しのぶイヤー後半戦

「はあっ……はあっ……」
しごいて全て忍の顔に射精し終え、僕は脱力して手を湯船の縁につく。
忍は終わったのを確認して目を開いた。
「何じゃ、いつの間にかこんなに溜めておったのか。それにすごく熱くて濃くて噛み切れないほどとはな。勢いも……って髪の毛にまで飛んでしまっているではないか」
顔中に飛び散った粘液を指で掬い取り、次々に口に含んでいく。
そして自分の髪を手に取って口元にあてがい、こびり付いたのをすする。
忍が。
金髪の美少女が。
大量に顔射されたのを喜んで。
その放たれた精液を美味しそうに口に含んで飲み下していく。
その様子を見ていて、気が付くと僕の肉棒は射精前と同じ大きさと固さを取り戻していた。
「ん? おお、こっちも綺麗にしてやらねばな」
そう言って舌を伸ばして開かれた口に、僕は忍の側頭部を両手で掴んで引き寄せて触れられようとしていた肉棒を突っ込ませた。
「んぐっ!?」
反射的に忍は僕の腕を掴んで押し退けようとしたが、それより早く僕の指が忍の両耳に差し込まれる。
「んっ、んふぅ……っ」
腕を掴んでいた両手の力が抜け、つり上がっていた目をとろんとさせながら甘い吐息を漏らす。
本当に感じやすい耳だなぁ。
抵抗の意志がなくなったのを確認して僕はゆっくりと忍の頭を前後に振る。
唇の輪っかが肉茎を這い、先端から半ばまでを行き来すると、全身を快楽の波が襲う。
少し動きを早めようかと思った時、忍が態勢を変え始めた。半立ちになって下半身を浮かせ、四つん這いに近い型になる。
くわえている僕の肉棒と身体を平行になるようにした。
そのまま前に身体を進めてくると、ずるるっと喉の奥に当たるまで僕のが忍の口内に埋まっていく。
だけど忍はそこで止まらなかった。
さらに奥まで飲み込もうとぐっ、ぐっ、と咽喉を押し付けてくる。
「お、おい、忍、もう無理だって……うああっ」
ぐぷっと空気が漏れるような音がし、忍の唇の輪っかが僕の肉棒の根元まで届いてきた。
亀頭がこれまで感じたことのない感触で締め付けられる。
もともと僕のをくわえるのが精一杯なくらい小さな口と身体の忍に、小さい方ではない僕のモノ。
下手をしたらこれは食道にまで届いてしまっているのではないだろうか?
止めさせようとしたが、やはり今まで感じたことのない顫動で刺激を受け、僕は思わず呻く。
「く……は……あっ!」
茎を舌が這い回り、根元を唇がぎゅっぎゅっと締め付ける。


早くも次の射精感が込み上げてき、気を抜いたら一瞬で終わりそうになるのをこらえて忍に訴える。
「し、忍っ……もう……出そう……っ」
僕が言うと忍はずるっと口内から肉棒を引き抜き、無言で身体を起こして口を開きっぱなしにした。
僕は湯船の縁から立ち上がってその口に射精寸前で膨らみきった肉棒を再びねじ込み、両手で忍の頭を固定して腰を前後に振って出し入れし始める。
忍は何も言わずとも僕に次々と口内で刺激を与えてきた。
舌を裏スジに押し当てて僕が腰を振るたびに強く擦らせ、唇をぎゅむぎゅむと不規則に締め付ける。
様子を窺うかのように僕の顔を上目遣いで見上げるその表情は一気に僕の情欲を促進させた。
思わず忍の頭を掴む力が強くなり、腰の動きが速くなる。
じゅぷじゅぷと激しく口内を出入りし、もう限界だった。
「出る……出るよ……忍の口に、出すよっ」
射精に向けて動きにスパートをかけ、歯を食いしばる。
忍が舌を亀頭の先の割れ目に押し付けて受け止める準備をし、それに伴い僕は忍の口内でついに情欲を爆発させた。
「う、うあ、あ、う…………うあああっ! あっ! あっ!」
びくんっと僕の腰が震え、押し留めていた精液が尿道を駆け抜けていく。
びゅるっ、びゅっ、びゅっ、と放たれた大量の粘液を咽せることなく忍は受け止め、搾り尽くすように刺激を与え続ける。
「あ、ああっ……し、忍、まだ……飲まないで! 口の中に溜めて!」
忍は少し訝しげな表情をしたがとりあえず僕の言葉に従い、射精し終わったあとも尿道に残ったものも吸い出して口内に溜めていた。
全身がうち震えるほどの快楽の波が引き、僕はようやく落ち着く。
まだ飲んではいけないのか、と問いたげな忍に僕はその疑問に答える。
「忍、そのまま自分でしてイく時に飲むんだ」
びくり、と肩を震わせて驚きの表情を浮かべた。
バレてないとでも思ったのだろうが、最初から僕は気付いている。
くわえさせて耳をいじった時から忍の両手は自分の下半身にあてがわれたままなことに。
「ほら、早く」
くいくいと耳の穴を指でいじくるとすぐにとろけるような表情に変わり、もそもそと両手を動かし始める。
お湯の中なので見えづらいが、右手の指で秘口を、左手の指で陰核をいじっているようだ。
もともとだいぶ高ぶっていたようで荒い鼻息が僕の下腹部に吹きかけられ、未だ肉棒を包み込む唇がぎゅっと締め付けられる。
「忍、もうイくの?」
忍はこくこくと頷いた。


「いいよイって。僕のを飲みながらイくんだ」
僕は左手を指でそのまま耳内を引っ掻くように擦り続け、右手を忍の喉に当てる。
目蓋がぎゅっと閉じられ、こくんと口内の精液が嚥下された時。
「ん、ん……んふうううぅぅぅぅぅっ!」
忍は絶頂に達した。
小さな身体をびくっびくっと震わせながら次々と喉を鳴らして溜められた精液を飲み下していく。
茎にこびり付いたものを舐め取り、尿道に残ったものを吸い出し、それら全てを飲み干して忍は口を離した。
僕は改めて湯船に入り、余韻に浸る忍を引き寄せて抱き締める。
忍も肩で息をしながら僕の首に腕を回して抱き付いてきた。
「…………腹が減った」
背中を撫でていると突然呟くように忍が言う。
「ん?」
「最近はお前様の体液をよく飲んではいるが、やはり固形物が無いと物足りんの」
「あー……じゃああとでミスドでも行くか」
どうせ固形物といっても欲しがるのはドーナツだろう。
こういうとき深夜までやってるミスドがあるのはありがたい。
「で、何が食べたい?」
「それはもちろん」
『ゴールデンチョコレート!』
声が揃った僕達は二人してくすくすと笑い合ったのだった。




終わりです。





タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2010年02月02日 12:10
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。