コネ値
コネ値は、そのコンタクトの「顔の広さ」を表すものです。
コネ値が低いキャラクターは世俗との関わりが希薄で、借りは少ないかもしれませんが貸しもなく、コンタクト自身が用意できない品物は手配出来ないかも知れませんし、知らない事を誰かから聞いてくるのも苦手でしょう。
またコネ値はコンタクトの多忙さを表す数値でもあります。付き合いが多ければその分、コネの一人に過ぎないランナーに割ける時間は少なくなる道理で、コネ値が高いコンタクトは確実に有能ですが、その助力を得るのは難しいでしょう。そういった意味では「即座に対応して欲しい」類のコンタクトは、コネ値が低い方が有用というケースもあるかもしれません。
コネ値の目安はルール305pを参照して下さい。
当キャンペーンではハウスルールとしてコネ値の解釈を拡大解釈し、「コネ値が高いコンタクトは顔の広さ以外の技術も有能」とします。
例えば、コネ値4のメカニックはコネ値2のメカニックよりも機械の扱いが上手です(部品の手配や情報力は言わずもがなです)。
※このハウスルールは全てのGMが採用している訳ではありません。注意して下さい。
しかしながらいずれにしても、「コネ値が高いコンタクトは優秀」です。
下手に機嫌を損ねれば、代わりに腹を立てる友人も大勢いる事でしょうから、くれぐれも付き合いには気をつけて下さい!
忠実度
忠実度は、そのコンタクトがキャラクターに対し抱く「好感度」と考えて差し支えないでしょう。
1程度ならば二人の関係は「単なる仕事上の関係」です。「世間話すらしたくない」と考えているかもしれません。
6になればそのコンタクトはランナーを「生涯の友」と考えています。仮に自分の身を危険に晒してでも、ランナーの便宜を図ってくれるでしょう。
忠実度の目安はルール306pを参照して下さい。
忠実度に関しては、高く設定するデメリットがありません。
忠実度の低いコンタクトはランナーの図々しい依頼を断り、保身のために裏切る事さえあるかもしれませんが、忠実度が高いコンタクトならランナーの無茶な願いを聞き入れ、自らを顧みず助けてくれるでしょう。
しかし注意して下さい。コンタクトも人間です。
信用が全ての世の中で、忠実度が低いからといって無闇にランナーを売るような真似はしないでしょう(売られても仕方ない状況でも、ランナーには「無闇に売られた」と感じられるかもしれませんが)。
また逆に、忠実度を盾に理不尽な要求を続け、ろくに労う事もしないような相手にいつまでも振りまく愛想はないのです。
コネ値・忠実度の増減
コネ値・忠実度はゲームを通じて変化する事があるかもしれません。
これはルールではありませんので、参考程度に読むようにしてください。
コネ値はコンタクトが何らかの成功を経る事で上昇し、失敗する事で減少するでしょう。
ここでいう「何らかの成功/失敗」はコンタクトにより異なります。警官なら昇進、フィクサーなら困難な取引、Mrジョンソンなら会社に多大な利益をもたらす事、などでしょうか。
これはただ何となく変化する事もあるでしょうが、大体はランナー達がランを成功/失敗させる事によって変動します。
忠実度はランナーがコンタクトに恩を売る事で上昇し、害を与える事で減少します。
やばい件に首を突っ込んで窮地に陥ったところを助けたのかもしれませんし、困難な仕事を成功させる原動力となったのかもしれません。
ただ一つ勘違いしないで欲しいのですが、ランナーが安い報酬で働いたからといって感謝するMrジョンソンはいませんし、商品に相場以上の金を払ったからといって恩義を感じるフィクサーもいません。ただランナーの金銭感覚のなさに不安を感じ、信頼を下げるだけです。
以上は全て、GMに一任されています。が、コンタクトは一応、作成時に貴重なBPを支払って獲得した「財産」です。
相手も人間ですからいついなくなっても不思議ではありませんが、それでもBPを支払うのが馬鹿馬鹿しくなるような数値の変動は避けるようにしましょう。
最終更新:2007年08月21日 03:18