ここでは、キャラクターではなくプレイヤーの役割分担について解説します。
コーラーやマッパー、カウンター、スケジュール調整役、ログ編集役など様々な役割があると思いますが、ひとまず必須と思われる「コーラー」と「カウンター」について解説しておきます。
コーラー
コーラーの役割は、プレイヤーの希望を取り纏めてGMに伝える事です。
これを導入する事でGMは、プレイヤーが勝手にした宣言が相互に矛盾していて頭を悩ませる、という問題から解放されます。
特にシャドウランはチームをプレイするゲームですので、コーラーの役割は重要になるでしょう。
勘違いしないでほしいのですが、コーラーはリーダーではありません(リーダーがやってはいけないという意味ではありません)。コーラーの役割は意見聞いてこれをまとめ、調整してGMに伝える事であって、チームの行動を自分が考えて決定し、GMに宣言する事ではないのです。
しかしながら依頼主が一人をリーダーに指名したり、あるいは自然に誰かがリーダーと目されるようになったなら、そのプレイヤーがコーラーを兼任するのはよくある自然な事でしょう。
コーラーが取り纏めるのは、移動や行動指針など、チーム全体が影響する行動です。戦闘中の個々の行動はプレイヤー各自が直接宣言しますし、別行動中はその小グループ毎に行動を取り纏めて宣言します(一人なら直接、複数ならその内誰かが一時的にコーラーを務める形になります)。
もしPLが敢えてチームの意向を無視した行動を取りたい時には、宣言時に「独断で」と付け加える等して下さい。いちいち確認を取る手間が省けます。
カウンター
カウンターは会計係です。
矢弾くらいなら自腹で計算していてもさして問題はないでしょうが、ランの都合で車両を手配したり、精霊を長く使えるように召喚したりするなら、それに掛かる費用を一人が負担するのは現実的ではないでしょう。
そして普段自腹で矢弾をまかなっている人間からすれば、車両や精霊だけは例外で全員から費用を徴収するというのはアンフェアな事でしょう(チーム全体の為だから仕方ない?
サムライ達は自分の趣味のためだけに無駄弾を撃って楽しんでいるとでも?)。
この問題を解決するために、そのランでかかった費用をプールして報酬から差し引く計算を担当する人間が必要な事があるでしょう。
カウンターの役割はチームの出費を管理し、それを差し引いて、一人当たりの取り分を計算する事です。
プレイヤーがこれを煩わしいと感じ、個々の出費はその個人ごとに負担する事を望むなら、カウンターは導入しなくてもかまいません。
愛車が吹っ飛んだり、高フォースの束縛精霊の助力を使い切ったからといって慌てて意見を変えないように!
最終更新:2007年08月30日 07:02