853 名無しさん@ピンキー [] 2012/06/25(月) 00:43:35.52 ID:0LJsI7Gz Be:
ー肉体と頭脳の背反ー
昔から天は二物を与えないと言われるが、確かに事実かも知れない。
才能を二つ併せ持つ物など世界中にどれだけ居るのだろうか?
とりわけ比べられるのは容姿と頭脳である。
才色兼備という言葉が存在するものの、やはりそのような人物は現実には成立しにくいだろう。
これから語られる物語は、外面と内面、二つの才能と魅力の間で揺れ動く少女の悲劇である…
ここに一人の少女がいた。
名前を白姫 なつき という
高校二年生の春を迎えた彼女の美徳はその頭脳にあった。
幼い頃より天才と呼ばれ、クラスでは常に成績トップ、運動はさほど得意では無かったが容量が良かったため優秀であった。
その華奢で可憐な容姿と儚げな雰囲気も手伝って、男子からは羨望の的だった。
彼女は彼女で才能や容姿を鼻にかけず、周りからも慕われ、何一つ不自由なく生活していたはずだった。
しかし、そんな彼女の心を曇らせる、唯一にして最大の悩みがあった…
それは「女らしさ」である。
なつきは自分の容姿を気に入っていないわけではなかった。
周りから慕われ、仲良く出来る要因の一つはこの容姿であると自覚していたし、親が産んでくれたこの姿形を憎む理由など見つからなかった。
しかし、思春期も末期に差し掛かろうとした今になって、なつきは自分の体の発育の悪さを不安がっていた。
人当たりの良いなつきも、さすがに他の女子たちと自分の身体を比較してしまっていた。
個性である、と片付けてしまえばそこまでだったが、やはり女の子として納得出来ない気持ちがあった。
そのモヤモヤした感情が、なつきに暗い影を落とし、ある結末へと導いていく…
『…りたくない…?』
石の中から意識が流れ込み、なつきの精神に直接語りかけてくる。それ自体、非現実的であり、否定されても良い事象だったが、考えている余裕など無かった。
『…変わりたくない?貴方はいま、自分自身に満足していない。変化を望んでいる…』
「ど、どうして分かるの?」
『ふふ…そんな事気にする必要は無いわ。わたしがあなたの希望をかなえてあげる。このままわたしを家に持ち帰るのよ』
「そ…そんな……」
石から流れてくる流れてくる何者かの声は怪しい女性のものであった。
なつきは怖かった。今まで経験も予想もしたことのない、いま自分自身に起きている現象にただ怯えるしかなかった。
しかし、彼女の戸惑いと畏怖の感情の奥底では、その石が発した言葉に興味をそそられる本能があった。
『さあ…何を迷う必要があるの?あなたは目の前に美味しそうなケーキがあって、それを食べるかどうか考えてしまう人なのかしら…?』
挑発、煽り。
こんな時でもなつきは冷静だった。この石は誘っている。何か自分の良いように事が運ぶよう促している、そうなつきは考えていた。だが、それでもなお、石が語った『変化』『希望』、それらの事柄に魅力を感じていた…
『ふふ…分かってるじゃない…』
無意識に家へと歩みを進める。
ゆっくり…ゆっくり…家へと近づいていく…
辿り着いた自室…
今までそんな事はしたことが無かったが、後ろめたさを覚えながらも扉に鍵をかけ、閉じこもる。
手が震えていた。
それは慄きからか、それとも内なる高揚感からか…
『うん…わたしを連れてきてくれてありがとう…まあこれも運命、かしらね』
「運命…?」
『そうよ…あなたと出会えたことに感謝しなくちゃね…』
「わ…わたしを惑わさないで!それよりもさっきの願いをかなえる事について詳しく…」
『あら…何を怯えているの?』
「怯えてなんかないわ…は、早く教えてよ!」
石が言うように怯えているのか、はたまた焦っているのか…なつきは今までの人生にないほど声を荒げていた。
まるで麻薬中毒者が薬を切らしたかのように…
『くすくす…いいわ、教えてあげる。率直に言うと、貴方の才能を入れ替えてあげるわ』
「才能を…?」
『そう、才能。あなた、わたしが察するに相当頭が良いんじゃない?その知識と思考力をわたしに渡す代わりに、わたしの中に閉じこもっている力であなたを素敵な身体に変えてあげるわ…』
「え…ど、どういうこと?」
『そうね…ちょっと試してみる?わたしをおでこにくっつけるの』
「こ、こうかしら…?」
言われるがまま、なつきは石を額に近づけ、触れさせてみた。
『そうそう…じゃあいくわよ…!』
「え…ふぁっ…!?」
石が強烈な光を放ち、直後になつきの身体を異常な疼きと熱が覆った。
欲情、まさにそう形容するに相応しい脈動が駆けめぐる。
「なに…これぇ…っ…体が…ふぁぁっ…!」
『あら…我慢すること無いじゃない…あなた変わりたいんでしょ?素直になりなさい…』
「そ…そんなぁ…でもぉ…これ…はぁっ…!」
次第に視界が蕩けていく。思考が鈍くなる。ジンジンと疼く秘部…頭に響く声…
『受け入れなさい…でなければあなたは変われないわ』
変われない…
変われない……
変わりたい…!
感情が動いた瞬間、無意識に手が大事な部分へと伸びた。
「ひぁ…!!」
触れた瞬間、より一層の熱が襲う。同時に、凄まじい快感。
「あぁ…!…すご…ぃ…!」
『良いわ…その調子よ、ほら、鏡を見てみなさい』
促されるまま、なつきは目の前にある姿見に目を向ける。
そこには、今まで見たこともなく淫らでだらしない自分の姿が映っていた。
服ははだけ、手足は脱力している。
『今からあなたは変わるわ…少しだけね。さあ続けるのよ』
「つ…続けるって…あんっ…!?」
どくんっ、と脈うつ鼓動と共に、また情が燃え上がる。
「つっ…ふぁ…かわり…たぃ…!…だから…くぁ…!」
感情に身を任せ、再度秘部に手をかける。
性を感じているのか、徐々に愛液が溢れていき、触れる度にぐちょぐちょと卑猥な音を立てる。
「あぁ…気持ち…ぃ…!」
なつきが快楽を受け入れ言葉にした瞬間、なつきの身体全体に微妙な変化が現れた。
まずは足。
下手をすれば胴体より短く見えても仕方ないようなそれが、長さを増していく。投げ出されて床に放り出されている足がにょきにょきと伸び、数センチ伸びたところで止まる。
そして手。
子供のように丸みを帯びていた指先が、引き伸ばされるように少しスラリ、と伸びた。
腕全体も長さを増す。
胴体。
膨らみが全く無かった胸部に、僅かながら膨らみが生まれ、反対に腰は少しぺこり、とへこみ、服に起伏をもたらす。
身体の疼きがおさまったころ、変化は終わっていた。
「はぁ…あぁん…っ」
くらい部屋。
「んっ…くぅ…」
押し殺すように喘ぐ声。
「やぁ…くぁ…!」
時に激しく秘部を弄ぶ。
「あぁ…ふぁ…っ…!」
そして独りで頂点に達する…
はぁはぁ、と荒い息遣いと共に余韻に浸るなつき…
自慰行為をする、それ自体は初めてでは無かった。
しかし少女は、明らかに以前とは違う感覚を意識した。
精神的にも、肉体的にも…
そして、その傍らで光る何か…
…なつきがこのような激しい自慰をするに至った経緯は、その日の学校での帰り道に端を発する。
いつも通り友と仲良く帰路につき別れたのち、一人で歩いていた時の事である。
いつも通り、しかし目の前、一本道の真ん中にそれは落ちていた。
「あれ…?何かしら…」
近づいて観察してみると、それは真っ黒な石のようであった。
普段なら気にも留めない道端に転がっている石ころ同然である。
しかし、なつきはそれに異様に惹きつけられた。そして、手を伸ばして触れようとし…
キン…!
「きゃ…っ!?」
掴んだはずなのに、瞬間、眩い光を放ち、手から弾き出され、再び地面に転げ落ちる「何か」。
「なに…これ…」
恐怖。不気味なもの。
なつきは不安に駆られた。
「何か」は、地面に落ちてもなお、妖しい光を放っていた。
怖い、はずなのに、また手に取りたくなる。
何かの暗示に掛かったように、再度手を伸ばす。
キン…!
閃光。しかし今度は離さなかった。
「つっ……きれい…」
その光を見つめ、呟く。
そして、虚ろな目線を宙に向ける。
余韻に浸りながら、なつきは火照った体を起こし、姿見に全身を映してみた。
そこには、別人のような自分がいた。
手足が幾分か伸びたことにより、まるで身体全体が引き伸ばされたようにスラっとして見えている。
そして何よりも胸と腰の起伏である。
それは僅かなものだが、有るのと無いのとでは大違いで、なつきが今まで自分に感じた事の無かった女らしさが放たれていた。
「これが…わたし…なの…?」
困惑と感動が入り混じり、途切れながら口にするその言葉。
そして喜び…
『うふ…わたしの力は気に入った?今のはほんのお試し程度よ。本気でやればもっと凄いわ…どう?やってみない?』
「も…もっと…」
なつきは石の言葉に引きつけられた。たった今起こった自分の身体の変化を目の当たりにしては、自制など効くはずが無かった。
もっと素敵になれる、そう考えただけでなつきは胸が高鳴り、早くそうしたいという気持ちがどんどん膨らんでいった。
なつきの頭の中から吸い取られていた、大事な何かとは逆に、欲望は増大していく…
今度は促されるまでもなく、自ら額に石を押し付ける。
そして念じる。
さっきよりも強く…
『ふふっ…良いわね…力が漲るわ…!いくわよ?』
「う…うん…!」
なつきが頷いた瞬間、石から迸るような凄まじい光が放たれる。
「ふあぁっ!?」
そして先ほどとは比べ物にならないような、電撃にも等しい快感がなつきの身体全体を駆けめぐる。
しかし、なつきはそれを拒む事なく存分に享受する。
「すごぉい…!すごぃのぉ!」
淫らな声をあげながら、変化して膨らんだばかりの僅かな胸の隆起を片手で撫で回し、もう片方の手を秘部へ差し込む。
荒々しく、そして甘美に自らを弄ぶ…
『あらあら…最初とは随分反応が違うじゃない…これがあなたの本性なのかしら?ならあなたは、今からその本性に相応しい姿になるのよ。素敵なことじゃない…』
「あぁっ!きもちぃ…!いいのぉ!はぁん…!」
なつきが言葉を発した瞬間、ビクッと身体が跳ねた。
そして、急速に変化が始まる。
まず先ほど伸びた脚が更に伸びていく。
今度はただ伸びるだけでなく、細かったその足に適度に肉がついていき、美しい脚線美を形成する。
太ももと尻にかけては顕著で、ぐんぐんと肉が盛り付けられてゆく。
ただ肉が付くだけでなく、ヒップはキュッと引き締まり、上を向いた美しいラインが作られる。
膨らんだ尻はスカートに収まりきらず、大半がはみ出してしまっている。
「あはぁん…!」
腰は、先ほどはへこんだだけだったが、今度はくびれが生まれていく。ウエストラインが絞られていき、妖艶さを醸し出す。
胸は、空気でも入れているかのようにぐんぐんと膨らんでいく。やがて乳房と言える大きさになり、存在さえしなかった谷間を形成し、深さを増してゆく。大きくなるもそれは垂れる事なく存在を誇示し、頂きはツンッと服の下から突起する。
「おっぱい…!あは…おっきぃ…
!」
急激な変化は終わり、次第にじわりじわりと終わりを迎えていくが、まだ終着点ではない。
身体全体が艶やかさを増していき、肌の色が抜けるような白から健康的な肌色になり、さらに濃くなっていく。
小麦色になったところで変色をやめ、体から浮き出た汗でテラテラと肌が妖しく光る。
「あは…とってもえっちぃ…!」
先ほどからなつきが発している言葉からは知性が失われ、どこか甘ったるく、男を誘うような口調と声色に変わっていた。
その声が発せられる口も、薄かった唇に適度に肉がつき、エロスを漂わせる。
顔全体からも儚げな印象は消えていき、垂れていた目が少し吊り気味になり、鼻筋がスッと通り、小悪魔的な顔立ちに。
「うふ…あははっ…」
最後に髪は青みがかった黒から、チョコレートのような茶髪になり、さァっとウェーブがかかる。
身体の熱が徐々に冷めていき、変化は完全に終わった。
最終更新:2012年09月08日 00:39