彼女にだって乙女は必要です ◆qwglOGQwIk
「はぁ……これからどうしよ…………」
園崎魅音は途方にくれていた。オヤシロ様の祟りという現象もそれは摩訶不思議であったが、それをはるかに上回る異常事態のなのを肌で感じていた。
素直に殺し合いなんて魅音には出来るはずが無かった。園崎家は人には言えない罪を沢山抱えてきたし、魅音も例外ではない。
でも、人として殺人だけは犯さない。それが園崎家次期党首としての心構えであった。
それなのに、人が目の前で死んだ。
スプラッタには慣れているとはいえ、人が死ぬのを見たのは初めてだ。結局魅音はあの場でどうすることもできなかったのだ。
支給品とやらを確かめてみたが、小型の音楽プレイヤーぐらいしかなかった。
昭和58年の技術ではありえないそれは明らかに人外の者が関わっている証拠であったが、残念だがこの状況で役立つとは限らない。
説明書どおりに動かしてみたが、「~君がくれた勇気はおっくせんまん!~♪」などといった音楽が流れているだけだ。
途方にくれて音楽プレイヤーを回している魅音の後ろに、何かの気配が居るのを感じた。
そこには、まるくてつぶらな目をしたピンクの玉のような生き物が居た。
「ぽよ?」
「か…」
「かわいいぃぃぃぃぃぃ!」
魅音は思わずハグしてしまった。
一人称はおじさんなどと言っているが、園崎魅音だって女の子である。
【
カービィ@星のカービィ】
[状態]:健康
[装備]:不明
[道具]:支給品一式、不明支給品
[思考・状況]
1:ハグを止めて欲しい
2:
マルクを倒して殺し合いを止める
【園崎魅音@ひぐらしのなく頃に】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:支給品一式、IPOD@現実
[思考・状況]
1:カービィをハグする。
※IPOD
中身はニコニコ組曲や歌ってみたシリーズ他などの有名楽曲です。
最終更新:2010年03月18日 10:53