引用元:【炎の】YOU’sキッチン【さだめ】
56 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
来たか……ボディ
57 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:Awaawaii
遅い。待たせすぎ
58 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:96chaDoRA
ちゃんと録画してるよ!
59 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ChaliceH1
今日は和菓子だっけ
60 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:42noMount
和菓子かぁ……
61 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:BurnKoke4
和菓子……
62 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ANGELAKO
和菓子……ね
63 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:LegenDA30
和菓子ねぇ
64 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:cockToo3
黒糖は使いますか
65 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:TAKEMEEE
その後一杯のお茶は怖いんですか
66 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:Terr3Terr3
おかしつくって
67 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:magicSSSS
カロリー控えめだといいが……
68 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:catchamber
和菓子作れるとか、いよいよ多芸っすねー
69 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:sukoyA50
おかしはだめおかしはだめおかしはだめおかしはだめおかしはだめ
70 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:kituiA50
やめてよそんな期待してる目で見ないであなたを食べると翌日から大変なことになるのお願いだからやめて
90 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ShingekiBIG
す、須賀プロの様子が……
91 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:noWYNWDNO
オーノー
92 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:Guito893
……おい、また倒れるなよ
京太郎「本日はYOU's キッチンということでー」
京太郎「りょ、料理人には……
松実宥さんにお越しいただきましたー」
宥「……ど、どうも」
京太郎「いやあ、お久しぶりですね」
この番組がまだSUGA's キッチンであったころ、一度ゲストとして参加済み。
これで二度目である。
前回は鍋焼きうどん。実にご満悦であったのは大変喜ばしいことではあるが……。
京太郎は死んだ。二重の意味で。
猫舌に鍋焼きうどんは天敵であると、月曜いやでしょうもういいでしょうにて出会った青年が言っていた。
これには京太郎も合意した。
他には、あんマンもまずい。あれは殺人兵器だ。
舌に張り付いたが最後、逃がしてくれない。
あとはその“ポインター(あんこ)”でロックしたところに“必殺技(熱)”が襲い掛かってくるだけだ。
マジでやめてほしい。
他にはあれ、麻婆豆腐やカレーだ。
まず、熱い。作り立てのそれは、そりゃあ熱い。
そんでもって、辛い。辛さとは、あれは皮膚の領域である。触角の領域なのだ。
要するにあれは、火傷をしているのだ。舌が。
それを脳味噌が、辛さとして認識してくる。だから、熱さ+辛さとかマジやばい。
で、今この部屋。ヤバイ。
宥「今日は、あったかいねぇ……」
京太郎「そ、そりゃあ……よかったっす。ハイ」
サウナ状態である。
京太郎(殺される……っ!)
京太郎(もってくれよ、俺の体……!)
夏である。夏なのだ。
それなのに、冷房は入っていない。部屋は全部密閉。
おまけにここ、ビニールハウスである。何考えてるんだスタッフ一体。
わざわざ、作ったのである。
夏の炎天下に、外で、料理ができるビニールハウスを。
ご丁寧に用意された反射板っていうかアルミホイルが、熱さをさらに引き立てる。
で、ファンヒーター。超照射中。熱風しか来ない。
殺す気かよ、マジで。
いや、言いましたよ。確かにね。
前回寒がっていたから、もうちょっとなんか設備整えられませんか、って。
多少なら我慢するって、言いましたよ。そりゃあ。
でもさ、いくらなんでも洒落にならん。
特にあのファンヒーター。神砂嵐+怪焔王の“流法(モード)”とか、洒落にならない。
吸血鬼でもぶっ殺そうとでもいうのか。この炎天下。超紫外線。
それともあれか。須賀京太郎が人間じゃないとでも言いたいのか。
多少っつっただろ。これぐらいの熱だと死なないって言いたいのか。ふざけんな。
京太郎「きょ、今日作るのは……」
宥「あったかいの……?」
京太郎「いえ。わらび餅です。見た目が清涼材的な奴」
宥「ええぇ……」
105 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:NOyoNOyo3
須賀プロの汗、すごいことになってるのよー
106 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:Awaawaii
あ、汗……んへへ
107 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ANGELAKO
あ、汗……ふきゅう
108 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:k1nuEATG
汗に濡れたシャツ……
109 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:96chaDoRA
倒れないよね……? 大丈夫だよね……?
110 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:catchamber
水も滴る、いい男だねー
111 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:sukoyA50
かっこいい……
112 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:kituiA50
すごく爽やかな色気……
113 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:niwakaOOO
これで須賀を壊したりしたら、容赦しないかんな
京太郎「さ、さらに……!」
京太郎「夏らしく、葛切りを……!」
宥「えぇぇ……」
宥「あ、あったかくない……」
変温動物を組み込まれてるのか、この人は。
熱で殺されてしまう。これは。
本気で、勘弁してください。
京太郎「……だ、大丈夫です」
京太郎「そんなことも、あ、あろうかと……」
京太郎「今日は、あ、あったかいパートの担当だけですから……!」
宥「本当……?」
京太郎「ダイジョウブ、スガ、嘘ツカナイ」
120 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:Terr3Terr3
バタフライエフェクトを起こせばいいのか
121 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:HOKU10ki
いや、狙って起こせたらそれはバタフライエフェクトやないんやけど
122 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:SMSMHIMEko
熱地獄、そげんのもあるとね
123 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:MOKOTANN
負けないで、オカルトスレイヤー
124 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ARKWbjDrK
水分だけやなくて、ちゃんと塩分も取らんとあかんよーぅ?
125 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:Guito893
……また余計な気遣いでもして、こうなったんだろうな
京太郎「……ま、まずは」
京太郎「大体……『5:8』ぐらい……」
京太郎「いや、『1:1.6』っつーか、『9:16』ぐらいの割合で……」
京太郎「わらび粉と、砂糖を混ぜます」
宥「白いの……いっぱい」
京太郎「結構、砂糖、多いんすよね……マジで」
京太郎「……で」
京太郎「こいつに水を入れて……そうです。これは大体、『7:10』ぐらいで……」
宥「これぐらい……?」
京太郎「そ、そうです……あとは混ぜてください」
京太郎「濾すのとかは、俺がやるんで……」
京太郎「……で」
京太郎「葛きりは、葛粉をお湯に溶かすだけなんで……」
京太郎「お湯を、用意しちゃってください」
宥「あったか~い……」
京太郎(ね、熱気が! 熱気がこっちに来る!)
京太郎(お、落ち着け俺……! 背筋が凍ることを思い出して落ち着くんだ……!)
京太郎(この程度、大丈夫なはずだ。サウナに閉じ込められたことに比べれば……!)
京太郎(サウナスーツを着て山を走ったことに比べてば、たぶん問題ねえ……!)
京太郎(俺はあれで、熱中症を克服したはずだ……!)
京太郎(結局は――根性だ、と)
京太郎(ぶっ倒れそうになっても、何とか精神の力で踏みとどまれる……と!)
京太郎(弱っているからこそ……そこを熱に付け込まれる)
京太郎(アルコールと一緒だ……!)
京太郎(心も体も、どっちも万全な状態なら……それほどダメージは受けない)
京太郎(踏みとどまろうとするなら、已のところで踏みとどまれる……んだ)
京太郎(今の俺の身体は――最高潮だ)
京太郎(精神は……そう)
京太郎(松実プロの、あの、おもちを見れば大丈夫になる)
京太郎(わらび餅ではない餅……そう、ここはお餅を作る場所ではなくお餅を眺める場所だったんだよ!)
京太郎(……)
京太郎(……駄目だ俺。だいぶ頭に来てる、これ)
京太郎(ごめんな……しず、灼)
京太郎(俺、ここで終わりかもしれない……)
京太郎(俺さ、頑張ったよな……?)
京太郎(……)
京太郎(やえさん、至らない相棒でごめんなさい)
京太郎(
ハギヨシさん、俺のコレクションを持って行ってください)
京太郎(一さん、今俺はあなたの服装が正しいって思ってます)
京太郎(ああ……)
京太郎(……お迎えが)
宥「……だ、大丈夫?」
宥「や、やっぱり私に合わせるのって……難しいと思う、から」
宥「す、須賀プロは、無理しなくても……」
京太郎(――来るには早いぜ!)
京太郎(天使はこっちにいるんだからな)
京太郎(……)
京太郎(……いや、灼熱地獄とかそこらへんの閻魔の使いかもしれないけど)
京太郎(これで俺がぶっ倒れたりしたら……この人凹むだろうなぁ)
京太郎(絶対、気にしてるもんな……寒がりのこと)
京太郎(涙を止めるっつーのが俺の心情なら……)
京太郎(初めから、流させるなんてのは――主義に反する。そのはずだ)
京太郎(……)
京太郎(……いや、やっぱり熱いってこれ)
京太郎(たすけて)
京太郎「な、なあに……ほら」
京太郎「気にしないでくださいよ」
京太郎「これくらい、へっちゃらですよ……!」
宥「……で、でも」
京太郎「証拠を……お見せします」
宥「えっ……?」
京太郎(こうなったら――)
できるのはたった一つのシンプルな方法だった。
そう、実にシンプルだ。
踏ん切りさえついてしまえば、それはいともたやすく行われる。
京太郎「――キャスト、オフ!」
叫びとともに、京太郎の纏うアーマーが弾け飛ぶ。
……いや。
それぐらいの早業だというだけであるが。
京太郎(脱ぐしかねえ!)
上衣を脱ぎ捨てて、自分の真上に弾き飛ばす。
ちょうどそこだけ、影ができる計算である。
……計算なのだろうか。これ。
京太郎「こいつで俺の、頭は冷えましたよ」
京太郎「実にいささか、無理やりな方向っすけどね」
宥「え」
宥「ふぇぇぇえええ」
宥「こ、これテレビだよ……!?」
京太郎「なーに、問題ないですよ」
京太郎「知り合いの――おばあちゃんが言っていた」
京太郎「『整ったピンとボールは……芸術を作り出す』ってな」
京太郎「そういう、機能美みたいなものが……世の中には確かにある」
京太郎「つまり……」
京太郎「戦うことに特化した俺の肉体は、一切恥じるところがない!」
京太郎「ボクシングもムエタイも、上半身は裸です……!」
京太郎「だから、上半身まではテレビ的にも問題はないはずだ……!」
200 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:KAJYUYU3
熱さにやられたか……
201 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:magicSSSS
おい
202 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:PeachMMM
壊れちゃったっすね
203 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:42noMount
こんなの……誰も望んでなかったはずだよ……!
204 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:BurnKoke4
京太郎……
205 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:Awaawaii
う、な、なにこれ!なんでこんな風になってんの!あいつ大丈夫なの!?
206 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:k1nuEATG
ちょ、ちょっとこれ……アカン奴じゃ
207 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ultraQhna
逆に視聴率は上がりそうですけどね
208 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ANGELAKO
ちょ……な、なに壊してるのよ!
209 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:niwakaOOO
……
210 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:Guito893
ああ、わかった。これは目に余る
211 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:MOKOTANN
……そ、そんな
212 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:WOLFanSPC
誰ですか、ここまで追い詰めたのは
213 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:semaitoko
壊れちゃってるわね、これ
214 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:RodRussia
どうするんですか、これ
215 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:SEraEgchi
な、なななななななんで脱いどるん!?
216 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:SAeKOshi
ちょ、ちょっとこれ……
217 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ChaliceH1
す、須賀プロが自分から脱ぐなんて……そんなバカな……!
218 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:sukoyA50
ファンサービスにしてもやりすぎじゃ
219 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:kituiA50
録画はするけど、さすがにこれは……!
220 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:catchamber
いや、見ろよ。あいつの眼……まだ諦めてない
京太郎「さあ、気にせず料理を続けましょう」
宥「え、いや……あの、その……」
京太郎「大丈夫です、何も問題はない」
宥「で、でも……」
京太郎「……」
宥「あ、あの……」
京太郎「……」
宥「そ、その……」
京太郎「……問題しかないですね」
宥「う、うん……」
宥(確かに……あ、あったかそうな体だから……大丈夫だけど……)
宥(それ、見たら……か、顔が、熱くなっちゃって……)
宥(は、恥ずかしくて料理なんて……)
京太郎(――実に、やれやれって感じだ)
京太郎(だけど……うまく行ったみたいだな)
京太郎(服を脱ぐときに指弾で麻雀牌をフッ飛ばした)
京太郎(それで、ファンヒーターを……止めさせてもらったぜ)
京太郎(俺の方に注目していたから……気付いてはいないだろう)
京太郎(熱中症の気合って話じゃねーけど、人間……思い込みっていうのは実に重要だ)
京太郎(あまりに俺のやったことのインパクトのデカさに、あの人の意識からは暖かいとかそういうのが一瞬消えた)
京太郎(そして暫くは、意識の外に向かうだろう……そういうのはさ)
京太郎(気付かなきゃ……ホンの少しなら、ファンヒーターなしでもやっていける)
京太郎(上に放り投げた衣服による視線誘導と、突然の脱衣って衝撃)
京太郎(その隙を突かせてもらったぜ)
京太郎(人呼んで、脱衣麻雀牌アタックだ)
京太郎(……)
京太郎(……)
京太郎(流石に、このネーミングセンスはないな。弘世先輩でも『NO』と言うだろう)
京太郎(……そんで)
京太郎(指のあいだから、チラチラとこちらを除く松実プロ)
京太郎(それを見れたのは、非常に良しとしよう)
京太郎「ちょっと待ってて下さい。備えがありますから」
宥「う、うん……」
京太郎「これが――NEW衣装。フォームチェンジです」
京太郎「どうですか? 似合います?」
宥(甚平さん……)
宥「な、夏っぽくて……似合ってると、思うよ」
京太郎「そいつぁ、よかったです」
240 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:CHiLDPlay
あれは、オカルトスレイヤーでやっていた……!
241 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:KAMENride
マジカル☆指弾!
242 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:magicSSSS
あの時はベアリング弾だったがな……
ついでに加えて言うのならあれは、ただ指で弾いて飛ばしているわけじゃない
ゴム製のスリングを利用して、弾き飛ばしているわけだ。さすがに指で弾くだけでは威力が出ないからな
須賀プロの指弾というのは、服の下に隠したゴム製の小型投石器を利用した暗器になる
243 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:PeachMMM
……原理は判ったっす。わかったっす
でも、なんで服にそんな強力な暗器を仕込んでいるんですかね
244 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:BurnKoke4
なんのプロなの
245 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:42noMount
ちょっと須賀プロが分からなくなってきた
246 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ChaliceH1
護身用?
247 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:MegeBara3
拳銃持った相手にでも狙われてるんですか?
248 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:mairuMMM
北九州ならそげな用心ばしても、不思議じゃなか
249 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:SMSMHIMEko
こんあとに、九州にでん収録ば行くんやなかかと
250 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:SBRSBRKH
きゅ、九州はそこまで危なくないかと……
251 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ANGELAKO
……誰かが、そんなデマを教えたとか?
252 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:mairuMMM
誰やろな
253 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:SMSMHIMEko
全く持って、不思議かよ
京太郎「……さあ、気を取り直して――」
京太郎「料理、しましょうか」
宥「う、うん……」
京太郎「ここに一つ――宣言しておきます」
宥「……?」
京太郎「今日あなたは――初めての体験をすることになります」
京太郎「俺がその、新しい快感の境地に連れて行ってあげますよ」
宥「ふえ、えぇぇぇぇえぇ!?」
263 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:niwakaOOO
……まだ壊れてる
264 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:96chaDoRA
ええええ……
265 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:Awaawaii
人が心配してるのに、なに言ってんのこいつ
・
・
・
京太郎「さて……できましたね」
宥「できちゃったね……」
京太郎(ちょいちょい、冷蔵庫で冷やすために扉を開け閉めしたから)
京太郎(おかげで、何とか生き残ることができた)
京太郎(んで、そのついでにファンヒーターのリモコンをくすねさせて貰った)
京太郎(ここからが、オカルトスレイヤーとしての最後の仕上げだぜ)
京太郎(……)
京太郎(なんで俺、料理番組なのにオカルトスレイヤーとか言ってるんだ……?)
京太郎(ま、いいか)
京太郎(ここで俺がすることは……松実プロに初めての体験をさせること)
京太郎(絶対に彼女がこれまで味わったことがない、そんな感覚を味わわせる)
京太郎(それが目的だ)
京太郎(……)
京太郎(……だっけ?)
京太郎「どうですか、見た目は?」
宥「あ、あったかくない……」
京太郎「わらび餅は普通に食べてほしいですけど」
京太郎「葛きりは、黒蜜につけてずずっと飲むように啜ってほしいですね」
宥「えぇ……」
宥「こ、これ……飲まなきゃダメなの……?」
宥「こ、氷浮いてるし……ぬるぬるしてる、し……」
京太郎「いいから、飲んでください」
宥「うぅぅ」
宥「も、もっとあったかいのが……」
京太郎「ありません」
宥「あ、熱々のを飲ませて……」
京太郎「ないです」
宥「……」
京太郎「そんな目をしても、駄目です。飲むまでお預けです」
宥「……うぅぅ」
273 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ANGELAKO
す、すごい冷たい目をしてるわね
274 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:mairuMMM
これはサドやろ
275 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:SMSMHIMEko
サドかと
276 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:Awaawaii
ちょ、ちょっとかっこいいかも……これ
277 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:42noMount
だから、Sだよ
278 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:BurnKoke4
S……?いや、そんなことは……
279 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:TOMOkiii
やはりスッガは攻め
280 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:TAKEMEEE
どう見ても攻め
281 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:MIHspring
でもリバのスッガもありだと思う
282 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:eomotRev
今回は実に収穫が多い回でしたね(恍惚)
京太郎「大丈夫です、松実プロ」
京太郎「俺を信じてください……そして、あなた自身の腕を」
京太郎「絶対に後悔は、させませんから」
宥「……う、うん」
おずおずと、箸を伸ばす松実宥。
少し進んで、また戻って。
また少し進んで、また戻って。
進んで、戻って。
すごいじらされている。
その間にも、汗がとめどなく流れてくる。
京太郎「……」
京太郎「……失礼しますよ」
宥「えっ」
京太郎「ほら、あーん」
宥「ええぇ……」
京太郎「あーん」
宥「え、えっと……」
京太郎「あーん」
宥「あ、あの……」
京太郎「あーん」
宥「……」
宥「……あーん」
宥「――」
宥「こ、これって……」
宥「あったかくはないけど……さ、寒いわけでもない……」
宥「これは……」
京太郎「焔のような暑さはなく、氷のような冷たさはない」
京太郎「暖炉のような暖かさなく、冬のような寒さもない」
京太郎「しかし何より、優しいもの」
京太郎「人それを――『清涼』と言います」
宥「清涼って……?」
京太郎「要するに、涼しいってことですね」
宥「涼……しい……?」
京太郎「どうですかね、この感覚」
京太郎「初めてじゃあ、ないですか?」
宥「う、うん……」
宥「こんな風に……暖かくないのに……」
宥「それでも……怖くないのは、初めて……」
京太郎「それはよかった」
後ろ手に隠したリモコンを、静かにポケットにしまう。
冬、炬燵に入りながらアイスを食べる。要するに言ってしまえば、そんなところである。
ただし、それでは――やはり松実宥は「暖かくない」としか感じないであろう。
だから、この食べる瞬間を見計らってファンヒーターのスイッチを最大限でオンにした。
松実宥には、「暖かい」という感覚しかわからないわけではない。
「寒暖」を理解しているからこそ、「暖かい」と「暖かくない」を体感しているのだ。
精神によって誤魔化されていて、彼女は今『十分』であると感じている。
そこへのファンヒーター照射。それでも彼女は容易く適応するであろうが……。
浴びせられたその瞬間は、急激な変化に体が緊張する。
要するに――「暖かい」を通り越した感覚を、一時的に味わうわけである。
そこへ入る清涼な葛きり。
これは、彼女の体を――適温に感じさせる効果を生む。彼女が心地よさを覚える温度に。
だから彼女はその感覚に、恐怖を覚えなかった。
むしろ心地よさこそ覚えたのである。人々が味わう『涼しさ』と同様に。
京太郎(一時的にハプニングはあったものの)
京太郎(やらせてもらったぜ?)
宥(これが……涼しい)
宥(……)
宥(暖かくないけど……)
宥(優しくて……怖くない……)
宥(……)
宥(……こんなの、初めてで)
宥(気持ち……いい)
宥「んむっ」
宥「はっ……んっ」
宥「ちゅ……るぅ……」
宥「ふ……ん、ぅ……」
宥「んぅ……」
宥「これが……涼、しい」
宥「気持ち、いい……」
京太郎「……」
京太郎「……というわけで、ご満悦だったところで」
京太郎「また来週も見てくれよなー」
なにこれエロい。正直勃つわこれ。
色々限界に近いので、ここらで収録は終了という運びにさせてもらった。
本当に限界である。冗談抜きで。
あとは、一刻も早く――この灼熱地獄を抜け出すだけなのだが。
宥「す、須賀プロ……?」
京太郎「なんでしょうか、松実プロ」
京太郎(お願いします倒れそうなんです本当に死にそうなんです)
宥「こんなの初めてで……その」
宥「ありがとう……ね?」
京太郎「っふぉい!?」
京太郎(ナンデ!? オモチナンデ!?)
京太郎(この感覚はいつまでも味わいたい。そう、人これを楽園と呼ぶだろう)
京太郎(正直やばいというか真面目にいろんな意味でやばいというか)
京太郎(この姉妹どんだけスタイルいいんだというかでも俺ヒップラインも好きになっちゃったんだよねっていうか)
京太郎(やっべえこれ今俺押せばこの人落とせるんじゃねチャンスなんじゃね初めておもち持ちとフラグ立ってんじゃねというか)
京太郎(もうこれゴールしてもいいよね上位ランカーに須賀プロが二人いてもいいよねっていうかでも須賀宥っていうよりは)
京太郎(松実京太郎の方がなんかいろいろかっこよくてすばらじゃねっていうかやっべえこの人結婚したいというかここに式場を建てようというか)
京太郎(色々――実に、いろいろあるけど……!)
京太郎(超炎天下すぎて真面目にぶっ倒れそうでしかもこの厚着でおまけにもう色々限界で)
京太郎(さらになんか抱きしめられて密着してるせいでより暑くて本当にヒートアイランド起きてて)
京太郎(だが離れがたい魅力をもっているというかむしろこの感覚をもっと味わっていたいというか)
京太郎(俺このチャンス逃したらもう巨乳相手にできないんじゃねっつーかもうここで味わい尽くすしかこの先縁なんてないんじゃないかっていうか)
京太郎(ああもう正直このままこの人に抱かれて落ちてしまってもいいというかなんというかもう天国に行こうかな)
京太郎(いやでも駄目だ抜け出さなきゃいけないこれはマーラの誘惑だ第六天魔王が俺のことを殺そうとしてるんだっていうか)
京太郎(人はパンのみで生きるにあらずそうだよパンがなければおもちを食べればいいんじゃないっていうかもうおもちだけでいいんじゃないかな)
京太郎(いや駄目だ俺はこんなところで死ぬためにプロになったんじゃないっていうかまだ麻雀諦めたくないというか)
京太郎(ここで俺が倒れたらこの人の心のせっかくの思い出が裏返って一気にトラウマへと早変わりしちまうから)
京太郎(くそ、立てよ……立つんだ須賀京太郎……! 倒れるな……!)
京太郎(一刻も早くこの場を抜け出さなきゃならない……)
京太郎(も、もう無理……本当に、むり)
京太郎(は、はやく……!)
宥(……ぁ)
宥(これ……)
宥(須賀プロの……京太郎くんの身体……)
宥(優しくて……あったか~い)
宥(もっと、もっとぉ……!)
京太郎(――って)
京太郎(なんでさらに抱きしめてきちゃってるんだよこの人ぉ!)
京太郎(離してくれよぉぉぉぉぉ――――――!)
※この後、手っ取りはやくお姫様抱っこでビニールハウスの壁を蹴り抜きましたとさ
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【松実宥の好感度が上昇しました!】
最終更新:2013年10月14日 08:43