《2-7》
俺はこのプレートを目にするたびに
心臓が跳ねる様な思いをする。
俺が通っていたこの2-7,
すっかりあるゲームに
ハマッてしまったのである。
それは根暗で有名な影の薄いやつの
一言で始まったのだ・・・。
ー一ヶ月前。-
2-7の教室は先生が今日
遅れる事を良い事に
みんな席を立ちわいわいと
笑い、騒いでいた。
「ーーーでも、昨日は超危なかったよね、竜!」
「おーおー竜!俺もありゃ遅刻だと思ったぜ~」
「2人して俺が完全に遅刻するなんて
思うなよーっ」
「竜はうちのクラス第一位の遅刻魔でしょ!
思わない方がおかしいって~」
「グッ・・」
あはは、と小さく笑みをこぼす
俺の後ろに座っている、《巴 林檎》
そして俺の横に立っている《柴咲 勝》
俺たち3人は小学校からの幼馴染。
いつも一緒にいるのが
当たり前、というぐらい
ずっとずっと一緒に居た。
林檎に恋愛感情なんてない。
林檎は絡み友達
ただの幼馴染。
ーずっとそう思っていたー
ドガアッ!!!
俺の背後でもの凄い、
物が落ちる、ような凄まじい音がした。
クラス全体は一瞬で凍り付いたように
静かになり、誰も身動き1つしない。
ただ皆、同じ一点を見つめるのみ。
「菅原・・・?」
そこには、いつも先生が
立っているところに菅原がただ
立ち尽くしていた。
しかし教卓はない。
教卓は近くの床に倒れていた。
ー菅原が倒したー?!ー
圧倒されている中、菅原がゆっくり口を開いた。
「ーーーゲームを、しようじゃないか・・・。」
は?
「げ、ゲームって何だよ・・
てか急にお前性格変わってな「黙れ雑魚!!!」
いつもは出さないような大声を出した菅原。
その声に圧倒される俺たち。
「ざ、雑魚だって・・・?!
て、てめぇぶっ殺す!!!!」
1人の男子が菅原にむかい
飛び出していった!
「死にたいの?」
その言葉に、飛び出していった
男の動きが止まり、
みるみるうちにその男の顔が
汗にまみれた。
菅原へと目線を移すと、
冷酷な目でその男を睨み、
菅原からは何ともいえぬ
圧力を感じた。
(中略)これは例です^^ byにわか小学生
最終更新:2011年08月03日 17:04