全盛期の若葉伝説
2010年10月10日、筆者ことヘコヘコとyakumoは大阪府某所にてある男を待っていた。
男の名は若葉。そう、ご存じの方も多いだろう。数々の伝説を持つ、あの若葉である。
yakumoさんと話しながら待つこと十数分、ついに若葉が現れた。
――あの改札から出てきた男が若葉か!
友好の証として、私は若葉に握手を求めた。それに快く応じる若葉。
しかし、次の瞬間!
バキィ
私の心は粉々に砕け散った。
その場にうずくまる私を若葉は「私はあと2回変身を残しています」と言わんばかりに見下していた。
これは始まりに過ぎなかった。
挨拶を済ませた後、3人でカラオケをすることになった。
このときはとても平穏だった。先ほどのことが嘘のように思えるようなひとときだった。
だが、これは嵐の前の静けさにすぎなかった。
2時間ほどカラオケで盛り上がった後、居酒屋へ繰り出す3人。
私とyakumoさんはとりあえずビールを注文した。
それに対し、若葉はなんといきなりの日本酒オーダー。
しかも注いだそばからイッキ飲み。
その後もまったく飲むペースは落ちなかった。
それだけならまだしも、こちらのグラスが空くたびに日本酒が注がれる。
私は助けを求めた。
私は携帯を使ってtwitterに居酒屋での惨状をつぶやき続けた。
それに反応するフォロワーたち。
良かった、これで助かる――そう思ったときだった。
グアアアアアアアアアアアアアアア
突然twitterに響き渡る悲鳴。
そう、これも若葉の力だった。若葉の前には距離など関係ないのだ。
この日に開催されていた非想天西でも何故か心が折れる者がいたらしいが、
一説によるとこれも若葉の力であるとのこと。
逃げ場などない。
なんとか居酒屋から逃げ出した私たちは、今晩の宿となるyakumoさんの家にたどり着いた。
大江戸勢の裏ボスの家である。テンションが上がらないはずがない。
せっかくだからyakumoさんの家がどんな感じなのか、
大江戸勢のみんなにスカイプで実況でもしようじゃないか!
ということでyakumoさんのPCをお借りして、
大江戸勢に室内の状況やエロ同人誌のありかなどを実況する私。
それを苦笑いで見つめながらも談笑するyakumoさん。
一方その頃、若葉は非想天則のデッキを組んでいた。しかも全キャラ分。
そして始まる若葉vs非魔神の戦い。
全キャラを1回ずつ使ってひたすら心折する作業に没頭する若葉。
若葉はここが自分の家でないことはすでに忘れていた。
その後、それに触発されてyakumoさんvsどさんこさんの戦いが始まった。
日付はとっくに変わっている。
紅楼夢なんてなかったんや。
- インテックス大阪を歩くだけですれ違う人の心が折れた
結局、寝たのは午前2時頃だったか……正直、眠すぎてよく覚えていない。
眠い目をこすりながら、私たちは東方紅楼夢の会場であるインテックス大阪へと向かった。
若葉は即売会に参加するのは初めてらしいので、
開場前に色々とレクチャーをし、開場後もしばらくは一緒に行動した。
「どうだい若葉さん。即売会は」
「ああ、理解した」
「えっ?」
振り向いたときにはすでに若葉の姿はなかった。
代わりに人混みの中から、
バキィ
という何かが折れる音だけが聞こえた。
こうして、多くの犠牲を出してオフ会は終了した。
だが、忘れてはならない。
これはまだほんの一部にすぎないということを。
最終更新:2010年10月13日 23:16