眠りの街「レーヴ」ー「朱色のべこ鞄亭」酔いどれランバーノのたわごと
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そいつはよォ、薪を焚きあげて
ごうごうと燃える火焔のように
揺らめく翅(つばさ)をはためかせて
俺に言うんだよォ。
「五の月の、黎明の日、失墜の時、リエンダールの天幕は引き裂かれるのさ」ってさァ。
俺ァ、もう、その言葉を聞いてから夜が恐くて仕方ねェ。
こうして、酒に浸ってねェとよぉ。
あの翅(つばさ)が、瞼の裏で舞うんだよ。
そうして男は今日も壁に向かい、安酒をかっくらいながら戯言をならべている。
最終更新:2023年04月10日 23:32