沖縄の人たちが強制的に「防衛」させられたのは、自分たちの命や財産ではなく、天皇制だった。
沖縄人はこの戦争を通して、軍隊は敵味方かかわりなく住民を守らないこと、守るどころか盾として利用し、自死を強要し、ときには直接殺害するということを学んだ。
沖縄戦は最初から絶望的な戦いであり、日本本土への連合軍侵攻を先延ばしするためのものであった。沖縄での戦争の記憶においては、敵国の米軍の攻撃よりも、友軍であるはずの日本軍の手による壕追い出し、食糧強奪、戦闘下での弾薬運搬や水汲み、スパイ視・殺害、投降を許さないで死を強要したり、軍民雑居の中で乳幼児殺害などの行為が重きを占めている。
与那国町長は普天間基地を東京に移設すべきと回答した。