Wicketとは


Wicketは,GUIアプリケーションを構築するためのSwingフレームワークの作者が立ち上げたプロジェクト。
Wicketを使ったアプリケーションのコードは,SwingやSWTなどのGUIアプリケーションのコードに近い。

Wicketでは、ほぼ、シンプルなHTMLとJavaのコードだけで、Webアプリケーションを作成することができるのである。
設定ファイルは、web.xmlぐらいしかない。
動的なWebページの構成をデザインとロジックに分割し、画面のデザインを記述するHTMLにはロジックのためのコードを埋め込まないようになっている。
これによってデザインのためのマークアップとJavaのコードを混ぜて記述する必要が無くなり、デザイナとプログラマの仕事を完全に独立させることができる。

HTMLはJSPのような特別なコードを一切使用しないPOHP(Plain Old HTML Page)であり、Javaの方はPOJO(Plain Old Java Object)で構成される。したがってHTMLエディタで作成したページデザインと、ごくシンプルなJavaプログラムだけで立派にWebアプリケーションとして動作させることができるようになっている。Wicketではその他にも様々な機能やコンポーネントが多数提供されており、Webアプリケーション開発をシンプルにするための選択肢のひとつとして注目されている。

Wicket-JAで分かりやすい説明があります→Wicketって何?


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最終更新:2008年04月21日 23:55