**Proxyとは 「Proxy」という単語を辞書で引いてみると、代理(人)・代用物などの意味で載っています。 この名前からすればProxyサーバとは何かの代理をするサーバであると推測できます。 &bold(){Proxyサーバの特徴} では実際にProxyサーバの説明をしていきましょう。Proxyサーバの大きな特徴としては以下のようなものが挙げられます。 プロキシー機能 &bold(){TCP/IP}環境下では、&bold(){IPアドレス}を元に通信を行います。 そのためインターネットに接続されるホストは必ず一意の&bold(){IPアドレス(グローバルIPアドレス)}を持つ必要があります。 &bold(){イントラネット上}の&bold(){ホストから}インターネット上の各サーバにアクセスする場合も同様で&bold(){イントラネット上}のホストは&bold(){グローバルIPアドレスを持つ必要がある}のです。 しかし昨今の急激なインターネットブームによる&bold(){}IPアドレスの枯渇によって、イントラネット内のすべての&bold(){}ホストに十分な&bold(){}グローバルIPアドレスを付けるのが困難になってきています。 また、もし&bold(){}グローバルIPアドレスが&bold(){}イントラネット内の&bold(){}すべてのホストに付けられたとしてもインターネット上に&bold(){}イントラネット内のIPアドレスが流れる訳ですから&bold(){}セキュリティ上問題があります。 では、限られた&bold(){}グローバルIPアドレス資源を有効に利用しセキュリティ上も安全にイントラネットからインターネットに接続するためにはどうすればよいのでしょうか? こういった場合に用いられるものが&bold(){}Proxyサーバです。 &bold(){}Proxyサーバは&bold(){}イントラネットと&bold(){}インターネットの間にある&bold(){}ホスト(ゲートウェイ)に搭載され&bold(){}アプリケーションレベルゲートウェイ型の&bold(){}ファイアウォールとして&bold(){}イントラネットと&bold(){}インターネット間の&bold(){}ホストの通信を中継・代理するためによく使用されます。 これが、&bold(){}Proxyサーバ(代理サーバ)と呼ばれる理由です。 この&bold(){}Proxyサーバ(ゲートウェイ)にだけ&bold(){}グローバルIPアドレスを付け、&bold(){}イントラネット内の&bold(){}ホストには直接インターネットに&bold(){}アクセスできないIPアドレス(プライベートIPアドレス)を付けておいて、&bold(){}インターネットと接続する場合は必ず&bold(){}Proxyサーバを経由するようにすれば、インターネット上のサーバから見ると&bold(){}実際にアクセスしたホストは&bold(){}Proxyサーバとなりますので、&bold(){}イントラネット内のホストが隠蔽できます。 また、&bold(){}アプリケーションレベルゲートウェイですので、細かなアクセス制限も設定することができ、&bold(){}セキュリティの確保にもつながります。 さらに、&bold(){}グローバルIPアドレスは&bold(){}Proxyサーバだけでよいので、有効な資源利用にもつながるわけです。 この、&bold(){}Proxyサーバは何もインターネットと接続するためだけに使用されることはなく、&bold(){}イントラネット内の部門間に設置し&bold(){}セキュリティの確保や次に説明する&bold(){}キャッシュ機能を利用し&bold(){}ネットワーク負荷抑制、&bold(){}レスポンス向上に使用されることもあります。 キャッシュ機能 &bold(){}Proxyサーバの&bold(){}キャッシュ機能とは一度アクセスしたデータを&bold(){}ローカルなキャッシュディスクに蓄えておき、&bold(){}同じデータにアクセスするホストからの要求に対してはその&bold(){}ローカルディスク上のデータを返すような機能のことを言います。 この機能によって、&bold(){}重複したデータアクセスがなくなるため&bold(){}周辺ネットワークの負荷が軽減される。 &bold(){}キャッシュ上のデータを&bold(){}ホストが要求した場合、&bold(){}Proxyサーバがその&bold(){}データを返すため&bold(){}レスポンスが向上する。 などの&bold(){}メリットがあります。 また、この&bold(){}キャッシュ上のデータは&bold(){}Proxyサーバの設定によって、ある期間で削除することができますので、&bold(){}キャッシュ上のデータはあるタイミングで更新されます。
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