247 名無しさん@ピンキー [] 2010/05/30(日) 16:20:42 ID:a+tAqKlJ Be:
~若葉と麗香~
…皆さんこんにちは、わたしの名前は若葉
自分で言うのもなんだけど、どこにでも居そうな普通の高校二年生です
学力、体力、人間としての能力はどれにおいても平均的なんだけど…ただひとつ、わたしにはどうしても解決できない悩みがあります…
それは、幼児体系で、高校生になっても体がちっとも発育しないこと…胸はぺったんこで腰も寸胴、お尻も足も凹凸がなくて全然色っぽくないし…身長も周りの女の子と比べて頭一つ分低いんです
最初はみんなより成長が遅いだけだと思ってたけど、二年生になっても成長しないとなるともう望みは薄いかも…良く考えてみるとわたしのお母さんも小さくて子どもみたいだし…
みんなからは「小さくて可愛い」って言われるけど、わたしは少しコンプレックスに感じてます
一度で良いから、スタイル抜群で色っぽい体になれたら嬉しいな…なんて少しは思ってみたり…
でも、まさかあんなことになるなんて……
248 名無しさん@ピンキー [] 2010/05/30(日) 16:46:16 ID:a+tAqKlJ Be:
ある日のことでした…
わたしはいつものように学校の授業を終えて、友達と一緒に下校していました
帰り道が違うので、途中でみんなと別れて一人で歩いていて…そしたらあいつが現れたんです
『やあ…若葉ちゃん』
「え…!?」
聞き慣れない声で自分の名前を呼ばれたわたしは、びっくりして立ち止まり、辺りを見回しました
しかし、近くに人の気配はなく、誰も居ませんでした
『怖がらなくても大丈夫だよ…僕は君を喜ばせに来たんだ』
「だ、だれ…あなたは誰なの?」
誰も居ないはずなのに声だけが響いてくる…わたしは恐怖で足が震え、逃げ出すこともできませんでした
『君は自分の未成熟な肉体に不満を抱いているんじゃないのかい?』
「え…どうしてそれを…」
『ヒヒ…僕にはなんでもお見通しだよ若葉ちゃん…でも大丈夫、そんな幼い体ともさよなら出きるんだよ…これを受け取るんだ』
チリン、という金属音が地面に響き、私が音の方を見下ろすと、そこには不気味な装飾が施された赤と青の指輪が一つずつ落ちていました
『その指輪は、片方を自分ではめて、もう片方を誰かにはめると、その二人の肉体的特徴を入れ替えられるんだ…』
「そんな…まさか…」
『嘘だと思うなら試してみれば良いよ…それは君にあげるよ、じゃあね若葉ちゃん…』
「え…ま、待って!」
その言葉を最後に、そいつの言葉は聞こえなくなりました
不審には思ったものの、気になったわたしは地面に転がっている二つの不気味な指輪を拾い上げポケットに入れると、逃げるように家に帰りました…
最終更新:2010年06月13日 18:39