人類補完計画とは、父子を目指す計画である。エヴァはゼーレにとって重要な存在で、神への道を開く一つの鍵だった。 なぜならそれが、神に最も近いアダムのコピーだったからである。 まだ足りないものこそいくつかあるが、その部分さえどうにかすれば、人は神か、あるいはそれに限りなく 近い存在を手にいれることが出来ると思われた。それは人の足りない部分を補完する事で神への道が開 かれるというゼーレの教義でもある。人は神を拾ったら、何をするか。自分も神になろうと思ったのである。 ・
使徒との戦いが行われる一方、人が神へ至る道も、計画化されて進んでいた。 それは一つに
S2機関の搭載による神の座である神の肉体=EVAの完成である。 次に魂の混入の後、最後に天敵であり、保安装置である
ロンギヌスの槍を消滅させる事で、誰によっても 滅する事の出来ない神に近いものが完成する。あるいは神そのものが。 ゼーレはこの人の作りし神によって、優良な者(自分達)を神に近いところへ導くつもりであった。
最終更新:2009年04月09日 22:22