No Nukes! / Hormesis


放射線ホルミシス

  • 日本最悪、否、世界最悪の「ト学説
  • 放射線を浴びても、健康で長生きする」という言説の理論的根拠を提供する学問
  • 福島事故当時の「ただちに健康に影響はありません」と主張した御用学者や政府関係者が拠り所とする
  • 電力中央研究所では放射線ホルミシス効果検証プロジェクトで、ト学説のホルミシスを研究している


ラッキー博士の提唱する「(放射線)ホルミシス」とは

  • ビタミンなどサプリメントの効果と同じように、「放射線も多量では有害だが、少量では健康に効果がある」という発想で理論構築
  • 広島・長崎の原爆では即死しなかった人は健康で長生きしている
本論文で取り上げた諸研究をみれば、急性の低線量放射線は日本の原爆生存者に生涯にわたって健康に寄与したことを示している。それぞれのグラフは放射線ホルミシス効果と、閾値を示していた。広島と長崎の人々が一瞬で浴びた放射線は、いわば放射線ワクチンに相当した。これは重要な概念を想起させる。これらのデータは、低線量放射線を一時的に浴びることは―(その後の)慢性的な照射の有る無しに拘わらず―生涯の健康に効用があるということを示唆している。慢性的な照射と、一時的な照射とで放射線ホルミシス効果や閾値に違いがあるのかどうかという疑問は、解明する必要がある。
動物を使った調査によれば、慢性的な照射でも一時的な照射でも長期的な効果があることがわかった(ラッキー、1991)。
  • 福島第一原発事故で環境にばら撒かれた放射性物質は健康に良いから、除染する必要はない
  • 原発で出る放射性廃棄物は健康に良いので、有効利用すべき
結論
  • 放射性廃棄物は、健康増進のための放射線源を提供してくれる。
(2007年11月14日、横浜パシフィコにおける「放射線ホルミシスシンポジウム」における講演から)
  • 被曝放射線量と相対的健康指数(健康度)の相関関係を示す「総線量応答曲線」によれば、以下のことが言える
総線量応答曲線(グラフ1)が示すところでは、最低ガン死亡率と最長寿命につながる最適放射線量率は約100mGy/年である。健康に良い効果と悪い効果とを分けるゼロ相当点(ZEP)は約1万mGy/年である。ZEPを上回る被曝率においては、放射線疾患の諸症状や死をもたらす可能性がある。
  • 核推進団体であるICRPでさえ高いとする100mSv/年を「健康で長生きする」と主張するため、LNT仮説を「ドグマ」と言い、ICRP基準を「デマ」と批判する
  • 上記内容はすべて、参考文献であげたラッキー著『放射能を怖がるな!』に書かれている

「(放射線)ホルミシス」への反論

  • サプリメントの効果は科学的に否定されているだけでなく、サプリメントへの依存が高いアメリカでは「死亡リスクが高くなる」という報告まである
  • 原爆症集団訴訟」などで被害者や支援する医師が報告しているように、被曝者は原爆症により長い間苦しめらられてきた
  • 核推進団体のICRP、BEIR IVでさえ、反対のデータが沢山あるという理由で、ホルミシス仮説を否定している
  • 理論の核心である「総線量応答曲線」がおかしいのは、「100mSv/年が健康にもっとも良い」とするだけでなく、即死するほどの高線量と非常な低線量が同じ健康度になっている

ト学説を「ト学説」認定しないト学会

  • 『検証大震災の予言・陰謀論』で批判した学者に対する言説にまったく合致しない学会メンバー (翻訳家など)
  • 明らかに誤りであると判明した御用学者の言説を批判しなかったばかりか、ホルミシスを「ト学説」認定せず
  • ECRRを一方的に否定し、ICRPの主張を絶対視する、その非科学的な態度
  • つまり、「ト学会」とは、「ト学者の、ト学者による、ト学者のための学会」であることが明らか
  • 参考文献であげた『検証大震災の予言・陰謀論』により、ト学会およびASIOSの非科学的欺瞞性が証明されたと言えるだろう


参考文献


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関連リンク



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最終更新:2013年06月15日 22:15