死神サーナイト”カーキュラス”

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忠誠を誓い、信頼していたはずのトレーナーに裏切られたことによって命を落とした、とあるサーナイト(♀)のなれの果て。
そのトレーナーに対して憎悪を抱きながら死んだサーナイトの魂に、別の次元からやって来た死神が近づき、
「自分と同じ死神となり、裏切った主人を殺してやれ」と唆し、そして死神としてのパワーを分け与えたことにより、
そのサーナイトの魂はこの『死神サーナイト』へと変貌した。

『カーキュラス』というのは、死神サーナイトに変貌した際に名乗るようになったもの。

死神になった時に知能が備わった為か言葉を話すことが可能となっている。
言葉を話している際の一人称は「私」で、「クキキキキキ…」といった笑い声を上げる。
また、本来サーナイト族なら全くと言っていいほど見せないという、凶悪なにやけ面を度々浮かべるようになった。

本来サーナイトというポケモンは、たとえ自分の主人がどんなに悪人であろうともその者の思想に従い、
その者に対して何でも尽くすという健気な性格で、例え死ぬことになってもトレーナーの為なら死んでいくのは本望であるのが普通である。
そんな性質を持つサーナイトが主人を恨みながら死んでいったということは、余程残酷かつ無責任な方法で裏切られたのだと予想される。
しかし、恨みの念が強すぎる所為か生前の記憶をほとんど忘れてしまっている為、どのような感じで主人に裏切られたかどうかは不明。
ただ、自分の主人の顔と、「主人はとにかく惨い方法で自分を裏切った」というのだけは覚えているとのこと。

霊体であるが故に浮遊し、壁を自在にすり抜けることが可能で、その能力を使いながら自分を裏切った主人を求めて彷徨っている。
さらに普段は姿が透明であり、シルフスコープ等の霊体を確認できる道具でも姿を確認することができない。
ただ、透明な状態では相手に攻撃しようとしてもすり抜けてしまって当てる事が出来ない為、
相手を攻撃する時だけは実態を露にする(姿も肉眼で確認できるようになる)。

裏切られて死んだ為か、裏切られるという悔しさや悲しさを身に染みるほど理解しており、
信頼していた者に裏切られ、悲惨な目に遭った者に対して憐みの念を感じている。
その為、自分を裏切った主人だけでなく、人を平気で裏切り、それによって利益を得る卑劣な人間も激しく憎んでいる。
人を裏切る行為を働いた者を目撃すると、静かに忍び寄っては唐突に現れ(実体化して)、
持っている鎌でその者を惨殺する(例えそれが子供であろうとも、躊躇うことなく惨殺してしまう)。

今現在、自分を裏切った主人は見つかっていないものの、その最中に人を裏切る行為を働いた者を何度も目撃しており、
その度に惨殺を繰り返している為、体は殺した者の返り血によって所々汚れている。

人を裏切って利益を得る者を殲滅させてやるという考えも持っている為、
いずれ自分の主人を見つけて殺しその恨みを晴らしたとしても、
このサーナイトの魂はずっと死神として君臨することになると思われる。
最終更新:2008年08月10日 17:43