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新奥州 - (2012/03/18 (日) 03:59:18) の最新版との変更点
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*新奥州 / Neo Ōshū
#contents(fromhere=true)
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**構成員
**幻王(三代目)
***里香
-エンジニア
-ゲッター線の研究を行っている
-三代目の王、憎しみの連鎖を断ち切り戦争を終わらせるという目標を掲げる
***[[十六夜咲夜>http://www5.atwiki.jp/nijiuradegityou/pages/245.html#id_f0069990]]
-お目付役
***佐藤尚也
-ブン屋にさらわれてきたバイト
***向井・鈴
-盲目
-ヒリュウ改・新艦長代理
***和久津智
-勇者新党から亡命
-裏切りの常習犯で憎しみが原動力になっている
**一般兵
侍、足軽など
*概要
里香が三代目の王となり新たな方針を掲げた組織
**MIA
アサキム・ドーウィン
ヴィヴィオ
飛鳥
十六夜咲夜
----
*【幻王の日記より抜粋】
○月×日
……ふと昔を振り返ってみる…
今日の日記は少しだけ長くなりそうだ…
あんまり夜更かししたら咲姉さんに怒られちゃうかな?
こうして日記を書き始めてからもう5冊目…
昔は一人ぼっちだった…だけど今はこうして僕を助けてくれる皆がいる
少しだけ……その人たちのことを書いてみよう……誰に見せるわけじゃないけど
----
**里香さん
彼女との出会いはELSのときだった
…あの時は突然の来訪者で内心ではびっくりしたっけ…
球磨川さんと戦ってから視力が落ちちゃったらしいけど…それを感じさせない元気さが彼女の取り柄だ
奥州のメカニック担当で巨大な目のイビルアイΣとゲッターを使う人
僕はそういうメカニックは詳しくないけど……
ヤゴコロ先生とか木星とか連邦の人たちとは全然違う
だけど…この科学とかで劣っちゃう奥州の組織の中でのメカニックと言う立場を考えると
とても不自由させてるなって思う……里香さんはどう思ってるんだろう
奥州の中じゃ積極的にみんなを率いようと頑張ってくれてる人だけど
その頑張りが空回りしてないか……それだけがちょっとだけ心配になるときがある
でも彼女にも忍者さんや、向井さん、尚也といった支えてくれる人がいる
多分きっと大丈夫、僕はそう信じてる
フルネームは…僕も実は知らないんだ
だけど里香さんって皆呼んでる…だから深くは聞かないでおこう
**尚也
本名は佐藤尚也
新聞屋さんが連れてきた金髪の男の子
……はじめは僕とほとんど変わらない身長で「同い年くらいかな…?」と思ったけど
僕よりずっと年上らしい……牛乳をいつも不味そうに飲んでるけど…
…やっぱり気にしてるのかな…?僕も同じだから…そういう所すごく良く解る気がする
年上だけど僕の中では多分一番身近な友達…いつもは元気に明るい彼だけど
時たま凄く辛そうな顔を見せる……出生のこととか尚也にもきっとまだ聞いて欲しくないこともあるのかな
いつか彼の悩みを解決できたらいいけど……
木星の麦野さんに憧れたり、新党のシャルロットさんと仲良くなったり
奥州内部だけじゃなくて外部にもちゃんと信頼している人がいるみたいだ
戦闘面じゃ栄光号に乗って戦ってる…里香さんと同じく奥州では貴重な機体乗りの一人だ
よく軽トラを乗り回してるけど……あれ尚也の年齢で免許って取れたっけ?
……あんまり聞かないことにしておこう……
関係ないけど…最近尚也と目が会うと少しだけドキッとして視線を外しちゃうんだ
……なんでだろ…尚也のこと全然嫌いじゃないのに…
**一文字さん
本名は一文字隼人
奥州を引き継ぐにあたり奥州入りを頼んだら快く承諾してくれた人
だから多分結成当初の最古参の一人…なのかな?
そう思うと長い付き合いだ……どうしても未熟な僕には
側にいてくれる大人の人……特に響鬼さんがそうだったように
ライダーのこと……色々な人の描く正義を知りたかったんだ
腕っ節が強くて戦闘ではみんなのサポート役、たまに大人ならではの視線でアドバイスもしてくれる
僕が怪我したときも真っ先に助けてくれる人……責任感強いんだなぁ…って尊敬してる人
最近になって調理場を占拠してスープカレーとか創作料理を作り始めるようになってきた
だけど創作料理の大部分はハズレもいいところだ、今度あんなの作ったら自分で全部食べさせようと思う
ライダーなのかカブで旅行についてもカリスマを発揮する頼もしい人
そして本人は嫌がるけど…指輪のサイズを測る大天才
ただ年の割には若干騙されやすすぎると思うんだ……この人…
僕は良く知らないけど昔新聞屋さんと何かあったらしい
今度咲姉さんに聞いてみようと思う
**忍者さん
本名は左右田右衛門左衛門……フルネームで言うのはこれが最初で最後かも知れない…
……この人との出会いは少しだけ特殊だ
この人は元々ティベリウスのELS陣営で本人曰く「雇われてた」人
ELSの崩壊とともに奥州にいてくれないかって僕が雇った……理由は…わからない
だけどこの人は信用できるって…思ったから……
多分それはきっと正しい判断だって僕は信じてる…
普段は無口で余り積極的に前に出ない人だけど、彼には里香さんのサポートをお願いしてる
何だかんだで良いコンビだと思う……一文字さんや咲姉さん以上に冷静な人だ
だけどそれと同時にあのノリで突然ボケてみたり、その感情は僕にも読み取るのは難しい……
あまり詮索はしないけどアキさんとは親しい間柄らしい…
……それにしてもこの人は…ELS陣営に行く前にどこかで出会ってた気がする
この人と似たような雰囲気を持つ人をどこかで……
……あんまり考えないようにしておこう、それがきっと一番だから
**向井さん
本名は向井・鈴(ベル)さん
先日奥州に入ってきた人、そういえば迷ってた所を保護したんだっけ…
目が見えないようだけど……それを感じさせないくらい元気な人で
聴覚がすごいのか目が見えなくてもどこに何があるのか解るらしい……
大人しい性格だけど…里香さんとは仲がいいらしくて二人で話してるところを良く見かける
今は里香さんの薦めでヒリュウ・改の操縦士を務めているらしい
……本音を言うと、彼女まで戦いになんかに巻き込んでしまって申し訳ないと思ってる
向井さんとはまだ出会ったばかり…きっとこれから奥州で一緒に
色々な思い出をたくさん作っていけると思う……
皆も向井さんと仲良くしてるみたいだし、きっと大丈夫だと信じたい
**新聞屋さん
本名は射命丸文……文々。新聞の記者であり情報屋さん
彼女は厳密に言えば奥州の人間じゃない
だけど…個人としても奥州としても、とてもお世話になっているからここに書いておこうと思う
フリーの新聞記者である彼女と初めて出会ったのは奥州発足前の僕が旧奥州を離れて
インペリアルシティに行ったとき……かな
あの時はあの人のパワフルさに振り回されっぱなしだったっけ……
最近は四足歩行になっちゃってるけど、いざという時は便りになる人
時たま凄くいじわるをしてくるけど、それは僕たちの事を考えてのことだと……思う
……忍者さん以上に掴みどころがなくて、まだちょっと苦手意識がある
そういえばあの人がいないところで白いパワードスーツの人に助けられたことがあったっけ…
あれは一体誰なんだろう……?
咲姉さんとは親友らしい…その割りには良く踏みつけられたりナイフを刺されたりしてる
だけど彼女と話してる咲姉さんは普段見せない顔をしてる気がする…なんだかんだ信頼してるんだなって思った
**咲姉さん
本名は十六夜咲夜、奥州のメイド長であり血は繋がってないけど僕の大切な姉さん
……咲姉さんと出会ってなければ僕はきっと存在してなかった
それくらい僕の人生に大きな影響を与えてくれた人
最近は内政や出張を頼んじゃってるから……あまり皆の前に顔を出せなくなってるけど…さ
パーフェクトメイド、冷静でかっこよくて強くてそして優しくて……たまに厳しい僕の自慢の姉さん
誰よりも気を利かせてくれたり…奥州全体のことに気を配ってくれたりと姉さんには頭が上がらない
懐中時計で時を止めることが出来るらしいけど…僕にはその仕組みはわからない
でも……お墓参りの時とか、すごく寂しそうな顔をすることがある…
「なんで?」って聞いても「秘密」って言うばかり……多分政宗さんやトウカさんのことを思い出してるのかな……?
僕は咲姉さんがいた昔いたラクシズって組織のことは話を聞いた限りでしか知らないけど
咲姉さんはそのラクシズの仲間達を今でも「家族」って思ってるのかな……?
それは弟である僕にもわからない、咲姉さんは自分の気持ちも隠してしまう人だから……
関係ないけど最近になってヤゴコロ先生に似てきた気がしてきた
咲姉さんも行く行くはああなっちゃうのかな……想像してちょっとだけ背筋が凍った…
**Λ
本名はΛ―11、昔の名前はミサカミコト
僕の大切な人……ドジでおっちょこちょいで頑張り屋ですぐ無茶をする幻王の剣であり
蘇芳さんと一緒に響鬼さんが去った奥州を立て直そうと力を貸してくれた一人
僕の中で咲姉さんと同じくらい僕の人生に影響を与えてくれた人
ソードサマナーによる遠距離攻撃と、少々の電撃…そして我流の技で戦う
機械的な喋り方だけど、性格はとても明るくて一所懸命な人
大元はクローンのミサカミコトって名前で碧先生に色々教えてもらってたみたい
僕たちが出会ったのは丁度そのときだったかな……
それから一度彼女は命を落としかけて、僕も心を支配されて闇統べる王に下った
でも色々あって命を繋ぎとめた彼女と蘇芳さんに僕は救われたんだ……
そしてELS事件の時にミサカはテンペスターズと合体してアークエネミーΛ―11になった
……本当は僕が彼女を守らなきゃいけないのに…彼女は僕の側でともに戦う道を選んだんだ
…そんな彼女の純粋さを僕はとても愛しいと思う
最近は忍者さんに色々技を教えてもらっているみたい…
また無茶をしなければいいけど……
**カルル=クローバー
僕だ
……僕についてはあらためて書くことは無いよね
----
以上が僕が考察する奥州の大切な仲間達
願わくば……この幸せが永遠に続くことを…
…久しぶりに長い日記を書いて疲れちゃったなぁ
明日はどんな出来事が僕たちを待ってるんだろう…そう気持ちよく〆て今日の日記は終わらせようと思う
----
――――カルル=クローバー
木星帝国に勤めていた頃、とある日、奥州筆頭伊達政宗公が私を訪ねてきました。
私に逢いに来たのだと仰られておりました、相変わらず物好きな方です。
そして傍らには子供を一人、連れておりました。
小さくて、取るに足らない、小さな子供。
悪戯心もあったのでしょう、身寄りのないというあの子の姉になると申し出たのは。
白状致しますと、その当時は奥州を利用する駒とする為の布石だったと記憶しております。
離れていた当時の事は詳しくは存じ上げませんが
武帝のウィリアム・ウィル・ウー様の様な方々と子供ながらに真っ直ぐに、時には対等に向き合い
幻王に即位する前からその才能の片鱗を見せていた様です。
王としての器の大きさ、そして、子供ならではの危なっかしさ。
その相反する二つの魅力に、私自身心奪われていたのでしょう。
利用しようと企む傍ら、見守られずにはいられない
いつしか、『本物』の弟の様に想う様になったのです。
蘇芳、伊織様、そして、かつて木帝で妹のように面倒を見ていたあの子
若き可能性、私を慕い私より幼きその命たちをあたら散らせてしまった事こそが私の心残り。
―――ならばこそ、この子には、幸せな人生を送って欲しい。
だから姉は殿の傍らで支え続ける事を選びました。
さ、て、朝日も昇り直にあの子たちも目を覚ます頃合でしょう。
先ずは美味しいご飯でお腹を満たして戴く事に致しましょう。
*新奥州 / Neo Ōshū
#contents(fromhere=true)
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**構成員
**幻王(三代目)
***里香
-エンジニア
-ゲッター線の研究を行っている
-三代目の王、憎しみの連鎖を断ち切り戦争を終わらせるという目標を掲げる
-目下ノインにおびえる日々
-都市艦カントリー系アイドルとして擁立されかかっている
***[[十六夜咲夜>http://www5.atwiki.jp/nijiuradegityou/pages/245.html#id_f0069990]]
-お目付役
***佐藤尚也
-ブン屋にさらわれてきたバイト
-新党のシャルと蜜月の仲
-武蔵の佐藤農園は艦内にありながら既にダンジョンと化している
***向井・鈴
-盲目(ただし圧感探知や音を聞き分けることにより普段の生活に支障はない)
-ヒリュウ改・新艦長代理
-ニュータイプの素養があるらしい?
***和久津智
-勇者新党から亡命
-武蔵内の学園の講師を兼ねる
-奇しくもふた○り教師の仇名が浸透中…
-ギシンからその身を狙われるが、その心はもはや奥州と共にあった
***ルクレツィア・ノイン
-OZ軍(おそらく現行のマリーメイアが指揮しているものの前身?)の元MSパイロット
-武蔵に移住していた一般市民だったが現状を見かねて参戦
-里香のお目付け役その二
-政治面では里香を補佐し、戦闘においては旧型のリーオーで猛者と渡り合う歴戦の古強者である
***シン・アスカ
-診療所に潜伏していたがマグナスの思想と対立し離反
-奥州にデスティニーを売りに来たが契約条件を論外と突っぱねられてなし崩し的に艦内MSパイロットになってしまう
-クリーニング業を艦内で兼任するが、見た目はどう見てもアバラ屋
-もろもろの事情によりデスティニーを封印、現在はインパルスに騎乗中
***青木れいか
-艦内の学校に通う身でありながらその正体はプリキュア「キュアビューティー」である
-生徒一同のまとめ役
***キオ・アスノ
-かつて連邦の高官であった祖父を親に持つ若きガンダムパイロット
-AGEシステムという謎のデバイスを搭載したガンダムAGE-3を駆る
***美翔舞
-奥州に現れた二人目のプリキュア「キュアイーグレット」
-絵を描くのが趣味
-ノインとは覚悟を質されたり叱咤されたりと師匠と弟子のような関係
**一般兵
侍、足軽など
*概要
里香が三代目の王となり新たな方針を掲げた組織
[[アウターヘブン>http://www5.atwiki.jp/nijiuradegityou/pages/275.html]]を吸収した今、その組織力は全組織でもトップクラスとなりつつある
非常に構成メンバーが若いのが特徴であり強みにして弱み
保有立地としては日本の四国以外の全域だが、通常は都市艦「武蔵」を旗艦として各地を流浪中
----
*【幻王の日記より抜粋】
○月×日
……ふと昔を振り返ってみる…
今日の日記は少しだけ長くなりそうだ…
あんまり夜更かししたら咲姉さんに怒られちゃうかな?
こうして日記を書き始めてからもう5冊目…
昔は一人ぼっちだった…だけど今はこうして僕を助けてくれる皆がいる
少しだけ……その人たちのことを書いてみよう……誰に見せるわけじゃないけど
----
**里香さん
彼女との出会いはELSのときだった
…あの時は突然の来訪者で内心ではびっくりしたっけ…
球磨川さんと戦ってから視力が落ちちゃったらしいけど…それを感じさせない元気さが彼女の取り柄だ
奥州のメカニック担当で巨大な目のイビルアイΣとゲッターを使う人
僕はそういうメカニックは詳しくないけど……
ヤゴコロ先生とか木星とか連邦の人たちとは全然違う
だけど…この科学とかで劣っちゃう奥州の組織の中でのメカニックと言う立場を考えると
とても不自由させてるなって思う……里香さんはどう思ってるんだろう
奥州の中じゃ積極的にみんなを率いようと頑張ってくれてる人だけど
その頑張りが空回りしてないか……それだけがちょっとだけ心配になるときがある
でも彼女にも忍者さんや、向井さん、尚也といった支えてくれる人がいる
多分きっと大丈夫、僕はそう信じてる
フルネームは…僕も実は知らないんだ
だけど里香さんって皆呼んでる…だから深くは聞かないでおこう
**尚也
本名は佐藤尚也
新聞屋さんが連れてきた金髪の男の子
……はじめは僕とほとんど変わらない身長で「同い年くらいかな…?」と思ったけど
僕よりずっと年上らしい……牛乳をいつも不味そうに飲んでるけど…
…やっぱり気にしてるのかな…?僕も同じだから…そういう所すごく良く解る気がする
年上だけど僕の中では多分一番身近な友達…いつもは元気に明るい彼だけど
時たま凄く辛そうな顔を見せる……出生のこととか尚也にもきっとまだ聞いて欲しくないこともあるのかな
いつか彼の悩みを解決できたらいいけど……
木星の麦野さんに憧れたり、新党のシャルロットさんと仲良くなったり
奥州内部だけじゃなくて外部にもちゃんと信頼している人がいるみたいだ
戦闘面じゃ栄光号に乗って戦ってる…里香さんと同じく奥州では貴重な機体乗りの一人だ
よく軽トラを乗り回してるけど……あれ尚也の年齢で免許って取れたっけ?
……あんまり聞かないことにしておこう……
関係ないけど…最近尚也と目が会うと少しだけドキッとして視線を外しちゃうんだ
……なんでだろ…尚也のこと全然嫌いじゃないのに…
**一文字さん
本名は一文字隼人
奥州を引き継ぐにあたり奥州入りを頼んだら快く承諾してくれた人
だから多分結成当初の最古参の一人…なのかな?
そう思うと長い付き合いだ……どうしても未熟な僕には
側にいてくれる大人の人……特に響鬼さんがそうだったように
ライダーのこと……色々な人の描く正義を知りたかったんだ
腕っ節が強くて戦闘ではみんなのサポート役、たまに大人ならではの視線でアドバイスもしてくれる
僕が怪我したときも真っ先に助けてくれる人……責任感強いんだなぁ…って尊敬してる人
最近になって調理場を占拠してスープカレーとか創作料理を作り始めるようになってきた
だけど創作料理の大部分はハズレもいいところだ、今度あんなの作ったら自分で全部食べさせようと思う
ライダーなのかカブで旅行についてもカリスマを発揮する頼もしい人
そして本人は嫌がるけど…指輪のサイズを測る大天才
ただ年の割には若干騙されやすすぎると思うんだ……この人…
僕は良く知らないけど昔新聞屋さんと何かあったらしい
今度咲姉さんに聞いてみようと思う
**忍者さん
本名は左右田右衛門左衛門……フルネームで言うのはこれが最初で最後かも知れない…
……この人との出会いは少しだけ特殊だ
この人は元々ティベリウスのELS陣営で本人曰く「雇われてた」人
ELSの崩壊とともに奥州にいてくれないかって僕が雇った……理由は…わからない
だけどこの人は信用できるって…思ったから……
多分それはきっと正しい判断だって僕は信じてる…
普段は無口で余り積極的に前に出ない人だけど、彼には里香さんのサポートをお願いしてる
何だかんだで良いコンビだと思う……一文字さんや咲姉さん以上に冷静な人だ
だけどそれと同時にあのノリで突然ボケてみたり、その感情は僕にも読み取るのは難しい……
あまり詮索はしないけどアキさんとは親しい間柄らしい…
……それにしてもこの人は…ELS陣営に行く前にどこかで出会ってた気がする
この人と似たような雰囲気を持つ人をどこかで……
……あんまり考えないようにしておこう、それがきっと一番だから
**向井さん
本名は向井・鈴(ベル)さん
先日奥州に入ってきた人、そういえば迷ってた所を保護したんだっけ…
目が見えないようだけど……それを感じさせないくらい元気な人で
聴覚がすごいのか目が見えなくてもどこに何があるのか解るらしい……
大人しい性格だけど…里香さんとは仲がいいらしくて二人で話してるところを良く見かける
今は里香さんの薦めでヒリュウ・改の操縦士を務めているらしい
……本音を言うと、彼女まで戦いになんかに巻き込んでしまって申し訳ないと思ってる
向井さんとはまだ出会ったばかり…きっとこれから奥州で一緒に
色々な思い出をたくさん作っていけると思う……
皆も向井さんと仲良くしてるみたいだし、きっと大丈夫だと信じたい
**新聞屋さん
本名は射命丸文……文々。新聞の記者であり情報屋さん
彼女は厳密に言えば奥州の人間じゃない
だけど…個人としても奥州としても、とてもお世話になっているからここに書いておこうと思う
フリーの新聞記者である彼女と初めて出会ったのは奥州発足前の僕が旧奥州を離れて
インペリアルシティに行ったとき……かな
あの時はあの人のパワフルさに振り回されっぱなしだったっけ……
最近は四足歩行になっちゃってるけど、いざという時は便りになる人
時たま凄くいじわるをしてくるけど、それは僕たちの事を考えてのことだと……思う
……忍者さん以上に掴みどころがなくて、まだちょっと苦手意識がある
そういえばあの人がいないところで白いパワードスーツの人に助けられたことがあったっけ…
あれは一体誰なんだろう……?
咲姉さんとは親友らしい…その割りには良く踏みつけられたりナイフを刺されたりしてる
だけど彼女と話してる咲姉さんは普段見せない顔をしてる気がする…なんだかんだ信頼してるんだなって思った
**咲姉さん
本名は十六夜咲夜、奥州のメイド長であり血は繋がってないけど僕の大切な姉さん
……咲姉さんと出会ってなければ僕はきっと存在してなかった
それくらい僕の人生に大きな影響を与えてくれた人
最近は内政や出張を頼んじゃってるから……あまり皆の前に顔を出せなくなってるけど…さ
パーフェクトメイド、冷静でかっこよくて強くてそして優しくて……たまに厳しい僕の自慢の姉さん
誰よりも気を利かせてくれたり…奥州全体のことに気を配ってくれたりと姉さんには頭が上がらない
懐中時計で時を止めることが出来るらしいけど…僕にはその仕組みはわからない
でも……お墓参りの時とか、すごく寂しそうな顔をすることがある…
「なんで?」って聞いても「秘密」って言うばかり……多分政宗さんやトウカさんのことを思い出してるのかな……?
僕は咲姉さんがいた昔いたラクシズって組織のことは話を聞いた限りでしか知らないけど
咲姉さんはそのラクシズの仲間達を今でも「家族」って思ってるのかな……?
それは弟である僕にもわからない、咲姉さんは自分の気持ちも隠してしまう人だから……
関係ないけど最近になってヤゴコロ先生に似てきた気がしてきた
咲姉さんも行く行くはああなっちゃうのかな……想像してちょっとだけ背筋が凍った…
**Λ
本名はΛ―11、昔の名前はミサカミコト
僕の大切な人……ドジでおっちょこちょいで頑張り屋ですぐ無茶をする幻王の剣であり
蘇芳さんと一緒に響鬼さんが去った奥州を立て直そうと力を貸してくれた一人
僕の中で咲姉さんと同じくらい僕の人生に影響を与えてくれた人
ソードサマナーによる遠距離攻撃と、少々の電撃…そして我流の技で戦う
機械的な喋り方だけど、性格はとても明るくて一所懸命な人
大元はクローンのミサカミコトって名前で碧先生に色々教えてもらってたみたい
僕たちが出会ったのは丁度そのときだったかな……
それから一度彼女は命を落としかけて、僕も心を支配されて闇統べる王に下った
でも色々あって命を繋ぎとめた彼女と蘇芳さんに僕は救われたんだ……
そしてELS事件の時にミサカはテンペスターズと合体してアークエネミーΛ―11になった
……本当は僕が彼女を守らなきゃいけないのに…彼女は僕の側でともに戦う道を選んだんだ
…そんな彼女の純粋さを僕はとても愛しいと思う
最近は忍者さんに色々技を教えてもらっているみたい…
また無茶をしなければいいけど……
**カルル=クローバー
僕だ
……僕についてはあらためて書くことは無いよね
----
以上が僕が考察する奥州の大切な仲間達
願わくば……この幸せが永遠に続くことを…
…久しぶりに長い日記を書いて疲れちゃったなぁ
明日はどんな出来事が僕たちを待ってるんだろう…そう気持ちよく〆て今日の日記は終わらせようと思う
----
――――カルル=クローバー
木星帝国に勤めていた頃、とある日、奥州筆頭伊達政宗公が私を訪ねてきました。
私に逢いに来たのだと仰られておりました、相変わらず物好きな方です。
そして傍らには子供を一人、連れておりました。
小さくて、取るに足らない、小さな子供。
悪戯心もあったのでしょう、身寄りのないというあの子の姉になると申し出たのは。
白状致しますと、その当時は奥州を利用する駒とする為の布石だったと記憶しております。
離れていた当時の事は詳しくは存じ上げませんが
武帝のウィリアム・ウィル・ウー様の様な方々と子供ながらに真っ直ぐに、時には対等に向き合い
幻王に即位する前からその才能の片鱗を見せていた様です。
王としての器の大きさ、そして、子供ならではの危なっかしさ。
その相反する二つの魅力に、私自身心奪われていたのでしょう。
利用しようと企む傍ら、見守られずにはいられない
いつしか、『本物』の弟の様に想う様になったのです。
蘇芳、伊織様、そして、かつて木帝で妹のように面倒を見ていたあの子
若き可能性、私を慕い私より幼きその命たちをあたら散らせてしまった事こそが私の心残り。
―――ならばこそ、この子には、幸せな人生を送って欲しい。
だから姉は殿の傍らで支え続ける事を選びました。
さ、て、朝日も昇り直にあの子たちも目を覚ます頃合でしょう。
先ずは美味しいご飯でお腹を満たして戴く事に致しましょう。