ニコニコ動画はその歴史的背景から2ちゃんねるとの関係が強く、現在では変化も大きいが初期には2ちゃんねるの顔文字やアスキーアート(AA)を使用した動画が多くアップされていた。ここではそのようなかつての代表的なニコニコ動画を資料的意味で保存した。
今でこそニコニコ動画の動画もほかの動画サイトとほぼ変わらなくなってきているとされるが、かつては以下のような動画が数多く投稿されていたのである。その中でもとくに有名とされるのがFlash動画であった。Flashとは2020年にサポートを終了した動画やゲームなどのファイル形式の一つであり、初期のニコニコ動画やnicozonの動画形式がこれであった事もあり流行した。
またFlash動画自体は2ちゃんねるなどで既に流行していたが、それが動画化されてニコニコ動画に輸出された形となる。そのような動画は前述のAAなどからギャグ、空耳、エロ、そして自主制作アニメに至るまで多岐にわたったのである。
空耳ソング系
フランスの歌謡曲に『シェリーに口づけ』(トゥマシェリー)という曲がある。そしてその歌詞が聞き方によっては日本語に聞こえるという空耳が流行した。その空耳には多くのパターンが存在し、ここで挙げただけで3種類であるが実際にはより多くの種類が存在する。
2ちゃんねるAA系
2ちゃんねる系のAAを使用した動画で、Flashをフェイル形式変更して動画化したものが多い。その大半がギャグ作品であり、中には現在では不謹慎とされる表現が登場するものもあるが、当時のニコニコ動画や2ちゃんねるの雰囲気を断片的にではあるが味わう事のできる貴重な資料であると言えるだろう。
中でも「楽しい国語」という作品はニコニコ大百科でも「Flash黄金時代」を代表する作品であるとされ、また「ちんこ音頭」は猥歌という特性上見る人を選ぶ作品となっているが2ちゃんねる発祥の歌として知られる作品である。なおこの歌は2ちゃんねる系の公式の着メロのコマーシャルソングにメロディーのみ使用された事もある。
2ちゃんねる自主制作アニメ系
前述と同じく2ちゃんねる系の動画であるが、こちらはアニメ作品となっている。中でも「num1000」は前述の「Flash黄金時代」を代表する伝説のFlashと言われており、ニコニコ大百科では個別の項目が作られている程である。また「ガイドライン」は動画職人のモナ倉氏の代表作であり、現在でも色褪せない作品となっている。
また「七人の内藤」や「ガンガレドクオくん」などは2ちゃんねるで不定期で行われている紅白Flash合戦に出品されたものである。
エロ系(閲覧注意)
これらも自主制作アニメの一種であるが、エロ系であるため未成年の方や性表現が苦手な方はブラウザバック推奨である。またこれらの作品はニコニコ動画でも「R-18」というカテゴリとなっている。
なおこれらは所謂おしっこフェチやおもらしフェチの人向け作品となっているが、ほかのジャンルの作品も存在する。
その他
一般に「その他」という分類を作ることは下策とされている。なぜならそこには都合よく何でも入れることが出来るからである。しかし、逆を言えばどの分類にも当てはまらない事はそれだけで個性を確立した動画である証拠とも言えるのである。
最終更新:2023年10月15日 23:23