「という流れで、テレビつながりでアニメの話に移るわけですが」
「強引だな」
「もしも
化物語がエロアニメになったら、と考えてみます」
「考えるなよ」
っていうかなんでそんな事考えてるんだよ小学生。そういう事を考えるのは、
むしろ僕とか、僕とか……僕くらいのものだろう。
「意外と千石さんとか考えておられるのではないかと」
「千石がそんな事考えるわけないだろう……あいつ、凄い真面目なんだぜ?」
あれ? 千石と八九寺って面識あったっけ?(注:書いてる人が確認していません)
まあいっか、きっとアニメの脚本とかで知ってるんだろうし。
「まあ、阿良々木さんには所詮その程度の認識ですよねぇ」
「その程度の認識ってなんだよ。あいつは見たまんまだろ?」
「はぁ……まったく。これだからロリコンだとかアナコンダとか言われるんですよ」
「後者は言われたことないぞ」
「主に股間が」
「僕はどんだけ素晴らしい物持ってんだよっ!?」
だからお前がそういう発言をするな。設定上は小学生なんだからさ。
「大丈夫です。エロアニメ化すれば、私も十八歳になりますので」
「ああ、確かにまあ……小学生相手に乳尻太ももは、エロアニメだと
逆にできないよな」
「ていうか、不思議ですよねぇ。私は十八歳です!って言い張ったらOKに
なっちゃうんだったら、最初からOKでいいと思いませんか?」
「危ない発言をするなって……」
「で、何の話でしたっけ、らき☆すたさん?」
「☆が入ってる辺り誤用の確信犯で間違いないと思うが一応訂正しておく。
僕の名前は阿良々木だ」
「失礼。噛みました」
「違う。わざとだ」
「べ、別にわざとじゃなくて、たまたま、そうたまたまなんだからねっ!」
「声優ネタっ!?」
恐ろしい。完璧なまでの柊かがみだ。まあ、当然なんだが。
「阿良々木さんも、突然『絶望したっ!』とか叫びだすんですかねぇ」
「ありそうで嫌だな」
「で、結局何の話でしたっけ、阿良々木さん?」
「エロアニメ化がどうこうとか……」
「エロアニメ化物語とか言うつもりですか。センスが欠片も感じられませんよ」
「言わねえよ……」
言ってたのはお前だ、八九寺。考えそうなのは僕だというのは自認するが。
「最初は、この掛け合いが難しいってお話だったかと。実際にやってみてどうでしたか?」
「確かに、かなり難しいな。だいたいこれ、やってみたって言えるレベルか?
僕にしろお前にしろ、二次創作になってなくないか?」
「その辺りはまあ……挑戦する事に異議がある、という事で!」
「駄目だろ、その誤字は……」
実際に異議がガンガン来る気がするし、しゃれになっていない。
「そして阿良々木さんは、異議異議さんと呼ばれる事に」
「ならねえよっ!」
ああ、もうグダグダだ。終わろう、もう。