488 名無しさん@ピンキー [sage] 2012/01/03(火) 16:00:55.86 ID:5M4m7Z8V Be:
【かおかえっコ】6話
「あ、あたしの顔~!?」
「な、なんで~!?」
のっぺらぼう2人が慌てふためく様は、滑稽を通り越してマヌケとしていいようがないが、当の2人はそれどころではない。
一方、祖母の手にぶらさがっている2人の顔はと言えば、まるでよくできたお面のようにピクリとも動かない。
「お、おばあちゃん、なんでこんなことになったの?!」
たまらず叫び声をあげる恵里子。
もし目があったら、涙を流していたかも知れない。
「このためだよ。」
いきなり突き出される祖母の両手。
次の瞬間、深雪と恵里子の、目鼻口のない顔に何かが押し当てられる。
と、押し当てられる感触は一瞬のこと。
いつのまにか、祖母の手の感触しか感じられない。
「ほら、これを観てご覧。」
再び2人の前に突き出される鏡。
「え?」
先ほどののっぺらぼうという体験から、鏡を覗き込む2人はついつい及び腰になる。
しかし、鏡に映っていたのはのっぺらぼうではない。
ちゃんと目鼻口の備わった深雪と恵里子の姿だ。
「よ、よかったあ…」
「あーあ、びっくりした。」
戻ってきた自分の顔をさすりながら安堵する2人だったが
「ん?」
「あれ?」
最終更新:2012年04月18日 18:09