odiobr @ ウィキ内検索 / 「星を知る者」で検索した結果

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  • 星を知る者
    「グリフィス……!!」 自身の薄汚く黒い部分をも信頼し預けた男が、息を切らして登りつめてきた。 声に、振り返る。 刈り込んだ黒い髪に汗を滴らせて、濁りのない黒い瞳に意地やら何やら、様々な感情を内含させて。 お前は今、膝を屈しているオレのことを見下ろしている。 ……そう 何千の仲間 何万の敵の中で―― ◇ 朗々と謳いあげる女の声。 ――今までのあなたはグリフィスという夢   そしてその夢が終わる時あなたは目を覚ます   決して覚めない夢の中で   決して明けない夜の中で―――― ◆◆◆ ……目は覚めたが、“グリフィス”の夢はまだ続いていた。 手を握っては開くことを繰り返し、感触を確かめる。 一年にわたる拷問において削がれた皮も、剥かれた爪も、切られた腱も、抜かれた舌も、 そんなことなど夢の中の出来事で...
  • ライ
    ...場所 時間 016 星を知る者 ◆w3jhWtfiTI グリフィス、ライ E-6 北部路上/ D-6 南部路上 深夜 049 やってしまいましたなあ ◆Cxilshz3Mg ライ F-4 海岸 早朝
  • グリフィス
    ...場所 時間 016 星を知る者 ◆w3jhWtfiTI グリフィス、ライ E-6 北部路上/ D-6 南部路上 深夜 044 夢の続きの既視感 ◆Cxilshz3Mg 主人公の息子、グリフィス D-6 魔王山最深部 早朝
  • ◆w3jhWtfiTI
    ...地帯 深夜 016 星を知る者 グリフィス、ライ E-6 北部路上/ D-6 南部路上 深夜 048 ・・・の祈 上空 ザ・ヒーロー、ストレイボウ、パパス、セエレ C-5 森林地帯 黎明 ひたすらに巧く、美しい話を書く一方でパパスにハイレグアーマーを着せた上でパンツをかぶせるという色んな意味でレベルの高い人。 -- 名無しさん (2012-10-15 01 14 48) 成すべき事を成す、一本芯の通った「野望」を描く書き手。心は揺らがない、支えがある内は。 -- 名無しさん (2012-12-16 10 57 51) 名前 コメント
  • 子供達のためのおとぎ話
    ...k 投下順 016:星を知る者 014:jabberwock 時系列順 016:星を知る者 初登場 ロシーヌ 041:楽園の素敵な妖精と通りすがりのお侍の話
  • "TALK"
    ...後 016:星を知る者 投下順 018:状態表探すのダルいから頭に持ってこよう 016:星を知る者 時系列順 008:状態表探すのダルいから頭に持ってこよう 007:決起 デボラ 43:Love is Real? 初登場 ガルシア GAME OVER
  • SSタイトル元ネタ
    ...ヌのセリフ 016 星を知る者 ◆w3jhWtfiTI 平沢進の同名曲 017 TALK ◆Cxilshz3Mg 女神転生シリーズにおける戦闘コマンドの一つ 019 その感情の名を── ◆fRBHCfnGJI LIVE A LIVE 魔王オディオの台詞より 020 ゲマ、自殺やめるってよ ◆fRBHCfnGJI 『桐島、部活やめるってよ』及び、FFDQ3rdでのゲマの行動 021 大爆発!これがワイアルドの魂だ! ◆fRBHCfnGJI 大爆発!これが俺達の魂だ! 022 デッドマンズインワンダーランド ◆TIENe3Twtg デッドマン・ワンダーランド及びアリス・イン・ワンダーランド 023 心壊 ◆fRBHCfnGJI フリーゲーム「Seraphic Blue」のスキル名より 024 食性 ◆fRBHCfnGJI 小林泰三「食性」より 029 魂の叫び ◆nkOrxPV...
  • 第000話~第050話
    ...川辺 深夜 016 星を知る者 ◆w3jhWtfiTI グリフィス、ライ E-6 北部路上/ D-6 南部路上 深夜 017 TALK ◆Cxilshz3Mg デボラ、ガルシア D-8 東部森林 深夜 018 状態表探すのダルいから頭に持ってこよう ◆Cxilshz3Mg カリョストロ D-1 海岸 深夜 019 その感情の名を── ◆fRBHCfnGJI ガッツ、恵魅 F-9 砂浜 深夜 020 ゲマ、自殺やめるってよ ◆fRBHCfnGJI ゲマ E-7 古代遺跡 深夜 021 大爆発!これがワイアルドの魂だ! ◆fRBHCfnGJI ワイアルド B-6 森林地帯 深夜 022 デッドマンズインワンダーランド ◆TIENe3Twtg カリョストロ、アリス D-1 海岸 深夜 023 心壊 ◆fRBHCfnGJI フリアエ D-5 森林地帯 深夜 024 食性 ◆fRBHCfn...
  • 第一回放送までの本編SS(時系列順)
    ...川辺 深夜 016 星を知る者 ◆w3jhWtfiTI グリフィス、ライ E-6 北部路上/ D-6 南部路上 深夜 017 TALK ◆Cxilshz3Mg デボラ、ガルシア D-8 東部森林 深夜 018 状態表探すのダルいから頭に持ってこよう ◆Cxilshz3Mg カリョストロ D-1 海岸 深夜 019 その感情の名を── ◆fRBHCfnGJI ガッツ、恵魅 F-9 砂浜 深夜 020 ゲマ、自殺やめるってよ ◆fRBHCfnGJI ゲマ E-7 古代遺跡 深夜 021 大爆発!これがワイアルドの魂だ! ◆fRBHCfnGJI ワイアルド B-6 森林地帯 深夜 022 デッドマンズインワンダーランド ◆TIENe3Twtg カリョストロ、アリス D-1 海岸 深夜 023 心壊 ◆fRBHCfnGJI フリアエ D-5 森林地帯 深夜 024 食性 ◆fRBHCfn...
  • 夢の続きの既視感
    ...:[[]] 016:星を知る者 グリフィス :[[]]
  • 救いの手
    外見から発せられる強者の威風そのままに、ベンは強い。 その爪は鎧を斬り裂き、その厚き毛皮は炎をも耐え、動けば風の様に疾い。 装備した防弾チョッキは銃弾を防ぎ、猟銃は瞬きの間もなく相手の生命を狩り取る。 それに加え、彼はあらゆる者を凍てつかせる術を持っている。 獣の暴力と人間の技術力、そして魔族の魔力が一つとなったベンは、 この殺戮の場に於いて、恐れられるべき者の一つであろう。 ──デストレイル 相手がオルステッドでさえなければ。 【ベン(バズズ)@ドラゴンクエストV 天空の花嫁 死亡確認】 ──Vシャイン 相手がオルステッドでさえなければ。 【ベン3(カラクリ丸)@LIVE A LIVE 死亡確認】 むかしッから そうだ! 俺がどんなに どりょくしても! てめぇは いつも そのひとつ 上を行っちまうッ!! あの決...
  • 東の山に……
    めのまえが まっくらになった! ぱちくりと目を開け閉めする。 夢だったのだろうか、どこから夢だったのだろうか、まだ夢の中にいるのだろうか。 そんなことをぼんやりと思いながらまっすぐ前に進む。 ゴツン! 暗い中でも目の中に火花が散ったように錯覚する。 ぶつかった。いたい。夢じゃない。 別に戦闘不能に陥ったわけでも、命を落としたわけでもないし、闇の世界を支配する大魔王に昼の世界の光を奪われたわけでもない。 以前に男の子も体験したことがある灯りのないダンジョン、どうくつの中にいるのだ。 普通は入口の光がまだ届ところでたいまつに灯りを点けるのだが、今回は自分から乗り込んだわけではない。 暗闇に目の利かない中、いつのまにかに背負っていたデイバックに手を伸ばし、手探りで松明を探しだし手慣れた様子で灯りを点した。 ┏どうぐ━━━┓┃デイバッグ.....┃...
  • オープニング
             悪い夢……いや……                       そうか…… 僕は……         良い夢……だった……                       いけにえに…… すぎなかったのか……  それは人間が存在する限り                                            封印がなんだってんだよ! 永遠に続く『感情』なのだ……                     私を助けろよ! その感情の名を……                                       ……そう                      役に立たない男どもめ! 助けてください。 『憎しみ』あるいは……                                      何千の仲間、                     おねがい...
  • 奪う者/奪われる者
    失うくらいならば、最初から愛さず愛されずにいればいいと思っていた 燃える父のように 滅ぼされた故郷のように 親友と別れ、しがらみは消えたように思えた 僕を慕う仲間が出来た 距離を置こうとしても、道具だと割り切ろうとしても僕には出来なかった 三人の女性の内、一人を選んで結婚する機会が与えられた 冒険の思い出を共有した幼馴染でもなく、 長旅で乞食のような様相の僕でも好いてくれる深窓の令嬢でもなく、 僕はその婚約を取り仕切る大富豪の男を選んだ、 口では否定しつつも、彼はまんざらでも無さそうなのでやめた 最終的に、 何故か知らないけれどその場にいた、ガサツで凶暴で性質悪そうで嫁にしたら永遠に後悔しそうな女性を選んだ 愛せそうにないし、愛されそうにない女性を選んだ 愛とまでは言わないかもしれない、ただの情なのかもしれ...
  • 森林に変態の影が/Perverts in the Dungeon
    「ごめんね……」 永遠の時間の中でセエレはマナに許しを乞う。 そして、全てを封じる力が時間を止めた。 ……はずだった。 ◆◆◆ 「昔々あるところにひとりの勇敢な兵士がおりました」 少年のあどけない声がひとつ響き渡った。 声の主は、おかっぱに切り揃えられた金の髪が美しい少年であった。 しかし誰も彼に目を向ける者はいない。 観客のいない夜の森の中、少年はひとり、母から教えてもらった物語の一説を諳んじる。 それは“ちいさい勇者さま”の物語。 世界が血で染まった時に、時の雫にひたった体で、世界に新たないのちを作った兵士のお話。 その物語の兵士のように、自らの身体に封じられた“おおいなる時間”を解き放ち、世界を救った小さき者。 神を手にかけ、神の殉教者と成り果てた世界に抗った背教者――それがこの少年、セエレだった。 セエ...
  • 超融合
    【1】  連立するビルは、現代社会の象徴。  コンクリートの床は、人間が踏んできた進化の証。  人類という種族が持つ技術の集大成が、そこには映し出されている。   テッドブロイラーは、それらには何の関心も抱きはしなかった。  「大破壊」が起こる前は、国の首都はどこもこんな感じだった事を知っていたし、  何よりも、テッドは「大破壊」後の荒れ果てた世界の方を気に入っていたからだ。  "力"こそが全てであり、"力"さえあれば例え無知でも支配者になれる――そういう歪んだ世界を、テッドは誰よりも好んでいた。  整えられた樹木達は、この街がいかに暴力と無縁であったかをテッドに教えている。  まったく可笑しい話である――何の力も持たない癖して、こんな小綺麗な街で暮らしている奴がいるのだ。  装備した炎の爪を樹木達の列に向け、爪...
  • 死者物語<あ行>
    アスラ王 登場作品:【真・女神転生Ⅰ】 登場話数:1 死亡話:jabberwock 力による支配を目論んだ混沌の軍団の長は、それよりも強き力に滅ぼされた。 最早彼に価値はなく、この場にて立ち尽くすのみ。 その様な彼を襲う少女が一人、 彼は彼女に問いかけた。 「人間よ、なぜ戦う」 彼女の返答に、彼は二度目の問いを放った。 「力が、欲しいか」 彼女は答えを出した。 ならばくれてやろうと、彼は命を差し出した。 これは、死以外に道はなかった悪魔が人間に未来を託した話。 アリシア 登場作品:【LIVE A LIVE】 登場話数:1 死亡話:Project Metal 魔王を生み出したのは、かの姫であったのだろうか。 蘇りし亡霊の姫君は、殺戮の舞台にて己の過去を物語る。 彼女は魔王に攫われた、 まるで陳腐な幻想絵...
  • Project Metal
    力が無ければ生き残れない、それは当然のことだ。 マリアに拾われ、一流のハンターとして生きていけるように育て上げられて来た。 どんな敵にも負けないほど強く、なんでも知っているマリアに何時も憧れていた。 そう、あの日までは。 グラップラー四天王のうちの一人、テッド・ブロイラーは自分が今まで信じてきた物、身につけてきたことを全て灰にした。 マリアたちが束になっても、あの男には手も足も出なかったのだ。 その後のイリットたちの治療により奇跡的に一命を取りとめ、自分ははっきりと自覚した。 そう、この世界は力が無ければ生き残れないのだと。 今まで信じてきたマリアも、強いと言われていたはずのハンターたちも、皆弱者だったのだ。 町に引きこもっていても、力が無ければ殺されてしまう。 最後に立つのは結局力のある者だということを、再認識した。 生き残るためには、今より力をつける必...
  • 剣であった者/剣である者
    「一人称安定しないし勝利したし、自殺でもしとくか」 ズキューン!! 【葉隠覚悟@覚悟のススメ 死亡】 【キャスカ@ベルセルク】 【状態】健康 【装備】無し 【道具】基本支給品、不明支給品1~3 【思考】基本:無し 【備考】蝕以降 007:決起 投下順 009:森林に変態の影が/Perverts in the Dungeon 007:決起 時系列順 009:森林に変態の影が/Perverts in the Dungeon 初登場 キャスカ 036:Himmlisch Atem 初登場 葉隠覚悟 :GAME OVER ◇ この異常な状況下において悪夢を見ることなど別段おかしいことではない。 特にその女性、キャスカにとってはそうである。 先程まで幼女が殺し合いの開始を告げた場所は彼女の身に起きた悪夢、蝕の場を如実に再現していた。...
  • 明けない夜を行け
    妖刀村正。 その刀、わずかな損壊も許さず。 その刃、形無き物すら断ち切り。 その力、世の全てを掴むという。 しかし、誰一人としてその刀を手にした者はいない。 魔神さながらの気迫を纏う男どこからともなく現れ、その刀に近寄る者を全て斬り捨てるからだ。 男が何者なのか、なぜ刀を手に入れようとする者を阻むのか、彼について知られていることは少ない。 ただ一つ分かっているのは、男の名が「竜之介」ということくらいだった。 大天使ミカエルは、一人で空を仰いでいる。 神の千年王国、カテドラル。 そこに唯一の神が住まい、絶対なる秩序と共に人々が住まう予定だった。 しかし、その王国は完成することなく、崩壊を迎えた。 ルイ・サイファーの手による、魔族の手によるものでもない。 内部に紛れ込んでいた反旗を翻す者の手によるものでもない。 集団決起を行った人間達の手によるも...
  • ◆fRBHCfnGJI
    ◆fRBHCfnGJI 執筆SS一覧 No. タイトル 登場人物 場所 時間 000 オープニング マナ、ワット・ナーベ、ワット・ナーベの息子 ??? 開始前 001 ゴッドボイス(物理) モズグス、オザワ F-2 カテドラル 深夜 003 世紀末救 世/星 主伝説 ザ・ヒーロー、葉隠散 D-7 森林地帯 深夜 006 力を求める乾いた魂 カオスヒーロー、イウヴァルト B-8 東京タワー 深夜 008 剣であった者/剣である者 キャスカ、葉隠覚悟 C-3 逆十字学園内 深夜 010 奪う者/奪われる者 リュカ、テッド・ブロイラー A-2 市街地 深夜 019 その感情の名を── ガッツ、恵魅 F-9 砂浜 深夜 020 ゲマ、自殺やめるってよ ゲマ E-7 古代遺跡 深夜 021 大爆発!これがワイアルドの魂だ! ワイアルド B-6 森林地帯 深夜 023 心壊 フリアエ ...
  • キャスカ
    【名前】キャスカ 【原作】ベルセルク 【参戦時期】モズグス戦以降 【呼称】しゃべれない 【初期支給品】??? No. タイトル 作者 登場人物 場所 時間 008 剣であった者/剣である者 ◆fRBHCfnGJI キャスカ、葉隠覚悟 C-3 逆十字学園内 深夜 036 Himmlisch Atem ◆Cxilshz3Mg ロウヒーロー、カイム、アリオーシュ、葉隠覚悟、キャスカ、リュカ C-2 中央部 黎明
  • 葉隠覚悟
    【名前】葉隠覚悟 【原作】覚悟のススメ 【参戦時期】腑露舞撃破、零奪還直後 【呼称】一人称:私/俺 二人称:お前/キサマなど 【初期支給品】零式鉄球装着砲(仮称)@覚悟のススメ、??? 【追跡表】 No. タイトル 作者 登場人物 場所 時間 008 剣であった者/剣である者 ◆fRBHCfnGJI キャスカ、葉隠覚悟 C-3 逆十字学園内 深夜 036 Himmlisch Atem ◆Cxilshz3Mg ロウヒーロー、カイム、アリオーシュ、葉隠覚悟、キャスカ、リュカ C-2 中央部 黎明
  • テッド・ブロイラー
    【名前】テッド・ブロイラー 【原作】メタルマックス2:リローデッド 【参戦時期】 【呼称】一人称:  二人称: 【初期支給品】炎の爪@DQ5、モヒカッター@MMR2 、アームターミナルD(ハヌマーン) @真・女神転生Ⅰ 【追跡表】 No. タイトル 作者 登場人物 場所 時間 010 奪う者/奪われる者 ◆fRBHCfnGJI リュカ、テッド・ブロイラー A-2 市街地 深夜 042 超融合 ◆qp1M9UH9gw テッド・ブロイラー B-2 市街地 黎明 053 螺!! 螺螺螺螺螺螺螺螺螺螺旋因果 大復活ッッッ!! ◆Cxilshz3Mg アリオーシュ、カイム、リュカ、ベン2、テッドブロイラー C-2,E-7 早朝
  • 決起
    豪華絢爛。 その言葉はきっと彼女の為に生まれてきたのだろう。 綺麗に纏められた黒髪、白を基調とした派手目の衣服、光り輝く肌。 この殺し合いに呼ばれても、彼女の輝きは失われておらず、信念を持った目は反逆の意志を持っている。 彼女は誰かに一方的に指図されたり、自分の考えと相反するものに対して徹底的に抗戦してきた。 魔物だろうと、悪の権化だろうと、大魔王であろうと屈する事なく立ち向かってきた。 それは人や世界を救うだとか、敵討ちだとかいう感情や使命感から来るものではない。 自分で決め、自分の意志に反せぬように行動してきただけである。 今再び彼女の意に反する者が現れ、彼女はそれを良しとしていない。 ならば、彼女が取る行動はたった一つであった。 「神だかなんだか知らないけれど、私に命令なんて百年早いわよ」 この殺し合い。いや、それを良しとしている「神」とやらへの反逆。 彼女、...
  • リュカ(主人公)
    【名前】リュカ 【原作】ドラゴンクエストV 天空の花嫁 【参戦時期】石化直後 【呼称】一人称: 二人称: 【初期支給品】アームターミナルC(デカラビア)@真・女神転生Ⅰ、 【追跡表】 No. タイトル 作者 登場人物 場所 時間 010 奪う者/奪われる者 ◆fRBHCfnGJI リュカ、テッド・ブロイラー A-2 市街地 深夜 036 Himmlisch Atem ◆Cxilshz3Mg ロウヒーロー、カイム、アリオーシュ、葉隠覚悟、キャスカ、リュカ C-2 中央部 黎明 053 螺!! 螺螺螺螺螺螺螺螺螺螺旋因果 大復活ッッッ!! ◆Cxilshz3Mg アリオーシュ、カイム、リュカ、ベン2、テッドブロイラー C-2,E-7 早朝 060 壊せば、いいんだろ? ◆5ddd1Yaifw リュカ、ガッツ E-7 朝
  • 道理、無理で通す
    この世を支配するのは、金だ。 至極当然の話。 金があれば何だって買うことが出来る。 武器、防具、道具、戦車装備、時には戦車そのものだって。 金があれば命だって買うことが出来る。 魔物の命、機械の命、人間の命。 人間は、金でいくらでも動かせる。 多大な懸賞金を積めば、どんな悪党でも殺す人間が現れる。 運ある人間に舞い込むのは、金だ。 力ある人間をつき動かすのは、金だ。 知恵ある人間をつき動かすのは、金だ。 逆に金がなければ、野垂れ死ぬことしかできない。 力の差を見せつけられ、その差を埋めることも出来ず、金を持った強者に蹂躙されていく。 しかし、金だけがあっても仕方がない。 それを有効活用し、己の力として振る舞える者が生き残る。 老若男女関係ない、金の使い方がうまい力のある者が、あの世界では生き残るということだ。 その世の中、伝説の武装商人と...
  • 螺!! 螺螺螺螺螺螺螺螺螺螺旋因果 大復活ッッッ!!
    食事。 というにはあまりにも豪快で、あまりにも残酷で、あまりにも凄惨な光景だった。 二人分の少年の肉体をいとも簡単に部位ごとに分解し、肉にむしゃぶりつき、滴る血を啜る。 薄く赤の残った骨が次々に投げ捨てられながら、それの食事は進んでいた。 最後の最後、手に取ったのは少年たちの頭。 まるで魔法のように表面の皮と肉をそぎ落とした後、人間から遠く離れた腕力で頭蓋骨の中身を啜る。 文字にするには少し下品すぎる音を立てながら、液という液を啜り尽くす。 その後は、満足したのか白い四つの球体を口に放り込んで転がしている。 残るのはペンキをぶちまけたかのように広がる血と、赤と肉をわずかに残した骨たち。 獣とは違い、骨だけがきれいに残っているというのが、彼女が"人間"であったという証明になるだろう。 しばらくして、四つの白を口で転がすのに飽きたのか、彼女は二人分の肉が...
  • 死者物語<か行>
    記憶喪失の赤髪の男 登場作品:【メタルマックス2:リローデッド】 登場話数:1 死亡話:Messiah 彼には記憶はなかった。 故、呼ばれる名前も無かった彼は"記憶喪失の赤髪の男"とだけ呼ばれた。 殺戮の場にて、彼は恐るべき敵に襲われる少女と出会った。 記憶も名前も無かった彼は、彼は守るべきものを手に入れた。 ならば、戦うしかないのだろう。 彼は、唯一持っていた「とてつもない戦いを経験した」という記憶と共に恐るべき敵へと挑む。 彼の命を奪ったのは、 皮肉にも記憶があったとしても防ぐことは不可能な攻撃であった。 最終的に石化し、砕かれた彼は"記憶喪失の赤髪の男"と呼べるものすらも失ってしまったのだろう。 だが、しかし運命の皮肉は彼に名前を与えた。 その名はベン2。 狂気の殺戮者である。 ...
  • 死者物語<ま行>
    ミカエル 登場作品:【真・女神転生Ⅰ】 登場話数:1 死亡話:明けない夜を行け 彼──否、彼等天使は人を救うための手段を選ばない。 故に、救われるべき一人の少年に天使達は否定された。 殺戮の場にて蘇った彼は、だからといって己を曲げはしない。 彼は考える。 天の使いである我々ではなく、神直々に人間を裁くことにしたのだ。 そして不甲斐ない私にも、また慈悲を下さった。 殺戮の場にて、彼は問われた。 「なぜ、お前は戦う?」 彼は答えた。愚かな人間共を導き、永く生き長らえらせるため。 再び彼は否定される。 「人間は一人でも歩いて行ける」 故に、彼は死ぬ。 彼は必要ではないのだから。 恵魅 登場作品:【覚悟のススメ】 登場話数:1 死亡話:その感情の名を── 戦術鬼である彼女の生きる意味は、献愛 ボランティア である...
  • Himmlisch Atem
    神はいる。 現に、自分を今試しているのだ。 腐りきった世を救う救世主としての素質があるかどうか。 自分にそれに相応しい技能があるかどうかを調べられている。 神から与え賜った鋼鉄の処刑車を駆使し、全てを裁くことが出来るか。 これは、試練なのだ。 どこか自分に言い聞かせるように、彼は二人の人影に狙いを定める。 裁きの雷が二つの螺旋から、無数に飛び出して行った。 突然の遭遇、それは最悪の遭遇。 どこかへ向かおうとするキャスカに惹かれるように、その歩みに合わせていた。 丁度その時、無数の雷が覚悟たちを襲ってきた。 幸い早めに反応することが出来たので、初撃を浴びることは避けられた。 しかし、避けれど避けれど雷は尽きることなく覚悟たちへ向かってくる。 覚悟一人ならともかく、キャスカを守りながら戦闘するには流石に部が悪い。 単騎ならば速攻も視野に入れていたのだが、そ...
  • 壊せば、いいんだろ?
    思いの外、体力を消耗していたリュカは遺跡から少し離れた場所で休憩することにした。 その間、放送が流れたが自分の知っている名前は呼ばれなかった。フクザツな気分だ。 そして、体力もある程度回復したし動こうかと考えた矢先。 前方からゆっくりと歩いてくる血塗れの男――ガッツが目に止まったのである。 「やぁ」 リュカは声をかける。始まりは軽い挨拶だった。 挨拶は大事だ、人間様のコミュニュケーションとして重要なものである。 「どうしたんだい? そんなに身体を汚して?」 それは、親しい親友に語りかけるかのような日常の一ページ。 リュカからするとヘンリーに、ガッツからするとパックに。 「……」 ガッツからの返答はない。 何も語らず、何も聞かず、何も見ず。 ただ、歩いているだけ。 ただ、生きているだけ。 そこに意志はない、ただの虚ろな抜け殻し...
  • ・・・の祈 上空
    一瞬のことだった。 魔王山へと逸る足を向けていたところ、小さな子供が必死の形相でこちらの方へと駆けてくるのが目に入った。 ただちょうどその瞬間、魔王山とは反対の北西の方角からとても人間によるものとは思えないほどの大声が響いてきて、 思わずそちらを振り返る。 そして再び前を向いた時には、 「――ごめんね」 その子供の腹から、剣が一本生えていた。 ◇ ストレイボウは何が起きたのかを理解すると、すぐさま攻撃呪文の詠唱に入った。 キメラの翼によってD-7からC-5へと移動していたザ・ヒーローは、セエレの体を押して腹部に突き刺した天空の剣を抜き、 一気にストレイボウへと距離を詰める。 そして剣を持つ腕を勢いよく後方へと振り抜いて、そのまま肩を軸に前へと一回転させる。 重量のあるハンマーを思い切り打ち下ろすかのような、一撃。 引き抜い...
  • 飛べないハードルを負けない気持ちでくぐる
    戦場から離れるようにただただ南へ。 名も知らぬ赤髪の男に感謝の意を込めながら、ソラはただひたすらにハンドルを握っていた。 目を閉じれば、あのときの恐怖や絶望が蘇る。呪文も効かず逃げることしか許されない、理不尽すぎる戦争だった。 自分の力が及ばなかった理由は分からない。もしかすると、別の方向から攻めればよかったのかもしれない。 それこそ今更考えればマヒャドを唱えるという手もあったろう。しかし怖れを抱いた自分には出来なかった。 これからもああした手合いは現れるだろうというのに……それを分かっていながら、体中の震えが止まらなかったのだ。 だから、無関係な人に頼るしかなかった。 「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい……っ」 自然と口から零れた謝罪の言葉は、誰をも救う勇者のように颯爽と現れたあの男に向けてのものだ。 恐らく彼は無事では済まないだろう、というのはあの...
  • Hurry Up To Exit
    冷たい石造りの部屋で壁際の松明が弱々しく揺らめき、恐怖と不安を演出する。 部屋の中央には周囲の闇を凝縮したかのような、禍々しい気配を放つ黒々とした怪物が鎮座している。 その正面に、ふわりとした豪奢なドレスに身を包んだ女がひとり。 眼前の暗黒より発せられる圧倒的な気迫にあてられて、女は顔中に恐怖の色を浮かべながらあとじさった。 「助けて……オルステッド……」 か細い声は闇に飲まれ、わずかな希望も潰えるかと思われた――――まさにその時。 今まで固く閉ざされていた扉が、勢いよく開け放たれた。 あらわれた人影は部屋の様子を一瞥すると、すぐさま異形の魔物に斬りかかる。 振るわれるは勇者の剣。一刀のもとに、魔物は倒れ伏した。 女は今まさに名を呼んだ男が助けに来てくれたのだと悟り、一目散に人影の元へ走った。 男の方も、多少くたびれてはいるものの目立った外傷のな...
  • 力を求める乾いた魂
    俺に……俺にちからがあれば…… 俺に力さえあれば……お前らなんか…… もっと力がほしい 俺にちからがあればフリアエを守れるのに。 ちからが必要だ。 ドラゴンと手を結ぶような強大なちからが…… そうだ! 悪魔の力だ! 俺の体に 悪魔の力をやどすんだ ちからがあれば、俺は、ちからがあれば、 あれば…… これは…… 力を求める乾いた魂 きさまが名前を呼べば こいつらは目を覚ますであろう さあ! こいつの名前を呼ぶのだ! ◇ 見覚えがあるのに見覚えが無いという矛盾した光景がカオスヒーローの目の前に広がっていた。 目の前に塔がある、いやそれだけならばさほど問題とはいえない。 さて、彼の目の前にそびえ立つ身を赤く染めた塔、その名を東京タワーという...
  • 前の話の流れを汲んだ結果なんだから、少なくとも前の話を書いたヤツは許して責任(省略されました)
     ◇ ◇ ◇  http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12648/1334519409/31  あるいは、  http //www34.atwiki.jp/odiobr/pages/93.html  で、血髑郎の状態表の備考欄を確認していただきたい。  以下は、該当SSからの引用である。 →[備考]:バズズがあのような格好をしているのです、       散様のことを慮ってついウッカリ死人が出ると叫んでしまってもまったくおかしいことはないと思われます。       また、スクライドという漫画でもあまりの敵の美形っぷりに主人公が「美形だ!」と叫んだことがあります。       つまり、死人が出るぞぉ!と叫んでもおかしくはありません。  このように当企画の 1が断定し、かつ該当SSがす...
  • jabberwock
    「失態だ」 アスラ王はこの殺し合いの場にたどり着いてから、即座にそう呟いた。 神の千年王国、カテドラル。 それを破壊ないし制圧し、混沌による支配の始まりの地とするために送られた軍団。 しかし軍団はその目的を果たすことなく壊滅し、統率していた者達も命を落とした。 たった一人の、少年の手によって。 そして、更なる失態へと続く。 よりによって討つべき「神」とやらにどこかわからぬ場所へ連れてこられ、殺し合えと命じられた。 今、自分の命は他者に握られている。 刃向かえばあの場所の力無き人間と同じ末路を辿るだけ。 かといって、殺し合うと言うことは「神」に従うという事。 討つべき相手の思い通りに動く事など、彼には考えられない。 もし偽りの忠誠を誓い、生き残った自分と「契約」する為に神が出て来たとしても、それを一人で討伐できるほどの力が有るわけでもない。 では、...
  • 世紀末救 世/星 主伝説
    星煌く宇宙の中に僕が映る 人の姿をした獣が映っている 嗚呼、なんということだろうか その御美目に僕を捉えた彼の姿はこんなにも美しいというのに 周りが美しいからこそ、その星煌く宇宙のような御美目の中の僕はひどく醜い 二つの宇宙が僕の目の前に迫る 共に来ないか、と優しく僕に語りかける 僕は何も答えられなかった 彼は口元に咲き誇る二輪の美薔薇を僕の口元へと近づける もしも、その燃える口づけを受け入れてしまえば僕はどうなるのだろうか 僕は──── ◇ 美という概念に人の姿を与え、白き聖衣を着せたならば、それはまさしく葉隠散のことだろう。 燃え盛る焔のような髪の毛は一本一本に至るまで天上の者が紡ぐ糸の如し、 その御美目、丹念に磨き上げられたエメラルドすらくすむ程の輝き、 口元には柔らかく...
  • わがまま
    泣いている男の人がいました。 男の人はとても強かったので涙は流しませんでしたが、とても優しかったので悲しくて仕方ありませんでした。 女の人がやってきました。 女の人は男の人を見ても「どうしたの?」とか「大丈夫?」だとかそういう声をかけませんでした。 男の人にはそれがとてもありがたく感じられました。 男の人は強いので、そう言われても「大丈夫」とか「なんでもない」と答えるしかなかったのです。 女の人は何も言わないで、ただただいっしょにいてくれました。 ◇ 遺体から服を剥ぎとる。 迷いない手つきで、淡々とした作業じみた光景がそこにある。 胸で十字を切り、丁寧な手つきで行われるそれは敬虔な信者のもので。 けれどもそこに現れる表情には悲しみも恐れも見いだせず、ただただ淡々とした作業的な色合いばかりが強く滲み出る。 剥ぎ取られた下から現れた肉に刻...
  • Himmlisch Seele
    強者が弱者を食う、それは当然の話だ。 力の無い者と言うのは、それだけで罪なのだから。 何を為すにしろ、その身に力が無ければ何も始まらない。 ただ、ただ、蹂躙されていくだけ。 それは、この世の当然の理。 決着は一瞬だった。 突如現れた獣人が、体に無数の穴を残して息絶え。 ほぼ同時に現れた鋼鉄の棺桶が、高速で自身へと詰め寄る。 剣を抜く間もなく、体全身に重々しい衝撃が走る。 ふわりと浮遊感を味わった頃には既に遅く、激痛が前進に走る。 自身の体が地面に着地する前に、棺桶はまるでドラゴンのような急速の方向転換を行う。 そのまま流れるように獣人の命を刈り取った、無数の鋼鉄の矢のようなものを放つ。 激痛に加わる激痛、的確に四肢が貫かれていく。 そして、無抵抗のままドサリと重い音と共に体が地面へ着地する。 初撃に比べればなんて事は無い攻撃なのだが、ボロボロの体には効果覿...
  • MONEY!MONEY! ~君が世界を動かしてる~
    だだっ広い空間に、いつの間にか立っていた。 その広さは、自前の豪邸のそれよりも果てしない。 何せ、見渡す限りの無なのだから。 一体いくら積めばこれほどまでの面積を誇る更地が手に入るのだろう。 そんなことを考えながら、その更地をなんとはなしに歩き始める。 すると、目の前に男が突然現れた。 まるで亡霊のように精気のない男の顔。 不自然なほど丹精というのもあって、不気味なオーラを発していた。 「何だ貴様ァ?」 しかし、物怖じするわけにはいかない。 商人とは、度胸の必要な職業である。 弱みを見せるようでは、足元を見られてしまう。 常に相手の上に立たねば、商人はやれないのだ。           rv,'''"~"~"'''ー-、       _,....
  • 汝は人間なりや?
    ◇ ――想いには力を与える能がある ◇ ザ・ヒーローは走っていた。 その内心の大きな割合を占めるのは、ヒーローに相応しくない逃避の念。 何かに追い立てられるような必死さで、すぐさまここを離れねば。 そんな人間臭い、自己保存の本能に忠実な逃走。 それほどまでにパパスの抱擁は、彼にとって致命的だった。 その温かさは、その感触は、その優しさは。 彼の理想。 彼自身の主観の中にしか存在しない、悪魔のいない世界。かつての世界で完結した、父を思わせるそれ。 叶うまで、理想はそこにあってはならぬ。 叶うまで、満ち足りることは許されない。 貪欲に、ただひたすらに貪欲に。 夢追い人は止まれない。 たとえ一度だけであったとしても。 立ち止まってしまっては二度と同じ夢を見ることはできないのだから。 その温かさが、その恐怖が、パパスの命...
  • 天を仰いで
    「悔い改めよ!悪霊共!!私を惑わそうともそうはいかぬ!!」 『否!我々もまたこの殺し合いを望まぬ者!どうか我等に協力願いたい!!!』 モズグスの怒声と鞄の叫びが、カテドラルを揺らした。 そう、モズグスの怒声と鞄の叫びである。 鞄の叫びと聞いても、皆様にはしっくり来ないと思われる。 だが、しかし血の経典モズグスはこの殺し合いの中、大真面目な顔で鞄──正確に言うならば、 鞄の中に収められた、三千の英霊が宿る鎧強化外骨格『零』相手に怒声を飛ばしていた。 「神は死者が物言う事を許してはおりません!ましてや物に取り憑き神に仕えし者を誑かそうなどとは言語道断!!」 『我々の目的は同じく、この悪趣味な遊戯の打破!ならば協力しあえるはずだ!!』 さてモズグスに支給された『零』、彼の目的もまた殺し合いの打破であり、 それ故に、モズグスとは友好的な関係になれそうなものであ...
  • その感情の名を──
    点々と砂浜の上に広がっていく赤の斑を月の光だけが照らしていた。 その場所には何一つとして、何一つとして、彼を害する者はなかった、 夜の色に染められた海があり、熱を無くした砂浜があり、そして、それらを照らす月だけが存在していた。 それにも関わらず、彼の首筋からは砂浜の白に映える真紅を落とし続けている。 熱を失った海──定のテンポで刻まれる波の音、彼の呻きが波にかき消され、かき消され、かき消され、 そして、呻きが叫びに変わった時、波がかき消され、かき消され、かき消され、かき消され、かき消され。 再び、海に波の静寂が取り戻され、 砂浜にはただ、意識を失った彼の姿だけがあった。 月の光だけがそれを照らしている。 波の音、波の音、波の音。 彼に近づく足音を波の音がかき消した。 砂を踏みしめた足跡を月の光がだけ照らしている。 ...
  • 戦火を交えて
    始めその男はなにも持たなかった。 生まれ落ちた時母は既に躯(むくろ)であり、狂女に拾われとある傭兵団に身を寄せることになる。 養父は剣の手解きだけはしたが、与えたのは愛情と呼ぶには酷薄すぎるものでしかなく、 死体より産まれし不吉の子として、団員達からも決して歓迎されているとは言えない中で、 義父を父と呼び掛けることもできぬ、孤独な少年時代を送った。 やがてそこを離れねばならぬこととなり、各地の戦場を転々として、流れ着いたのが≪鷹の団≫。 国を持つとの夢を掲げたグリフィスにひかれて、小さくもそれぞれの夢や思いを持ち寄った者達の集まりである。 戦いに身を置きながらも、泣いたり笑ったり怒ったりもできるようなその場所で得たものは、 冷たい剣を掻き抱いて夜を過ごしていたような男にとって、かがり火の如き輝きと暖かみを感じさせる記憶。 のちに男自ら手放すことにもしたが、確か...
  • 相互リンクお礼に一作書きました
    375 名前: ◆fRBHCfnGJI[] 投稿日:2012/10/31(水) 22 04 54 ID ECSTxR9s0 [22/23] 破棄要求は出しませんが(個人的に好きなので)、 流石にこの話単体で出されるとやばいので、理由付けの話を書きます。       _,,;' '" '' ゛''" ゛' ';;,,      (rヽ,;''"""''゛゛゛'';, ノr)      ,;'゛ i _  、_ iヽ゛';,    お前それベンの前でも同じ事言えんの?      ,;'" ''| ヽ・〉 〈・ノ |゙゛ `';,    ...
  • heat beat
    打ち合ったストラディバリとムラサメが火花を散らす。 魔人が操りし比類なき最強の武器ストラディバリと互角に打ち合えるのは、 ムラサメの強さの故だけでは無くカオスヒーローの技量も当然あるだろう。 だが、剣を振るう強さと武器の質、共に分が悪いと判断したカオスヒーローは背後へと跳び、アギを放つ。 だが、アギ程度の火力ではミシカにとっては先程の火花と何も変わらない。 防ぐこともなく、そのままカオスヒーローの元へと突っ込む。 「それが、アンタの力?笑わせないでよッ!」 哄笑と共に、ストラディバリがカオスヒーローの心臓を襲うが、 それを予想していたかのようにカオスヒーローはムラサメにてストラディバリを弾いてみせた。 「なぁに!さっき舐められた仕返しだッ!」 しかし、ミシカの攻撃は未だ終わらない。 『メギドラオンッ!』 超近距離からの最上位攻撃魔法。 これを防ぐ術は普通の人間には...
  • 再始動
    ◆ ◆ ◆ 死体が見つかりゃラッキー。 この世界では……特にハンター稼業じゃそんなもんさ。 だからアンタの兄貴はラッキーだった、そうだろ? ◆ 「オザワにミカエルにロウヒーロー…………アスラ王はまぁ、お察しってところだな」 放送で呼ばれた四人の死者、そう死者達。 彼らもまた己と同じように此処に呼ばれ、そして──再び死んだのだろうか。 「…………呆気ねぇ」 かつての敵、そしてかつての友の名を聞いてカオスヒーローが送る言葉はただそれだけ。 ただ、ほんの少しだけ煙草の煙が目に染みて、かつての友が、神の人形になる前の事を思い出し、 「本当に…………呆気ねぇもんだ」 本音を煙に巻いて、もう一度呟いた。 「まぁ、オザワに関してはもう一度俺がぶっ殺してやりたかったがな」 カオスヒーローは煙草の火を壁に押し付けな...
  • 狩人
    楽しく刺激的<エンジョイアンドエキサイティング>に物事を行う、ワイアルドのモットーである。 故にワイアルドはこの異常な状況を深刻に考えることもせず、 これから行われるであろう祭典の趣向を凝らした特殊な前夜祭程度のものであると簡単に考えていた。 いや、彼とて前夜祭であるとしてもこの状況が異常であることは百も承知である、 だがしかし、それに何の問題が或るのだろうか。 犯せる女がいる、遊べる男がいる。 人間を捨て去り、望むままを行う者となった彼にとってはそれだけで十分なのだ。 故に彼は躊躇しない。 故に使徒は躊躇しない。 故に狂戦士は躊躇しない。 「いきなり……ごちそうじゃねぇか!」 彼の時代には存在しない疾走する鋼鉄。 それと遊ぶことを躊躇しない。 『ベンが完全武装している! 散様ァ! お逃げください! ───...
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