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モザイクの魔女

  ----- モザイクの魔女(1) -----

 クローエは少しばかり興奮しながら道を探っていた。思いがけず掴んだ噂どおり、この
洞窟の奥底に、もはや伝説に近い魔女の一人が居ることは確かなようだ。そこかしこに強
大な魔力の片鱗がうかがえる。ここでもし彼女を倒すことができれば、とてつもない名声
を得ることは間違いない。多少無謀と言えなくも無い勝負だったが、自分も多少は腕に覚
えがある。大魔女といえども不意をつけば可能性はあるはずだった。

 そのためには、できるだけ密かに相手に近づかなくてはならない。途中で仲間とはぐれ
てしまったのが痛いが、どのみち不意をつくしか勝ち目が無い以上、忍び寄るにはかえっ
て好都合と、核心の部分へ踏み込もむ決心を固めた所だった。

「きゃっ!」
何の変哲も無いドアを開けると、いきなり目もくらむような光に晒された。あれほど用心
してしていたにもかかわらず、ドアの仕掛けを見逃してしまった事にも、おもわず声を上
げてしまった事にもうろたえながら、顔を庇いつつ目を細めて必死で視界を回復しようと
した。程なく視界が回復すると、何のことは無い昼ほども明るい部屋へと入り込んだだけ
だった。洞窟の奥には似つかわしくない、品のよい家具でそろえられたかなりの大きさの
部屋。それだけならどうという事は無かったのだが…

 どういう力を源としているのか?煌々と照らされる明かりの下、想像していたよりも驚
くほど若い女が立っていた。その女はしっとりとした白い肌に魔女に似合わぬ黒光りのす
る革系統の露出の多い衣装を纏っている。上は袖が無く胸元は大きく切れ込んで紐で両側
から締めて寄せ上げるタイプ、それも丈は短く臍は丸出し。もちろん下は短いパンツで足
などは殆ど隠されていない。やや豊満でむっちりと肉付きがよく胸も腰も大きく張り出し
ているため、体つきだけを見ればあるいは中年へと差し掛かっているようにも思える。だ
が、艶やかに流れ落ちる黒髪にも、そこから除く溌剌とした印象を与える顔立ちにも擦り
切れた中年じみた所は微塵も無く、とても伝説的な大魔女には見えなかった。しかし、そ
こから感じる微かな魔力の波動と、なにより圧倒的な威圧感は確かに彼女が伝説級の魔女
である事を示していた。

 ややあって口を開いたのは、余裕たっぷりと微笑んで立つその女だった。
「久しぶりのお客さんね。」
威厳すら感じさせるその余裕にたじろぎつつ、クローエは切り出した。
「あ、あんたがサマンサ?」
「ふん、近頃の小娘は礼儀を知らないわね。そういうときは自分から名乗るものよ。」
「わ、悪かったわね。私はクローエ。今からあなたに挑戦するわっ。」
「挑戦w?あんたみたいな小娘がw?」
余裕しゃくしゃくと鼻で笑う姿にキレたのか、あるいは自分を鼓舞するためか、クローエ
はめったに口にしない罵倒を繰り出す。
「小娘だろうと何だろうと、あんたみたいな大年増には負けないわよっ!」
「言ったわねw それじゃその実力とやらを見せてみなさいよw 」
「い、行くわよっ!」

 ともすれば臆しそうになるほどの相手の存在感に押されつつも、愛用のワンドに魔力を
こめて閃光を放つ。定石どおり、まずは小さなエネルギーボルトを撃ち相手の出方に探り
を入れるやり方で、クローエは戦いの火蓋を切ったのだったが…


   ----- モザイクの魔女(2) -----

 僅か数分の攻防の後、勝負はあっけなくついた。圧倒的なサマンサの実力の前に全く歯
が立たず、クローエは完敗を喫した。こちらから攻撃を出せたのは最初の数回で、それも
蚊でも払うかのごとく軽々と防がれると、後は防戦一方となった。次々に繰り出される強
烈な攻撃の前に必死で防御を張るのが精一杯で、気づいたときには魔力も体力も限界に近
かった。壁から生えた生物的な繊維の束に縛り上げられ、ほとんど手足を動かすことの出
来ない状態になって、ようやく全ての攻撃がクローエを無傷で捕らえるためのものであっ
たと気づく始末であった。悔しいが完敗のようだ。

 まさかこれほどの実力差があったとは。ショックをうけるクローエの目に笑いながら近
づいてくるサマンサの姿が映った。
「ふふふ、いい格好ね。」
せめて最後まで意思だけは抵抗しようとキッとにらみつけるが、サマンサは意に介した様
子も無い。
「若いわねぇ、その程度で私に挑戦しようなんて。もうすこし楽しませてくれると思った
んだけどw」
じわじわいたぶろうというのだろうか?ニヤニヤ笑いながら嘗め回すように見るサマンサ
の視線にぞっとする。
「は、早く始末をつけたら?」
必死の虚勢もサマンサには何の意味も無く、ますます悦に入ったように笑う。

「あら?このまま殺されちゃっても良いのw?今はちょっと無謀すぎるけど、あなたみた
いなのは経験を積めばそれなりに成長しそうだから、また楽しませてくれるかもと思った
んだけど?正直退屈してるのよ、ここんところ。」

「後悔しても知らないわよ。」
「オホホホホw いいわねぇ、そのくらい威勢が良くなくっちゃ。そうね、命はとらない
であげる。でも、お仕置きはちゃんとやるわよ。何が良いかしらねぇ。」
楽しくてたまらないといわんばかりに品も何も無くニタニタ笑いながら、サマンサはクロー
エの体へ手を伸ばしてきた。他人に体を撫で回されるぞっとするような感覚と屈辱に、ク
ローエは歯を食いしばりつつ必死で絶える。それがまたサマンサには面白いらしい。魔法
使いらしい地味で実用的な服であるため、肌の露出が多くないのが救いだが、サマンサは
容赦なく服の隙間から手を突っ込んで隅々まで撫で回そうとする。
「ちょ、ちょっと、この変態っ、っぁ、」
ひとしきり楽しんだ後、ようやくサマンサはクローエを開放した。

「人のことを大年増とか言うだけあって、さすがに若いわねぇ、プリプリじゃないw 」
荒く息をするクローエを覗き込むように顔を近づけ笑いかけてくるサマンサを、必死の思
いで睨み返しクローエはせめてもの攻撃を返した。
「ふ、ふん。百年以上も生きてりゃ立派に大年増でしょ。」
「あら、酷いんだぁ。これでも年の割にはイケてると思ってるんだけどなぁw 」
そういいながらサマンサは数歩引いて、全身をクローエの前に晒した。確かに老婆じみた
枯れたところは少しも無く、百歳を優に超えているとは思えない体だった。やや油ののっ
た印象はあるものの、どこにも皺などは無く滑らかでしっとりとした肢体。ボリュームは
あるものの垂れ下がってるわけではない尻、そこからなだらかにくびれて行くウエスト、
そして何といっても豊かな乳房。カボチャかスイカかというくらいの大きさがあり、大き
く開いた胸元から柔らかな組織があふれ出すように押し寄せて谷間を作っていた。既に百
を超えているはずなのに、殆どの男なら性的魅力を感じずにはいられないであろうこの姿
こそ、変態エロばばあと通称される所以だった。そのむしろ女ざかりとも言っていいほど
のその生命力にたじろぎつつ、クローエは悔し紛れのように憎まれ口を返した。
「なによ、若作りしちゃって。」
この期に及んで抵抗を続けるクローエに、さしもの大魔女も一瞬不機嫌な表情を見せたよ
うな気がしたが、すぐにまた例の笑いが始まった。


   ----- モザイクの魔女(3) -----

「あきれたw まだそんな元気があるのね。あなた見所あるわよw そうね、若作りするのも
大変なのよ、ここまで体を維持するのはね。そうだわ、あなたへのお仕置きはこれがいい
わね。」
そう言うと、サマンサはいきなり自分の胸元の止め具を外し始め、あっという間にその巨
乳、いや爆乳といっても良い膨らみを露にした。さすがに若々しい娘ほどの弾力では無かっ
たが、程よく垂れ下がった驚くほどの大きさの釣鐘型の白い膨らみの先で、ぼやっと滲む
ような大きな乳輪が揺れているさまは、女としての主張の強烈な輝きだった。

 あっけにとられて見つめるクローエに、サマンサはまたにいっと笑うと口を開いた。
「どうかしら?ちょっとしたもんでしょ。だけど最近少し垂れてきちゃって、そろそろな
んとかしなきゃと思ってた所なの。だからあなたに、協力してもらうわね。」
「な、、何を!?」
少し興奮気味に、荒々しくクローエの胸元をはだけていくサマンサ。すぐに若々しい双丘
が姿を現した。大きさこそサマンサの爆乳とは比べるべくも無いが、それでも片手でつか
みきれないほどはあり、巨乳に近いくらいのものである。なによりまったく弛みを感じさ
せず、美しくせり出す様は若い女性にのみ許されたものだった。
「やっぱり!さっきの揉みごたえは間違いじゃ無かったわね。とっても綺麗よ。」
そう言いながら、満足げにクローエの乳房をもみしだいていく。
「あっ、あっ、ああっ?」
「ふふふ、形も良いし弾力も申し分ないわ。それに、このピンク色の乳首。どーれお味はw?」
そういうとサマンサはベロリと舌を出してプックリと突き出したクローエの乳房を舐め始
めた。
「い、嫌っ、やめて。ひっ!」
隅々まで嘗め回し乳首に吸い付き、更には僅かに歯まで立てて執拗に愛撫してくる。
「嫌ぁっ!変態!やめて、やめんぁっ!」
長年の手管かはたまた魔女の力か、異様なほどの快感に息も絶え絶えになったころ、よう
やくクローエは開放された。

「はあっ、はあっ、はぁ、、」
なんとか息を落ち着かせ、快感の余韻を振り払うように、頭をふって何とかにらみ付けよ
うとしたクローエだったが、サマンサの意外な物言いに虚を突かれた。
「ふふふ、感度も最高みたいね。せっかくだから、サービスしといたわよ。楽しんでもら
えたのなら良いんだけど。何しろこれで最後なんだしw。」
「え?」
まさか既に何かの術でも掛けられていたのかと思ったが、つづくサマンサの行動は思いも
よらぬものだった。いきなり自分の左胸の下に右手を差し入れると、そこから指先を乳房
の下へめり込ませ始めたのだ!

「んんっ、私ね、元々モザイクだったの。んっ。」
「モザイク?」
「そう、元々双子だったりしたものが混じりあった状態で生まれてくるのよ。キメラと言っ
たほうが解りやすいかしら?私の場合は外見はごく普通だったけど。んんっ。」
「そ、そんな事って?」
魔女としての習性だろうか?いつしかクローエは、生身の人間の指が肉の中へ入り込んで
いく異様な光景に引き込まれるように見入っていた。
「珍しいけど、皆無ってわけでも無いのよ。そのおかげかどうか、ちょっと特殊な魔術を
身につけたわけ、こんなふうにね!」
「ひぃぃっ?」


   ----- モザイクの魔女(4) -----

 つづいて起こったことはにわかには信じがたいものだった、いきなりサマンサは自分の
乳房をむしり取るように引っ張り始めたのだ。まさかとは思ったが、微かにメリメリと嫌
な音が聞こえ、実際にサマンサの乳房は引き剥がされていく。やがて柔らかな膨らみはすっ
かりサマンサの体から引き剥がされてしまった。少し歪んだような異様な笑みを浮かべ、
にいっと笑いかけるサマンサ。信じがたいことだが、右手の上には大きなボリュームのあ
る乳房、確かにさっきまでサマンサの胸についていたものが乗っている。そして、その乳
房がついていた部分はハッキリと毟り取られた後がのこり、その下の筋肉組織と思えるよ
うなものまで見えている。不思議なことに血の一滴も出ていないためか、凄惨にも思える
光景が現実離れで無味乾燥なものにすら感じられたが。つづくサマンサの一言で我に返っ
た。

「次はあなたの番ねw」
「…!」
 引き剥がした乳房を左手に持ち替えると、顔に例の笑みをたたえサマンサが近づいてく
る。その手が自分の左乳へ伸ばされるに及んで、ついにクローエの虚勢も限界へ来た。
「嫌っ!やめてやめてやめてぇぇえっ!ああっ!?」
「オホホホ、大丈夫よぉ少しも痛くないようにしてあげるからw」
サマンサの指はクローエの乳房の下へ差し込まれると、驚くほど少ない抵抗でゆっくりと
浸入し始めた。確かに何の痛みも感じないが、何かが体の中へ押し入ってくる感覚はたと
え様も無く気持ち悪い。
「もう乳腺の真下まで来たわようw、ほーら判るでしょうw 」
そう言ってサマンサは僅かに指を動かして、内側からクローエの乳房を変形させて見せた。
指の分だけ右側よりも盛り上がった乳房が、確かに内側から波打つように歪む。
「おー、これは随分乳腺が発達してるわね。かなり立派な方よ。」
「ひ、ひぃぃいっ!や、やめ、、」
直接乳房の中をかき回されるような異様な感覚である。恐怖に駆られ取り乱しわめくクロー
エを満足そうに見つめると、サマンサは次の動作へうつった。
「それじゃ、このおっぱいを取り外してあげるわ。ちゃんとさよならを言うのよ、もう二
度と一つになれないんだからw」
「あっ、あぁぁああーーっ!?」
プチプチプチッと何かが切れるような感覚が襲ってきて、見る間にクローエの左乳房は一
気に引き剥がされて行った。

 やがて、その感覚も唐突に消え我に返ったようにサマンサを見やると、満面の笑みで引
き剥がした乳房を掲げている所だった。恐る恐る引き剥がされた胸元を見下ろすと、信じ
たくないがやはり自分の乳房は完全に引き剥がされ、さっき見たサマンサの左胸と同じよ
うに下の筋肉組織のようなものが露になっていた。
『私の胸が、、、』
あまりのショックに呆然としているクローエに、サマンサは本来の目的を明らかにした。
「ふふふ、綺麗にとれたわね。おっぱいだけになってもやっぱりすてきだわ。良く見てい
てね。これをこうやって、、、」
既に十分現実離れした術のさなかであったが、そこからまた信じがたい光景が始まった。
クローエから剥ぎ取ったプリプリとした乳房をサマンサの胸にあてがうと、細かい肉の組
織のようなものがざわめく様に現れ、互いに絡み合うように乳房を引き寄せていく。やが
てガッチリと乳房が体に捕らえられると、そのざわめきも潮が引くように収まり、継ぎ目
すら判らぬ程に滑らかにつながった皮膚が残された。僅か数秒の事であった。


   ----- モザイクの魔女(5) -----

 若々しい乳房は違和感無くつながり、隣に大きく膨らんで垂れ下がった乳房がついてな
ければ、元からそうであったように見えるほどクローエの乳房はサマンサの体の一部とし
て溶け込んでいた。
「そんな………」
とても信じられない。クローエの学んできた魔術には全くといって良いほどこのような可
能性を感じさせるものは無かった。
「ふふふ、今のところこれは私だけが使えるの。体が拒絶したりせずにちゃんとくっつく
のよ。そうよ、こうやって私は体を維持してきたの。時々取り替えるのよ。まあ普通は奪
い取った人には代わりに私が使ってたのをあげるんだけどね、かわいそうだからw。あなた
にも、これをあげるわw」

 そう言って残った爆乳を手に近づいてくるサマンサ、まさかあれをくっつけるつもりか?
「嫌っ、私のおっぱい!返してっ!」
「あん、だめよぅ。これだってちょっと年をとってるけど、なかなかのおっぱいなんだか
ら。これも元々は私のものじゃなかったんだけどねw これを付ける前はあなたよりずっと
小さかったのよ。今でも思い出すわぁ、これを引っぺがしてあげた時のあの小娘の表情w 」
やがて乳房をくっつける準備が出来たようだ。サマンサが大きな膨らみをクローエへおし
つけると、やはり細かい組織がざわざわとクローエの胸から湧き上がってきた。
「ひぃぃっ!!」
自分の肉が意思と無関係にうごめく感覚。無数の虫が胸の上を這い回っているかのような
おぞましさだったが、その感覚も瞬く間に変質し、自分の体自身がこの乳房を引っ張り寄
せるような力を感じ始めた。そして僅か数秒で肉のうごめきは静まり、サマンサの時と同
じように継ぎ目一つ無く爆乳はクローエの胸に収まっていった。
「あっ、あっ、ああっ!?」

「ふふふ、完璧にくっついたわよ。血も通ってるし、どう?ちゃんと感じるでしょw 」
驚くべきことに神経の接続までを一気に済ませたようだ。胸に感じるずっしりとした重み
はもちろん、サマンサの手が膨らみをまさぐってくるのも判る、もちろん乳首の感覚も!
「もう完全にこれはあなたのおっぱいになったわねw それにしても、こうしてみると違い
が良く判るわねぇ。」
ニヤニヤしながら、一つの体についた二つのまるで違う乳房を眺めるサマンサ。 確かに
引き締まった乳房と中年にさしかかり程よく緩んだ乳房の違いは大きかった。乳首の位置
が全然違うし、方やほとんどたるみを感じさせないお椀型。もう片方は大きく膨らみ垂れ
下がって下のほうが膨らんだ釣鐘型。もちろん肌に現れる生命力の違いも比べ物にならな
かった。片方は今にもはじけんばかりの圧力をみなぎらせているのに対し、もう片方は大
きさこそ勝っているがいささかくたびれ始めた水風船だった。

「もとはそれもプリプリだったんだけど、なにしろ取り替えてから10年以上経ってるから
ねぇ。さすがにだいぶくたびれていたようね。どーれw 」
今度はサマンサはクローエの両方の乳房をつかんでこね回し始めた。寄せ上げるように両
側から持ち上げると、クローエは全く違う乳房の感覚を同時に味わうことになった。左胸
は右胸に抉られ圧迫され、右胸は柔々とした左胸にしっとりと包まれる。そして時折感じ
る反対側の胸の乳首!このような感覚を味わう者はめったに居ないに違いない。自分がと
んでも無い奇形になってしまったかのようなおぞましさだった。


   ----- モザイクの魔女(6) -----

「嫌ーーっ。止めてお願い。元に戻して。これじゃまるで、まるで、、」
もはや意地も何も無く懇願するクローエだったが、妖怪とも称される老練な魔女がその願
いを聞くはずも無かった。
「ホホホ、だぁい丈夫よぉ。ちゃんと右側も取り替えてあげるからぁw」
「違っ!駄目、だめぇえええ!!!」
泣こうが喚こうが、相手はまったく意に介しない。ニタニタ笑いながらクローエの方へ手
を伸ばしてきた。
「そーら、これで若々しいおっぱいともお別れよぉw」
「あっ、あぁぁーっ…」

 やはり全く痛みを感じさせず、サマンサの指が恐ろしい勢いでもぐりこんできたかと思
うと、プチプチプチっという感触とともに、あっという間に右の乳房は引き剥がされてし
まった。サマンサはその乳房に頬ずりしながら、うっとりと呟く。
「んー、やっぱりこの弾力、最高だわぁ。この大きさと張りじゃ、体にくっつけちゃった
らもう自分じゃ頬ずりできないものね。今のうちに良く味わっとかないとw 」
しまいにはベロリと下を出して嘗め回し、乳首を口に含んで弄ぶ。そこまでされているの
に、クローエにはもちろん何の感触も伝わってこない。夢や幻覚などではなく、確かに自
分の胸を剥ぎ取られてしまっているという事を自覚せざるをえない。

「さーて、それじゃ最後の仕上げと行きますか。」
そう言うと、あっという間に自分の右乳房を引き剥がし、クローエから剥ぎ取った乳房を
くっつけようとする。
「駄目っ!やめて、やめてぇ!!」
そういってわめくクローエを見やると、サマンサはわざと胸を突き出し、乳房が体に溶け
込んでなじんでいく様を見せ付ける。やがてすっかり継ぎ目が判らなくなり、完全に乳房
がつながってしまうと、サマンサは身じろぎするように上半身をゆすって見せた。それに
つれて二つの美しい膨らみが素晴らしい弾力でプルンと揺れる。

 それを見てしまったら、若々しい乳房が完全にサマンサのものになってしまったようで、
クローエの目にはこらえようも無い涙が溢れてきた。
「返して、、、私のおっぱい。」
力なく呟くクローエに、サマンサは満面の笑みを浮かべて近づいてくる。
「違うわよぅw これはもう、わ・た・し・のおっぱいなの!これからは、こっちがあなた
のおっぱいになるのよぉw 」
そう言ってさっきまでサマンサの体についていた乳房をクローエの右胸にあてがう。すぐ
にまたあのざわめく様な感覚が襲ってきて、クローエの体は自ら押し当てられた乳房を引
き寄せ、瞬く間にやや弛んだ爆乳は元からそこについていたかのように収まった。

 とたんに感じるずっしりとした重さ。息をする動きにさえ反応して右に左に逃げていき
そうな程柔らかく垂れ下がった乳房。
「ホホホホw、それで完全に違和感は無くなったでしょうw? それにしてもこっちのおっ
ぱい素晴らしいわぁ。これだけのものはなかなか無いわよ。」


   ----- モザイクの魔女(7) -----

 笑いながらサマンサがクローエの目の前で見せ付けるように上半身を揺らすと、若々し
い乳房が躍動感溢れる動きで上下左右に弾む。
「うーん、こんな感覚何年ぶりかしら?おっぱいって意外と年齢が出やすいのよねぇ。特
にこの肩や首へつながるライン。ここの所がどうしても削げ落ちて行くのよねぇ、やっぱ
り若くないと。」

 揉みしだくサマンサの下で、さっきまで自分のものであったはずの乳房が変形してはす
ばらしい弾力で復元しプルンプルンと自己主張を繰り返す。こうして失ってみると、確か
にそれがかけがえの無いものであることを強烈に意識させられ、猛烈な怒りがこみ上げて
くる。

「止めて!返して!私の胸っ!」
その反応がまた面白いらしい。サマンサは笑いながらクローエをいたぶってくる。
「ホホホホ、言ったでしょう、これはもう私のおっぱいなのw あなたにはちゃーんと立派
なおっぱいがあるでしょ。」
そういって爆乳と化したクローエの胸に手を伸ばしてくる。
「こんなに大きいのもなかなか良いものよ。例えばこんな感覚、大きくないと味わえない
でしょw 」
まずは、乳房の下に手を添えて持ち上げられる。そこからさらに指を細かく動かすと、乳
房全体が波打つように振動する。確かにこれまで味わったことの無いような感覚だった。
「どうw?とっても柔らかいでしょ。それにやっぱりこの重さがねぇw 」
言うなり支えていた手をサッと離すと、大きな膨らみは転がり落ちるように下がり、ズー
ンと凄まじい重みで上半身が下へと引っ張られた。

「うっ、お、重っ、、、」
「そうでしょ、それくらい大きくないと味わえない感覚よ、ホラホラw 」
そう言いながら何度も持ち上げては放し、さらに左右に揺らしてもてあそぶ。自分の意思
とは関係無く縦横に動かされ続ける乳房、ひと揺れごとにかなりの重さが感じられ、それ
につれて上半身そのものが引っ張られる程である。
「あっ?あっ?あぁあっ?」
「どう?重さだけでも自分で味わってみないとなかなか判らないもんでしょ。それにね、
このくらい大きくて柔らかいとこういう事もできるのようw 」
そういうとサマンサは、それまで適当に胸を揺らしていたのを止めると、クローエの乳首
へ指を突き立てた。

「くっ!」
柔らかな肉塊はその指をこともなげに飲みつつ、意外なほどの反発力を示した。先ほどの
殆ど抵抗の無かった乳房内への侵入とは違って、押さえつけられた所はパン生地のように
凹み、突き出された指の先では乳首が硬くなっていくのがクローエにはハッキリと感じら
れる。サマンサがグリグリとねじ込むように弄り回していた指をポンと抜くと、親指の大
きさ以上に立派に盛り上がった乳首が顔を出した。
「ふふふw 意外と感度も良いのよねそれ、この大きさで。さて、準備もいいようだし、自
分の乳首同士こんにちわしてみましょうかw 」
「ひぃぃっ!?」
確かにこれを感じられる女性は少ないに違いない。サマンサはクローエの乳房を引き伸ば
すようにつかむと無理やり向きを変え左右の乳首同士を摺り合わせているのだ。
「ホホホホw、胸の大きい女性ならではの感覚よぉ。小さい人はやりたくても出来ないん
だからぁw そう、たとえば自分で乳首を舐めるとかもね。」
乳首の擦り合わせをやめてくれたかと思ったら、今度は胸全体を持ち上げ顔に押し付けら
れた。自分の体の一部とは思えぬ肉の壁が迫ってきたかと思うと、顎や頬にそれが押し寄
せ、目の前に確かに見えているのは自分の、乳首…


   ----- モザイクの魔女(8) -----

「嫌っ、嫌ぁああぁーー、こんな、こんなのって、、、」
その体積と重さに振り回され、まるで巨大な乳房に自分の体の方が占領されてしまったか
のようだ。もはや虚勢を張ることすらできず、泣きじゃくりながら訴える。
「嫌、お願い、こんなに大きいの、嫌、元に、戻してぇ、、」

 意外なことに、その情けない姿にサマンサはちょっと気をそがれたようだった。しばし
の沈黙の後、不機嫌そうに呟いた。
「何よ、それだって随分良いおっぱいのうちに入るのよ。ふん、そんなに重いのが嫌なら、
ちょっと軽くしてあげるわよっ!」
何がサマンサの気に障ったのか、クローエの胸へと手を伸ばすと、乱暴に乳房の下へ指を
めり込ませてまさぐり始めた。
「な、何を、、っ?」
再び乳房組織の中に侵入してきた指先の動きに戸惑う。既に味わった乳房を引き剥がすと
きの動きとは明らかに別の物だ。何かが、何かが抉り出されていくような!!
「ひっ、あっ!?あっ!?」
乳房の奥底をまさぐるようなその指の動きは、やがてしっかりと何かをつかんだかとおも
うと、それを引きずり出し始めた。少しばかり引っ張られるような気がしたかと思うと、
プツンプツンと恐ろしい感覚が襲ってきた後に開放された。

「な、何?」
混乱しつつサマンサを見やると、なにやら黄色みがかった塊を両手のひらの上にのせて微
笑んでいる所だった。
「ホホホホホ、大きいのが嫌だっていうから、ちょっと脂肪を抜いてあげたわよw」
「!!!」
ハッとして胸を見下ろすと、確かにはっきり判るほどあの爆乳は小さくなっていた。しか
し、小さくはなっていたが、中身だけが少し抜かれ、ただでさえ垂れ気味だったものが、
さらに萎んで細長くなりだらしなくぶら下がっていた。まるで乳房だけがさらに10年も年
をとってしまったかのようだ。
「ふふふ、おっぱいだけおばさんになっちゃったわねぇw」
「い、嫌ぁぁぁぁああああーーーーー」

「ホホホホ、いい格好よw、それじゃこの脂肪は再利用させてもらうわね。」
泣き喚くクローエを尻目に、サマンサは先ほど奪い取った脂肪を自分の乳房の下側へあて
がった。そのまま指先でちょっとスジをつけると、そこから乳房内への道筋が開かれたの
か、あてがった脂肪自身が脈打つようにしてもぐりこみ始めた。黄色っぽい塊が脈打つた
びに余分な脂肪は異様な盛り上がりとなってサマンサの乳房を変形させていく。ある種恍
惚とした表情でそれを眺めていたサマンサは、すっかり取り込みを終えてしまうと、入っ
てきたものを馴染ませるかのように乳房をもみしだいていった。やがて満足げにうなずき
手を離してクローエへ見せ付けるように胸を張ると、そこには素晴らしく大きく美しい乳
房が現れた。あの若々しい形を保ったまま一回り、いや二回りは大きくなっており、内側
から膨らまされたせいか尋常ではない圧力によって張り詰めているのだ。

「最高だわw、このおっぱい。」
そう言って慈しむ様にひとしきり乳房を撫で回すと、上着を付け直し胸元の紐を調整して
いく。爆乳にあわせて作られていた上着はかなり胸元の空きが狭くなってしまっていたが、
先ほど大きさを取り戻したおかげか、しっかりと谷間の部分が見えるだけの隙間は残って
いた。元のように柔らかな肉が押し寄せるといったものではないが、生気あふれる盛り上
がりはそれだけでサマンサを随分若く見せる。


   ----- モザイクの魔女(9) -----

「さて、、」
すっかり身づくろいを済ませたサマンサは未だ泣きじゃくるクローエを見やると、にこや
かに笑いながら話しかけた。
「ああ、そんなに泣かないのw 確かにおっぱいはおばさんになっちゃったけど、土台のほ
うはまだ若いんだし、養分を吸収して少しは戻るかもしれないわよw それに、修行して魔
力が上がっていけばいくつか美容的な魔法も使えるわ。何より頑張ってまた挑戦して欲し
いなぁ。勝てばこのおっぱいを取り戻せるかもしれないしw 」

『クソっ!こ、この女…』
励ましているのか甚振っているのか判らない物言いに、それまでただ泣きじゃくるだけだっ
たクローエの目に再び闘志らしき炎が瞬き始めたのを見て、サマンサは満足げに微笑んだ。

「そうそう、その意気よ。ホホホホホ、期待して待ってるわぁ。今度はもっと楽しませて
ちょうだい。……」
楽しくてたまらないといった風情で、それまでにこやかに話していたサマンサがふと顔を
上げて、何かを探るように辺りを見回す。やがて壁面の一点を見つめると、意外だといっ
た様子で呟いた。
「あらっ?お連れさんが居たの?」
すぐにはクローエには判らなかったが、やがてかすかに物音が近づいてくるのが聞こえた。
そして、まだ遠いがハッキリと判る、クローエを呼ぶ若い男の声が!

「おーい、クローエ!大丈夫か。居たら返事をしろーーっ。」
『ジーク!まさか、こんな時に!』
動揺するクローエの表情を見て取ったサマンサはにぃっと笑う。
「そうか、あなたのいい人なのね。ちょうど良いわ、このまま助けてもらいなさいよ。そ
れじゃ私はこれで、またねーー。」
「ちょっと!こ、このまま?ま、待ってっ!!」
身を翻して飛ぶように反対側の通路へ消えていくサマンサを、クローエは呆然として見送
るしか無かった。そうこうしているうちにも、クローエを呼ぶ声は近づいてくる。

『み、見られる。ジークに!この胸を!』
壁に貼り付けられたままなのだ、だらりと垂れ下がった乳房も露になったままで。パニッ
クに陥りそうになりながら、クローエは叫ばずには居られなかった。
「嫌っ!ダメっ!こ、来ないでっ。」
だが、必死でクローエを探すジークがそれを聞いて止まってくれるはずも無い。
「クローエ!大丈夫かっ!今行く!」
ますますその声は近づき、ついに最後の扉に手がかると、クローエの絶叫がこだました。

「い、嫌ーーーーっ!お願い、見ないでーーーーーっ!」


    • おしまい --

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最終更新:2011年08月17日 21:00