犬猫おもいで秘宝館 (仮)内検索 / 「657イクSS」で検索した結果

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  • 657イクSS
    イク@玄霧藩国様からのご依頼品 /*/  時計が鳴る。  カチ、カチ、と。まるで自分の心を写したように、一瞬の狂いもなく精密に、面白みもなく、ただ冷淡と時を刻む。  崩れ落ちるようにベッドに倒れこんだシーズ・スターは、自分の頭の上にある木彫りの掛け時計を真下から見上げた。文字盤こそ上手く見えないが、時計の針はほぼ真上を指し示している。単身がわずかに右側へずれているのと、カーテンの向こうに、手招くように広がる夜闇を合わせれば、深夜の23時頃と考えるのが妥当だろう。  くだらない。  何をやっているんだ、とシーズは硬いベッドの上を寝転がる。そんなどうだっていいことに頭を使うぐらいなら、一秒でも早く、泥のように深い眠りへ落ち、身体を休ませたかった。  目を瞑り、深いまどろみの中に自分を墜としていく。  複雑怪奇に入り組んだ思考の糸が次々に紐解かれ、整理された...
  • 37イクSS
    NO.37 イクさんからの依頼 僕は待っていた。 「ううーん、眠いですか睦月さんー」 「いやー だいじょぶ こーひー飲んできたから問題ない」 「僕も濃いコーヒーでドーピングしたから平気ですー!」 辺りは暗い。今は夜明け前。 月も見えない。星も。曇りだった。 隣には睦月さんがいる。暗くても、見えるほどそばに。 波の音が聞こえる。風の音も。 そして、砂を踏む音。 「むーーー」僕は目を細める。 「来たのかな?」 「かなー?」 「イクさん、すごい顔になってる!」 僕は、鼻に皺よりまくりだ。 睦月さんはじゃあ、ボクも目を細めますと言って目を細めた。 「うん、僕謝りたい人がいるんで、その人と会えるのを待っているんです」 そう言って思い出す。 ブランコ。 僕はブランコをこいでいた。 悲しい気分だった。何故か。 デスを追いかけた後にブランコをしていて...
  • 334イクSS
    イク@玄霧藩国様からのご依頼品 泪雨、という物がある。涙雨とはまた違う、叙情的な言葉の一つだ。 誰かの涙に呼応するかの様に降ると言われているその雨は、伝承か、はたまた幻想か。 それとも、真実なのか。 何はともあれ……その日の小笠原は黒い雲が立ちこめ、今にも雨が降りそうな、そんな日だった。 * 知恵者は静かに海を見渡している。海は静かに、穏やかな様でもあるがその色は暗い。 空を見れば大きな雲がこの島に覆っており、そのために海が暗くしたのであろうと察することが出来る。 静かに、呼吸する。息を吸って、吐く。ただそれだけの動作を行い、彼は海に出た。 その身一つで海に飛び出すとまるでジョークか何かのように海を滑り出す。 その姿は風を受け、まるで冗談のような、悪夢のような光景であるにもかかわらず、どこか威風堂々とした物を感じさせる。 風...
  • 662イクSS
    イク@玄霧藩国様からのご依頼品 /*/  青い光が空に上る。  溶けるように粒子が消えるそこは、青いキャンバスに少量の雲が流れているだけの、晴れというに相違ない空だった。  雲間から燦々と陽光が照らしている。しかし、その割に空気は肌寒い。当然だ、冬という季節は元来そういうものである。  シーズ・スターは闇夜にも輝く黄色のジャンパーを羽織りなおしてその空を見上げていた。 「ふあ……」  頓狂な声とともに漏れた欠伸を手で覆う。彼これもう3日以上は寝ていない。3日以上といっても、3日目から面倒になって数えていないだけなのだが。  とにかく、今回の呼び出しで少しは骨を休められたが、それも精神的なものだ。肉体的なものまでは回復してはくれない。そろそろ限界が来るかもしれないな、と彼は首を回してボキボキという音を周囲に鳴らした。  その音に、普段ならば逃げていくであ...
  • 37イク
    NO.37 イクさんからの依頼 猫野和錆@玄霧藩国 フルサイズはこちら ご発注元:イク@玄霧藩国様 http //cgi.members.interq.or.jp/emerald/ugen/ssc-board38/c-board.cgi?cmd=ntr;tree=1;id=gaibu_ita#87 製作者:猫野和錆@玄霧藩国 http //cgi.members.interq.or.jp/emerald/ugen/ssc-board38/c-board.cgi?cmd=one;no=277;id=UP_ita counter: - yesterday: -
  • 124サクss
    サク@レンジャー連邦様からのご依頼品 /*/ ヤガミは不機嫌だった。 理由は、まぁいくつかある。 サクの召喚を受けて大急ぎで駆けつけた所まではいいが醜態をさらしてしまった事とか、 眼鏡を外していたとはいえ、彼女をとんでもないことをしてしまった事とか、 我慢をした挙句、盛大にぶっ倒れてしまい、結局サクを心配させる羽目になった事であるが、 今一番彼を不機嫌にさせているのは・・・、 今日この時までサクが見舞いに来なかったことである。 /*/ 「何で見舞いに来ないんだ・・・普通は来るだろ・・・あいつ・・・。大体・・・、」 病室には窓際にベッドが一つ置かれており、ヤガミは上体だけ起こしてベッドに横たわっている。 決して狭くは無い病室には不自然にもベッド一つしかない。 空き部屋に余裕があると聞いたヤガミがこれ幸いと、そのように手...
  • 123サクss
    サク@レンジャー連邦様からのご依頼品 舞花は海中のドランジの手をとって引っ張った。 サクは抱きつかれて、 「わっ!! だ、大丈夫だからその手のソレをですね」 サクはようやく、ヤガミがなんで眼鏡はずすのにえらい迷ってたか考えた。 そして、あぁーーーー近眼なのね・・・・ごめん、と心の中で謝った。 ドランジは目をあけた。 ドランジは手を引かれながら不思議そうだ。 「?」 ヤガミも不思議そうに、 「手がどうした?」 すまなそうにサクは、 「ごめん。ヤガミ、視力悪かったんだ・・・見えてなかったんだね。」 舞花は海中で、 「がぼがぼ(息は大丈夫なの~?)」 抱きつかれたまま真っ赤になりながら、サクはヤガミに、 「や。その手に持ってる。水着。を。」 ドランジはうなずいた後、舞花の手をとって浮かび始めた。 ヤガミは酔っ払いも手伝ってまるでわかっていない。 「なに? ...
  • 375タルクSS
    タルク@ビギナーズ王国様からのご依頼品 『始まりの歌』 “いやかね?” “いえ、少し驚いただけです。それではこれからその名を名乗りましょう” ~キャプテン・タルク誕生の瞬間~ /*/  「そろそろ到着じゃな!」 艦橋の椅子の上でくるくる回るグランパの声に、キャプテンであるキャプテン・タルクは感慨深げにメインモニターに映る青い星を見下ろした。 「そうですね。」 サングラスに隠された瞳が優しく微笑む。思えば随分とこうして宇宙の海を渡ってきたが、やはりこの星に帰る時は感慨深くなってしまう。 「ドウシタネ?」 グランパの声にふと思い出す。あの時の降り注ぐ桜の花びらを。 /*/  キャプテン・タルクと言う人物が居る。ビギナーズ王国で子供達に人気のアニメの主人公のモデルとなった人物である。短く刈り込まれた...
  • 679タルクSS
    タルク@詩歌藩国様からのご依頼品 /*本編:其の船の名は */  宇宙への門は、ニューワールドでは二か所しかない。すなわちにゃんにゃん共和国のながみ藩国か、わんわん帝國のFVBかである。  二つの選択肢があがった時、タルクはなんとはなしに、FVBを選んだ。  FVB。それは帝國でもっとも、宇宙開発に余念がないところだ。支配する藩王をさくらつかさという。女藩王だ。  もとより建国の理念を宇宙への帰還としている。系統は東国人で、由来は雅に、花をさすと言う。  FVBを選んだ理由があるとすれば、それは、タルク自身、帝國の人間だったからという物に他ならない。そのときはまだ、それ以外の理由は特に、思いついていない。  だがそれでも。リンクゲートを越えてその地に足を踏み入れて、暖かな風にに迎えられた時には、ああ、これから行くんだなと、体が震えた。 「どこかのどかじゃな」  隣...
  • 39豊国 ミルメークSS
    戦え、巨大フナムシ!? (小笠原ゲーム『レムーリア遠く』より) ―豊国ミルメークさんに捧ぐ― 南の海は、でかかった。 いや、正確には、南の海にいるフナムシはでかかった。 空は青く、水は澄んで、泳ぐには最高の気温というおまけつき。 ここにきた理由が赤鮭の勘じゃなければ、絶対にはしゃぎまくっていただろう。 いや、十分はしゃいでいたという事実は見ないふりで。 ともかく、赤鮭に言われたとおりミルメークとさるきと熊本は、海に足だけ入ってフナムシを捕まえようとしたのだ。 そしたら。 いずこともなく突然に。 奴はきた。 「でか!?」 そいつを見た瞬間の三人の心の声は同じだったに違いない。 全長2mもあるフナムシだなんて、聞いたことがない。 ついでに、見たこともない。 熊本はあっさり逃げた。 ...
  • No.651~No.660の依頼
    No.651~No.660の依頼 No.651 アポロ・M・シバムラ@玄霧藩国さんからのご依頼 久珂あゆみ@FEG No.652 八守時緒@鍋の国さんからのご依頼 月光ほろほろ@たけきの藩国 SSダムレイ@リワマヒ国 No.653 久珂あゆみ@FEGさんからのご依頼 矢神サク@レンジャー連邦 黒霧@涼州藩国 No.654 猫野和錆@天領さんからのご依頼 SS影法師@玄霧藩国 No.655 ミーア@愛鳴之藩国さんからのご依頼 霰矢蝶子@レンジャー連邦 No.656 雅戌@玄霧藩国さんからのご依頼 SS影法師@玄霧藩国 No.657 イク@玄霧藩国さんからのご依頼 SS影法師@玄霧藩国 No.658 彩貴@レンジャー連邦さんからのご依頼 SSダムレイ@リワマヒ国 No.659 アポロ・M・シバムラ@玄霧藩国さんからのご依頼 ...
  • 857矢上麗華
    矢上麗華@天領様からのご依頼品 会話シーンを描かせて頂きました。 自分の好み的に、太郎くんは是非とも入れたかったのですが、リアル時間がなく……無念です。申し訳ありません。 http //www31.atwiki.jp/yonta2/pages/535.html 少し大きなサイズはこちら(2枚目ではありません) ご依頼ありがとうございました。拙作ですが、少しでも喜んで頂ければ幸いです。 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) 素敵なイラストありがとうございます!ポチ姫かわいいですー。太郎はぜひ次の機会に!(笑 -- 矢上麗華@天領 (2010-05-02 20 41 18) 名...
  • No.561~No.570の依頼
    No.561~No.570の依頼 No.561 松井@FEGさんからのご依頼(作成中) No.562 ヤガミ・ユマ@鍋の国さんからのご依頼 SSちひろ@リワマヒ国 SS黒霧@涼州藩国 No.563 アポロ・M・シバムラ@玄霧藩国さんからのご依頼 むつき・萩野・ドラケン@レンジャー連邦 乃亜・クラウ・オコーネル@ナニワアームズ商藩国 SSアキラ・フィーリ・シグレ艦氏族@FVB No.564 むつき・萩野・ドラケン@レンジャー連邦さんからのご依頼(作成中) 春雨@レンジャー連邦 No.565 古島三つ実@羅幻王国さんからのご依頼(作成中) 和子@リワマヒ国 山吹弓美@愛鳴之藩国 夜國涼華@海法よけ藩国 SS多岐川佑華@FEG SS芹沢琴@FEG SS相葉 翔@天領 No.566 榊遊@愛鳴之藩国さんからのご依頼(作成中) SS久遠寺 那由他...
  • 945双海 環
    双海 環@星鋼京様からのご依頼品 お顔が見えたほうがよいと思ったので、仮面は外していただいてます。 星鋼京といえばトップのイラストの青空が印象的だったので、わたしも描いてみました。 多少でも、あの美麗な感じに近づけられていればいいのですが……。 衣装の設定のために描きだしたところ、 なんだか興が乗ってきて割としっかり仕上げてしまったものです。 双海さんの衣装にも悩みましたが、実はバロさんの方にもっと悪戦苦闘しています(汗)。 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) わー、なんと素敵な>< おまけもありがとうございます! -- 双海 環@星鋼京 (2011-07-12 20 57 59) お喜びいただけたようでほっとしています。おまけの方にも気づいていただけてよかった...
  • 334イク
    イク@玄霧藩国様からのご依頼品 曇り空と海。 いつになくシリアスな知恵者。 イクさんの涙。 切なくも美しい名シーン。 だったはずなんですが、なぜか演歌調(?)に。 あれえ、おっかしいなあ。 おまけページ 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) なんというシリアス。めくるめくドラマ、砕け散る波に切ない別れ・・うう(涙・・・  13時からの1時間はテレビの前から離れられません!(せんべい袋片手に)   えらいややこしいことになってしまっていた心情と雰囲気をがっしり掴まれた上での昇華・・・ものすごいです。お手数おかけしました。本当にほんとうーーーにうれしいです!! 昇華のセンスがステキすぎて、延髄が疲れきるほど堪能させていただきました!ありがとうございました!! -- イク@玄霧藩国 (2...
  • 609優羽カヲリ
    優羽カヲリ@世界忍者国さんからのご依頼品 大切なプロポーズのログイラストのご依頼ありがとうございました~! わーいおめでとうございます!ので、プロポーズの場面を。 そしてキスをしたがっているお二人がとてもかわいらしかったです。 こちらがおまけになります。 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) この度は素敵な絵を本当にありがとうございました(*><*)綺麗…。ずっとずっと大切にしますっ。 えーん。し…幸せです…(ぱたり 大赤面) -- 優羽カヲリ (2009-03-21 01 04 54) 名前 ...
  • 38イク
    NO.38 イクさんからの依頼 くま@鍋の国 おまたせしました>< シーズの顔がむっつりですが、内心ドキドキしてるに違いありません! おまけです。チッス前です。 キャッ(((( *ノノ) ご発注元:イク@玄霧藩国さん http //cgi.members.interq.or.jp/emerald/ugen/ssc-board38/c-board.cgi?cmd=one;no=87;id=gaibu_ita 製作: くま@鍋の国 http //cgi.members.interq.or.jp/emerald/ugen/ssc-board38/c-board.cgi?cmd=one;no=264;id=UP_ita counter: - yesterday: -
  • 357吾妻 勲SS
    吾妻 勲@星鋼京様からのご依頼品 一日の授業が終わり、誰もいなくなった教室の中。 さて帰るかーと伸びをしていた篠山 瀬利恵は、おもいきり机に突っ伏したまま動かない親友を発見した。 「ちょっと古関、アンタ大丈夫?」 「だ、だいじょうぶです。だいじょうぶ……うぅぅ」 そうは言うものの立ち上がるだけの気力はないらしく、うなだれたままの古関。 なにか思い出している様子で、顔が赤くなったり青ざめたりしている。 その様子を見て調子が悪いとでも思ったのか心配した顔で篠山は訪ねた。 「なんかほんとに具合悪そうだけど。ヘンなもんでも食べた?」 「そんなことありません!クッキーはおいしかったです!」 なぜか全力で否定して、直後にし、しまったーな顔をした古関は「なんでもないですー!」と叫びながらこれまた全力で教室をあとにした。あ、頭をぶつけて泣いた。また走り出した。 残された篠山は追いか...
  • 57カイエss
    No.57 カイエさんからの依頼 そこは日本様式の見合い会場。 中庭も日本庭園で、庭の真ん中にあつらえてある池には高級そうな鯉が何匹も泳いでいる。 -かぽーん。 ししおどしの音が美しく響く。 そんな日本家屋のような建物、襖で仕切られたある和室の一室に、バルクはいた。びしょ濡れで。 バルクとの見合いを希望し、その願いが叶った愛鳴藩国のカイエは、そんなバルクの姿に、見惚れそして慌てた。 バルクの綺麗な黒く長い髪は水に濡れウェーブになっている。 目の前のカイエを見て、先に口を開くバルク。 「失礼しました。なぜか襲われまして」 「いいえ、大変でしたね。お手伝いしましょうか?」 「ええ。戦争には慣れているんですが、こういうのはどうも」 そう言いながらしっとり濡れた髪を少しかき上げる仕種にドキドキしながら、カイエはバルクが手にしていたタオルを借りると、バ...
  • 65SW-M
    NO.65 SW-M様からの依頼 シコウ@リワマヒ国 ご依頼いただきありがとうございました。 SW-Mさんの表情の描写がなかったので、 悲しい顔よりも決意に満ちた顔で描かせていただきました。 楽しんでいただければ幸いです。 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) 名前 コメント ...
  • 165伯牙SS
    伯牙@伏見藩国さんからのご依頼品 ねらいをつけて! /*/ 森の中を稲妻のように走る小さな生き物 それを捕まえて仲良くしたいと追いかける一組のカップル 追いつめられた小さな生き物は電撃を発して大逃走 /*/ 彼女は生き物が発した電撃をみて興奮気味にキミに話しかけてきた。 「見た、いまの?」 「うん。見た見た」 「やっぱり、爆発原因ってアレかな?」 「電子ライター動物?」 「みたいな。とりあえず、追ってみよう。ちょっと興味出てきたっ」 キミは電子ライター生物って面白い事を言うなぁと思って彼女の方をみると 「あれって、やっぱりあの番組の黄色いやつなのかな?」 「でも、黄色くなかったし新種?」 「ねぇ、どう思う??」 とキミに尋ねてきた。キミは 「まぁ、言ってもアニメはアニメだしねぇ。実際に捕まえてみればハッキリするじゃん...
  • 57カイエ
    NO.57カイエさんからの依頼 nico@土場藩国 唇防衛中の、水も滴るいい男な場面です。 バルクさんこんな感じでよかったでしょうか…。 カイエさんの方は僭越ながらお洋服捏造させて頂きました。 おまけ 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) 名前 コメント ...
  • 765榊遊
    榊遊@愛鳴之藩国様からのご依頼品 おまたせいたしました!高級そうなレストランも高級なスーツも見たことがないのでちょっと困ったりw 少し大きい版もございます。 http //www6.atwiki.jp/ashcape/?cmd=upload act=open page=%E3%82%AE%E3%83%A3%E3%83%A9%E3%83%AA%E3%83%BC file=76501L.jpg ご依頼ありがとうございましたー! 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) 名前 ...
  • 655ミーア
    ミーア@愛鳴之藩国さんからのご依頼品 ログの最初の方、「r:にっこりして腕にしがみつきます」というr:がとっても可愛らしかったので、そこをイメージして描かせていただきました。 どんどんバロさんにからかわれてしまえばいいと思いましたー(*´∀`*) こちらおまけの2枚目になります。 お二人の優しく穏やかな雰囲気が出したくて、こちらは淡く塗ってみました。 1枚目とのギャップが大変なことになってしまった気もしますが、お気に召していただければ幸いです…! また、以下は大きいサイズなどを詰め込んだおまけ集になります。 [[おまけ集 http //ty0k0.amearare.com/hihoukan/655mia.html】】 こちらもよろしければぜひ。 制作に長く時間をいただいてしまい、申し訳ありませんでした。 描かせ...
  • 465風野緋璃
    風野緋璃@天領様からのご依頼品 ご依頼から(もう遅いってレベルを通り越すほど)遅くなってしまって、申し訳ありません。 すごい結婚式でした… 私が描くといまいちすごさが出ないのがアレですみません… ご多幸をお祈りいたします。 一応こまごましたものがありますので、まとめてみました。 http //takekino.sakura.ne.jp/hihoukan/465/ ご依頼ありがとうございました。 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) 名前 ...
  • 65SW-Mss
    この日、SW-Mはマイトと夕日の浜辺で語り合っていた。 遠くに見える太陽は真っ赤に輝き周囲を燃えるような色で染めさせている。 SW-Mから見ると太陽はどこか悲しそうな感じがした。それは自分の心を移したのだろうか。 さざ波の音をBGMにしながらもその声ははっきりと聞こえた。 「ごめんね。やっぱり誰か呼ぶよ」 「ダメ」 SW-Mは心の底から否定した。 決然としていながら、短くも有無を言わさない言葉だった。 しかし、マイトは気にするでもなく通信を始める。 「マイト、いいから話してよ」 「何を?」 「言いたいこと、全部」 「言いたいことは、何もないよ。変なSW-Mさんだな」 「僕は、誰かに言いたいことは何もない。分かってもらおうとも、思わない」 マイトは顔に微笑みを浮かべた。 「それじゃだめ?」 「だめ」 「私は、マイトを分かりたいよ」 ...
  • No.571~No.580の依頼
    No.571~No.580の依頼 No.571 ヤガミ・ユマ@鍋の国さんからのご依頼 アポロ・M・シバムラ@玄霧藩国 No.572 月光ほろほろ@たけきの藩国さんからのご依頼 まき@鍋の国 SSまさきち@暁の円卓藩国 No.573 アポロ・M・シバムラ@玄霧藩国さんからのご依頼 春雨@レンジャー連邦 No.574 松井@FEGさんからのご依頼 SS黒霧@涼州藩国 No.575 アキラ・フィーリ・シグレ艦氏族@FVBさんからのご依頼 あさぎ@土場藩国 No.576 黒崎克耶@海法よけ藩国さんからのご依頼(作成中) 矢上ミサ@鍋の国 No.577 多岐川佑華@FEGさんからのご依頼 春雨@レンジャー連邦 SS久遠寺 那由他@ナニワアームズ商藩国 No.578 小宇宙@キノウツンさんからのご依頼 SS浅田@キノウツン藩国 SS桜...
  • 656雅戌SS
    雅戌@玄霧藩国様からのご依頼品 /*/  小笠原の秋空に硝煙の匂いを運びながら、それは訪れた。  べきべきと、むき出しのコンクリートが悲鳴を上げる。風は、どこか怯えるように小刻みに小さく吹き荒れた。  アスファルトを捲りながら現れた戦車は、その巨体を遺憾なく、待ち構えていた2人の男性に見せ付ける。彼らの隣につくと、天を貫く砲塔を旋回させ、まるで頭を下げるようにそのごつごつとしたフォルムからはとても予測できないほどの謙虚さを見せた。  鈍色の装甲が照りつける陽光を反射する。  その様は、兵器としての仰々しい威圧感と、完成された美しさを兼ね備えて見えた。  男性たちが狂喜する。男はいつだって、誰だって少年らしい一面を持っている。もはやその形が意味合いの薄い人型兵器、大空に翼を広げて支配する戦闘機、重力の縛りを振り払って真空世界を駆け抜ける宇宙船……。彼らにとっては、戦車と...
  • 765榊遊SS
    榊遊@愛鳴之藩国様からのご依頼品 /*十年越しの焼きそば*/  ――十年後。  と、思われているらしい。  レストランから出て行きつつ、日向はのんびりと考えた。青空の下、緩やかな風が適度に体をなでていき、心地よい体感気温を維持している。 「さて。どうするか、が問題だ」  日向はのんびりと言った。隣をついてきていた榊は、うーん、と首を傾げる。 「どうしましょう。お勧めのところはありますか?」 「食べたばっかりだしな……」  生憎と食事をするところくらいしか思いつかない。いや待てそれはどうなんだと日向は内心で考え込む。  しかし無い知識を総動員しても回答はエンプティに決まっている。  日向は諦めて、 「散歩でもするか?」  と言った。  榊ははい、と頷いてついて行く。  十年後。話を聞いてみたところ、彼女がここにいるのも時間犯罪の可能性濃厚、という...
  • キャンペーン提出用まとめ
    ご愛顧キャンペーン提出用まとめ 1日00:00~14日23:59までに提出された作品を一覧にしております。 #ヤガミ・ユマさんの提出は1枚目のみ間に合いましたが追加分は日付が変わってからの提出になります。質疑の結果によりチェックをお願いします。 #許可を頂きました。クオリティチェックに含めてください。 http //cwtg.jp/qabbs/bbs2.cgi?action=article id=2312 #イラストは各作品におまけ込みかそうでないかで報酬が変わりますのでチェックの際、おまけ込みの評価か否かを記載して頂けるようお願いします。 期間中提出総作品数 49作品 イラスト:23 SS:26 ご愛顧キャンペーン枠提出作品 イラスト No.C1 黒崎克耶@海法よけ藩国 No.C2 和子@リワマヒ国 No.C3 優羽カヲリ@世界忍者国 ...
  • No.641~No.650の依頼
    No.641~No.650の依頼 No.641 矢上麗華@土場藩国さんからのご依頼 アポロ・M・シバムラ@玄霧藩国 No.642 矢上ミサ@鍋の国さんからのご依頼 ちひろ@リワマヒ国 No.643 松井@FEGさんからのご依頼 ヤガミ・ユマ@鍋の国 No.644 彩貴@レンジャー連邦さんからのご依頼 松井@FEG No.645 松井@FEGさんからのご依頼 芹沢琴@FEG SS黒霧@涼州藩国 No.646 松井@FEGさんからのご依頼 SS多岐川佑華@FEG 刻生・F・悠也@フィーブル藩国 No.647 久藤睦月@玄霧藩国さんからのご依頼 SS影法師@玄霧藩国 No.648 雅戌@玄霧藩国さんからのご依頼 SS影法師@玄霧藩国 No.649 アポロ・M・シバムラ@玄霧藩国さんからのご依頼 SS影法師@玄霧藩国 N...
  • 570鈴藤 瑞樹SS
    鈴藤 瑞樹@詩歌藩国様からのご依頼品 目を開けると、宙に浮いていた。 ・・・いや、違う、これは・・・再生ポッドの中? 次第に小さな体が半透明の治療液をゆらゆらと浮かんでいるのを感じる。 (私は・・・なんで・・・) そう呟くが、口からは小さな気泡が出ただけ。培養液の中では自分の呟きさえ声にならない。 霞がかったように混濁している頭で必死に記憶を辿る。どうして私がこんな所にいるのか。 そのとき、ふと右手に違和感を感じた。 右手に視界を向け、ゆっくりと手を握り、開く。 何も異常はない。いつものように動かせるし一糸纏わぬ再生ポッドの中なので当然のように、 何 も 掴んで いない 違う違う違う違う違う違うどうしてどうしてなんでなんでいないの確かに掴んでいたはずなのに彼の感触が温もりが右手にそして落ちてでも抱きし...
  • 574松井SS
    松井@FEGさんからのご依頼品 /*ずいぶん後のその後で*/  ある日、久珂家にて。  晋太郎はまだ小さい竜太郎をバスケットに毛布しいたベッドに寝かせた後、ふと思いだしたように、こんな事を言った。 「そういえば。この間松井さんと会ったよ」 「え?」  あれ、晋太郎さんって松井さんと知り合いだったっけ。一瞬きょとんとするあゆみ。 「結構前の事だったからすっかり忘れてたけど、向こうが覚えてて呼び止められたんだよ。ずいぶん前に、ほら、一緒に来たことがあっただろう?」 「あー」  久珂あゆみは思いだしてそう頷いた後、うーと言ってうなだれた。思いだした。あのときは晋太郎さんに謝りに行こうとしたのだった。ぐるぐるして逆に怒らせたり……危ういところだったりしたけれど……。  そのとき、フォローしてくれたのが、松井いつかと総一郎である。 「そのとき暇だったから、ちょっとお茶し...
  • 665うにょSS
    うにょ@海法よけ藩国様からのご依頼品 うーん、どうしようかな。 旅行社からの連絡がきたのは、つい先ほど。 うにょさんからのお誘いだった。 安全な場所、か…… それよりも、行きたい場所がある。 ぜんっぜん安全じゃないけれど。 うにょさんの好意に甘えることになっちゃうけれど。 でも、今行けるなら、行っておきたい。 ごめんなさい! 旅行社さんに、改めてお願いする。 指定の場所は…… /*/ 海法よけ藩国に到着。 様子は聞いていた通り、マスクを2つ用意しておいてよかった。 挨拶より先に、うにょさんにマスクを手渡す。 「こんにちは」 「久しぶり亜細亜ちゃんって、あ、ありがとう」 マスクしたところで、少し安心。 んと、まずは今日のこと謝らないと。 「ごめんなさい」 「へ? なんで亜細亜ちゃんが謝るの?」 だって。 「私が、こ...
  • 157高原鋼一郎SS
    高原鋼一郎@キノウツン藩国さんからのご依頼品 猫の朝は早い。 嘘。ごめんなさい。昼まで寝てます。 /猫の一日/ 高原家の庭は広い。というか、ここまでくると最早庭ではない気がする。 荒野のど真ん中にオアシスが出来てて、そこら一体全部自分の土地とか、 モンゴル人か何かかと思わなくもない。 モンゴルの広大な平原。所有者なんてない。 どこでもそこでも彼らの土地だ。移動して暮らす彼ら。 あ、高原定住してるじゃん。駄目だ。 高原がいない間に国の役人が「土地の所有権が」とかで来ていたようだが、 アララが殺して庭に埋めていた。恐ろしい。 あの時穴を掘っていた大型のI=D用シャベルは、今もその上に突き立っている。南無。 来世では、夫を尻に敷いている妻には逆らわないようにするといい。 しかし今の環境は、自身にとってはそれなりに...
  • 携帯ギャラリー
    ギャラリー ご依頼を頂き作成された作品の数々を展示しております。 作者へのメッセージを募集しております。 何かあればこちらから。 また、私も注文をと言う場合にはトップページより、 注文BBSへご注文ください。 お待ちしております。 No.01~No.10の依頼 No.11~No.20の依頼 No.21~No.30の依頼 NO.31 葉崎京夜さんからの依頼 SS玲音@になし藩国 NO.32 東 恭一郎さんからの依頼(作成中) SS猫屋敷兄猫@ナニワアームズ商藩国 NO.33 忌闇装介@akiharu国さんからの依頼(作成中) 高渡@FEG ? 鍋 ヒサ子@鍋の国 ? ssはる@キノウツン藩国 阿部火深@FVB ? SSはる@キノウツン藩国 SS高原鋼一郎@キノウツン藩国 NO.34 南天@後ほねっこ男爵領さんからの依頼 S...
  • 658彩貴SS
    彩貴@レンジャー連邦さんからのご依頼品 /*/ 「彩貴」 ん、誰だろう。私を呼んでる。 すごく安心する声。 「どうした?彩貴?」 え?ヤガミさん?? なんで上半身裸なの? 以外と筋肉あるほうなんだ… ってそうじゃなくってそうじゃなくって! 「バレンタインチョコ、ありがとう」 いえいえいえいえいえ! そんな、ご迷惑じゃなかったですか? 「迷惑なわけないだろう。そうだ。お礼がまだだったな」 良かったです。安心しました。 って、あれ? なんか近づいてませんか?? え、いやじゃないですけど… と、突然で…でも、ヤガミさんとなら… /*/ 「う…ううん…やわらかいです…ヤガミさん…」 レンジャー連邦パイロット控室。 今日もラスターチカを駆る共和国の空の守りたるレンジャー連邦のパイロットたちが、緊...
  • 365浅葱空SS
    浅葱空@レンジャー連邦さんからのご依頼品 『ICG=』  成すべき事を成すために、  高らかなる挑戦が電網宇宙を駆け巡る。 『蝶子さんの可愛さを定義する』  可愛さ。  つまり、小さく無邪気で愛らしい、子供っぽい様子のある事を言う。  ここは情報で出来た世界だ。  人に対する大小などの感じ分け方は、目ではなく、心に受ける印象が決定づける。  蝶子さんとは、どういう印象の人だろう。  証拠1.テンションが高く、よく動く。  小さいものほど動きやすいだろう。OK第一関門クリア。 『(蝶子は挙動不審で定規かなにかではじかれている消しゴムのような動きで近づいてる)』 『(蝶子、ヘラの握り方変)』  証拠2.脈絡なく挙動がたまに変でしかも素直だ。  無邪気としか...
  • 654猫野和錆SS
    猫野和錆@天領様からのご依頼品 /*/  昼だと言うのに薄暗い路地を、砂の粒子を乗せたざらつく風が吹き抜けていく。  繁華街とでもいうべき、人が多く、生活の声と明かりに溢れた表通りとは打って変わり、そこは薄気味悪いほどに静けさが包み込んだ裏通りだ。コンクリート剥き出しのビルは乾燥帯だというのに冷たい印象を見るものに与え、捨てられた何週間も前の新聞紙が、路地裏に寂しい音色を奏でていた。  そんな場所を、まるで知り尽くしたように月子は、斑な人影だけに気を使いながら走る。障害物になるようなものは、こういう道だからこそ脇にしっかりと片付けられているものだ。乱雑に、だが。 「こっちよ、ワサビーム」  裏口から出てきた彼に、月子は肩越しに声をかけてから一足先に角を曲がる。  我ながら慣れた物だ。迷路のように入り組んでいる道の行く先も、月子には手に取るようにわかっていた...
  • 957花陵ふみSS
    花陵ふみ@詩歌藩国様からのご依頼品  貴方はとても感情が豊かで心優しい人だと、昔言われたことがある。その時はわりと鼻白んだし、正直決めつけるような台詞に怒りも覚えた。  自分が優しい人間だと思ったことなど一度もない。感情は人並みには備えているだろうが、組織を率いるものとして常にそれは抑制するように努めてきた。  それを、自分だけは理解していると言いたげに微笑まれて、いらっとしたのだ。けれどそこで反発を見せれば相手の思うつぼのような気がして、結局は何でもない顔でスルーしたのだけれど。  今になってなんの脈絡もなくそのことを思い出してしまうのは、きっと彼女のせいに違いない。 /*/  夕暮れ時、茜色に変わりつつある空を薄く染まった雲がたなびいていく。その様を眺めていたヤガミは、背後から近づいてくる慎ましやかな足音に組んでいた腕をほどいた。振り返った視線の先、彼女は...
  • 578小宇宙SS1
    小宇宙@キノウツン藩国様からのご依頼品  *hagane join #地下コロシアム (~hagane@***-152-52-**.kinoutun.jp) 「みなさんこんばんは、キノウツンのジョン=カ○ラこと高原鋼一郎です。世界管理機構第十三位争奪戦の模様をお伝えいたします」  *haru join #地下コロシアム (~haru@***-25-227-**.kinoutun.jp) 「本日の解説にはキノウツンの募金王、はるさんをお招きしています。今日もよろしくお願いします」 「どうも、こんばんは。キノウツンのヒゲ、はるです。よろしくお願いします」 「また、今日のピッチレポーターは、最近出番のめっきり減った源さんにお願いしています」 「ガンパレードが、ガンパレードがくればきっと……」 「以上。源の出番でした。いよいよ始まりました、生活ゲーム開始から一年...
  • 578小宇宙SS2
    小宇宙@キノウツン藩国様からのご依頼品 注・文中の発言、設定は筆者の独断と偏見、または妄想によるものです 実際のPLの発言、思考とは一切関係ありません。 / * / 腕章を付けた人間達が延々と整列するホール、通称・体育館。 壇上で一人背を向けて、オルガンを弾く白い制服の男。 天井には見取り図が映され、それが次々と青く染め上げられていく。 「小笠原分校、作戦失敗。共和国への介入は成功。実質的な管理は成功です」 「コスケ寮、家賃未払いの67%を回収しました。3名程、店子が粘っていますが、じきに集金します」 「学校要塞を制圧しました。今後、各藩立学校の校長との接触を開始します」 「めぞんツン国は、どうした。めぞんツン国は」 「…なおみ」 「…めぞんツン。管理失敗です」 「どういうことだ」 「…申し訳あ...
  • 個人口座管理玄霧
    技・文族用個人口座(玄霧藩国) 基本、1案件に付きマイル3が振り込まれます。 論拠はこちら (シーズンオフ中の依頼は1案件につきマイル4です。論拠はこちら) 2008/5/4以前の履歴は別ページに移しました。 レンジャー連邦~土場藩国 よんた藩国~愛鳴藩国 11-00035-01:東西 天狐:玄霧藩国 イベント・公共事業名 金額 マイル(分配前) マイル URL 備考(受取日など) おもいで秘宝館報酬 - 4 4 証拠記事 注文No.720 合計 - - 4 - - 11-00230-01 玄霧弦那 玄霧藩国 イベント・公共事業名 金額 マイル(分配前) マイル URL 備考(受取日など) 5/4までの合計 - - 48 証拠記事 おもいで秘宝館報酬 - 4 4 証拠記事 注文No.370 おもいで秘宝館報酬 - 4 ...
  • 257風野緋璃SS
    風野緋璃@FEG様からのご依頼品 別離  ~火の無いところに煙は立たぬ~ /*/ ――――フゥゥゥゥゥゥゥゥ―――― 紫煙が、男の長い吐息と共に吐き出される。 男は軽く周りを見渡す。 男の立つ場所はある建物の屋上であった。 ちなみにこの建物には屋上に出るため通路は無い、つまり正確に表現するならば屋上ではなく屋根の上にいる事になる。 大きく青い空が360°周囲に広がり、大地には建築物が植物のように生えている。 煙草を持つ手と指を見いり、少し口角を上げて少し前までの自分を思う。飛べぬ鳥の姿であった自分がこの近辺で一番高い場所に存在していることが少しだけ面白かった。 ……あの姿であっても空を飛んでいた自分に対しても。 ――――フゥゥゥゥゥゥゥゥ―――― 紫煙が、男の長い吐息と共に吐き出され、煙は青空...
  • 457玄霧弦耶SS
    玄霧弦耶@玄霧藩国さんからのご依頼品  ここは夏の園。コテージから少し離れた場所に、弦耶は立っていた。  金持ち用のセキュリティが自慢の別荘だ。  弦耶は自身の着用アイドレスが森国人+医師+名医+マッドサイエンティストであることを確認しつつ、辺りを見渡す。  近くで火焔がコガと遊んでいるのを見つけた。  どうやら(見た目では)無事のようで、一安心である。 「や、久しぶり」  弦耶が近寄って声をかけた。  火焔は首を傾げている。 「? え。久しぶりだっけ??  先々週あわなかった? あれ?」  どうやら二人の間で時間の感覚にずれがあるらしい。 「ん? あー…いや、最近きな臭いもんで。ちょっと」  苦笑することで軽く流して、 「オルゴール、大事にしてるよ」 と付け足した。弦耶の言葉に、火焔は笑った。 「英吏は頭いいから、大丈夫」  笑ったのはオルゴール...
  • 653久珂あゆみSS
    久珂あゆみ@FEG様からのご依頼品 /*近くて遠い*/  空に見えたのは、ぽっかりと空いた白い穴。  見上げれば黒。  天は遠く、はしゃぐ夜風に草葉のこすれる音が響く。  ふと思いついたのは滝。ざあざあと流れていく水の音色によく似ている。  歩を進めれば、かさりと枯れ葉が声をあげる。右、左、右、左。道を飾るのは赤色の絨毯。赤い枯れ葉で覆われた道に、左右に立ち並ぶ太い木々。森はどこまでも左右を囲み、道はずっとずっとまっすぐに続いている。  その正面。道の真上に月がある。  ―――ここはどこかな、と。あゆみは首を傾げた。  辺りを見回しても覚えはない。夜なのになんでこんなところにいるのかもわからない。もしかしてゲームかとも思ったけれど、すさまじく危機的な状況という感じでもない。いや、別にいつもいつも危機的状況から始まるゲームをしているわけではないけれど。 ...
  • 659アポロ・M・シバムラSS
    アポロ・M・シバムラ@玄霧藩国様からのご依頼品 /*/  心地よい暖風の流れる部屋の中に、流れるように軽快な音が響いていた。  ペンの音だ。  机の上に、綺麗に整頓されて積み上げられてできた書類の山の向こうで、一寸の迷いもなく、まるで指揮棒を振るうかのように精密な律動を奏でながら、ペンの走る音が刻まれる。  山の向こうにいるのは英吏だ。彼は機械か何かのように瞬きもせず、眼鏡の奥で鋭い目尻を光らせながら、濁流のように降り注いでくる事務仕事を、ペンひとつで往なしていく。  しかし、そんな静かな闘争を繰り広げている彼の姿は、どこか間の抜けるものがあるのは確かだ。軍服かISSの制服でも着ていればきりりとしまるのだろうが、今日の彼の服装は縄模様の入ったモスグリーンのセーターだ。  まるで暖炉を前に暖を取りながら恋人でも待っているかのような雰囲気は、書類の山が乱立するISSのこの...
  • 652八守時緒SS
    八守時緒@鍋の国さんからのご依頼品 /*/ 宰相府春の園にある蓮華畑。 ここには一つの噂がある。 いわく、「春の園の蓮華畑にいるきまぐれな女神さまはいたずらが大好きで、カップルが来るたびに試練と称していたずらをするらしい」と。 /*/ 「今日もひまねえ。どっかに面白いカップルこないかしら」 「もう!お姉ちゃんが、いたずらばっかりするから最近みんなこの蓮華畑を素通りしちゃうんじゃない」 まったく妹の反応はつまらないんだから。 私はぴょんと蓮華の花に飛びついて中の蜜を吸うことにした。 甘くておいしい。美容にもいいみたい。まあ、私みたいな美人には関係ないけど。 妹も諦めたみたいに隣で蜜を吸っている。 ま、この子もこの子できっと楽しんでるわよね。 「あ、お姉ちゃん!誰か来たよ!」 妹の声がして、私はさっと花の影に身をかくした。 草場の影...
  • 572月光ほろほろSS
    月光ほろほろ@たけきの藩国様からのご依頼品 花びらが舞っている。 白く、小さな花びらは無数に風に舞い、それぞれが青く澄んだ空に散っていく。 ここは宰相府藩国・春の園。 その名の通り、春だけの庭園だ。 桜の花の精、るんは自分の木の枝にもたれかかって、花びらの舞う空を仰いでいた。小さなタクトを握っている。 そのタクトを振れば、動きに合わせて自身の散らせた花びらを自在に空に舞わせることができるのだ。 まわりの木の精と息を合わせれば。もっと沢山の花びらを空に届けることが出来る。 けれどるんはそれをしなかった。 やりたくても力が出ないのだ。 勢いのないるんの花びらは、重力と空気の抵抗に沿ってはらはらと地面に落ちるだけ。 「ふぅ」 るんは、ちいさくため息をついた。 「おなか、すいたよぅ………」 宰相府藩国・春の園は、その名の通り、春だけの楽園だ。 桜の木は芽吹くと同...
  • 565古島三つ実SS1
    古島三つ実@羅幻王国様からのご依頼品 秋の園のバス停で  はらりと紅葉が舞い落ち、水辺に小さな波紋を広げ。ゆっくりと水の流れに乗っていく。  辺り一面の木が赤く染まったすぐ側で。  夏の園から20kmも歩いて来てしまった一行が。色々とくたくたな状態でバスを待っていた。  その場に座り込む者、周りの人間と談笑する者、何故だかそわそわする者とそれぞれだった中。シコウも恋人のヤガミと共にバス停の椅子に座っていた。  ぐったりとした状態で座り込む彼女にヤガミは黙って肩を貸している。周りが気を利かせてくれたのか、寄ってくる人はいない。  彼女の目は自然と頭上の紅葉の木に向いていた。  目の前をはらはら落ちる紅葉がとっても綺麗。  それを追いかけて飛び回る羽妖精さんも、羽がきらきらと光を反射させて。まあ、彼女の相方さんが妖精さんが紅葉と激突しないかと心配してあわあわしてるけ...
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