ハンドアウトA
あなたは辺境の地方都市 “荒砥山(あらとやま)”市に住んでいる。
先祖代々この地で育ったのか、もしくは引っ越して来たばかりなのか。理由は自由に決めて良い。
首都圏からは幾分か離れた、千五百年以上前の史跡が残る古き土地だ。
あなたはいずれかのコネクションから一つを選択し、常備化する事。また、キャラクター作成時のコネクション自動取得はスキップするように。
シナリオ開始時、あなたがウィザードであるかイノセントであるかを決めておくこと。

  • 御堂多喜(みどう たき):御堂神社のご隠居。温和な人柄で知られており、古くから荒砥山市を見守っている。
老練のウィザードでもある彼女が侵魔関連の事件に触れる時、普段とは打って変わって厳しい態度を見せるだろう。関係もそれに準じた者に設定する事。

  • ヒナ:彼女とは幼少期に遊んだことがある。そのはずだ。確かにあなたは、あの不思議な少女と山や森の中を冒険し、川で涼み魚を取った。
成長した今でもその事を覚えている。ヒナと過ごした日々の中には、他の友人たちも居た。なのにどうして、ヒナを覚えているのはあなただけなのだろうか?
関係は友人とする。


ハンドアウトB
あなたは故あって荒砥山市を訪れる事になったウィザードだ。
何者かの依頼かもしれないし、あなた自身の因縁によるものかもしれない。
ただの観光や旅の途中で立ち寄ったことにしても良いだろう。予め、その内容を決めておくこと。

あなたはいずれかのコネクションから一つを選択し、常備化する。もしくは、キャラクター作成時のコネクション自動取得を行う。
これはどちらか一つを選択すること。

  • 藤本広栄(ふじもと こうえい):市外にある大学で民俗学の非常勤講師を務める老齢の男性。落ち着いた雰囲気の、物腰柔らかな紳士だ。
あなたが荒砥山市について深く知ろうとするなら、彼とのコネクションは有益なものになるだろう。
あなたは彼の教え子だったかもしれないし、たまたまどこかで意気投合した仲かもしれない。敵対的なものでなければ、関係は自由に決めて良い。

  • ノア:眉目秀麗な西洋人男性。彼は私的な目的を果たすために超常の力に触れている。彼と接触することでウィザードの力に目覚めた事例はいくつもある。
敵も信奉者も数多く抱えているだろう。あなたは彼を憎んでいるかもしれないし、彼との邂逅によってウィザードの力に目覚めたのかもしれない。
ただ一つ言えることがある。彼とはあまり深く関わらないことだ。彼を追うならば、相応の苦難が待ち受けるだろう。彼の敵にせよ、味方にせよ。

  • 七島一露(ナナシマ イチロ):荒砥山市で出会ったウィザード。口が悪く態度は粗暴で、酒とたばこを嗜む不良少年だ。
ウィザードであるのは確かだが、あまりその力を使いたがらない。彼は荒砥山市の歴史について調べ回っているようだ。
目的は不明だが時々あなたに協力したり、あるいはその見返りとして助力を請われるかもしれない。
ただ一つ言えるのは、これまでの貴方の人生で彼との接点は一度だって無かった。七島一露は、果たして信用に足る人物だろうか?
最終更新:2021年01月26日 23:09