京太郎「……よし」
窓ガラスを鏡に、服装をチェック。
鼻毛なし、耳毛なし、頬っぺたに産毛なし。剃り残しなし。
ワイシャツオッケー、ネクタイオッケー。スーツに皺なし。
糸くずなし。埃なし。
憧「なに鏡見てニヤついてるのよ」
京太郎「いや、ニヤついてないよな!?」
ベシンと、閻魔帳で叩かれる。互いの身長差の為、半ば後頭部に激突。
京太郎「折角の初顔合わせだから……こう、舐められないようにって奴?」
憧「……どーだか」
憧「女子高生の前だから格好つけようとでもしてるんじゃないの?」
京太郎「……辛辣すぎませんかね?」
憧「べーつーにー?」
そう言いつつも、若干の笑いを隠しきれない憧である。
まあこう、やっと……というかやっとなのだろうかは兎も角として、男である。男なのである。
恋愛マスターだのなんだの言われつつもそれまで男が居た事がない憧としては、正直生徒からの追及をどう躱したらいいか悩みものであった。
それがこう……夫。夫なのである。
もう、やっとドヤ顔が出来る。生徒に変な後ろめたさとか負い目とか感じずに済む。
どうだ、これが私のだ――と胸を張るような気分と言うか。女は怖い。
憧「さー、入った入ったー」
京太郎「お、押すなよ」
阿知賀麻雀部部室。そこには既に五人の生徒が屯していた。
自動卓を囲んでいたその顔が一斉に入口を向き、誰から言い始める訳でもなく立ち上がり頭を下げる。
生徒A「どーもー、詠ですー。詠は名前ですけど、そのまま呼んじゃってー」
生徒B「どうも! 備井です! よろしくお願いします!」
生徒C「香椎です……あの、よろしくお願いします」
生徒D「出井です。あ、名字で。……下の名前で呼びたいなら夫になって下さい」
生徒E「伊呂波です。よろしくお願いしますね!」
憧が背後から、中等部からの持ち上がりと補足をした。
なるほどな、と頷きつつ五人を見回す――言っておくが決して品定めではない。決して。断じて違う。違うのである。
生徒に色目を向ける教師というのは、京太郎の内の職業倫理からして絶対にノゥ!なものでもあるし……。
第一そんな事をしたら新子憧にぶっ殺される。多分、殺したあとに「ブッ殺したなら使っていい」とか言われる。
決して憧より大きいのが二人か……などとは思っていない。思っていないのだ。
火星に神はいないが、神に誓ってもいい。
京太郎「あー、っと」
京太郎「俺は……これから新子先生と一緒に顧問――つーかコーチを務めさせて貰う事になる――」
生徒A「須賀プロでしょ?」
生徒B「いやいや、須賀元プロ」
生徒C「えっと……確か、一位……?」
生徒D「……人類の到達点」
生徒E「お会いできて光栄です!」
京太郎「……」
京太郎「……」
京太郎「……」
京太郎「……憧」
憧「……何よ。鼻の下でも伸ばし――」
京太郎「――俺の事、知ってる」
憧「……は?」
京太郎「俺の事を……須賀プロって判るって! これ、すごいぞ! すごいだろ!?」
憧「あ、ああ……そ、そうね……」
京太郎「俺……教師になってよかったなあ……!」
憧「……あ、うん」
例えばお前が雨の日に子猫を助けたとしよう。
だが死ね。
――そんな事を言われたくらいの衝撃であった。少なくとも京太郎にとっては。
一度はM.A.R.S.ランキングトップに輝いたとは言っても……そう、それまでも全国の雀士の内の頂上の、その中でも一握りの上位ランカー。
だというのに、あまりにも影が薄かったのである。
須賀プロ応援中という飯屋でサインでもしようかと思ったら、気付かれないばかりか不審者の如き眼を向けられ――。
たとえば合コンで“職業:麻雀プロ”と言っても、もぐりかなんかの如く見做され――。
挙句、引退したと言っても一度は頂点に立ったのに、実業団の現役麻雀プロに「目の前の
須賀京太郎≠オカルトスレイヤー」と思われており――。
そんな京太郎である。
もうこれは、多大なる感激であった。それだけでもこの生徒たちを守り抜いて行こうと思うくらいには。
生徒A「へへ、こいつが憧ちゃん先生を女の顔にした男ですぜ……」
生徒B「ちょ、や、やめようよ」
生徒C「……執事(ボソッ」
生徒D「一体どんな手練手管を用いたんですかねぇ……(ゲス顔)」
生徒E「???」
ごめん嘘。
なんだコイツら。
憧「あのねえ、あんたら……」
生徒A「いやー、恋愛マスターの憧ちゃんとケッコンする人とか気になっちゃうって」
生徒B「た、確か大学の同級生だったとか……」
生徒C「前に話に出てて……」
生徒D「憧ちゃん先生がメスの顔になってた」
生徒E「え、えっと……結婚されてるんですよね?」
突っ込みどころが余りにも多いが――多すぎるが――。
とりあえず……。
京太郎「……恋愛マスター?」
憧「……」
うっさい黙れと、目で言われた。
そのまま、ネクタイを掴まれて部屋の隅まで。
おっとっとと引きずられる京太郎はつんのめりガチに。憧はやたら早足で。
そこから始まる耳打ち。
憧(れ、恋愛マスターってのは生徒たちが勝手に言い出した事だから! いい!)
京太郎(ん、あ、ああ……)
憧(そりゃー、そのね?)
憧(あたしも片思いとかに色々思うところあった訳だからちょっと生徒の相談とか乗ってあげたり)
憧(あとはまあこう色々聞いた話とか調べた話で覚えてる事とかをそれとなーく教えてあげたり)
憧(あとはまあなんていうのかこうそのあのこれやったら見向きされないとか気付かれないとかそういう失敗とか)
憧(周りに気を付けなかったら絶好のタイミングでインターセプトされたりインターセプトされたりインターセプトされたり)
憧(他にもこう相手が信じらんないぐらい鈍感で鈍感で鈍感で鈍感でまるで完全に無視されたり)
憧(その癖なんでもなさげにこっちのツボ押さえてくれるしなんだかんだ頼りになるっていうか頼りにしてるっていうか)
憧(無駄に細かいとことかさりげなく気にしたりする癖になんだか妙にデリカシーとかそういうの欠けてるっていうか)
憧(もう正直いい加減諦めて他の方行った方がいいんじゃないかなと思いつつもやっぱ誰かに取られたら癪だし)
憧(って言うかやっぱりここまで思ってきたんだからなんていうか諦めるのとかちょっと考えたくないっていうか)
憧(もうそういうの気にせずにド直球で行って大願成就してそのまま幸せな家庭を築きに行った方がいいんじゃないかっていうか)
憧(いやでもそれでフラれたりしたらあたしのこの何年間ものアプローチとか色々とかなんなのよ一体って感じって言うか)
憧(まあ最終的にはあたし大勝利! 希望の未来へレディーゴーっていうかバーニングラブヒートエンドっていうか――)
京太郎(憧、憧、話逸れてるから)
生徒A「今の見ました?」
生徒B「あ、憧先生が引っ張っていった……凄い強気で」
生徒C「意外と恐妻家?」
生徒D「なんということだ……憧ちゃん先生が仕込む側だったなんて……」
生徒E「え? え?」
生徒A「会話を予想しよう」
生徒B「ええ!? いや、いきなりそんな事言われても……」
生徒C「えーっと…………『あ、あたしそんなに男遊びしてないから!』」
生徒A「お、似てる」
生徒C「『あ、あくまでもあたしが好きなのは……その……』」
生徒A「あー」
生徒A「須賀プロのこと、なんて呼んでるんだろ?」
生徒B「あなた?」
生徒C「ダーリン」
生徒D「京ちゃん」
生徒E「きょ、京太郎さん……とか?」
憧「……あんたたち、聞こえてるからね?」
生徒A「あ、やば」
生徒B「ひえっ」
生徒C「た、他愛もない冗談ですよ……?」
生徒D「これは般若の顔ですわ」
生徒E「……はやりん?」
生徒A「なんでよアラフィフ関係ないでしょ」
生徒B「アラフィフって呼び方良くないって……」
生徒C「そこらへん同じ業界だった須賀プロにも聞きたいところ」
生徒D「ひょっとしたら地雷あるかも」
生徒E「ええぇ……」
これは――なんというか。
改めて京太郎は思った。女子高というか――女子って凄い、と。
三人寄れば姦しい。五人集まったら……女姦女である。読み方は知らない。なんだか組体操してるみたいではある。
京太郎(うーん、まあ、歓迎はされてるんだよ……な?)
すっかりと京太郎が置いてきぼりにされる中――そうだこれは覚えがある。
須賀君金髪で不良みたいでーすとか。須賀君こわいでーす。
先生俺二人組作れないーじゃあ先生と一緒にやろっか――みたいな。そんなの。
尚、本当に何故金髪=不良呼ばわりかは分からないが、よくあるブロンドジョークだの、不良漫画で金髪を主体にしているからである。
血液型占いみたいに、髪色占いみたいなの。たとえばピンクは淫乱とか。
……いや、京太郎に関しては喧嘩をしていたから、そう思われたのだ。小学生の時である。
別に喧嘩っ早いとかそういうのではなく……そう、違う。
ちょっと女の子をからかう奴らにたまりかねて手を出したら(正確にはサッカーボール)、それ以後、絡まれるようになったのだ。
無論相手は上級生。となれば必然京太郎も必死こいて戦い、同じだけ傷が増える。
そんな様子をたまたま同級生に目撃され、須賀=喧嘩野郎になってしまった。それだけである。
……で。
生徒A「えー、そんな訳で須賀先生の歓迎会をしたいと思いまーす♪」
生徒B「いやどんなワケ!? 私たち憧先生に鬼のような宿題出されただけだよ!?」
生徒A「D、ここカットでー」
生徒D「出井だからD――つまりはディレクター」
生徒B「いや須賀先生置き去りになってるって!?」
指をチョキチョキやる少女――確か、詠。
なるほど割とノリがよいタイプなのかな、と京太郎は頷いた。
生徒A「というワケで歓迎会なんで……」
京太郎「“なんで”……?」
生徒A「脱いでください」
憧「え゛」
京太郎「それはおかしい」
どんな繋がりなんだろうか。
へっへっへ、鎮守府に着任おめでとう。早速歓迎会をするから脱ごうか。なーにこれはスキンシップだよ。――とかそう言う奴か。
事案待ったなし。ケンペイ=サンも大忙しである。
憧「な、な、な、な、なにゃ、なにゃ、ななな」
憧「あ、あんたら何言ってるのよ!?」
生徒A「いや、衣服を脱して裸体を晒して下さいと――」
憧「誰も言い換えてもっと詳しく言えなんて言ってないわよ!!!」
ふしゃー、と牙を剥く憧。
一方の京太郎は、正しく完全に置いてきぼりになっていた。
というか置いてけ堀に来た気分だ。「置いてけ」「置いてけ」「服置いてけ」とかそんな感じ。妖怪首置いてけもビックリ。
とんだ痴女である。痴女もヤバイが、痴漢なら猶更ヤバイ。色んな意味で洒落にならない。
生徒D「まあとりあえず、アイスティーでも飲んで落ち着いてください」
憧「飲んでる場合か!」
生徒E「え、ええ、えっと」
生徒C「憧ちゃん先生のこのテンション実際スゴイ」
生徒B「こ、これ不味いって……」
生徒A「大丈夫だ、問題ないわ」
いや、問題しかない。
京太郎は言葉を飲み込み、改めて入口を見た。ここは確か阿知賀麻雀部の筈だ。美術部ではない。裸体とは関係ない。
いや、或いは漫画研究会なら研究の為に裸体を晒す必要があるかもしれないが――。
やっぱりここは麻雀部だった。何度見ても。
別に阿知賀ストリップ同好会でも、阿知賀セクシャルポルノ研究会でもない。
生徒A「これには理由があるんですよ」
憧「……へー、どんな理由?」
生徒A「憧ちゃん先生をたらしこんだ裸が見たい」
生徒B「い、いや……従えば部員が増えるって」
生徒C「漫研の人達に売れるので」
生徒D「憧ちゃん先生を雌にした裸が見たい」
生徒E「え、えっと……えっと……」
おいこら。
憧「あんたらねえ……!」
憧「やっていい冗談と、やっちゃいけない冗談も分からない……と」
生徒A「え、毎晩ヤってる?」
生徒C「冗談みたいに凄い?」
生徒D「何もわからなくなる?」
おいこら。
憧「ふきゅっ」
おいこら。
生徒A「まあ、というのは冗談として――」
生徒A「ほら、ここって麻雀部じゃないですか」
憧「……そーだけど?」
生徒A「ということは、こう……色々と運んだりなんだりも多い訳ですよ」
生徒C「たとえば麻雀卓とか」
生徒D「たとえばパソコンとか」
京太郎「……うっ頭が」
生徒E「だ、大丈夫ですか……?」
ブロックワード:清澄麻雀部。
生徒A「という訳で、一体どれぐらい力があるのか……筋肉があるのか剥いて確かめよう、と」
憧「なるほどなるほど……なるほどねーって」
生徒A「判っていただけました?」
憧「いや、その理屈はおかしい」
生徒A「あれ?」
憧「まー、はしゃぎたいのも分かるけど……」
憧「そりゃまあ、引退したとは言ってもプロで……ランキング1位がコーチ」
憧「はしゃぐのも多めに見てもいいかなーって感じだけど」
生徒A「な、なら……」
憧「――だが断る」
憧「夫の裸を嬉々として他人に見せる妻が居るか、っての!」
憧「はい、くだらない事言ってないで麻雀部の活動!」
なんという頼りになる風格か。実際ジョジョめいたアトモスフィアである。
流石の教師だ。
てっきり、子供から舐められてる――やっぱり学生って実際コワイ。モンスター・ペアレントに骨までしゃぶられるんだ――。
なんて思っていた京太郎も、実際安心した。
やはり、この道何年ものキャリアというのは凄まじいものだ。我が妻ながらお手本にしようと――
生徒A「夫」
憧「ふきゅ」
生徒B「妻」
憧「ひきゅ」
生徒C「なるほどこれは憧ちゃんベタ惚れですわ」
憧「ふゅぇ」
生徒D「お前の事が好きなんだよ!(迫真)」
憧「ぅぅぅうぇ」
生徒E「な、仲睦まじくてラブラブなんですね!」
憧「……っきゅ」
やっぱりやめた。我が妻君ながら駄目だった。
生徒A「兎に角裸見せてくださいよ!」
憧「あ、あああんたらねぇ……!」
生徒B「オカルトスレイヤーって言われたらどうしても気になって」
憧「ゆ、ゆゆゆ許すわけないでしょうが……!」
生徒C「女子高生活には潤いが必要なんですよ!」
憧「う……」
生徒D「先っぽだけ、先っぽだけだから!」
憧「……」
生徒E「わ、私は別に……」
憧「えーっと」
全員の遣り取りを眺めながら、京太郎は天井を仰いだ。
なるほど――なるほど。
どうやらこの麻雀部に居るのは問題児ばかりらしい。時流か。時流なのか。
もう少しこう……慎みを持っていてもいいんじゃないだろうか。女子高へのイメージが破壊された。
楚々とした百合園。男子禁制のお嬢様の園で、あいさつはきっと「ごきげんよう」なんだ――とか。
そういうのは一切ない。何かもっと恐ろしいものの片鱗を味わった。
生徒A「まあ、というのは冗談として――」
憧「……」
生徒A「助さん、格さん、やってしまいなさい!」
生徒C「がってん!」
生徒D「お任せあれ!」
京太郎「ちょ、ちょ……おい……!」
そして――
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│ この場の誰もが考えた―― .│
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λ .:.=ニ. /´ i∨ヾ :i}. .: `i. _ ∧_/ i
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`ー=ニニ=--=ニ二/ニゞ__il_____i} i{_/ニニ{ .i} ゝ i ┌──────────────────────┐
`丶、/:i` `ニ 二ニニ__彡'" ニ .γ´ 壬 i │ 組み伏せられたら最後――“産む事になる”と │
.└──────────────────────┘
――二つ、思い違いがあったとするならば。
一つ。
生徒たちは当初、本気で須賀京太郎を脱がすつもりが無かったという事。
あくまでも、ケッコンに至った新子憧を茶化しつつも祝福し――適度なところでお祝いを渡そうと思っていた。
二つ目。
そして何よりも、彼女たちが思った以上に――。
馬鹿みたいな古式ムエタイと、身長百八十オーバーという恵体に結びついた筋肉は。
本気で力を込めた際には、スーツの張力限界を突破してしまうという事であった。
というか、結婚してからたびたび鍛えだしている須賀京太郎サイドにも問題があった。
二人で偶にハリウッドアクションでも見た後とか、何か危ない事件のニュースを見た後とか。
やっぱりこれは嫁さんくらい守れないとな、なんて調子に乗ってまた鍛え始める彼にも問題があるのだ。
あと、嫁さんの飯が美味くてついつい食べ過ぎてしまい、そのカロリーの消費に尽力している事とかである。
生徒A「……」
生徒B「……」
生徒C「……」
生徒D「……」
生徒E「……」
京太郎「……」
憧「……」
憧「……何か言う事は?」
生徒A「麻雀には物理が必要なのだと思いました」
生徒B「ごめんなさい」
生徒C「これが第一位――人類の到達点」
生徒D「執事」
生徒E「ぇ、えっと……あわわわわ……」
京太郎「寒い」
憧「……よし、じゃあ反省の時間ね♪」
――この後目茶目茶何切るやった。
なお、自宅に戻ってから新子憧が眼を潤ませながら京太郎に飛びついたのは別の話である。
最終更新:2015年02月11日 09:08