引用元:【絶対的】今年のインハイ解説は須賀・花田・加治木・小走プロに決定【安心感】
50 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
来たな
51 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
ああ
52 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
でもこれ……大丈夫か?
53 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
ああ、スッガが
54 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
なんかやらかしたっけ?
スッガなら真面目だから安心して分かりやすい解説受けられると思うんだが
55 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
あー、あれか
56 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
なんだよマジで
57 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:Awaawaii
詳しくは覚えてないけど……
前にやった解説で、
選手全員の牌譜を集めて予め調べてきて解説のための予習済み
やたら丁寧な解説をアナウンサーにする
選手の手牌の背中しか見てないのに解説して、それが当たってる
能力持ちと自分ならどうやって戦うかを真剣に考え込む
いつのまにか打ち手に感情移入して、解説しながら応援しそうになる
泣いてる選手見て、「自分も涙腺に来ました」って離席する
終わったあとに目の使いすぎで冷えピタ使う&憔悴する
あんまり詳しくはわからないけど、バカ
58 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:96chaDoRA
やっぱり療養が必要だね!
59 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:Terr3Terr3
やはりぽんこつ
60 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:HOKU10ki
健康管理は人間の基本やなー
61 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:KUGYUUUU
少しは力を抜くことを覚えろ
62 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:magicSSSS
練習や習練の一環にしてるんだろうな
63 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:PeachMMM
そりゃあ、魔物にも勝てるわけっす
64 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:42noMount
体、大丈夫かな
65 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ChaliceH1
馬鹿で、意地っ張りなんだよねー
66 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:TAKEMEEE
執事に看病してもらうから大丈夫
67 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:MIHspring
京執は正義
68 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:LegenDA30
なにやってんの、須賀プ
81 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ShingekiBIG
凄いよー、牌が透けて見えるなんて
82 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:KO1SAIKYo9
ガン牌しとるんですか
83 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ultraQhna
ガン牌やないですね
点数状況と捨て牌から手役を予想して×4
微妙な表情の変化から配牌の状況やドラ位置を察知×4
切り出し位置からの手牌類推とツモの勢いや目線移動で察知×4
牌のカウンティング&相手の傾向から、手を予想
……だそうです
84 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:SMSMHIMEko
よっぽどオカルトやけん
85 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:Guito893
集中力や糖分の関係から、毎局できる訳ではないけどな
86 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:cockToo3
黒糖を食べよう
87 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:catchamber
オカ持ちが感覚でやってるのを、全部理論でやってるってとこかねぃ
88 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:LeangleM1
人為変態(オカルトへ)ってところか
89 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:NGLwaKiwi
ニンジャスレイヤーとイッショ!
90 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ramenMGDV
そう思うとハマリ役でシタね
91 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:SAeKOshi
アナログ技術の最高峰だね
92 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ultraQhna
なお、ガン牌については
「できるとは思えないし、やろうとも思わない」
「仮に出来たとしても、それはプロじゃない。プロには相応しくない」
「そんなモノに頼ったら最後、眼を潰して引退する」
だ、そうです
93 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:MegeBara3
壮絶やな……
94 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:Awaawaii
なに格好つけてんの
眼を潰すくらいなら、勿体ないから貰ってやる
95 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:Terr3Terr3
雀キチだから仕方ない
96 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:sukoyA50
ところで休憩中にやってるマジックも中々だよね
97 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:kituiA50
あの指捌きはエロい
98 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ANGELAKO
んにぇえっ
99 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:Daruidaly
マッサージうまいから仕方ない
103 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:TOMOkiii
鍛えたテクニックで相手を丸裸にする
エロい(確信)
104 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:SEraEgchi
そ、そういう話はやめーや
105 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ANGELAKO
ふきゅ
106 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:Awaawaii
あわわわわわわわわわ……あう
107 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:HOKU10ki
このむっつりスケベどもが(侮蔑)
108 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:YOU908HTT
裸とかあったかくない
109 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:96chaDoRA
その眼力をスリーサイズ当てに活かしたらどうかな!
110 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:TOMOkiii
くぁせfjこ
111 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:magicSSSS
その組み合わせで狙い射ってるな
大した奴だ
112 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:PeachMMM
しかもエコーロケーション使ったり、天井走ったりするっすからね
113 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:BurnKoke4
正直、人間じゃないと思…
114 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:NGLwaKiwi
リアルニンジャ!
115 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:Guito893
なにやってんだアイツ
116 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ChaliceH1
須賀プロだから仕方ない
117 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ShingekiBIG
凄いよー!生で見たかったよー!
118 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:NOyoNOyo3
そこまでやっても13位って、プロ怖いのよー
119 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:MOKOTANN
プロやめてタレントやろう
120 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:WAhakoromo
車が事故ってなきゃ、見れたんだがなー
◇ ◆ ◇
京太郎「あー」
京太郎「あっちーなー」
京太郎「地球温暖化は環境団体の陰謀で実は起きてねーっていうけどさ……」
京太郎「やっぱ絶対、暑くなってるって」
京太郎「小学生の頃、大体夏場でも32℃とかだったぜ」
京太郎「……いや、多分」
愚痴って見ても、暑くなるだけだ。
パッケージに印刷された白い歯を覗かせる毬栗頭の少年は、なにも答えてくれない。
やっぱり梨味は美味い。
京太郎「あー」
京太郎「海とか行きてーなー」
京太郎「番組の企画でそうなんねーかなー」
京太郎「ひと夏の恋とかしてーなー」
ちょっと、ウィンドウに顔を向けてみる。
結構、イケてると思う。イケてるメンズだ。
生足魅惑のマーメイドと、恋ができるんじゃないだろうか。
たわわに実った果実の収穫とかできるんじゃないだろうか。
ハーベストサマータイムである。
サマータイム、結局根付かなかったなぁ……なんて。
やえ「なにやってんの、あんた」
京太郎「……痛いっす」
やえ「阿呆面晒してるから悪い」
京太郎「小走プロの攻撃、丁度よく鳩尾に入るんだから勘弁して下さいよ」
やえ「……私が、小さいっていいたいの?」
京太郎「身長は気にしないでいいんじゃないっすか? ……身長は」
やえ「ふんッ!」
京太郎「痛てえッ!」
やえ「……まったく」
京太郎「ぼーりょく反対っすよー」
やえ「なら、セクハラで訴えてやるけど?」
京太郎「ごめんなさい本当に勘弁してください許して下さいやめてくださいなんでもしますから」
やえ「いや、冗談だから」
やえ「まったく……いたずらっ子か、お前は」
京太郎「男はいつでも少年の――」
やえ「喋ってないで、いいから歩く」
京太郎「……はい」
やえ「……ね、ところでさ」
京太郎「喋っていいんですか?」
やえ「ぶっ飛ばすわよ」
京太郎「許して下さい。ファイナルベントだけは勘弁してください」
やえ「そんなに殴られたいのか!」
京太郎「ドMなんで」
やえ「私はSじゃないからな!」
京太郎「服のサイズはSっすけどね」
やえ「ふんッ!」
京太郎「痛てえっ! 普通に痛てえっ!」
やえ「ドMっつったなら喜びなさいよ!」
京太郎「……やだ、やえさんの口からそんな性的な言葉が飛び出すなんて」
やえ「そこまでブッ飛ばされたいのか、あんたは!」
京太郎「……まあ」
京太郎「冗談はこの辺にして……と」
やえ「付き合わされるこっちの身にもなりなさいよ」
京太郎「だって、やえさんぐらいしか……面白い反応してくれないから」
やえ「……本当に、ブッ飛ばすわよ」
京太郎「ごめんなさい」
やえ「……まったく」
やえ「分かっちゃいたけど、本当に甘えかたが下手ね」
京太郎「あー……すみません」
やえ「馴れたし、気にしないからいいけどさ」
京太郎「じゃあ……」
やえ「だからって続けていいだなんて、一言も言ってないかんな!」
やえ「……ったく」
やえ「あんたのおかげで、随分声強くなったわよ……本当に」
京太郎「じゃあ、お礼とか――」
やえ「調・子・に・乗・る・な」
京太郎「……はい」
やえ「分かったなら、いい」
やえ「私はあんま気にしないからいいけどさ……」
やえ「他の相手にやったら、しつこすぎて本当に不快に思われるわよ?」
京太郎「……いや」
京太郎「俺がこんなことするの、やえさんぐらいっすよ?」
やえ「……」
やえ「……なるほど。ほうほう。なるほどね」
やえ「つまり……」
やえ「相手見て、やってる……私は弄りやすい人間ってか」
やえ「ほー」
京太郎「……あれ?」
京太郎「ここは、『やだ……私だけ……?』って」
京太郎「頬っぺた赤らめる場面じゃないっスかね……?」
やえ「ふんッ!」
京太郎「い、痛い! リアルに痛いっすよ!」
京太郎「……で」
やえ「見えてきたわね」
京太郎「今日は、一応の顔合わせっすよね」
やえ「お互いに資料の引き継ぎとかした方が、捗るからね」
京太郎「そこら辺のことに気が付くなんて、流石小走プロっすよ」
やえ「どっちかというとぽんこつ特化の、あんたとは違うっての」
京太郎「本当、頭上がらねーっすよ」
京太郎「流石は仮面ライダー王者! ニワカは相手になんねーっすね!」
やえ「ファイナルベント(物理)!」
京太郎「ぐえっ」
京太郎「……はぁ」
やえ「溜め息吐きたいのは、こっちよ」
京太郎「すみません。マジで」
京太郎「俺、やえさんを前にすると自分の気持ちを抑えられなくなっちゃって……」
やえ「そういうことは、ベッドの中で言いなさいな」
やえ「私以外に」
京太郎「あれ、やえさんとフラグ立ってないんすか?」
やえ「……今までのやり取りでどうしてそう思えた」
京太郎「んで俺……今日、その足で対局っす」
やえ「誰と?」
京太郎「荒川プロ、宮永プロ、辻垣内プロっす」
やえ「……あー」
やえ「祈るくらいはしといてやるわ」
京太郎「それだけで、有難いっす」
京太郎「幸運の女神が居なくても、俺にはやえさんがついてますからね」
やえ「ふーん」
やえ「あんまり格好つけると、後が悲惨よ?」
やえ「面子が面子だし」
京太郎「ぐっ……それを言われると」
やえ「……ま」
やえ「なにも出来ずにむざむざやられるなんて、思っちゃないわよ?」
京太郎「どうしてっすか?」
やえ「そりゃあ……」
やえ「相棒のあんたのことは――私が一番分かってるからね」
やえ「こういうとこで信じてやらないで、どうすんのさ」
やえ「運の女神が居なくても、相棒の私がついてるって言ったでしょ」
やえ「そうでしょ、須賀プロ?」
京太郎「――」
やえ「……?」
やえ「どうしたのさ、京太郎」
京太郎「……い、いや」
京太郎「なんつーか……なんでもないっす」
やえ「そう? ……変な奴」
やえ「……それにしても、過密スケジュールね」
京太郎「まあ……売り出し時期っすからね」
やえ「ほどほどにしときなさい、って言いたいけど……」
やえ「大丈夫そうね」
京太郎「なんでっすか?」
やえ「いつもより、いい顔してるから」
やえ「なんか良いことでもあった? 憑き物が落ちたような顔してるけど」
京太郎「あー……まあ」
やえ「ふーん。なら良かったけど……」
京太郎「……」
京太郎「……敵わねーな、本当」
やえ「何か言った?」
京太郎「なんでもねーっす」
京太郎「……小走先輩」
やえ「どしたー?」
京太郎「もしも……もしも、っすけど」
京太郎「俺が……派手に負けちゃったら、なんすけど」
京太郎「そんときは、慰めてくれますか?」
京太郎「飲みとか……そんなんに、付き合って貰いたいっつーか」
京太郎「そんな感じ……なんすけど……」
やえ「却下」
京太郎「うええええええええええええい!?」
京太郎「なんで!? 却下なんで!?」
やえ「私も、暇じゃないのよ」
やえ「あんたほど忙しくないっつっても、プロだし」
やえ「そーいう、無駄な予定を入れる暇はないから」
京太郎「そんな……」
京太郎「無駄、って……」
やえ「無駄でしょうが」
やえ「私の知ってる
須賀京太郎が、派手に負ける訳ないっての」
やえ「誰かの期待を背負ってるあんたは、それを無様に裏切ったりはしない」
やえ「そんな起こり得ないことの為に、予定空けたら無駄になるでしょ」
京太郎「――」
京太郎「先輩、結婚して下さい」
やえ「絶対にお断り」
京太郎「即答!?」
京太郎「一考ぐらいはして下さいよ!」
やえ「普段の自分の態度を鑑みてものを言いなさんな」
やえ「そんなんじゃ、女は落ちないっての」
京太郎「……うーっす」
やえ「……ま、まあ」
やえ「相棒としては認めてあげるけどさ! 相棒としてはね!」
京太郎「うぃーっす」
京太郎「……胸と一緒で鉄壁だよなぁ」
やえ「山と海、選ばせてやろうか?」
◇ ◆ ◇
京太郎「……で」
京太郎「ドーモ、花田=サン。加治木=サン」
京太郎「オカルトスレイヤーです――」
京太郎「――って、痛てえ!」
やえ「そういうところで、普通に挨拶しろっての!」
やえ「ごめんなさい、うちの馬鹿が……」
ゆみ「い、いや……私は気にしないぞ」
煌「まさか生で聞けるなんて、実にすばらっ!」
やえ「……良かったな、こう言って貰えて」
京太郎「ハハハ、それが分かってたから言ったんスよ」
京太郎「部屋に入ったとき、俺に何か求めてる顔をしていらしたんで……」
京太郎「――って、痛てえ!」
やえ「判ってても挨拶はちゃんとしろってーの!」
やえ「……あと、今の『してやったぜ顔』がムカつく」
京太郎「……横暴だ」
煌「ははは」
煌「随分と、仲がよろしいようで何よりです」
ゆみ「まあ、そうだな」
京太郎「どうも、改めて……」
京太郎「一応は初めましてでしょうか?」
ゆみ「こうしてちゃんと話すのは、初めてだな」
ゆみ「久から話は聞いていたが」
京太郎「どんな感じに、ですかね?」
ゆみ「……さあ」
ゆみ「少なくとも、高校生の頃はここまで愉快じゃなかったらしいというくらいには」
ゆみ「プロに、なるともな」
京太郎「あー」
京太郎「まあ、あの頃の自分でも信じられないっすけどね」
ゆみ「……まあ、そのあたりも含めて」
ゆみ「是非とも会ってみたかった」
京太郎「マジっすか?」
京太郎「いやー、加治木プロみたいな方とならいつでも予定空けちゃ――」
京太郎「――痛てえ!」
やえ「……私じゃないぞ」
京太郎「なんとなくダメージが違うんでわかりますけど……」
京太郎「ってーと……」
ゆみ「うちの、マネージャーだな」
ゆみ「あんまりナンパなキャラクターを演じていると、いつどこで刺されるか判らないぞ?」
京太郎「あー」
京太郎「……控えさせて貰います」
ゆみ「そうしてくれ」
やえ「この後のこともあって、ちょっと緊張してるのは判るけど……」
やえ「普段通りの仕事モードになってなさい」
京太郎「了ー解っす」
京太郎「加治木さんも、東横さんも、花田さんも……失礼しました」
ゆみ「別に、無理に演じなくていい」
ゆみ「ただ、この間の麻雀教室の件も含めて……色々と話を聞かせて貰いたい」
京太郎「俺の話で、よければ」
ゆみ「モモがあれほど熱っぽく語るんだから、期待してるよ」
煌「私の方も、そうですね」
京太郎「花田さんは……優希と和の、高遠原時代の先輩でしたっけ?」
煌「それだけでは、ありませんが」
京太郎「……あーっと」
京太郎「新道寺ってことは、江崎先輩のとこの……」
煌「そちら繋がりにもなりますね」
煌「なんだか、縁がありますねー」
京太郎「いや、本当に……」
京太郎「花田プロの、粘りについてはいつも励まされますよ」
京太郎「この人、諦めないで凄いなー……って」
煌「い、いやいやいやいや」
煌「それを言ったら、須賀プロこそ『すばらっ!』です」
煌「最後まで諦めないで、冷静かつ獰猛果敢な闘牌」
煌「こちらこそ、目標にしてますよ」
京太郎「いやいやいやいやー」
ゆみ「……獰猛果敢?」
やえ「顔が、ってことじゃないの……ないんですかね」
ゆみ「……ああ」
やえ「ところで」
やえ「新道寺、というと……」
京太郎「そうです。この間、俺らがやったあの二人っす」
やえ「あれは……ギリギリだったな」
やえ「本当に、ヒヤヒヤしたよ」
京太郎「そっすか?」
京太郎「俺は、そんなこと全然なかったっすよ」
やえ「……あのな」
やえ「いくら、美人がいるからってそうやって格好つけようと――」
京太郎「――やえさんが、一緒でしたから」
京太郎「俺一人だと、勝負にならなかったとしても……」
京太郎「小走先輩となら、勝てると思ってました」
京太郎「だから、全然心配なんてしてませんでしたよ」
京太郎「いや、そりゃあ俺がミスらないかって……気が気じゃあなかったっすけどね」
やえ「――」
京太郎「小走先輩?」
京太郎「小走、やえさん?」
やえ「……ん、ああ」
やえ「ちょっと、考え事しててなー」
京太郎「俺がデレたんだから、聞いといて下さいよー!」
やえ「うっさい!」
ゆみ「……見せつけてくれるな」
煌「まさに、相棒愛に溢れてますね」
桃子「こっちのこと、忘れてるんじゃないっすか?」
ゆみ「いや……まさか」
煌「流石に、それはないかと……」
煌「――って、幽霊!?」
ゆみ「ああ、いや……紹介してなかったな」
ゆみ「幽霊ではなく、私のマネージャーの……」
桃子「スタンドの
東横桃子っす。よろしくお願いしますっす」
煌「あ、これはこれはご丁寧に」
煌「こちらこそ……よろしくお願いしますです、ハイ」
ゆみ「ちょっと消えやすい……人の意識から外れやすい体質なんだ」
ゆみ「こう見えても、少しは傷付いたりもしてる……かもしれないから」
ゆみ「あまり派手に、驚かないでやってくれ」
煌「判りました!」
桃子「なーんて……実は、むしろ楽しんでるっすけどね」
桃子「あそこのイケメンさんには通じないのが残念っすけど」
ゆみ「……そうなのか?」
桃子「あれ? 言い忘れてたっすか?」
桃子「なんでも、反響定位って技術を――」
桃子「――って訳っすよ」
ゆみ「……」
煌「……」
ゆみ「……なあ、花田プロ」
煌「……なんでしょうか」
ゆみ「……その」
ゆみ「あれ、人間なのか?」
煌「……あー」
煌「……どうでしょうか。正直不安です」
ゆみ「次の瞬間、人間大のシャチやシャコや昆虫にはならないよな?」
煌「そう、信じたいものです」
桃子「あー」
桃子「執事さん曰く、常人でも普通に1ヶ月ほどで覚えられるらしいっすよ」
桃子「別に牌が透けるわけじゃない感じで……」
桃子「英語とかペラペラになるより簡単な、ちょっとした技能の一種とか」
ゆみ「……まず普通、それを『麻雀に活かせないか』なんて考えない」
煌「その辺りが、オカルトスレイヤーたる由縁ですね」
ゆみ「やはり、どこか狂ってなきゃ……魔物とは戦えないんだろうか」
煌「少なくとも、ある種の精神的超人ですよね」
桃子「そうっすかねー?」
桃子「見た感じ、普通に凹んだり笑ったりしてるっすよ」
ゆみ「モモが言うなら、そうなんだろう……が」
煌「まあ、今のところは軽い方で」
ゆみ「真面目に馬鹿な青年にしか、見えないな」
桃子「あと、格好つけしいっすね」
京太郎「……さて、では」
京太郎「実はちょっとシャイな小走プロの緊張も解れたところで」
京太郎「インハイ解説について、打ち合わせしたいんですけどどうでしょうか?」
ゆみ「賛成」
やえ「むー……賛成」
煌「反対の理由はありませんね」
桃子「マネージャーっすけど、議論を始めて欲しいっす」
京太郎「うっす」
京太郎「あ、その前に……ちょっとお茶菓子用意しますね?」
ゆみ「私も手伝おう」
桃子「なら、私もっす」
煌「当然、手伝いますとも」
やえ「う……手伝うわよ」
京太郎「いいっす、いいっすよ」
京太郎「人数居てもしょうがないですし……俺一人で、十分足りますから」
京太郎「皆さんは、座ってらして下さい」
ゆみ「しかし、だな……」
ゆみ「悪いと言うか……なんというか」
京太郎「いいんですってば」
京太郎「それに……なんつーか、格好つけさせて下さいよ」
煌「……格好ですか?」
京太郎「ええ、格好っす」
京太郎「先ほどからどうにも騒がしくしちゃって、迷惑かけちゃったんで」
京太郎「ここは一発、俺が淹れたお茶を飲んで……」
京太郎「『美味い』『須賀プロ凄い』とでも、思って貰おうかなって」
煌「あー、それなら」
ゆみ「……それって、格好つけることになるのか?」
桃子「さあ……」
・
・
・
ゆみ「……む、これは」
煌「これも……」
桃子「……なるほど」
京太郎「僭越ながら、皆様のお好みと窺うものを用意させて頂きました」
京太郎「……勿論」
京太郎「雑誌や、或いは番組などで……」
京太郎「皆様が好んでいる、というものを調べさせて頂いたが故に」
京太郎「些か、情報に不手際があるかもしれない点については……ご容赦下さい」
ゆみ「いや……これでいいよ。有り難う」
煌「すばらです!」
京太郎「光悦至極にございます」
ゆみ(なるほどな)
ゆみ(情報収集と分析能力を見せ付けた、という形になるな)
ゆみ(……正直不安だったが)
ゆみ(中々どうして、久の言うように気が利くな)
京太郎「東横様のものは……些か勝手ながら、私の判断で用意させて頂きましたが」
京太郎「いかがでしょうか?」
桃子「……あ、はい」
桃子「いいんじゃないかって……その、あの、思うっす」
桃子(さっきまでの軽い感じと違って、調子狂うっす)
やえ「……なあ」
京太郎「お呼びでしょうか?」
やえ「なんでいきなり執事口調?」
京太郎「……はい」
京太郎「折角なんで……たまには、こういう調子もどうですかねーって」
京太郎「あと、番組の関係で最近執事体験したんで……」
京太郎「そんな感じで」
やえ「……なるほどね」
やえ「まあ、似合わないからやめたららどう?」
京太郎「了解っす」
京太郎「それじゃあ、どうしたら執事になれるかについて――」
やえ「じゃなくて、インターハイの解説についての打ち合わせだから」
それから、打ち合わせも盛り上がり……。
データの引き継ぎや、情報の共有について話し合った。
皆が皆、特に能力を持たない人間だからこそ。
牌譜などや画像の研究などに、熱心であった。
タイプが似ているからこそ、意志疎通は容易いものであった。
京太郎「――それじゃあ」
京太郎「俺はここでお暇させて頂きますね?」
ゆみ「これから、試合だったか」
煌「中々、ヤバげな面子ですね」
桃子「死んだら、骨ぐらいは拾ってやるっす」
京太郎「ハハハ」
京太郎「それじゃあ――行ってきます」
ゆみ「応援してるよ」
煌「最後まで、諦めないで下さいね」
桃子「……頑張ってっすよ」
やえ「あー……まあ」
やえ「その、なんていうか……さ」
やえ「私の相棒なんだから、無様晒したら承知しないかんな!」
京太郎「……皆さん」
京太郎「誰か一人ぐらい、行ってらっしゃいって言って下さいよ!」
京太郎「新婚さん妄想に浸れないじゃないっすか!」
やえ「とっとと行け、この馬鹿!」
__ __ __ __ __ __ __ __ __ __ __ __
【東横桃子の好感度が上昇しました!】
最終更新:2013年11月23日 08:51