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佐原良祐(SAHARA, Ryosuke)



旭山動物園とラーメンと極寒で有名な北海道旭川で高校まで過ごし、すくすく大きく成長していきました。1年間の浪人を経て神奈川県のとある大学に通っていましたが、大学院では地元の北海道に戻り、今度は横にすくすく成長してきています。
趣味はペットの猫とじゃれあう事と、公園に行って散歩中の犬に絡みに行くことと、ランニングとサウナです。
特技は貝の同定です。
宜しくお願いします。

研究紹介

「岩礁潮間帯性腹足類における初期発生様式と個体群動態の関係」

海洋ベントスの初期発生様式は、直達発生型、卵栄養浮遊型、プランクトン栄養浮遊型の3つに分かれる。そして、初期発生様式の多様性は様々な分類群に見られ(腹足類・棘皮動物・甲殻類・多毛類)、様々な生息場所で同所的に出現する近縁種でも普遍的に存在する。しかしその進化的背景(適応的意義や制約など)、生態学的帰結(個体数や分布やそれらの変動に及ぼす影響)は未だわかっておらず、海洋生物学のとけない謎となっている。
そこで、岩礁潮間帯性腹足類において初期発生様式の違いは、個体群動態や分布にどのように影響するか?また、平均局所密度に対し、分布(出現頻度)、局所密度の時間変動、個体群の空間変動が初期発生様式に対しそれぞれどのように影響するかを明らかにする。

  • 初期発生様式と個体群特性の関係についての既往研究⇒Foggo et al. (2007): *J Anim Ecol **76*, 695-702



最終更新:2013年05月21日 14:19
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