456 I LITTLE GIRL [sage] 2010/08/18(水) 21:27:39 ID:ivIcRI9G Be:
「お姉ちゃん、スタイルがよくていいなあ。」
いつも通りの投稿直前の玄関。
麻美の6歳年下、小学5年生の妹、理恵の一言が総ての発端だった。
「ありだと。でも理恵も高校生になったら、もっと女らしいスタイルになれるよ。」
5年にともなれば、早い子なら初潮がきていることもあるし、ブラはまだかもしれないが胸が膨らみはじめる子もいるだろう。
多分、そういうことに触発されてのこの発言なのだろうが。
「高校生かあ。あたしも、はやくお姉ちゃんにみたいになりたいなあ。」
「ほらほら、そんなこと話していると遅刻しちゃうぞ。」
何か話し始めるとそれに夢中になってしまう妹のことはよく分かっているので麻美は巧みに出発を促す。
遅刻という言葉に刺激されたのか、理恵は慌てて靴をはき始めた。
「いってきまーす!」
「いってきまあす。」
高校と小学校では全く方向が違うので、玄関で分かれる形になった2人はその後帰宅するまで会話をかわす機会もなく、麻美も理恵との会話のことなどとりとめないものだと思いすっかり忘れてしまった。
しかし、翌日の朝、この会話の続きが行われることになった。
土曜の朝、父親は出勤、母親もパートにでて、麻美と理恵は休日をいいことに、寝坊そして遅めの朝食をとっていた。
「やっぱりお姉ちゃんスタイルいいよね。」
姉の全身を繰り返し上下するようにして見つめる理恵。
「なあに、理恵。またその話?」
特に巨乳というわけでもないが、同じ世代の子と比べて若干大きめのバストサイズ、これに身長とのバランス、そしてやや細めの体型+けっこう締まり気味のウェストのお陰で、麻美の全体的なスタイルはかなりいい方といえた。
妹とはいえ、褒められれば悪い気はしないけど。
「うん、それでね。ちょっとお願いあるんだけど。」
「お願い?宿題は自分としなとダメよ。」
「えっと、それ…もあるんだけど、それとは別のお願い。あたしもお姉ちゃんみたいなスタイルになりたいから、ちょっと協力して欲しいの。」
「あたしみたいなスタイルに?そんなことどうやって?」
「えへへ、昨日、凄いお呪い教えてもらったの。」
「お呪い?なんだそりゃ?」
女の子は小学生だろうが高校生だろうが、お呪いやら占いが好きなのは、麻美もよく分かっている。
でも、お呪いでかなうことといったら、大抵、成績がよくなるとか彼氏ができるとか、後ダイエットとか…しかし、いくらなんでも、まだ小学生の理恵が高校生並みのスタイルになるお呪いというのは無理がありすぎる。
とはいえ、無碍に断るのもちょっと可哀想な気がした。
何をするにしろ、失敗することは目に見えているが、「お呪い」がきくまで時間がかかるとでも慰めてあげれば、そのうち忘れてしまうだろう。
後5年待てば理恵も高校生なわけだし。
「まあ、いいよ。でも宿題は自分でやりなさい。どうしても分からないところは教えてあげるから。」
「わーい、お姉ちゃん、ありがとう!それじゃ早速始めるね。」
一度、部屋に戻った理恵は、なにか魔法陣のようなものが描かれた紙をテーブルの上に広げた。
小学生のお呪いとしてはそれなりに凝ったものだが、明らかにプリンターか何かで印刷されたものだと分かるのが何とも。
苦笑を押し殺しながら、麻美は好奇心も手伝って理恵のお呪いをみつめる。
「よし、準備完了!じゃあ、お姉ちゃん、はじめるからね。」
「さあ、どうぞ。」
インチキだと分かっていても、なかなか凝った儀式はなんかそれっぽい。
今度、友達にでも教えてあげようかなと思いつつ、何か踊るように腕を動かし続ける理恵を凝視する麻美。
「それ!」
理恵のその一言で異変が起こった。
膝かっくんされた直後のような不意の落下感、そして視線位置の低下。
慌てて、両脚に力と意識を集中させてみると、膝も曲がっていないし、確かに両脚でしっかりと立っていることに気づく。
それなら今の感覚は?
そこで麻美は目の前に誰か立っていることに気づいた。
理恵…ではない。自分よりは背が高い。少なくとも頭半分以上高いだろう。
目の前に見えたのは、相手の首という顎あたり。
しかし、この人は一体?…先ほどまで、ここには自分と理恵しかいなかったのに。
顔を確かめようと麻美が見上げてみると…
最終更新:2010年09月30日 21:02