ゴーレムとは現在の一般に普及している基準としては、2M以上の近似人型または非人型の操縦型・自立稼動可能な魔法駆動体を示す
現在ここまでゴーレムが普及したのは先の終焉の大戦と
ゴーレム戦争以降からであり、それ以前は一部の魔法使いや錬金術師の間で単純作業や力仕事を行わせる為に製造され使われていた。
また、広義の「ゴーレム」とは、一般に下記の種類に分けられる。
主として自然物に魔力干渉を行い、魔力核を中心に躯体を形成したもの。
土・泥・砂礫・岩・鉱石・樹木など、地形に合わせて様々な素材を用いることが出来るという点で、他の種類に比べて用途も多様性も高いものとなっている。
製造に魔力と知識だけでなく用途に適した形を即興で構築できる造形センスを要する点、素材とした自然物そのものの長短がそのまま反映される点などには注意したい。
自然物を加工したもの(主に石像や木像が多いが)に魔力核を打ち込み、形あるものを動かすタイプもこれに含まれる。
なお、製造後魔力が失われる以前に製作した魔道士とのリンクが切断(長距離の瞬間転移、気絶、死亡など)された場合、残留魔力が切れるか躯体が破壊されるまで暴走を続ける危険性を孕んでいる。
主として死霊魔術(ネクロマンシー)の一環として用いられる、各種生物の屍骸を死霊学的手法により結合させて製造されたもの。
単に死霊学・死霊魔術に長けているだけではなく、各種生物の長短を把握し、効果的に結合しなければならないため、単に繋げて形作ればいいというものではない。
その方向性はキマイラ製造技術に通ずるものがあり、現にキマイラ製造技術を転用したりキマイラ技術者と結託するネクロマンサーも少なからず居るとされている。
死霊学だけでは及ばない分野であるためこの道を積極的に目指そうとするものは少ないが、この道を究めた末に生み出されるフレッシュゴーレムは、唯の屍骸使役術とは一線を画する性能を発揮する。そのため、この道を飽くことなく目指す者は、いずれ自作自慢のフレッシュゴーレムに取って食われるか死霊魔術の大成者として認知されるかの何れかにたどり着くことになるだろう。
魔術炉を中心に、駆動機関の連動作用を以ってその躯体を動かす鋼の巨人。
近代のマシンゴーレムは主にミサミ・サの大工廠を中心に作られたいわば「商品」であり、それ以外のものは旧時代の遺物を改修したものが大半。独学による自作も極小数だが存在する。
主として建築土木等における重労働・運搬移送を主目的として製造されるものであるが、ゴーレム戦争を経て「兵器」として前線押し上げの先駆や後衛防衛の壁としての可能性も見出されたマシンゴーレムは、ミサミ・サ以外の国家でも一部小隊にゴーレム騎兵隊(機兵隊)を編成、運用されている。
マジックゴーレムを運用できる魔術師が入りたがらない又は進入できないような場所での使用や、燃料さえ補充できれば人間や動物には不可能な終日労働も可能であることから、先に述べた土木現場だけでなく、鉱山などでも使用されることがある。
ちなみに、その心臓部ともいえる魔術炉(
精霊機関)は古代文明遺産の劣化コピーであり、オリジナル同等の性能を持つものはミサミ・サ最先端の技術を以ってしても不可能とされている。
最終更新:2010年02月18日 13:20