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おばあちゃんの日 9話】 [sage] 2010/06/20(日) 20:39:09 ID:iGDDYN6S Be:
「え、それって…でも、そんなことできたらいいね。おばあちゃんは若くなった分元気になるし、あたしももうちょっと大人っぽくなれるわけだし。」
「おばあちゃんがいいたいのとそんなことじゃないんだけど…そうだ。もしも…あくまでももしもの話だけど、コンサートにいく間だけ、おばあちゃんの年齢と麻由美の年齢を交換できるとしたら、麻由美はうんといってくれるかい?」
「年齢を交換する?…それって…あたしがおばあちゃんみたいな歳になって、おばあちゃんが女子高生になるってこと?」
「わかりやすくいうと、そんな感じかねえ。」
「そんなことホントにできるの?もし、できるのならちょっと面白そうだけど。」
「面白そう…ね。麻由美ぐらいだとそう考えてもおかしくないわね。で、もしできるのなら、やってくれるかい?」
「コンサートに行っている間だけなんでしょ。それくらいなら、ちょっとおばあちゃんになってみるのも面白いかなあ。うん、いいよ。でもホントにそんなことできるの?」
「疑うのも無理はないけどね。これは実際にやって見せた方がいいだろうね。麻由美。おばあちゃんの前に座って貰えるかい?」
「うん、ここでいい?」
「そうそう、そこでいいよ。一応、念のため、ちょっとの間目をつむっていてもらえるかい?」
「うん。」
麻由美が目をつぶって、1分ほどが過ぎただろうか。
ちょっと堪えきれなくなった麻由美が声をかけようとした時、
「麻由美。もういいよ。」
不意に聞き覚えのない声が聞こえた。麻由美とほぼ同年代と思われるまだ10代の女の子の声。
もちろん、祖母でも母の声のはずもなく、一人っ子の麻由美には姉も妹もいないのだが、それならこの声の持ち主は…
疑問を抱きながら、麻由美が、うっすらと目をあけると、そこには着物姿の少女…麻由美と同じくらいの年頃の…が小さな笑みを浮かべながら座っていた。
最終更新:2010年07月12日 01:15