第112回例会記録

2011年10月09日に開催された第112回例会の様子を報告します。
この日は総勢7名での例会となりました。



・「ヒットマンガSF」 4人


フィクションは可能性を持つ義務がある。真実にはない。
 ―― マーク・トウェイン(Mark Twain, 1835 - 1910)...アメリカの作家

親が台詞を考えなければならないカルタ。
あっという間に打ち切りエンドになってしまいました。
どうせならSF映画風の絵札でやってみたいです。



・「チーキー モンキー / Cheeky Monkey」 3人


猿猴月を取る
 ―― 日本のことわざ

動物をテーマにしたバースト系ゲーム。
猿タイルがゲームに変化をもたらしていて良い味付けになっています。



・「1655 教皇選出 / 1655 - Habemus Papam」 4人


ヨーロッパの二大麻薬、アルコールとキリスト教
 ―― フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ(Friedrich Wilhelm Nietzsche, 1844 - 1900)...ドイツの哲学者

教皇選挙をテーマにした競りゲーム。
シンプルなゲームを想像していたら要素がガッツリ入っていて驚きました。



・「ビザンツ / Byzanz」 5人


商人の仕事は、物が豊富にあるところから物の高価なところにもたらすことだ。
 ―― ラルフ・ワルド・エマーソン(Ralph Waldo Emerson, 1803 - 1882)...アメリカの思想家;哲学者;作家;詩人

競り&セットコレクションなカードゲーム。
良作です。6人まで遊べて何人でも面白いところも素晴らしい。



・「日露大戦」 2人


戦争は、軍人達に任せておくにしてはあまりに重要すぎる。
 ―― シャルル=モーリス・ド・タレーラン=ペリゴール(Charles-Maurice de Talleyrand-Périgord, 1754 - 1838)...フランスの政治化;外交官

ウォーゲーム・ハンドブックの付録ゲームでしょうか?
日露戦争全体を扱った短時間ゲームみたいです。



・「源平合戦」 2人


平氏を滅ぼすものは平氏なり。鎌倉を滅ぼすものは鎌倉なり。
 ―― 徳川 家康(とくがわ いえやす, 1543 - 1616)...日本の武将

これも雑誌の付録ゲームですね。
源氏と平氏の戦いをテーマにしたウォーゲームみたいです。



・「The Battle for Hill 218」 2人


戦術とは、一点に全ての力を振るうことである。
 ―― ナポレオン・ボナパルト(Napoléon Bonaparte, 1769 - 1821)...フランスの軍人;政治家;皇帝

これも戦争をテーマにしたゲームですが、最近のユーロゲーム風の味付けです。
詰め将棋みたいな内容ですが、各自が持つ山札の存在により完全に読みきれないようになっています。



・「ボーナンザ / Bohnanza」 5人


交渉で成功するには、口を動かすことより耳を働かせることのほうが、はるかに重要である。
 ―― フランソワ・ド・カリエール(François de Callières, 1645 - 1717)...フランスの外交官;言語学者

「アグリコラ」等で有名なローゼンベルクによる交渉ゲームの傑作。15年近く前のゲームです。
当時は交渉要素の入ったゲームは珍しくなかったのですが、最近の新作では本当に見なくなりました。



・「百科審議官 / Encyclopaedist」 3人


事実というものは存在しない。存在するのは解釈だけである。
 ―― フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ(Friedrich Wilhelm Nietzsche, 1844 - 1900)...ドイツの哲学者

国産のワードゲーム。好きな人が多いためか、OASEでは登場機会が多いゲームです。
プレイしたことない人は一度はプレイすることをお勧めします。



・「スーパーヒーロー vs 悪の帝国」 3人


善と悪は永遠に争い、人生という喜劇の舞台の上でぶつかりあう。
 ―― ルネ・デュボス(Rene Dubos, 1901 - 1982)...フランスの生物学者

今回もやってました。
見た目がインパクトあるので、初見の人はつい手に取ってしまいます。



・「ハムスター大相撲 / Sumo Ham Slam」 3人


相撲は相手の土俵で取れ。
 ―― 栃木山 守也(とちぎやま もりや, 1892 - 1959)...日本の力士

最近、新潟限定でよく見かけるゲーム。
磁石を使ったアクションゲームです。
見た目のインパクトは凄い。



・「ぴっぐテン / Pig 10」 3人


ブタが空を飛んだら
 ―― 「ありえない」を意味する英語のことわざ

短時間で遊べるカウントアップ系のカードゲーム。
改めて見るとカードの絵が気持ち悪いんですが・・・



・「大戦略カードゲーム」 3人


戦争は戦争を養う。
 ―― フリードリヒ・フォン・シラー(Johann Christoph Friedrich von Schiller, 1759 - 1805)...ドイツの詩人;歴史家;劇作家;思想家

PC88版の「SUPER大戦略」におまけで付いてきたカードゲームだそうです。
アメリカが強い気がしますが、意外と(失礼!)しっかりした造り&バランスになってました。



・「サンクトペテルブルグ / Sankt Petersburg」 3人


一人の富者がなんと多数の乞食を養うことか。
王が建築を始めれば、馬車牽きに仕事が生まれる。
 ―― フリードリヒ・フォン・シラー(Johann Christoph Friedrich von Schiller, 1759 - 1805)...ドイツの詩人;歴史家;劇作家;思想家

比較的短時間な建築&拡大再生産ゲーム。一時期かなりプレイした覚えがあります。
やっていることはそんなに複雑ではないのですが、経験が物を言うゲーマー向けゲームです。



・「カーゴ ノワール / Cargo Noir」 3人


道徳なき経済は犯罪であり、経済なき道徳は寝言である。
 ―― 二宮 尊徳(にのみや そんとく, 1787 - 1856)...日本の農政家;思想家

密輸をテーマにした競り&セットコレクションのゲーム。
デイズ オブ ワンダー社らしい豪華なコンポーネントです。
それなりに時間が掛かるゲームですが、ルール自体は割りとシンプルです。



・「ヴァンパム / Wampum」 3人


   ヨーロッパ人がアメリカを発見した時、その土地はインディアンが支配していた。
   そこでは
   税金が無く、
   負債も無く、
   バッファローやビーバーは沢山いて、
   医療は無料、
   女は全ての仕事をして、
   男はいつも狩りや魚釣りをしていた。
   そのヨーロッパ人は愚かなことに、
   このような社会システムを改善できると過信していた。

インディアンと交易して、ヴァンパムという宝物を集めることが目的のカードゲーム。
何とも不思議な感覚のゲームですが、この不思議な感覚は決して不快ではありません。
プレイ時間は短く、キレのあるゲームに仕上がっています。



・「ミドル キングダム / Middle Kingdom」 3人


天に二日なく、民に二王なし。。
 ―― 孔子(こうし, BC551 - BC479)...中国の思想家;哲学者

昔の中国の勢力争いをテーマにしたバッティングゲーム。
これも不思議な感覚のゲームです。いかに「龍」を活用するかが肝。



・「アトランティス / Atlantis」 4人


逃げる者には道は一本、追う者には百本。
 ―― ナサニエル・ホーソーン(Nathaniel Hawthorne, 1804 - 1864)...アメリカの小説家

沈み行くアトランティスから、これまた沈み行く一本の道を通って大陸まで逃げていきます。
最終的には点数で勝負が決まるので、早く逃げさえすれば良いというものではないのですが、
早く逃げたほうが良いことが多いです。もっとも、今回は一番最初に逃げたプレイヤーが最下位でしたが。



・「アレキサンドリア」 2人


いかに高度な文明といえども、長期にわたってそれがさらけ出された多様な危険に耐えることはできなかった。
 ―― ヘンリー・ハヴロック・エリス(Henry Havelock Ellis, 1859 - 1939)...イギリスの医師;作家

アレキサンドリアはエジプトの工業、商業の中心地として栄えているエジプト屈指の大都市です。
その起源は紀元前332年まで遡り、その後のプトレマイオス朝の頃に大いに発展したといいます。
世界の七不思議として知られるファロスの大灯台、学術研究所ムーセイオン、アレクサンドリア図書館といった
有名な建物が建設されたのもこの頃です。(これら建造物は地震や戦争によって破壊され残っていません)
このゲームも古代アレキサンドリアが舞台で、ゲーマー向けの重い拡大再生産ゲームになっているそうです。

なによりも注目すべき点は、このゲームが自作ゲームという点でしょう。
まだテストプレイの段階とのことですが、話を伺う限りではかなり良さそうとのことです。



・「テラフォーマー / Terraformers」 4人


十分高度に発達した科学は魔法と見分けが付かない。
 ―― アーサー・チャールズ・クラーク(Sir Arthur Charles Clarke, 1917 - 2008)...イギリスの小説家

今回は拡張なしの完全ランダムで。使用したのは以下のカード。
  • 鉱脈
  • 移民船
  • 渡り鳥都市
  • 万博
  • ロード・オブ・ウォー
  • ゾンビ族
  • ガーデニング族
  • 宇宙商人
40点台に1位から3位までひしめくハイスコアゲームでした。
宇宙商人を完全活用(+渡り鳥都市とのコンボ)出来たのが個人的な収穫。



・「ぴっぐテン / Pig 10」(2回目) 2人


やはりこの絵は好きになれない。
時間つぶし&検証での2人プレイだそうです。



以上、例会報告でした。

次回は11月13日(日)午前9:30開始となります。
午前のみ、午後のみの参加ももちろんOKです。
皆様の参加をお待ちしております。


写真・文 : 池田@代表補佐見習い?
最終更新:2011年10月23日 22:39
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