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引用元:【そそられる】脱いだらすごい須賀プロの写真集、発売日当日に完売【肉体美】

84 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ShingekiBIG
わわわ、こんなの売ってたなんて知らなかったよー

85 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ATGheroA
ガースーの写真集とか、初耳やな

86 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:k1nuEATG
予約厳禁、店頭限り
そういう触れ込みで、随分前に発表されてましたって

87 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:KUGYUUUU
買い損ねた……

88 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:magicSSSS
なにやってんだ須賀プロ

89 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:SMSMHIMEko
絶対、鎖とか手錠とか映えると思います
6冊買っとーとけん、考慮ばして下さい

90 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:SAeKOshi
腰がエロイ

91 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:42noMount
サンプルでしか見てないけど……また、筋肉ついたんだね

92 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:96chaDoRA
1冊だけ買えたよ
おもちおもち

93 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:TAKEMEEE
公式資料アザッス

94 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:MIHspring
ネタが捗るなぁ……

95 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:Guito893
なにやってるんだ……?

96 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:NGLwaKiwi
ニンジャ、スガ、ハダカ、ナンデ!?

97 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:niwakaOOO
こんなんだからタレントって言われるんだよ
実力あるのに

98 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:Awaawaii
馬鹿じゃないの。自分をアイドルとかスポーツ選手と勘違いしてるの?
売れないと可哀想だから、3冊買ってあげたけどさ

99 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:MOKOTANN
なんとか1冊だけ買えた
ふざけんなミーハーども!死ね!

100 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:eomotRev
メガネ割れた

101 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:Terr3Terr3
買えるだけ買ってあげた。お姉ちゃんだから応援しないと

102 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ANGELAKO
友人の分も、と思ったけど……1冊しか買えなかった。どうしよう
自分で買ってるか、貰ったりしてるよね

103 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ChaliceH1
露出に目覚めたの?




112 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:TOMOkiii
これをネタにできないとか、あんまりです
残酷です

113 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:KO1SAIKYo9
ふわっ、これ、凄い体やないですか

114 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:NOyoNOyo3
サンプルだけでお腹一杯なのよー

115 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:WAhakoromo
ワハハ、車で遠出すれば売ってるかなー?

116 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:sukoyA50
おかーさん、ちゃんと買ってくれてるかな……?

117 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:kituiA50
鼻血出た

118 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:catchamber
う~ん
こりゃ、益々いいんじゃねーのかね? 知らんけど

119 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:YOU908HTT
あったかくなさそう

120 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:shinobayu
確かに、少し寒そうなところがあるね
その分、誰かの心を暖めようとしてるんじゃないかな
いや、たかが写真集って言われたらそれまでだけど

121 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:SHeepD4C
なんもかんも冬と政治のせいにして暖めあえばええよ

122 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:YOU908HTT
それだ

123 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:Daruidaly
こんな傷あったっけ

124 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:noWYNWDNO
オカルトスレイヤーの収録でついたのでは
ベリーハードなエクストリームスポーツの連続だと聞きましたが

125 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:cyborg008ch
中にはどう見ても際どい写真があるんですよー
須賀プロには露出癖でもあるんですかー?引きます

126 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:LoveTrain
幸運と不幸は、常に全体としてプラスマイナスゼロ
誰かが『得た』のならば、誰かは『失う』し……
吉良なるものの反対には、害悪なるものが……
美の逆面には醜があり、勝利の裏には敗北がある
『買える』幸運には、『買えない』不運がセットになってる

そんな『ババ』を誰かに「おっ被せられた」のなら……私は幸福でいられるんだよ





157 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:HOKU10ki
ま、写真集含めて今までのどのカットがよかったか語ればええんやないん?
写真集持ってる人も持っとらん人も

158 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:magicSSSS
オカルトスレイヤーの登場&名乗りポーズ

159 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:Awaawaii
どれも一緒だけど……強いて言うなら、頭に手を置こうとしてる写真?

160 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:TAKEMEEE
オカルトスレイヤーのときの「それじゃあ、消し飛ばさせて貰う」

161 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:SMSMHIMEko
17話だかの、ボロボロにされて膝まづくとこがよか

162 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:KO1SAIKYo9
「だって俺が――最強なんだよ」のポーズで

163 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:Guito893
「この街の涙を拭う、魔法使いに俺はなる」のとこで

164 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:niwakaOOO
「近くにいたお前が悪い」の悪い顔で

165 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:kituiA50
ベッドに横になって、腕を開けてるカット

166 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:Terr3Terr3
「駄目ですかね?」って写真の年下風の悪戯っぽい顔

167 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:96chaDoRA
「デート、しましょうよ」って手をとろうとしてる写真

168 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ChaliceH1
「またまた、やらせて貰ったぜ」の、あの顔が

169 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ANGELAKO
「へえ……どうして欲しい?」の、相手の顎の辺りに指を出そうとしてる写真で

普段とのギャップが

170 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:catchamber
いやーちょっと泣きそうな顔に庇護欲がそそられるねー

171 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:YOU908HTT
「寒いのか?」ってコートの前を開けてるとこ

172 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:Daruidaly
ワイシャツにエプロンつけて台所に立った後ろ姿

173 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:LoveTrain
「悪い! な、頼むよ!」って、手を合わせてあんまり申し訳なさそうにしてない笑い

174 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:KUGYUUUU
「待たせたな。ほら、これ」ってタコス片手のとき


◇  ◆  ◇


京太郎「今日が発売日だっけ……写真集」

京太郎「なんで麻雀プロの、しかも男子の写真集発売するんだよ」

京太郎「わっかんねー」

京太郎「三尋木プロ風に言ってみるけど、やっぱりわっかんねー」

京太郎「……」

京太郎「これ、端から見たら不審者だよな」

京太郎(帰るか)

京太郎(いや、でも待てよ?)

京太郎(弘世先輩から聞いた、串揚げの店……)

京太郎(ここから、そう遠くないよな)

京太郎(行ってみるか……うん)

京太郎(ちょっと皮が突っ張ったうずらの卵)

京太郎(ジューシーな牛バラ。甘く揚がった玉ねぎ)

京太郎(ソース、レモン、おろし、塩……組合せは無限大だな)

京太郎(うん)

京太郎(想像しただけで、口の中がスッカリその気分だ)

京太郎(喉が鳴っちゃいますよ、これは)

京太郎(これは――もう、行くしかないな)

京太郎(そう思うと、今日は初めからそれを食べる為に働いていたような気持ちになるな)

京太郎(心なしか、腹も減ってきた。きましたよ)

京太郎(我ながら、現金な気がするよなぁ……こいつめ)


京太郎「……あ」

照「あ」

菫「なんだ?」

菫「……って、ああ」

淡「どしたの、テルー」

淡「……って、うげ」

誠子「どうしました?」

誠子「……って、須賀プロ!?」

尭深「ん……」

尭深「あ」

     ・

     ・

     ・

京太郎(――で)


京太郎「同窓会に、俺が混ざっちゃってよかったんですか?」

照「うん」

照「任せて。私が許す」

菫「おい」

菫「店との再調整は私が――」

照「可愛い後輩の為なら普通」

照「私が先輩だったら、それぐらいは迷惑だなんて思わない」

菫「……ああ、そうだな。そーですね」

照「?」


淡「……」

淡「テルが言うなら、仕方ないか」

淡「我慢してあげるから、近寄んないでよ」

京太郎「言われなくても、誰もお前には近づかねーっての」

淡「……むっ」

淡「ふんっ!」

京太郎「あ……?」

京太郎「い、ッてぇぇぇえええ!」

淡「天誅! 悪は滅びた! サヨナラ!」

尭深「あ、淡ちゃん……」

誠子「すみません、すみません!」

誠子「うちの後輩がすみません!」


京太郎「あ、いや、いいっすよ」

京太郎「怪我とか痛みとか慣れてるんで……」

誠子「流石は麻雀プロですね」

誠子(……いや、おかしいな。麻雀プロに痛みと怪我は)

誠子(まぁいいか)

誠子「ところで須賀プロって、釣りも趣味なんですかね?」

京太郎「ああ、はい。そうなんです……って」

京太郎「あれ、どうして分かったんです?」

誠子「いや、オカルトスレイヤーのときの竿捌きが……」

京太郎「あー」

尭深(竿捌きッッッ!?)


京太郎「そーとーえげつない使い方しましたからね」

京太郎「相手役の人にも、『やりすぎぃ』って言われましたもん」

誠子「あー」

菫「シャイニングフォームのあれか」

菫「釣糸を導線にして、リールに小型の発電機」

菫「リールを回して発電・充電。釣竿を振り切って中距離の相手に電撃を浴びせる」

菫「強化カーボンフレームのロッドで直接打撃」

菫「中々、良い武器じゃないか。うん」

菫「他には――」

京太郎「あっ、はい」

誠子(この先輩もなぁ……)

淡「たかみ先輩、どうしたの?」

尭深「……ん、楽しいなって」

淡「……。そだね」

尭深(京セラの釣糸拘束あるな)


照「……」 モグモグ


菫「それじゃあ、何にする?」

京太郎「とりあえず生で」

尭深「……ッッッ」

尭深(須賀プロの『生』発言ゲット!)

尭深(「汚いから生はいやや……!」「駄目です。生で」)

照「カシオレ」

誠子「じゃあ、私も生で」

尭深「生……いや、あの、鍛高譚で」

淡「カルーアミルク!」

菫「……」

菫「最初ぐらいは生で統一しろよ」

照「なんで?」

淡「苦くて飲めないから無理でーす!」

菫「……はぁ」

誠子「……お疲れさまです」

京太郎「……お疲れさまです」

     ・

     ・

     ・

京太郎(……で)


淡「うゆー」

淡「んへへへへへへ」

淡「うー」

照「これもおいしい」

照「そんなに(食べるのを)求められても、私の体が持たないよ……」

照「おねーさんに任せなさい」

菫「……」

菫「あのな……」

菫「だからなぁ……!」

尭深「……」

尭深「……んふふふふふ」

尭深「……」


京太郎(どうしてこうなった?)


 >大星の奴、飲み過ぎじゃないのか?

 >宮永プロ、その辺にしておいた方が……。

 >弘世先輩のグラスが空だな。

 >渋谷さん、大丈夫ですか?

 >釣りの話でもしよう。

 >そっとしておこう。


京太郎(そっとしておこう――)



菫「おい、須賀」

菫「私の話を聞いているのか?」

京太郎「あ、はい」

京太郎(ですよねー)

京太郎「あ」

京太郎「先輩、飲み物はどうします?」

菫「んー」

菫「悪い。決めてくれ」

菫「飲むから」

菫「ちゃんと飲むから」

京太郎「あ、はい」


菫「……で、だ」

菫「お前、この間のあれはなんだ。あれは」

京太郎「あれって」

菫「あの狙い打ち失敗の、カウンターだ」

菫「確かにな、言ったさ」

菫「普通にしてたら、誰を狙うかなんて分からない」

菫「合わせられることなんてないだろう……って」

菫「でもな、プロなんだよ」

菫「相手はプロ! お前もプロ!」

菫「なあ、違うか?」

京太郎「はい」


菫「だから、プロ相手じゃ普通は成り立たないんだ」

菫「お前もプロなんだから、その辺、分かれ」

菫「判れよ。なぁ」

京太郎「はい」

京太郎「先輩の仰有る通りです」

菫「だろ? だろ?」

菫「そうなんだよ」

菫「そうなんだってば」

菫「あー」

京太郎「……」

菫「そういうとこ、勿体ないんだよ」

菫「お前の技術なら……もっと、相応の扱い受けてもいいんだよ」

菫「あー」


菫「……」

菫「……なあ」

京太郎「なんですか?」

菫「私のこと、口煩い先輩だと思ってるんだろ?」

菫「なあ」

京太郎「いや、そんなことは……」

菫「いいや、思ってるね。思ってる」

菫「そんな顔してる」

京太郎「そんなこと、ないですから」

菫「いいや、そうだね。そうだよ」

菫「だって……」


菫「だってお前、一度も私のことを部長って呼ばなかったじゃないか」


菫「私のことを、うるさい先輩だって思って」

菫「部長として認めてなかったんだろ?」

菫「そうなんだろ? 知ってるんだよ」

菫「まったく……」

京太郎「……」

京太郎「……確かに、そうでしたね」

菫「ほら」

菫「ほらな」

菫「ほら、そーいう……」

京太郎「……でも、それとは関係ないです」

京太郎「確かに、俺は部長って呼んでなかったです」

京太郎「弘世先輩には申し訳ないけど……」

京太郎「俺の中での『部長』は、あの人しかいないんです」

京太郎「俺をこっちに引き込んで、麻雀の楽しさを教えてくれて」

京太郎「そんで、雑用アンド雑用雑用で放置プレイして」

京太郎「俺に麻雀の基礎を教えてくれた、あの人しか」


菫「……」

菫「……なんだそれ」

菫「なんだよ、それ」

菫「ふーん……あ、はい。そうですかー」

菫「ふーん」

京太郎「でも、ですよ」

京太郎「そんな基礎を――磨いてくれたのは、弘世先輩です」

京太郎「俺に武器をくれたのは、弘世先輩です」

京太郎「やっとスタートラインに立ったばかりの俺に……」

京太郎「そんな俺に、プロで戦えるだけの武器をくれたのは……弘世先輩です」

京太郎「運が付かない、飲み込みが悪い。色々甘い」

京太郎「そんな俺が今こうしてやってプロでやっていられる」

京太郎「それは、先輩方の――」


京太郎「――紛れもなく、先輩のおかげなんです」


京太郎「だから……」

京太郎「弘世先輩は弘世先輩として」

京太郎「そう呼びたかったんですが、駄目でしたか?」

菫「――」

京太郎「先輩……?」

菫「おかわり」

京太郎「は?」

菫「おかわり、注文しろ」

京太郎「あ、はい」

菫「早く。直接、行ってこい」

京太郎「……了解っす」


菫「……」

菫「そうか……そうなのか」

菫「ふふふふ」

菫「あー」





京太郎(帰ってきたら、弘世先輩は「ひとりで飲む」と言った)

京太郎(で、席を移ったんだけど)

淡「すがー、すがー」

淡「きょーたろー、きょーたろー」

淡「おおい、きょーたろー」

淡「ねえ、きょーたろーってば。ねえ!」

淡「あり、無視すんの?」

淡「無視するなー、もー」

淡「もー」

淡「うりゃ、鳥ちゃん喰らえ」

淡「あははははは」

京太郎(どうしてこうなった?)


京太郎「お前、飲み過ぎだろ……」

京太郎「流石にやめとけ」

淡「んー?」

淡「ぜんっぜん、飲んでないよーだ」

淡「へたれのきょーたろーとは違うんですー」

淡「んへへへ」

京太郎「……」

淡「それよりも、さあ」

淡「ねえ」

京太郎「落ち着け、大星」

京太郎「お前、色々キャラが壊れてる」

淡「うるさいっ」

淡「それより、正座!」

淡「ほら、正座!」

京太郎「……わかった」

淡「わかればよいのだー。わかれば」


淡「でね」

淡「私、大星淡

淡「知ってる?」

京太郎「知ってる」

淡「知ってたかー」

淡「可愛い名前でしょ?」

京太郎「そうだな」

淡「可愛いって言え!」

京太郎「そうだな」


淡「そう。可愛い名前なんだよね」

淡「知ってる?」

京太郎「知ってる」

淡「知ってたかー」

淡「知ってるならさ!」

淡「名前で呼んでよ! 淡って!」

淡「可愛いって言ったんだよね?」

京太郎「そうだな」

淡「なら、ちゃんと淡って呼んで」

淡「私は、大星プロでもお前でもないんだからさ」

淡「私は大星淡ちゃんだから!」

京太郎「そうだな」

淡「うー」


京太郎「――淡」


京太郎「これでいいか?」

淡「――」

京太郎「……大星プロ?」

京太郎「――っと、じゃねーか」

京太郎「淡?」

淡「――」

淡「んへへへへへへへへへ」

淡「きょーたろー」

京太郎「なんだ?」

淡「呼んだだけー」

淡「やーい、引っ掛かったー」

淡「んへへへへへへへへへ」

京太郎「……」


淡「きょーたろー」

京太郎「……。なんだよ」

淡「頭」

京太郎「……?」

京太郎「おかしくなってるって?」

淡「違う!」

淡「頭!」

淡「撫でろ!」


京太郎「……」

淡「ほら」

淡「ねえ」

淡「頭!」

淡「はやくー!」

京太郎(……こいつも“ポンコツ(あっち)側”か)


淡「んっ」

淡「んー」

淡「んへへへへ」

淡「どう?」

京太郎「どうって?」

淡「髪の毛!」

淡「女の命!」

淡「髪! 命!」

京太郎「あー」

京太郎「綺麗だな。よく手入れしてあると思う」

淡「んへへへへ」

淡「そうなんだよねー」

淡「雨の日とかさー、大変でさー」

京太郎「そうなのか」

淡「そうなのだー」

淡「だからもっと褒めろ! 褒め称えろ!」

京太郎「そうだな」

淡「んへへへ。えへへ」

淡「私を褒めた分だけ、きょーたろーも誉めてあげるのだー」

淡「だからもっと褒めろ!」

京太郎「はいはい」


淡「きょーたろー、インハイの解説おめでとう」

淡「きょーたろーの打ち方なら、解説にもぴったりだと思うよ」

淡「淡ちゃんが保証する! 首振る奴は100回倒す!」

京太郎「そうか」

京太郎「ありがとうな」

淡「うむ!」

淡「だからもっと、私にありがとうをしなさい!」

淡「んへへへへ」





京太郎(そうしている内に、大星は寝てしまった)

京太郎(ちょうど、膝を占領された形になる)

京太郎(酔うといつもこうなるなら、色々一抹の不安を感じ得ない)

京太郎(で、動けなくなったんだが……)

照「ほら、京ちゃん」

照「ここ空いてるよ?」

照「おいで」

照「京ちゃん」

照「ほら、遠慮しないで」

照「年下なんだから、照お姉さんに頼りなさい」

照「ほら」

照「膝が空いてる。照だけに」

照「お姉さんに任せなさい」

京太郎(なんだこれは?)


京太郎「……どうしたんですか、宮永プロ」

京太郎「なんていうか、いつものクールな貴女は……」

照「照」

照「照お姉ちゃんと呼びなさい」

京太郎「……」

京太郎「この歳でそれは……」

照「恥ずかしがらなくていい」

照「怖がらなくてもいい」

照「お姉ちゃんがリードしてあげるから」

照「ほら」

照「京ちゃん」

京太郎「……いや」

京太郎(流石にハードル高いよ)


照「むぅ」

照「幼馴染みなのに。憧れのお姉ちゃんなのに」

照「京ちゃんの初恋の人だったのに」

照「酷い」

京太郎「いや、プロになってからですから」

照「むう」


照「京ちゃんと私の妹は幼馴染みでしょ?」

京太郎「あー」

京太郎「小学校高学年のときとかちょっと疎遠で」

京太郎「気付いたの、中学で同級生になってからですけど」

京太郎「改めて、あぁ……あのときの、みたいな」

照「そういう話をしてるんじゃない」

照「大事なのは、幼馴染みってこと」

照「そうなんだよね?」

京太郎「そっすね」

照「じゃあ、私ともお馴染みだ」

京太郎「……」

京太郎「どうしてそうなったんですかね」


照「妹と幼馴染み」

照「なら、二歳年上のお姉ちゃんが混じっててもおかしくない」

照「だから私も幼馴染み」

京太郎「その理屈はおかしい」

照「むう」

照「そんな可能性はないとは言い切れない」

照「『無から有は生まれる』って、菫が貸してくれた漫画にもあった」

京太郎「漫画は漫画です」

京太郎「ま、理由は単純ですよ」

京太郎「『俺の記憶にはそんなお姉さんと遊んだ覚えがない』」

京太郎「実にシンプルでグレートな答えっスよ……こいつは」

照「む」

照「京ちゃんの思い違いもありえる」

照「だから、言い切れないはず」

京太郎「あー」

京太郎「確かに、絶対にそうだとは言い切れないっすね」

照「うん」

照「だから時々、妹と入れ替わって京ちゃんと遊んでたんだよ。お姉さんは」

照「これなら立派な幼馴染み」

京太郎「あー、そうですね」

照「で、忘れてるかもしれないけど……」

照「ファーストキスも、妹に扮装した私とやった」

京太郎「初耳ですが、それは」

照「うん。今、考えた」


照「ま、いいや」

照「おねーちゃんが食べさせてしんぜよう」

照「あーん」

京太郎「いや……」

照「あーん」

京太郎「その……」

照「あーん」

京太郎「それは……」

照「あーん」


照「……むう」

照「なんで口を開けないの? 代わりに照お姉ちゃんが食べちゃうぞ」

京太郎「どうぞどうぞ」

照「……むう」

照「なんで?」

京太郎「いや、色々と恥ずかしいっスし……」

照「ふーん」

照「番組だと、私の世話を焼いておいて?」

照「それを全国放送しておいて?」

照「ふーん」

京太郎「ぐ……っ」

京太郎「わかりました。食べさせて下さい」

照「うん、それでいい」

照「素直が一番だ。おねーちゃんはそう思う」


照「まずこれ、おいしい」

京太郎「ん……あ、美味い」

照「でしょ? 次はこれ。おいしい」

京太郎「あ、確かにこれも……」

照「これもおすすめ。京ちゃん」

京太郎「はい」

京太郎「……!」

京太郎「ンマイなぁぁぁぁあ~~~!」

照「それからこれも」

京太郎「おっ」

京太郎「ああ~、イイっすねぇ~~~!」

照「京ちゃんが気に入ってくれて嬉しい」

照「これも、これも、これも、これも、これも――」

京太郎(食べさせて貰ってるのはこっちなのに……)

京太郎(逆に餌付けしてる気分! 不思議!)



照「京ちゃん」

京太郎「なんすか?」

京太郎「流石にそろそろ、腹一杯っつーか……」

照「違う」

照「京ちゃんには――」


照「――なにも、ない」


京太郎「は?」

京太郎「どうしたんですか、いきなりそんな……」

照「ごめん、言い方が悪かった」

照「京ちゃんを鏡で見ても――なにもなかった」

京太郎「……」

照「いや、違うか」

照「京ちゃんは……叢雲だ」

照「空に浮かぶ、叢雲が京ちゃん。私はそんなイメージを持った」

京太郎「……」

照「それも……色んな雨乞いをした上で、漸くできた雲」

照「初めから、雲らしくそこにあるわけじゃない……努力の結晶」

照「その雲は、雨雲かもしれない。雷雲かもしれない。雪雲かもしれない」

照「嵐を呼ぶかもしれない。太陽を隠すかもしれない。月を覆うかもしれない」

照「星を塞ぐかもしれない。旅人を迷わせるかもしれない。花を枯らすかもしれない」

照「雲だから無形なんじゃなくて……」

照「無形になるために、結果として雲になった」

照「それが、京ちゃんの麻雀」


京太郎「……」

照「でも、所詮はちっぽけな雲 」

照「吹けば飛ぶようなもの」

照「バラバラに千切れ飛ぶことだって、十分になり得る」

照「そうなることは普通にありえる」

照「京ちゃんは、技術や強さのわりに運がない」

照「一般人か、ちょっとその下位の程度の引き」

照「ないって訳じゃないけど、他が凄いから薄れてる」

照「普通の判断基準からしたら、チグハグ。強いければ運が太い」

照「それがいけないのかー――」

照「だから、運が完全にない風に見える」

京太郎「……」

京太郎「……それで、どうかしたんですか?」


照「……」

照「千切れ飛んだ雲は、元の形なんて忘れてしまうかもしれない」

照「でも、憶えてなくてもいい」

照「雲を映した鏡は、雲の事を憶えている」

照「覚えていられる」

照「だから――」


照「――もっと年上のお姉さんに頼りなさい」


照「わかった?」

京太郎「あ……」

京太郎「はい」

照「この胸に飛び込んでくるといい」




京太郎(胸というか板なんですがそれは)




京太郎「……」

京太郎(なんだったんだ、今のは)

京太郎(話が抽象的で……悪く言えば中二チックすぎて理解がおっつかねー)

京太郎(しかも本人は、言い切ったって満足げだし……)

京太郎(……)

京太郎(……なにも、ないか)


尭深「……ふふふ」

尭深(京セラの邪道TSものもありかもしれない)

尭深(元々、男にしては小柄で女の子みたいなところがあるセーラに)

尭深(色々悶々と抱えていた京太郎くんは、セーラがTSしてしまって「俺、どないなったの?」)

尭深(そう、上目使いで聞いてきたところを押し倒す。無理矢理覆い被さる)

尭深(普段は男同士だから抗えるのに、女の細腕じゃそれも敵わず手込めに)

尭深(自分という男の中の女をいやというほど意識させられたセーラは)

尭深(屈辱と恥辱に塗れながらも、男に戻ったのちも京太郎の言いなりに――)

尭深(うん、ないな)

尭深(セーラは鬼畜攻めの受けにされてるのがあり得るっていうか、似合うけど……)

尭深(須賀くんはいいこだから、鬼畜攻めが似合わない)

尭深(むむむ……)

尭深(やっぱここは、セーラ誘い受けからの強気魔性攻めだな)

尭深(最初は、うりうり女の体やでーと京太郎をからかう。攻める)

尭深(でも、スイッチが入った京太郎によって……)

尭深(で、ある程度開発されたところで……)

尭深(『今度は今までのお礼をしたるわ』)

尭深(『俺なしで暮らせんように溺れさせたる』)

尭深(って感じで、幸せなキスをして終了)


京太郎(……なんだか判らないけど)

京太郎(とりあえず、そっとしておこう)


尭深(準決勝・決勝戦の恨みというか、鬱憤晴らしから始まったセーラ妄想)

尭深(初めは我ながら陰湿だと思ったし……)

尭深(薔薇文化なんて気持ち悪いって思ってたし……)

尭深(なんていうか、実在の人物モデルは不味いと思ってた)

尭深(でも、今は違う)

尭深(須賀京太郎くんという好青年を得て、生まれ変わった)

尭深(これは嫌がらせなんてマイナスじゃない)

尭深(純愛なんだ)

尭深(京セラは神がもたらした最高のカップリング)

尭深(うひゅひゅ)




京太郎(それから、亦野さんと釣りについて色々話した)

京太郎(回りがどうにもならない人のストッパー)

京太郎(苦労人だったんだなぁ)

京太郎(他人事とは思えない)

京太郎(親近感が湧くなぁ……)


京太郎(で、お開きになったんだが)


菫「丁度いい」

菫「須賀。飲み直しながら、牌譜の確認でもするか」

菫「安心しろ。会計は私持ちだ」

菫「時間は十分にあるから、色々話せるだろうな」


淡「きょーたろー、抱っこ!」

淡「むー」

淡「無視すんな!」

淡「じゃあ私は、今日、きょーたろーの家に泊ーまる!」

淡「淡ちゃんをつれてけー!」

淡「むー」

淡「いいよー! 飛び付いちゃうもんねー!」

淡「このままおんぶで全速ぜんしーん!」


照「ほら、照お姉ちゃんが送ってってあげよう」

照「お姉さんを信じなさい」

照「東は北を前にしたときの右だったはず」

照「あれ? でも麻雀だと
違う」

照「……」

照「手を繋ごう」

照「京ちゃんがはぐれると困るから」


京太郎(オレェ?)

京太郎(渋谷さんは変な笑い浮かべてるし……)

京太郎(……どうしてこうなったん?)


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弘世菫の好感度が上昇しました!】

【大星淡の好感度が上昇しました!】

宮永照の好感度が上昇しました!】

渋谷尭深の好感度が上昇しました!】

亦野誠子の好感度が上昇しました!】

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最終更新:2013年09月22日 17:25