時は2008年1月2日。
ニコニコ動画に『古いHDDを整理してたらカオスなゲームが見つかった』というタイトルの動画が投稿された。
翌日には関連MADが投稿され、勝手に続編が作られ、スタイリッシュにリメイクされ、
2008年に投稿された動画で最も早く50万再生されたので、2008年ファーストインパクトと呼ばれることになる、
そのゲームの名は『呪いの館』。
正式名は『呪いの館(第一話)』。
『Klik&Play』というWindows3.1時代のゲーム製作ツールで作られたアクションゲーム。
ゲーム中の操作説明画面で「小学3年の息子と一緒に作成しました」とコメントされている。
リムスキー=コルサコフ作曲「熊蜂の飛行」をBGMに、
主人公が怪物の攻撃をかわし、剣を手に取り巨大こうもりを打ち倒し、謎の洋館から脱出する内容。
- 全体的に怪物が妙にリアル
- 主人公は死ぬと「イ゛ェアアアアア」と奇声を上げ、なぜか仰向けになって上に飛んでいく
- 具体的過ぎる予言
- 主人公が剣を小脇にかかえる
- プテラノドンにしか見えない巨大こうもり
- 脱出したと思ったら、怪物に捕まり連れ戻される。
- 連れ戻される速度が非常に遅く、まさに鈍いの館。
- 続きは次回の作品で
など、動画タイトルの通り、非常にカオスなゲームである。
音声や画像は『Klik&Play』に収録されていたものらしい。
ゲームのファイルをエディタで開くと、主人公に「面白い人」という名前が付けられているが、
アニメ「クレヨンしんちゃん」の「野原ひろし」に似ているとのことで、ニコニコでは専ら「
ひろし」と呼ばれている。
ゲームタイトル画面で流れるプロコフィエフ作曲「モンタギュー家とキャピュレット家」は
ソフトバンクモバイルのTVCMに使われておりそれを受けてか
ニコニコワールドでは
魔王の携帯着メロになっている。
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最終更新:2008年09月15日 20:04