#blognavi 今読んでいる本「Diet for a new AMERICA」にこんな話があり、強く心に残ったのでご紹介します。 ・・・・・・ こんな昔話がある。 実りある長い人生を送った男がいた。男が死んだとき、神は言った。 「来なさい、地獄を見せてあげよう」 連れて行かれた部屋には、大きなシチュー鍋を囲んで座っている者たちがいた。 各自、鍋にとどくスプーンを持っていたが、柄が長すぎて自分の口に食べ物を入れることができない。 みな、飢え、絶望していた。その苦しみはたいへんなものだった。 しばらくして、神が言った。 「来なさい、今度は天国を見せてあげよう」 男は別の部屋へ連れて行かれた。男は驚いた。 そこはさっきの部屋とまったく同じだったのだ。 部屋にいる人々は、大きなシチュー鍋を囲んで座り、それぞれ柄の長い同じスプーンを持っている。 ところが、ここでは飢えている者などいず、だれもが満ち足りて幸福で、部屋中に喜びと笑いがあふれていた。 「わかりません」男が言った。 「何もかも同じなのに、ここではみな、こんなに幸せで、向こうではみな、あんなに不幸でした。どうなっているのでしょう」 神は微笑を浮かべた。 「わからんかね ここではみな、お互いに食べさせあうことを覚えたのだよ」 #right{ カテゴリ: [[[言葉>トップページ/カテゴリ/言葉]]] - &trackback() - 2009年09月15日 14:15:18 } #comment(nostyle,nsize8,size30) #blognavi