ストーンヴィジルに眠る翼

アルフィノ : では、シドも呼んで、ドリユモン卿に会いに行こう。
今度こそ、飛空艇「エンタープライズ」を返してもらうぞ。

ドリユモン : 異端者討伐への協力、真に感謝する。
おかげで、新たな犠牲者を出さずにすんだ……。
ドリユモン : 貴公たちが「暁の血盟」の一員であり、
そちらが機工師のシド殿というのは本当のようだ。
ドリユモン : ……そうか、「暁」は健在なのだな。
私個人としても、うれしく思うぞ!
アルフィノ : わかってもらえたようで、よかったよ。
アルフィノ : さて、こうやって身の潔白を証明できたわけだ。
早速だが、イシュガルドが管理している、
飛空艇「エンタープライズ」を返還していただきたい。
ドリユモン : そうだな、本来あるべき主人のもとへ還るのは当然のこと。
それに、貴公たちはイシュガルドを混乱から救ってくれた。
ドリユモン : 早々に「エンタープライズ」を
お返ししたいところなのだが……。
アルフィノ : ……砦の奪還が、難航していると?
ドリユモン : 霊災の直前、対ドラゴン要塞「ストーンヴィジル」近辺で、
無人の「エンタープライズ」を発見した。
ドリユモン : 整備と保管のため、砦の中に格納したものの、
数年前、悪しきドラゴン族が飛来してな。
今や、あそこは奴らのねぐらと化している……。
ドリユモン : ドラゴン族に抵抗するために構築された砦が、
当のドラゴン族に占領されるなどと……何とも情けない話だ。
ドリユモン : 我々も奪還作戦を進行中ではあるが、
奴らとの戦いで兵も疲弊し、膠着状態に陥っている。
もはや、いつになるのか見当もつかん状況だ。
アルフィノ : 膠着が解かれたとしても、
その時イシュガルドが勝ってる保証もないからな。
……我々が取り返すしかないだろう。
ドリユモン : ああ、貴公になら任せられる。
今一度、この地で力をふるってほしい。
ドリユモン : 「ストーンヴィジル」はここから北西にある。
気を付けて行ってくれ。


アルフィノ : Berry!
無事か!?
アルフィノ : よかった……大丈夫なようだ。
すまない、危険な目にあわせてしまった。
アルフィノ : しかし、さすが「暁」が認める優秀な冒険者だ。
直前にエーテルが激しく乱れたようだが、
そんな中でもドラゴンを征してしまうとは。
アルフィノ : エンタープライズが思ったより損傷していてな。
現在シドが応急修理をしている。
行ってみよう。
アルフィノ : どうだろう、シド。
飛ばせそうか?
シド : ……ああ。
何とかなりそうだ。
アルフィノ : 主人と同じように、この船も傷を負っている。
このままでは、蛮神「ガルーダ」の暴風の壁を
突破することはできないだろう。
アルフィノ : まずは、近くの都市へ向かおう。
……そうだな、ここからだとグリダニアが近いか。
アルフィノ : 急ぐ旅だからこそ、慎重にいきたい。
グリダニアでしっかりとした整備をしよう。
戦いはそれからだ!
シド : 不思議なものだ。
記憶を失っていても、体は覚えている……。
やはり、これは俺の船なのか……。
シド : ……くッ、ダメだ。
思い出せん……。
シド : つかまっててくれ。
……いくぞ。


アルフィノ : 森の香りは久方ぶりだな……。
飛空艇「エンタープライズ」捜索の旅、本当にご苦労だった。
アルフィノ : 私としても、君たちと一緒に旅をするというのは
なかなか新鮮な経験だったよ。
……あの寒さは、もううんざりだがね。
アルフィノ : さあ、次の目的は蛮神「ガルーダ」討伐だ。
空を征く準備を進めよう。
まずは、このエンタープライズを蘇らせねばな。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2019年06月04日 16:03