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深谷肇一 (FUKAYA, Keiichi)

研究紹介


イワフジツボやシオダマリミジンコなど、磯に生息する無脊椎動物の数や量の時間的変化(個体群動態)を研究しています。

たとえば、イワフジツボの個体群動態が季節によってどのように異なっているのか、地域や潮位によってどのように異なっているのかなどの疑問について、潮間帯のモニタリング調査のデータを用いて検証しています。

また、シオダマリミジンコが生息するタイドプールは水の量が大きく変動することがあるのですが、このような水量の変動が彼らの個体群動態にどのような影響を与えているのかという疑問について、数理解析と野外データの両方から検証しています。

私の研究では、野外で収集された群集や個体群のデータを統計的にモデル化するような、データ解析を中心としたアプローチを行なっています。生態学はフィールドワークが醍醐味だと思いますが、野田研には磯の生物に関するたくさんのデータが蓄積されているため、もっぱら統計モデルやコンピューターシミュレーションを用いた解析的なアプローチによって研究を行っていくこともできると思います。

自分のウェブサイトもあります。

最終更新:2012年05月28日 13:15