野崎りこん 及川さん

10代の夏 幽体離脱してあの子の部屋に飛んで行けたらいいのに 
こんな田舎くんだりで熟んだ微熱が暴走してもうどうしていいんだかわかんねー
ブラウスの透けブラ 汗混じりのフレグランス その全てがおれを狂わせて
すべて夏の暑さのせいにしたかった
あの子が知りたい あの子に触れたい あの子とキスしたい あの子と…
でもあの子では絶対に抜かないって決めてた
きれいごとじゃなく純粋に好きだったから
おれ、伊藤はいやだけどエスパーになりたいよ
そしたら、あの子の気持ちも分かるのに
こんな自分が嫌いにならずに済むのにな

残留思念青春
あの夏で止まったままの記憶
追いかけるがもう見えない
偶像に問いかけても
そこに答えなどはないのだ
流れは加速していく
2年4組
あの日あの場所の記憶
及川さん aka 過去の偶像よ
さらば
俺もう行かなくちゃ

「ねぇ、ここの解き方わかる?」
って君が聞いたのが始まり
慣れない女子との会話 テンパりまくってるおれを見てケラケラ楽しそうに笑う君いつの間にか頭の中は君の事でいっぱいになってた
人懐っこい君のその笑顔が 他の男子に向けられるたびに
嫉妬して 死ぬほど切なくて そのくせ
壊れるの怖くて
あの時と同じように君が楽しそうに笑っても
おれは なぜかそっけない態度 続かない会話
君の笑顔 さびしそうに曇ったのは 全部おれのせい おれのせいなのに

残留思念青春
あの夏で止まったままの記憶
追いかけるがもう見えない
偶像に問いかけても
そこに答えなどはないのだ
流れは加速していく
2年4組
あの日あの場所の記憶
及川さん aka 過去の偶像よ
さらば
俺もう行かなくちゃ

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最終更新:2020年08月23日 03:19
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