2012年3月11日に開催された第117回例会の様子を報告します。
この日は総勢7名での例会となりました。
・「電力会社:最初の火花 / Power Grid: First Spark」 5人
どんなに小さくても進歩は進歩。
―― ロバート・ブラウニング(Robert Browning, 1812 - 1889)...イギリスの詩人
電力会社の名は付いていますが、先史時代が舞台です。
同じく電力会社の名が付いた「ファクトリーマネージャー」が全くの別ゲームに仕上がっていたのに対し、
本作はルールが電力会社にかなり似ているために、独立したゲームとして見るには無理があり、
かといって拡張としては何か色々と違いすぎるという、何とも微妙な立場のゲームです。
とはいえゲーム自体は悪くなく、求められる戦略も電力会社とは微妙に異なるため、
単純に「電力会社があれば本作はいらない(あるいはその逆)」ということもないとは思います。
・「清盛軍記」 2人
頼朝が首を刎ねて我が墓の前に置くべし。
―― 平 清盛(たいら の きよもり, 1118 - 1181)...日本の武将;公卿
本作のチョイスは某大河ドラマの影響でしょうか?
見てのとおりのウォーゲームです。
・「アイアンコンバット」 2人
正義なんかじゃない。僕が欲しいのは真実なんだ。
―― ディック・ラルターフ(でぃっく・らるたーふ, ? - ?)...ジャーナリスト
「太陽の牙ダグラム」というアニメを題材としたウォーゲーム。
何人か見物していた人が「懐かしい」と言っていました。
・「オットー&ハーマン」 2人
不平ばかり言う兵士には心配する必要はない。まだ闘う気があるからだ。
心配なのは塞ぎこんでいる兵士だ。
―― ジョージ・パットン(George Smith Patton, Jr., 1885 - 1945)...アメリカの軍人
前回もやっていましたが、第二次大戦のドイツ軍をテーマにしたワードゲーム。
一応、パーティゲームの部類に属すると思うのですが、その割には2人プレイしか見たことがありません。
・「ブロッカーズ / Blockers!」 4人
八方塞がり
―― 日本のことわざ
個人的傑作「アップタウン」のドイツ版です。
あわせてルールも変更されており、よりドイツゲーム風(?)になっています。
この変更により他のタイルを攻撃するデメリットが大きくなっており、英語版に比べて攻撃的な戦略が採り難くなっています。
攻撃的なゲームは嫌われるというドイツのゲーム事情もこの変更には無関係ではないと想像しているのですが、真相は如何に?
どちらのルールが良いかは好みになると思いますが、個人的には尖った戦略の採りやすい英語版が今のところ好みです。
もうしばらく検証してみたいタイトルです。
・「とある爆撃機の尾部銃座」 3人
兵士は死神に雇われている。生きるために死にに行く。
―― メナンドロス(Menandros, BC342 - BC292)...古代ギリシアの喜劇作家
第二次大戦の連合軍の爆撃機乗りとなってドイツへの爆撃を行い、帰還することが目的の協力ゲーム。
途中までは良かったらしいのですが、帰還直前にファンブルを振って機体が爆発、未帰還となったそうです。
・「乗車券 インド / Ticket to Ride - India」 3人
サルダールジーが、手の届くところにウイスキーの瓶とタンドリーチキンを置いて、線路に横たわっていた。
通りがかりの男が尋ねた。
「サルダールジー、何でそんなところに横になっているんだい?列車が来たら轢かれるじゃないか」
「そうさ、俺はもう生きていたくないんだ。死にたいんだよ」
「だったら、何で横にウイスキーの瓶とタンドリーチキンを置いているんだい?」
「なんで、だって?列車が時間通りに来ることってあるかい?
せっかく鉄道自殺で死のうと思っているのに、飢え死になんかしたくないからな」
名作「乗車券」の最近の拡張。世界第5位の鉄道網を持つらしいインドが舞台です。
カルカソンヌやカタン程ではありませんが、このゲームも拡張が多いですね。
・「カンパニー / Company BOCG」 3人
企業で一番怖いのは社長の無知です。
―― 本田 宗一郎(ほんだ そういちろう, 1906 - 1991)...日本の実業家;技術者
会社経営をテーマにしたデッキ構築ゲーム。国産。
相場の概念を持ち込むという、なかなか意欲的な試みがされており楽しめました。
・「小吃大胃王 / Taiwan Snackbar」 3人
人間は何も食べないで飢えて病気になるのと同様に、あまり食べ過ぎて飽和状態に陥ると、やはり病気になる。
―― ウィリアム・シェイクスピア(William Shakespeare, 1564 - 1616)...イギリスの劇作家
中華民国(台湾)製のゲーム。
屋台での大食い競争をテーマにしたお手軽なバースト系(だと思う)カードゲームです。
・「トゥルネー / Tournay」 3人
ベルギー人がもう少し働き者だったら。
―― 欧州のことわざ
「トロワ」と同じスタッフによるカードゲーム。
ベルギーにある同名の街を発展させていくゲームらしいです。
・「マンハッタンプロジェクト / THE MANHATTAN PROJECT」 3人
原子戦争が起これば勝者はない。敗者だけが残る。
―― アルベルト・シュヴァイツァー(Albert Schweitzer, 1875 - 1965)...フランスの神学者;哲学者;医者;音楽家
いつも農場経営や港湾整備ばかりのワーカープレイスメントでは飽きるのですよ!
というのは冗談ですが、本作は原爆製造競争という変わったテーマのワーカープレイスメントです。
ワーカープレイスメントにしては珍しく比較的自分のやりたいことが出来る緩さと、
スパイや爆撃といった他人を直接邪魔するインタラクションが同居するデザインです。
センスの良いコンポーネントも○。
・「小吃大胃王 / Taiwan Snackbar」 3人
時間調整に再度登場。
大食いをテーマにしただけに、何十枚もカードを引かされたりと豪快な展開が楽しいゲームです。
・「トゥアレグ / Tuareg」 3人
ラクダの背骨を折る一本の麦わら
―― ことわざ
Adlung社の箱のやたら小さいカードゲームシリーズ。
中東での交易をテーマにしたゲームみたいです。
・「バトルライン / Battle Line」 2人
勝利は、最も忍耐強い人にもたらされる。
―― ナポレオン・ボナパルト(Napoléon Bonaparte, 1769 - 1821)...フランスの軍人;政治家;皇帝
クニツィア博士の傑作2人用ゲーム。
とにかく苦しい。でもゲーマーならその苦しさが面白いと感じる・・・はず。
以上、例会報告でした。
次回は4月8日(日)午後1:00開始となります。
皆様の参加をお待ちしております。
写真・文 : 池田@代表補佐見習い?
最終更新:2012年03月29日 22:00