スマートガンの原則
ルールでわりとさらっと書かれているので、補足したいと思います。
スマートガンの利点は下記の通り。
1.命中判定にボーナス
2.射撃モードを簡易動作で変更できる
3.クリップを簡易動作で排出できる
4.カメラを内蔵し、視界外でも射撃できる
5.IFF情報を管理し同士討ちを防ぐ事が出来る
6.正式ユーザの意志に応じて遠隔操作が出来る
7.正式ユーザ以外では使用できない
これらを順を追って補足していきます。
命中判定ボーナスについて
弾道計算システムや構造ストレス管理、あるいはカメラからの情報をユーザ側で利用する事でより正確な照準をつける事が出来ます。
これは特に問題ないでしょう。が、カメラが使えない状況や、あるいはカメラだけで狙いをつける状況では命中判定ボーナスは得られません。
モード変更とクリップ排出
これもまたスマートガンの基本的な機能です。が、スマートガンがその命令を実行するには、スマート
リンク側からの信号が必要です。
コントローラを手で操作するにせよ、高度な視線トリガを使用するにしても、インプラントしたスマートリンクの思考トリガを使うのでなければ簡易動作で扱う事は出来ません。
IFF情報の管理
これはよく見たらSR4ではなくなったっぽいですね(苦笑)
いずれにしてもRFIDタグやコムリンクなどを用いて、似たような事を再現することは可能でしょう。しかしながら戦闘機同士の戦闘ではあるまいし、友軍機を攻撃できなくなるわけではありません。
敵味方が交錯して戦っているさなかに無数の銃弾を打ち込んで、敵だけに命中させるといった虫のいい使い方も出来ません。
遠隔操作
これもほぼそのままです。
トリガの後ろに指を突っ込む等の方法で機構的にロックされていなければ、スマートガンはユーザが引き金を引かずとも発射できます。もし万が一、その銃が正しい方向を向いてしっかり固定されているならば、大きな成果を得ることが出来るでしょう。
しかし銃は銃です。初弾が薬室に装填されていないなら発射は出来ませんし、適当に置いてあるだけの銃から弾丸が発射されたところで狙った目標に当たる確率はたかが知れたものでしょう。
この機能は有用性よりもハックされた際の危険性の方が目立ちます。トラップ的な使い方や車載で使用する事を前提にしたものを除くと、購入時や改造によってこの機能を削除する使用者が多いようです(削除した際にはそのスマートガンのシグナルは0から-1程度になります。シグナル値-1はせいぜい数十cmの通信範囲しか持ちません)。
ロック機構
これもほぼそのままです。先の遠隔操作よりこちらの方が使う機会は多いでしょう。
このロック機構は基本的に、三つのモードに分かれているものとします。
ロックしていない状態:
誰でもセーフティを解除すれば使用する事が出来ます。
仲間に貸与する場合などはこのモードを使用出来るでしょう。
正式ユーザ以外は使えない状態:
正式なユーザ以外が使用しようとしてもロックが働いて発射できません。
特に宣言がないならば、普段はこのモードであるものとして扱います。
全く使用できない状態:
たとえ正式ユーザであってもロック機構を解除できず、一切発射できません。
とはいえ銃は銃ですので、弾丸が薬室に装填された状態では、熱や衝撃により暴発が発生する危険があります。
最終更新:2007年10月30日 18:19