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かおかえっコ 第10話

492 名無しさん@ピンキー [sage] 2012/01/03(火) 16:28:39.54 ID:5M4m7Z8V Be:
    【かおかえっコ】10話

    「なるほど~。あたしはもう25メートル泳いでいるから、夏休みの練習はなしに決まっているもんね。そして、今日、あたしが深雪ちゃんの代わりに25メートル泳いでみせれば、深雪ちゃんの夏休みの水泳練習もなし。めでたしめでたしだね。」
    「で、でも恵里子ちゃん、それってちょっとずるくない?」
    「気にしない気にしない。さっきもいったけど、深雪ちゃんも20メートルちょいは泳げるんだし、それに夏休みにはあたしと一緒に練習するんだから、特に問題ないでしょ。」
    「そうかもしれないけど…それに今日の水泳の受業は5時限目なんだけど。」
    「あ、そうだった。おばあちゃん、顔の交換はその時でよかったんだけど。」
    「そうもいかないだろ。お昼休みに帰って来るにはちょっと遠いし、学校でこんなことをして誰かにみられたら大騒ぎになるからね。」
    「じゃあ、今日は学校が終わるまでこのままってこと?」
    「2人は、同じくラスで友達とかの顔も名前も分かるから、今日一日ぐらい問題ないだろ。それよりあまりのんびりしていると遅刻しちゃうよ。」
    「あ、そうだった。」
    「でも、学校に行く前に、服を交換して、髪も直した方がいいねえ。まさか2人の顔が入れ替わっていると思う人間はいないと思うけど、いつもと違う服とかだと変だと思う人もいるかもしれないし。」
    「そうだね。ほら、深雪ちゃん、早く服脱いで。」
    「う、うん。」
    深雪と恵里子の体型はそれほど差はない。体重はほぼ同じ、身長は若干恵里子の方が高いが、相手の服を着られないほどではない。
    服を着替え、髪型を直すと、もう2人の外見は家族やクラスメイトが見慣れている深雪と恵里子そのものだ。
    「よしよし、これなら多少いつもとは違うと思っても、顔を交換しているとまで疑う人もいないだろう。」
    「でも、声がいつもと違うけど大丈夫かな?」
    「うーん、交換したのは顔だけだからねえ。けどこれぐらいならそれほど疑われることもないだろ。念のため、できるだけ喋らないでいた方がいいかもね。」

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最終更新:2012年04月18日 18:11