然の重なりが 男とツンの間の溝を更に広く深くしていく 所変わって石川県 なぜか猫とウエックス ウエックス一人で帰れない 猫  「ほう、一人では帰れないとな?」 ウエックス 「そう!だからボクと一緒に・・・えっと」 猫  「なんじゃい?その紙キレ」 ウエックス 「これは修学旅行の案内だよ・・・えっと京都の・・・」 猫  「・・・まあ頑張れよ、俺は眠いんだ」 ごろごろ ウエックス 「ちょっと!!!起きてよ・・・・ここ!ここまで一緒に行こうよ!」 猫  「新幹線の中はペット禁止や」 ウエックス 「えっと・・・この中なら」 猫  「オイコラ、俺がなんで貴様のバッグに籠らねばならんのだ」...
  • ねこつん11
    あらすじ 猫とツンのお話 鮫子との邂逅 ツン子の悲しげな顔 猫はただ男に立ち向かう しかしやはり猫 首根っこ押さえられ 猫はコンクリートの熱をただただ感じるだけだった 猫 「フーーー!!フーーーーー!!!」 男 「な・・・何か怒ってるぽいね・・・」 クー「ちょ!いい加減にしろ!!ほら!!これくれてやるから!!」 猫の口元に秋刀魚の唐揚げを寄せる しかし猫は見向きもしない 猫はただ自らの爪と牙を男に向ける、男の抑える手を跳ね除けたその時 ツン 「まったく!上でニャーニャー聞こえるかと思ったら・・・猫・・・もういいから・・・ね?」 猫  「!?・・・・にゃ」 ツン子は猫を優しく抱き上げ、顔を寄せる ツン 「私は平気なんだから!ね!?猫も・・・お腹空いたでしょ?今日も弁当持...
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