ローレンツの幼児図式
動物行動学(エソロジー)の創始者コンラート・ローレンツが1950年代に挙げた考え。
哺乳動物の親が幼体を保護し養育したくなるのは、私たちの中に『可愛い』という感情や養護反応が解発されるため。その要因は幼児が持つ容貌の視覚刺激にあるというもの。
視覚刺激の特徴は以下のとおり。
- 身体に比して大きな頭
- 前に張り出た額をともなう高い上頭部
- 顔の中央よりやや下に位置する大きな眼
- 短くて太い四肢
- 全体に丸みのある体型
- やわらかい体表面
- 丸みをもつ豊頬
最終更新:2009年04月02日 16:39