490 名無しさん@ピンキー [sage] 2012/01/03(火) 16:13:33.92 ID:5M4m7Z8V Be:
【かおかえっコ】8話
「え!え?え?!なな、なんで?なんで、そこにあたしがいるの?!」
深雪が驚くのも当然と言えば当然。
隣にもう一人自分が立っているという経験は、双子でもないかぎり、まず体験できないし、深雪に双子の姉妹はいない。
と、叫び声に反応したのか、もう一人の深雪が、深雪の方を向き、当然のことだが、その顔に驚きを浮かべた。
「え、なんであたしがもう1人?!」
その口からでた言葉もまた当然のもの。
しばし、絶句したまま見つめ合う2人だったが、不意に深雪は鏡に視線を戻す。
そこに映っているのは、深雪と恵里子の姿。
しかし、もう一人の深雪は映っていない。
視線を戻せば、まだそこにはもう一人の深雪が間違いなく立っていた。
いきなり深雪の脳裏に信じられない様な想像が浮かぶ。
「も、もしかして恵里子ちゃん?」
「恵里子ちゃん?そう…そう、あたし恵里子だけど、あなた誰なの?」
「あたし?あたしは深雪だけど…それより本当に恵里子ちゃんなの?あたしには、あなたがあたしに…あたしそっくりに見えているんだけど。」
「え?え?あたしが深雪ちゃんそっくりに?…そんな…でもあなたが本当に深雪ちゃんだったら…だって、あたしには深雪ちゃんがあたしそっくりにみえるよ。」
「あ、あたしが恵里子ちゃんに!?」
「うふふふ、うまくいったみたいだね。」
いきなりの祖母の声に、2人は慌ててそちらへと振り向く。
「おばあちゃん、一体何が起こったの?これっておばあちゃんのしわざ?」
「やれやれ、にぶいねえ。恵里子と深雪ちゃん、2人の顔を交換したんだよ。最初に2人の顔を取り外してみせたんだから分かりそうなもんだけどねえ。」
「顔を?」
「交換した?」
最終更新:2012年04月18日 18:10