無題・乳吸い取り

投稿日:2010/02/24(水)


  更衣室で着替えていると、いつもの様にヨーコが覗き込んできた
「ホント、いつ見ても凄いねーミサキのオッパイ。さすがGカップは違うわぁ。こんなオッ
パイ見れるなんて、クラス替えでミサキと一緒になって良かったわ。」

 いつものようにまくしたてると、遠慮も何も無く舐め回すように見つめてくる。最初のう
ちは気持ち悪いと思ったミサキだが、毎度の事なのでもう慣れてしまった。
「もー、毎回毎回あんたも飽きないわねぇ。」
「人類は哺乳類だもん、飽きるわけ無いでしょ。そりゃ私にそんな立派なオッパイ有った
ら自分のを見るわよ。だけどホラ、無いの。見てよコレ。」
ちょっと膨れっ面でそう言いうと、ナイ胸を突き出して見せるヨーコ。確かにヨーコは貧
乳だった。僅かなふくらみ、多分Aカップも無いだろう。お尻とウェストはごく普通に女
性的なラインをもっているのだが、上半身の肉付きが悪く細身なので凄く貧弱に見える。

「この前なんか小学生に間違われたのよ。小学生よ!もう高校二年生よ!そんなに背は低
く無いのに。あーあ、私にもミサキみたいなオッパイが有ればなぁ。その大きなブラだっ
てはみ出しそうじゃない。ホント羨まし。」

 いかにも悔しそうに言うヨーコに、ちょっと気の毒になりながらミサキはいつもの様に
なだめようとする。
「そ、そんなに良いもんじゃ無いわよ。重いし肩凝るし、ブラだって可愛いのなかなか無
いのよ。それに、イヤラシイ目で見られるし。」
「贅沢だよそれぇ。やっぱりオッパイ有る方が良いって。」
とまあいつものようにふざけ合うのだが、今日はそれで終わらなかった。

「そんなに良いもんじゃ無いって。私はもっと小さい方が良かったなぁ。こんなに大きい
の要らないわ。あげられるもんならあげたいくらよ。」
いつもなら、だいたいこの辺でおしまいになるのだが、今日は違った。ヨーコがにぱぁっ
と満面の笑みを浮かべると、たたみかけるように突っ込んできた。
「本当!?、くれるの?ちょうだい!ちょうだい!」
「・・・、う、うん。」

 その瞬間、ミサキは両乳首のあたりにムズムズとした刺激を感じた。
”えっ?"
それまで経験の無い、不意の感覚に戸惑う暇はなかった。ヨーコが小さく叫び声をあげた
のだ。
「あぁっ!!、、本当に始まったわ!」
見ると、嬉々としてブラを外している所だった。
「ねえ、見て!見て!大きくなってるでしょ!」
誇らしげに胸を突き出すヨーコ。確かにミサキの記憶よりも一回り、いや二回りは大きく
なっていた。もうAカップ以下という事は無い。どう見てもBは有りそうな、僅かに乳輪が
盛り上がった尖り気味の膨らみが興奮気味のヨーコの息づかいと共に僅かに上下していた。
そして、それがミサキの目の前で、間違いようも無い勢いで、少しずつ少しずつ、、

「お、大きくなってる。」
ミサキは呆然として呟いた。相変わらず続くムズムズ感とともに言いようの無い不安が忍
び寄ってくる。そこへヨーコがにいっと笑いかけてきた。
「ね、大きくなってるでしょ。そしてミサキのおっぱい、、、、縮んでるんじゃないの?」
とたんに乳首のムズムズが強くなった気がした。ハッっとして視線を落とすと、パンパン
に張りつめていたはずのブラが緩み皺を作っていた。
「ウソっ、、!」
慌てて乳房をかばうように両手で掴むと、縮んでいるのがハッキリ判る。まだ手のひらに
余るほど大きい、Fカップくらい有るだろうか?それでも手に感じる量感やブラとの隙間
は隠しようも無い。
「そんな、まさか、どうして?」
「ふふふ、これよ!」

自慢げに手をかざしてみせるヨーコ、そこには見た事も無い輝きを発する指輪がはめられ
ていた。それ自身が光を発するかのようにぼおっと虹色のオーラを発している。
「ヘンな店で売ってたの、マジックショップだとか言ってたわ。半信半疑だったけど、ま
さか本当に効くとはね。今、コレが生み出す現実を歪める空間の中に居るんだって、ホラ
回りのみんな動いて無いでしょ。でね、ここが重要なんだけど、コレ、くれると言ったも
のは何でももらえるんだってw。」

 絶句するミサキ、笑いかけるヨーコを呆然として見遣るうち、先ほどのやり取りの意味
が染み渡ってきた。ムズムズする感覚はますます強くなり、そうしている間にもジワジワ
とヨーコの胸は膨らんで行く。ヨーコは慈しむように乳房をなで回す。先ほどより大きさ
と丸みを増し、もう立派なおっぱいと言って良かった。
「ふふふ、もう C カップくらい有るわね。だけどもっと欲しいわ、全部もらうわねミサ
キのおっぱい。」
「そんなっ!イ、イヤッ!、、」
とっさにヨーコを止めようと飛びかかろうとしたが、根でも生えたかのように足が床に固
定され一歩も動く事ができない。
「嫌よっ!やめて、やめてぇえ!!」
半狂乱になって懇願するが、もちろんヨーコが聞くはずも無かった。
「アハハハ、要らないんでしょ。くれるんでしょ。」

 その言葉がトリガーだったのか、また急に乳首の感覚が強くなった。ジンジンと脈打つ
ように疼きが襲ってくる。そして益々激しい勢いでミサキの胸は奪い取られて行く。
「あっ、凄いわっ!どんどん膨らんでくるっ。」
「イヤッ、イヤッ、私の、私の胸がぁああっ。」
ジンジンとした疼きは加速度的に強く、しまいには鈍い痛みさえ感じるほどになって、乳
腺の先の先まで広がって行く。その脈動とともに何かが乳房の奥底から絞り出されて行く
ようだ。前屈みになり必死で乳房を守るように手で覆うが、もちろん何の効き目も無い。
その手の中でミサキの乳房は大きさと生気を失い、萎んで行った。そして、目の前でヨー
コの胸がまるで風船でも膨らむかのように D, E と巨乳と言えるレベルになっていく。膨
らんでくる乳房の圧力に耐えかねたヨーコが喘ぐたびに丸々とした膨らみが恐ろしい弾力
でプリプリと揺れる。

 ヨーコはついに我慢できなくなったようだ。
「んっ、あっ。。。やっっぱり、凄い。」
できたばかりの巨乳を両手で掴んで揉み始める。初めは少しずつ確かめるように、それか
ら存分に感触と変形を楽しむ。まだ膨らみは止まらない。乳房の変形とともに、流れ込ん
でくるエネルギーを感じる事ができた。ミサキから奪い取ったものが、脈動とともに乳房
全体へと染み渡って行く。それがまた、ヨーコの興奮を高まらせた。自分でもはっきり判
るほどニヤつきながらミサキを見ると、もう情けないほどの有様だった。
「嫌よ、、、止めて、、、お願い!」
あれほど大きかったミサキの乳房も、左右の手のひらに収まるほどの大きさに萎み、余っ
たブラの生地だけが空しくはみ出している。もう叫ぶことすらできず、最後の気力を振り
絞って泣きながら訴えるが、乳房の疼きは全く止まる気配を見せず、残ったものも奪い取
られようとしていた。次第に強くなる鈍い痛みとともに胸全体がとろけるような疼きに包
まれていく、やがてそれも最終段階へ達したのか、すーっと周辺部の方から疼きが治まり
乳首の方へと向けて集まるように消え失せて行った。
「あっ、あぁあーーーっ!?」
その瞬間、ミサキは絶望とともに全てが奪い去られてしまった事を知った。必死で押さえ
つけていた両手の下には、もはや何の膨らみも残されていなかった。

「あん!もうおしまい?んふふ、確かにけっこう重いわコレ。」
ヨーコは歓喜に満ちた表情で巨乳と化した胸を誇らしげに突き出してみせた。ミサキの目
の前にぶら下げられたそれは圧倒的だった。つややかな膨らみが丸まると大きく盛り上が
りそびえ立ち、わずかに尖ったピンク色の乳首がやや強めに自己主張している。驚くほど
弾力に富んでいるせいか、これほど大きいのに重力の影響は最小限でしかなく、実に美し
い形である。それを嬉々として揉みしだきミサキに見せつける。なで回し、掴んで変形さ
せ、持ち上げては放してプルンと揺らす。ほんの数分前まで自分のものだったはずの乳房
を見せつけられ、猛烈な嫉妬心がわき上がってくる。

「か、返してっ!私の胸、返してっ!」
キッとして睨みつけるが、ヨーコは笑いながら拒否してきた。
「イヤよう。もうもらっちゃったんだもん。だって、要らないって言ったじゃない、アハ
ハ。。。それにしても、ミサキぺったんこじゃない。ホントにぜーんぶもらっちゃったん
だぁ。どーれ、見せてよ。」
ミサキへ近づき手首を掴むと、一気に広げた。

「ひっ!」
まだ指輪の魔力は解けていないのか、ミサキは抵抗どころか指一本動かす事ができず、萎
んでしまった胸元をあらわにする事になった。クシャクシャに潰れた巨大なブラのカップ
を見てニヤリと笑うヨーコ。
「ほんとうにすっかり萎んじゃったわねぇ。随分軽くなったでしょ。何しろこーんなに大
きかったんだから。」
そう言いながら、潰れたブラのカップの中へ手を入れわざわざ元の形を再現しようとする。
しっかりした縫製のカップは直ぐにおおよその形を取り戻したが、もちろんその下には何
も無い。巨大な空間がぽっかり空いている。さっきまでそこは美しい二つの膨らみでしっ
かりと満たされていたはずだった。
「私の、おっぱいが、、、」
悔しさと情けなさで涙が溢れてくるが、ヨーコはそれだけで済ませはしなかった。今度は
ブラのストラップをぐいと持ち上げると、それを両肩から外して一気にずり下げる。大き
なカップはペロンと垂れ下がって、今や真っ平らになってしまった胸が現れた。殆ど膨ら
みと言えるほどのものは無く、固く縮んで生気を失った小指の先ほどの乳首がへばりつい
ていた。
「へー、完全に無くなっちゃったのねぇ。私は一応膨らみ有ったんだけど。これじゃまる
で男の胸じゃないw」
そう言いながら、あばら骨の浮いた所をなぞるようになで回してミサキをいたぶる。それ
だけではなく、ひとしきりミサキの反応を楽しんだ後、今度は仕上げとばかり自分の胸を
突き出して押し付けてくる。二人の胸の間で押しつぶされた乳房の凄まじい弾力がまたミ
サキを苛む。否応無しに奪い取られたものの大きさを感じさせられ、際限なく落ち込んで
行くミサキ。

「グズッ、、こんなこと、して、、、。許さない。グズッ、、、絶対、仕返ししてや
るっ、、」
泣きじゃくりながら睨みつけるミサキだったが、しかしヨーコはニヤニヤと笑いながら答
えた。
「言いたいのも解るんだけどね。残念ながらそうはならないと思うわ。ホラ見て。」
そういって差し出したのは、さっきまでヨーコが着けていたブラだった。そんなものが何
をと思ったのもつかの間、見る見るうちにそれは引き延ばされ形を変え、ミサキがしてい
たような立派なブラへと変貌した。
「ウソ、、、、」
絶句するミサキに、ヨーコは得意げに説明し始めた。
「コレね、現実を元からそうだったように調整するんだって。」
そう言いながら大きくなったブラを着けて行く。豪華なレース付きに変身したそれは、大
きく膨らんだヨーコの胸を僅かに持ち上げてしっかりとサポートし、深い谷間と美しいラ
インを作り出す。
「ホーラ、ぴったりでしょ。ミサキのもw」
言われて見下ろすと、確かにミサキのブラも変形して行く所だった。大きなカップは最小
サイズのものへとぐんぐん縮み、そして内側には分厚いパッドが、、ヨーコが肩ひもを戻
して着け直すと、確かにそれはミサキの胸にぴったりとフィットした。
「アハハ、ブラ着けると一応胸有るように見えるじゃないw」
「そんな、、、」
「もちろん記憶も書き換えられるの、これが終わったら誰一人ミサキがおっぱい大きかっ
た事なんか覚えていないわ、私以外はね。フフフ、そろそろミサキの記憶も変わってきた
んじゃないの?」
「う、嘘っ!!?」

言われたそばからミサキは自分の記憶が変わって行くのを感じる事ができた。大きかった
胸の記憶はどんどん薄れ、替わって貧乳に悩んできた日々の記憶が入り込んでくる。膨ら
み始めたと思ったらそのまま止まってしまい、どんどん膨らんで行く友人たちに置き去り
にされたような気がしたこと。必死で牛乳を飲み、マッサージや体操など頑張ってみても
何の効果もなかったこと。町を歩く胸の大きな女性たちに時折感じる激しい嫉妬と羨望。
それでいて、平気で胸を強調する服を着る者たちへの嫌悪。
「そんな、、、嫌っ、こんなの嫌ぁっ。」
「駄目よ抵抗しても、じきにすっかり巨乳だった事は忘れてしまうわw。ん?私の方も一
応記憶は書き換えられるみたいね。ミサキの記憶が変わった分がこっちにくるのかしら。
ふーん、膨らみ始めはそう早くなかったみたいだけど、順調に成長してきたのねぇ。。。
まだ止まってないの!どうりでいつもパンパンに張っていたはずだわw。この調子なら H
カップにはなりそうね。アハハ」
「私の胸、、、、小さい。おっぱい、、嫌、、嫌、、、」
とうとう記憶まで奪われ放心したように呟くミサキに、ヨーコは微笑みながら慰めとも嘲
りともつかぬ言葉をかけた。
「さあ、涙を拭いてしゃんとして。もうすぐ全部終わるわ。大丈夫、小さな胸でも違和感
は無くなるわ。悪い事ばかりじゃ無いわよ。肩こりは少なくなるだろうし、サイズが無く
てカワイイ服着れないって事も少なくなるわ。ああ、そろそろ終わりみたいね。じゃあこ
れからもよろしくね。」
「ちょ、ちょっと待って!!」
ミサキの抗議も空しく、指輪の魔力によって全ては書き換えられてしまったようだった。
不意に二人の視界はぼやけ、新しい現実が始まって行った。

 体操服に着替えようとヨーコがブラウスを脱ぐと、いつものようにミサキが覗き込んで
きた。
「ホント、いつ見ても凄いねーヨーコのオッパイ。さすがGカップは違うわぁ。」
その物言いとミサキの姿にヨーコは吹き出しそうになるのを必死でこらえた。それほどミ
サキの印象は激変していた。もちろん暴力的に盛り上がっていた胸の膨らみは完全に消え
失せている。緩めの体操服の下にはうっすらと小さなブラが透けて見える。必死で体型を
隠そうという意図がありありだが、それもあまり効果は無さそうだった。元は大きな胸と
張り出した腰でメリハリの利いた羨ましい体型のように見えていたが、今は意外と横幅の
大きめの骨格と大きな尻のせいか、やや太り気味にすら見えかねない。胸が無いだけでこ
うも印象が変わるものだろうか?細身にGカップを抱いた今のヨーコとは対照的だった。

 僅かに浮かんでくる罪悪感をこらえつつ、努力して笑顔を作りながら答える。
「もー、毎回毎回あんたも飽きないわねぇ。」
「だって、人類は哺乳類だもん。それにしても、いいなぁ、コレ。」
息を吐きかけられそうなほど近くで覗き込むミサキをドギマギしながら、ちょっと後ずさ
る。
”わ、私もこんな感じだったのかしら、、?"
ミサキの変わりように困惑を感じながら、ヨーコは記憶に有るいつもの会話を再現してみ
ようとした。
「そ、そんなに良いもんじゃ無いわよ、肩凝るし。」
「えー、いっつも言ってるけど、贅沢だよそれ。ねぇ、そんなに言うんだったら、ちょう
だいよその胸ぇ。」
ちょうだい、という言葉に一瞬ギクリとしたヨーコだったが、ややあって笑って答えた。

「だめよ、コレは私の。あげないわ。」

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最終更新:2019年01月31日 05:47