犬猫おもいで秘宝館 (仮)内検索 / 「831小鳥遊敦SS」で検索した結果

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  • 831小鳥遊敦SS
    小鳥遊敦@FEG様からのご依頼品 /*/ ―――――カタ、カタ…カタカタカタッ……ピッ………………、 <深夜、FEG政庁城にて――情報端末からメッセージが送信された音> /*/  WSO、白鳥こずえは小鳥遊敦からのメールを受けて、少しばかり困惑していた。  そのメールが届いたのは、仕事を終え、深夜に帰宅して、シャワーを済ませ、さて明日も早いし寝ようか……、という時であった。  自分の端末に届いたメールは、第一印象と変わらない丁寧な文面で、あまり色気の無い挨拶から始まり、先日のお礼が書かれており、よければと書かれた後に、食事のお誘いが書かれていた。  白鳥こずえが困惑をしていたのは、メールの内容に、ではない。内容はお見合いの後の連絡としては無難であり、送り主らしいとも思う。  白鳥こずえが困惑したのは、「メールが送られてき...
  • 831小鳥遊敦
    小鳥遊敦@FEG様からのご依頼品 景色込みでなるべく雰囲気を出す様に頑張ってみました。 白鳥さんは素敵なお嬢さんなので、描くのが楽しかったです。 ご依頼頂きありがとうございましたー。 こちらおまけになります。 白いワンピース姿の白鳥さんです。 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) 名前 コメント ...
  • 811小鳥遊敦SS
    小鳥遊敦@FEG様さんからのご依頼品  日本庭園に面した一室。和の趣を凝らした空間にししおどしの音が控えめに響く。  新しい畳の匂いが鼻孔をくすぐるこの非日常的な空間に、小鳥遊敦はそわそわと落ち着かない様子で居住まいを正した。  隣にはいつもと変わらない千ちゃんがいつもと変わらない調子で座っている。 「派手な女でなくていいのかね?」  自分で紹介しておきながら、念を押す彼に、小鳥遊は苦笑した。  堅実と思われる選択が彼には面白くなかったのだろうか。 「参りました」  襖の向こうから女性の声がした。高まる緊張と期待に小鳥遊は背筋を伸ばす。  どうぞ、と千ちゃんが声をかけると襖が開き、ほっそりとした女性が座していた。  西国人らしい見事な銀髪を結いあげ、青色の振袖を着て凛と背筋を伸ばした姿が美しい。一般的に言えば美人の部類にはいるだろうが、知性的な瞳、意志の強...
  • 931小鳥遊敦
    小鳥遊敦@FEG様からのご依頼品 大変遅くなりまして申し訳ございません。 頑張ってくださいまし。 カーテンの向こうのこずえさんはこんな感じです。 今回は病床にあったと言うことで頭の羽は無くてよかったでしょうか? 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) 名前 コメント ...
  • 811小鳥遊敦
    小鳥遊敦@FEG様さんからのご依頼品 ご依頼ありがとうございました。 提出が大変遅くなってしまい申し訳ありませんでした。 笑顔の後にバッグで千ちゃんを叩くギャップが面白かったので このシーンをチョイスさせていただきました。 笑顔のシーンはもう一点ありましたが、そちらも意味深で拝読していてドキッとしました。 ご依頼時にイメージをいただいて書かせていただいたスケッチです。 イメージになるべく近づけるようにいろいろ考えて書かせていただきました。 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) 名前 ...
  • 449小鳥遊敦SS
    小鳥遊敦@FEG様からのご依頼品 /*/ ここは飛行場。 小鳥遊と川原は、照りつける太陽と熱風に迎えられながら、宰相府に降り立った。 空港ロビー。 目の前には、千葉が立って微笑んでいる。 小鳥遊が、感嘆の声をもらす。 「わー…」 そして物珍しそうに辺りを見渡した。 微笑ましい。 その様子に自然、笑顔になりながら、千葉が言った。 「ようこそ。宰相府に。といっても、僕は昔ここにいたことがあるだけだけど」 「私 まともに国外出たことないもので…今日は宜しくお願します」 小鳥遊はちょっと感動しつつ、千葉と川原にお辞儀をした。 川原はそれに微笑んで、 「私も実は観光したことほとんどないの。だいたい仕事につかまってるから!」 にこやかに、なごやかな雰囲気の中、千葉がそっと眼鏡をおさえ笑い、 「今日は、どこをあんないしようか」 小鳥遊はそれを聞いてふと思い出した事...
  • 867小鳥遊敦
    小鳥遊敦@FEG様さんからのご依頼品 要点に「会話」とあったので、コマ割に初挑戦してみました。 あとタワーがとてもうらやましかったのでケーキを無駄にがんばってみました。 このたびはご依頼ありがとうございました! …ほんとにほんとに、遅くなってしまってごめんなさいー!! 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) ゲームの時のことを思い出して悶え苦しみました(つд⊂) 素敵なイラスト、ありがとうございました! -- 小鳥遊敦@FEG (2010-08-05 11 30 56) 名前 ...
  • 449小鳥遊敦
    小鳥遊敦@FEG様さんからのご依頼品 ご依頼ありがとうございました! 3人の素の出てる感じのシーンを拾わせていただきました! そして川原さんの帽子を描き忘れたことに気付きました!すみませんww 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) 名前 コメント ...
  • No.831~No.840の依頼
    No.831~No.840の依頼 No.831 小鳥遊敦@FEGさんからのご依頼 むつき・萩野・ドラケン@レンジャー連邦 周船寺竜郎@FEG No.832 優羽カヲリ@世界忍者国さんからのご依頼 可西@涼州藩国 No.833 鈴藤 瑞樹@詩歌藩国さんからのご依頼(作成中) 岩崎経@詩歌藩国 No.834 むつき・萩野・ドラケン@レンジャー連邦さんからのご依頼 芹沢琴@FEG No.835 蒼のあおひと@涼州藩国さんからのご依頼(作成中) 竿崎 裕樹@よんた藩国 玄霧弦耶@玄霧藩国 No.836 多岐川佑華@FEGさんからのご依頼 矢上ミサ@鍋の国 No.837 矢上ミサ@鍋の国さんからのご依頼 可西@涼州藩国 SSちひろ@リワマヒ国 No.838 沢邑勝海@キノウツン藩国さんからのご依頼 むつき・萩野・ドラケン@レンジャー連...
  • 213 小鳥遊 SS
    小鳥遊@芥辺境藩国様からのご依頼品 その日、小鳥遊は王都の中心にある大通りを歩いていた。 道路沿いに出店が立ち並び、軽食や細工物の売り買いがされていた。よく見ればバナナの叩き売りなんかもある。 休日ということもあり、通りは人であふれ活気に満ちていた。 その様子を見てうん、今日も異常なしと小鳥遊はつぶやいた。 第七世界からニューワールドへ介入できる機会はごく限られている。 国の様子を知ることもままならないため、こうして人々の笑顔を直接に見ることができるのは嬉しいことだった。 そんな街の日常をひとしきり眺め、小鳥遊は待ち合わせの場所へと歩き出した。 大通りからは少しばかりはずれた場所にある喫茶店へ入る。 そこはとても静かな場所で、大通りにあった騒々しさが少しも感じられなかった。 まるで扉をへだてて別の空間に迷い込んでしまったかのような錯覚を感じさせた。 砂避けのフ...
  • 213小鳥遊
    小鳥遊@芥辺境藩国さんからのご依頼品 元サイズはこちら ご依頼ありがとうございました! あの時は、裏からビシっと支援しようと意気込んでいたのですが、 思わぬ展開にアタフタして混乱を招いていたような気がします…すすすすみません! お詫びにイラスト2枚描かせていただきましたw 次回はチビとのーんびりと過ごせるよう願っております!! 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) 確認しました! 2枚もなんでわざわざありがとうございます!! なんというか、感無量でございますw -- 小鳥遊 (2008-02-20 23 32 26) 名前 ...
  • No.811~No.820の依頼
    No.811~No.820の依頼 No.811 小鳥遊敦@FEGさんからのご依頼 SS八守時緒@鍋の国 松井@FEG No.812 鈴藤 瑞樹@詩歌藩国さんからのご依頼 SS桜城キイチ@キノウツン藩国 No.813 比野青狸@キノウツン藩国さんからのご依頼 可西@涼州藩国 No.814 船橋鷹大@キノウツン藩国さんからのご依頼(作成中) ホーリー@満天星国 No.815 日向美弥@紅葉国さんからのご依頼 SS黒霧@土場藩国 No.816 星月 典子@詩歌藩国さんからのご依頼 鷺坂祐介@天領 No.817 星月 典子@詩歌藩国さんからのご依頼 竿崎 裕樹@よんた藩国 No.818 日向美弥@紅葉国さんからのご依頼 星月 典子@詩歌藩国 No.819 都築つらね@満天星国さんからのご依頼 瑠璃@になし藩国 里樹澪@満天星国...
  • No.861~No.870の依頼
    No.861~No.870の依頼 No.861 ハロルド・ロット@無名騎士藩国さんからのご依頼 ホーリー@満天星国 SS久遠寺 那由他@ナニワアームズ商藩国 No.862 比野青狸@キノウツン藩国さんからのご依頼(作成中) No.863 真夕@土場藩国さんからのご依頼 優羽カヲリ@世界忍者国 No.864 矢上麗華@天領さんからのご依頼 竿崎 裕樹@よんた藩国 No.865 優羽カヲリ@世界忍者国さんからのご依頼 SS黒霧@土場藩国 No.866 砂浜ミサゴ@レンジャー連邦さんからのご依頼 むつき・萩野・ドラケン@レンジャー連邦 城 華一郎@レンジャー連邦 No.867 小鳥遊敦@FEGさんからのご依頼 星月 典子@詩歌藩国 No.868 双海環@星鋼京さんからのご依頼 和子@リワマヒ国 SS黒霧@土場藩国 No.869 む...
  • No.441~No.450の依頼
    No.441~No.450の依頼 No.441 桂林怜夜@世界忍者国さんからのご依頼 優羽カヲリ@世界忍者国 夜國涼華@ゴロネコ藩国 No.442 島鍋 玖日@鍋の国さんからのご依頼 SS八守時緒@鍋の国 ソーニャ@世界忍者国 No.443 桂林怜夜@世界忍者国さんからのご依頼 橘@akiharu国 SS日向美弥@紅葉国 No.444 矢上麗華@土場藩国さんからのご依頼 シュウマイ@ナニワアームズ商藩国 No.445 比野青狸@キノウツン藩国さんからのご依頼 モモ@たけきの藩国 No.446 久珂あゆみ@FEGさんからのご依頼 黒崎克耶@海法よけ藩国 No.447 日向美弥@紅葉国さんからのご依頼 SS黒霧@星鋼京 山吹弓実@愛鳴之藩国 No.448 日向美弥@紅葉国さんからのご依頼 乃亜・クラウ・オコーネル@ナニワアーム...
  • 213小鳥遊SS
    小鳥遊@芥辺境藩国さんからのご依頼品 ――――彼は撃墜王になるよ。 /*/ どこまでも続くような、青く澄んだ空だった。 芥辺境空軍 王立航空師団 第一飛行中隊隊長であるところの瀧川はそんな空が好きだった。 とりわけ飛行機で飛び回っている時の空を好いていた。 どうせ死ぬなら空がいいなと、瀧川は飛行場の屋上で昼寝しながらそう考える。 その場所こそが自分の生きる場所だと考えていた。 ジェットエンジンのノイズが聞こえる。 ちらりと音のするほうに目を向ければ蒼天・夕型が白い雲を引きながら飛び立っていくところだった。 蒼天を一回り小さくしたボディに鮮やかなオレンジのラインが輝いている。 あの飛び方は第三飛行隊のケリィだなと当たりをつける。 第三飛行隊の30分後には第一飛行隊の、つまりは自分の順番がくるはずだったが、瀧川はあと10分だけ休憩...
  • 依頼者別作品履歴(さ~の)
    依頼者別作品履歴(仮) (所属国及び敬称略) リンクミスなど有りましたらチャットまでお知らせいただけると助かります。 依頼者別作品履歴(仮)彩貴 西条華音 竿崎 裕樹 阪明日見 サカキ 榊遊 左木 鷺坂祐介(旧名:伯牙) サク 桜城キイチ さくらつかさ 里樹澪 さるき 戯言屋 沢邑勝海 参謀本部 詩歌藩国 慈詠 シコウ・アル・ナスライン 四方 無畏 支那実 島鍋 玖日 ジャイ 寂水 城 華一郎 白石裕 水仙堂雹 鈴藤 瑞樹 砂浜ミサゴ セタ・ロスティフンケ・フシミ 是空とおる 瀬戸口まつり(つきやままつり) 芹沢琴 セントラル越前 双樹真 ソーニャ/ヴァラ/モウン艦氏族/スターチス 平 祥子 高神喜一郎 小鳥遊@芥辺境藩国 小鳥遊敦@FEG 高原鋼一郎 多岐川佑華(旧名:金村佑華) 竹上木乃(旧名:たけきのこ) 武田”大納言”義久 橘 龍樹・翡鹿・ボーランドウッド 竜...
  • 198歩露SS
    歩露@芥辺境藩国様からのご依頼品 ――――「頑張ろう。子供の心を守るんだ」―――― ~護心の剣と剣士の願い~ 少年は、震えていた。 こわい、こわい、……こわい。 死ぬ、という言葉の意味すら理解する前に、あまりに多くの死を見過ぎていた。 戦においては国を守る鉄の雄姿も、 少年の無垢な瞳には無機質な殺戮者としか映らなかったのだ……。 「戦争なんて、ひでえよなあ」 「ええ……本当に」 「全くです…」 今日この少年、チビをここまで連れてきた小鳥遊、歩露の両名は 戦争がチビの心をここまで傷つけてしまっていたのかと狼狽すると同時に、 ここに来た目的を何としても果たさねばならない、そう心に誓った。 そして今回、芥辺境藩国が誇る、皆を守る剣「蒼天」は ただ一人の、しかし何物にも代え難い 「子供の心を守る剣」として鞘から抜き放たれた。...
  • 終了した依頼9
    No.800 日向美弥@紅葉国 -(2009/11/03(Tue) 20 44 18) 作業者 受注確認(作業状態の変更) 製作開始(作業状態の変更) 製作終了(作業状態の変更) ギャラリー展示 依頼人引渡し マイル申請 個人口座編集 みぽりん ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ No.801 和子@リワマヒ国 -(2009/11/13(Fri) 00 19 45) 作業者 受注確認(作業状態の変更) 製作開始(作業状態の変更) 製作終了(作業状態の変更) ギャラリー展示 依頼人引渡し マイル申請 個人口座編集 ちひろ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 奥羽りんく ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ No.802 乃亜・クラウ・オコーネル@ナニワアームズ商藩国 -(2009/11/13(Fri) 02 07 40) 作業者 受注確認(作業状態の変更) 製作開始(作業状態の変更) 製作終了(作業状態...
  • No.211~No.220の依頼
    No.211~No.220の依頼 No.211 白石裕@暁の円卓さんからの依頼 アポロ@玄霧藩国 SS刻生・F・悠也@フィーブル国 No.212 豊国 ミロ@レンジャー連邦さんからの依頼(作成中) SS夜國涼華@海法よけ藩国 乃亜I型@ナニワアームズ商藩国 No.213 小鳥遊@芥辺境藩国さんからの依頼 霧原涼@芥辺境藩国 SS鈴藤 瑞樹 No.214 時雨@FVBさんからの依頼(作成中) SS緋乃江戌人@世界忍者国 No.215 金村佑華@FEGさんからの依頼 SS 黒霧@天領 和子@リワマヒ国 No.216 霧原涼@芥辺境藩国さんからの依頼 カヲリ@世界忍者国 SSうにょ@海法よけ藩国 No.217 影法師@ながみ藩国さんからの依頼 SS癖毛爆男@アウトウェイ 猫野和錆@玄霧藩国 No.218 神室想真@紅葉国さん...
  • ギャラリー
    ギャラリー ご依頼を頂き作成された作品の数々を展示しております。 作者へのメッセージを募集しております。 何かあればこちらから。 また、私も注文をと言う場合にはトップページより、 注文BBSへご注文ください。 お待ちしております。 【おしらせ】 週刊犬猫おもいでPick Up!により、おすすめSS作品の紹介がされております。 ぜひご参考にごらんください 週刊犬猫おもいでPick Upは こちらから! NO.000~No.100の依頼 / NO.101~No.200の依頼 / No.201~No.300の依頼 No.301~No.400の依頼 / No.401~No.500の依頼 / No.501~No.600の依頼 NO.601~No.700の依頼 / NO.701~No.800の依頼 / No.801~No.900の依頼 No.901 月...
  • 作者別作品履歴(技族)
    作者別作品履歴 技族編 (依頼者の所属国及び敬称略) 2009/01/05以前の作品はこちら (ギャラリーの提出順に追加を行っているので、順不同です) リンクミスなど有りましたらチャットまでお知らせいただけると助かります。 作者別作品履歴 技族編忌闇装介@akiharu国 橘@akiharu国 和志@akiharu国 ゆり花@akiharu国 久珂あゆみ@FEG(旧名:高渡) ヴァンダナ@FEG 多岐川佑華@FEG 松井@FEG 飛翔@海法よけ藩国 夜國涼華@海法よけ藩国 黒崎克耶@海法よけ藩国(旧名:黒崎克哉) 照葉結樹@海法よけ藩国 矢上ミサ@鍋の国(旧名:棉鍋ミサ) まき@鍋の国 若宮 とよたろう@鍋の国(旧名:田鍋 とよたろう) ヤガミ・ユマ@鍋の国(旧名:鍋 ヒサ子) 八守時緒@鍋の国(旧名:くま) 鍋谷いわずみ子@鍋の国 矢神サク@鍋の国(旧名:サク))...
  • 198歩露SS2
    歩露@芥辺境藩国様からのご依頼品 「ごめんね、チビ君。気持ち悪くなるのにこんなところへつれてきちゃって……」 「うーん。どうする? 中止にして、藩国に帰ろうか?」 「でも、今回は蒼天が……彼女が怖いやつじゃないってことを、教えてあげるから。少しだけ我慢して。……本当にごめんね」 パパと、みんながぼくをしんぱいしてくれている。 あのこわかったときとおなじ。 また、こわいことがあるの? ……でも、きょうはいつもとなにかちがう。 みんながこんなことばをつかうとき、とってもこわいおもいをするはずなのに。 きょうは、やさしいこえがきこえる。 きいたことのないこえ。 ぼくを……よんでいるの? 「蒼天は兵器だけど、でもそれだけじゃないって信じてます」 「……瀧川さん?」 「瀧川も、いつかは銃を置ける日がきますよ、きっと」 「そのためのお手伝いなら、いくらでも...
  • 作者別作品履歴(文族)
    作者別作品履歴 文族編 (依頼者の所属国及び敬称略) 2009/05/20以前の作品はこちら 国民番号順に並べています。 リンクミスなど有りましたらチャットまでお知らせいただけると助かります。 作者別作品履歴 文族編鷺坂祐介@天領(旧名:伯牙) 風野緋璃@天領 やひろ@天領 黒葉九印@天領 相葉 翔@天領 御奉梗斗@天領 緋乃江戌人@るしにゃん王国 444@akiharu国 周船寺竜郎@FEG 多岐川佑華@FEG ジャイ@FEG 霧賀火澄@FEG 風理礼衣@FEG 芹沢琴@FEG 藤原ひろ子@FEG 嘉納@海法よけ藩国 青にして紺碧@海法よけ藩国 うにょ@海法よけ藩国 神楽坂・K・拓海@海法よけ藩国 鍋 黒兎@鍋の国 銀内 ユウ@鍋の国(旧名:龍鍋 ユウ) 八守時緒@鍋の国(旧名:くま) 城華一郎@レンジャー連邦 結城由羅@世界忍者国 東西 天狐@玄霧藩国 玄霧...
  • 451風野緋璃SS1
    風野緋璃@FEG様からのご依頼品  ラファエロと風野緋璃の結婚式に招待されたのは、親しい友人とAEC達であった。そこには、共和国の藩王が列席してようが、帝國の元帥が列席してようが、皆がラファエロと風野緋璃を祝福するどこにでもありふれた結婚式の光景があった。  ひとつだけ、普通の結婚式と違っていたのは、居るべきところに一人の人物が居ないことである。とても重要な人物の姿がそこにはなかったのだ。  列席者の一人ヒルデガルドは、この事態を予想していたのか何らかの情報を得ていたのか、新婦の控え室で内心ため息をついていた。 『花嫁には何の問題はないわ。問題はそう、男のほうね……』  そう、式の始まる時間がすぐそこまで迫っているのにも係わらず花婿であるハードボイルドペンギンことラファエロが姿を現していなかったのだ。 /*/  新婦の控え室でヒルデガルドが内心ため息をついて...
  • 終了した依頼10
    No.900:瀬戸口まつり@宰相府藩国 -(2010/10/28(Thu) 21 13 37) 作業者 受注確認(作業状態の変更) 製作開始(作業状態の変更) 製作終了(作業状態の変更) ギャラリー展示 依頼人引渡し マイル申請 個人口座編集 アポロ・M・シバムラ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 黒霧 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ No.904 むつき・萩野・ドラケン@レンジャー連邦 -(2010/10/31(Sun) 13 13 08) 作業者 受注確認(作業状態の変更) 製作開始(作業状態の変更) 製作終了(作業状態の変更) ギャラリー展示 依頼人引渡し マイル申請 個人口座編集 優羽カヲリ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ No.905 むつき・萩野・ドラケン@レンジャー連邦 -(2010/10/31(Sun) 21 37 38) 作業者 受注確認(作業状態の変更) 製作開始(作業...
  • 791小宇宙SS
    小宇宙@キノウツン藩国さんからのご依頼品  これは「小さな宇宙」という意味の名前を持ち、静かに己の信念を貫く「宇宙のような大きな心」を持つ男の物語。  ムラマサ、イアイドにより騒乱著しいキノウツン藩国。そこに管理の名の下に、箸の上げ下げにまで口を出す世界管理機構が現れる。困惑する藩国首脳部をよそに、世界管理機構によりキノウツン藩国の情勢は沈静化に向かいつつあった。  歯噛みするキノウツン藩国首脳陣たちの中、小宇宙は一人楽しげに口の端を吊り上げるのであった………。  /*/ 管理武闘伝小宇宙G 第4話 我はM*より始まる管理の目的を記述する   /*/  暗き空間の中に、ぼんやりと人影が集っている。そこはかつて小宇宙が管理委員長なおみとの勝負に訪れた時とは違い、静寂に支配されたコロセウム。  身じろぎ一つしない11人の影。...
  • 613鈴藤 瑞樹
    鈴藤 瑞樹@詩歌藩国さんからのご依頼品 この度はご依頼ありがとうございましたー。 そして青空勲章おめてとうございますっ。 照れてるカレンちゃんが、とても可愛かったです。 これからもお幸せにです(><) (こちら2枚目になります) 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) カレンさんがかわいすぎて萌え死するかと思いました。ありがとうございました!  ところでこの美男は誰でしょう。俺のカレンさんに一体何をするつもりなのかと小一時間(ry -- 鈴藤 瑞樹@詩歌藩国 (2009-02-19 18 59 52) ログのカレンさんが可愛くて、とても楽しく描かせていただきました(><)PC鈴藤さんは何となくなイメージで描かせていただいてしましましたっ(汗)もしはずれてしまっていたらすみま...
  • 終了した依頼5
    No.400 日向美弥@紅葉国 (08/06/26(Thu) 16 57) 作業者 受注確認(作業状態の変更) 製作開始(作業状態の変更) 製作終了(作業状態の変更) ギャラリー展示 依頼人引渡し マイル申請 個人口座編集 霧原涼 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 黒霧 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ No.401 ヤガミ・ユマ@鍋の国 -(2008/06/29(Sun) 11 52 44) 作業者 受注確認(作業状態の変更) 製作開始(作業状態の変更) 製作終了(作業状態の変更) ギャラリー展示 依頼人引渡し マイル申請 個人口座編集 城華一郎 作業休止 黒霧 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ No.402 鷺坂祐介@星鋼京 -(2008/06/29(Sun) 18 11 48) 作業者 受注確認(作業状態の変更) 製作開始(作業状態の変更) 製作終了(作業状...
  • 791小宇宙
    小宇宙@キノウツン藩国さんからのご依頼品 着実に進む小宇宙さんの管理番長道が毎回とても楽しみです。今後も期待しております。 おまけです。 ハロウィンが近いのでそれっぽいイラストを描こうとしたんですが……。 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) 名前 コメント ...
  • 代理終了
    代行発注分一時保管所 提出があったときにわかりやすいよう、 一時分離します。 No.04 はる 07/5/30(水) 3 30 作業者 受注確認(作業状態の変更) 製作開始(作業状態の変更) 製作終了(作業状態の変更) ギャラリー展示 依頼人引渡し マイル申請 個人口座編集 高原鋼一郎 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ nico ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 橘 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 扇りんく ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ うさぎ ○ 保留 冴月 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ やひろ ○ ○ ○ ○ ○ ○ No.06 龍鍋 ユウ 07/5/30(水) 13 59 作業者 受注確認(作業状態の変更) 製作開始(作業状態の変更) 製作終了(作業状態の変更) ギャラリー展示 依頼人引渡し マイル申請 個人口座編集 ソーニャ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ...
  • 70うにょSS
    うにょ@海法よけ藩国様からのご依頼品 「端数、あるんです」 夏も過ぎた、秋祭り。悪気なくとはいえ、プレゼントしようとしたカピパラを断られたうにょは内心がっかりしていた。はにかんだような亜細亜の笑顔が、逆に痛い。しおしおと垂れそうになる尻尾を励まして、こっそり握り拳を作った。大丈夫、お祭りには他にも夜店がいっぱいあるんだから。チャンスはまだある。そんなことを考えて、やっぱり顔には出さないように心がけながら、うにょは燃え上がった。 「亜細亜ちゃんっ、・・・あれ?」 「はい?・・えっ、ええ、何で」 意気揚々と声をかけるうにょ。首を傾げる亜細亜。直後カピパラが動いたように見えて、二人は揃って目を擦った。動くぬいぐるみの可能性を否定するわけではないが、四股を踏むようにのそりと傾ぐ動きは、うにょの想像するカピパラの動きではなかった。むくむくと見る間に膨らんでいくカピパラを...
  • No.801~No.900の依頼
    NO.801~No.900の依頼 No.801~No.810の依頼 No.811~No.820の依頼 No.821~No.830の依頼 No.831~No.840の依頼 No.841~No.850の依頼 No.851~No.860の依頼 No.861~No.870の依頼 No.871~No.880の依頼 No.881~No.890の依頼 No.891~No.900の依頼
  • 83鍋村次郎
    No.83 鍋村次郎さんからの依頼 棉鍋ミサ@鍋の国 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) 名前 コメント 御発注主:鍋村次郎@鍋の...
  • 654猫野和錆SS
    猫野和錆@天領様からのご依頼品 /*/  昼だと言うのに薄暗い路地を、砂の粒子を乗せたざらつく風が吹き抜けていく。  繁華街とでもいうべき、人が多く、生活の声と明かりに溢れた表通りとは打って変わり、そこは薄気味悪いほどに静けさが包み込んだ裏通りだ。コンクリート剥き出しのビルは乾燥帯だというのに冷たい印象を見るものに与え、捨てられた何週間も前の新聞紙が、路地裏に寂しい音色を奏でていた。  そんな場所を、まるで知り尽くしたように月子は、斑な人影だけに気を使いながら走る。障害物になるようなものは、こういう道だからこそ脇にしっかりと片付けられているものだ。乱雑に、だが。 「こっちよ、ワサビーム」  裏口から出てきた彼に、月子は肩越しに声をかけてから一足先に角を曲がる。  我ながら慣れた物だ。迷路のように入り組んでいる道の行く先も、月子には手に取るようにわかっていた...
  • 83鍋村次郎SS2
    鍋村次郎@鍋の国 様からのご依頼品 おまけSS「ペンギンさん鍋の国へ行く」  ハードボイルドペンギンはひょんな事から鍋の国へやってきました。それはなんらかの情報を得るためなのか? または弟子の様子を見に来たのか? 誰も知りません。けれど、ペンギンはいつものようにコートに帽子でやってきたのです。 「なーべー、なーべー、鍋具はいらんかねー」 「よーし、こうなったら鍋奉行対決だ!!」 「今日の王猫様のお散歩情報出たよー、なんと2にゃんにゃんでこの情報をあなたに!! さぁ、買った買ったー!」  大騒ぎな鍋の国の町並みを眺めつつもペンギンは歩きます。その身についた戦争のにおいや火薬のにおいを気にしているのか、そっと人から離れるように路地裏へと足を向けたところ……。 「お、なぁ、そこ行くペンギンさん、鍋食ってかないかい?」  一人の少年がペンギンに話しか...
  • 683日向美弥
    日向美弥@紅葉国様からのご依頼品 ご依頼いただきありがとうございました! 人ごみの中で電話しているところをイメージして描かせていただきました。 こちらおまけの2枚目になります。 ツーショットが…描きたかったのです…! また、以下は大きいサイズなどを詰め込んだおまけ集です。 http //ty0k0.amearare.com/hihoukan/683miya.html よろしければこちらもあわせてお納め下さい。 制作に長く時間をいただいてしまい、申し訳ありませんでした。 描かせていただき、ありがとうございました! 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) わーん、ありがとうございます。 ゲーム前に蝶子さんよりいただいたイラスト見て以来、この回は蝶子さんに頼むしか!...
  • 662イクSS
    イク@玄霧藩国様からのご依頼品 /*/  青い光が空に上る。  溶けるように粒子が消えるそこは、青いキャンバスに少量の雲が流れているだけの、晴れというに相違ない空だった。  雲間から燦々と陽光が照らしている。しかし、その割に空気は肌寒い。当然だ、冬という季節は元来そういうものである。  シーズ・スターは闇夜にも輝く黄色のジャンパーを羽織りなおしてその空を見上げていた。 「ふあ……」  頓狂な声とともに漏れた欠伸を手で覆う。彼これもう3日以上は寝ていない。3日以上といっても、3日目から面倒になって数えていないだけなのだが。  とにかく、今回の呼び出しで少しは骨を休められたが、それも精神的なものだ。肉体的なものまでは回復してはくれない。そろそろ限界が来るかもしれないな、と彼は首を回してボキボキという音を周囲に鳴らした。  その音に、普段ならば逃げていくであ...
  • 783松井SS
    松井@FEG様からのご依頼品 天空公園。 遠くから見る限り普通の公園なのだが、実は数あるFEGの公園の中でも珍しい公園である。 普通、FEGの国内で煙が上がっているようなことがあれば、その場所がどこであれ、消防署の人間が消防車で血相を変えて飛んでくる事となる。 居住区の大半が高層ビルにあるFEGでは、火災による有毒ガスの発生や煙にまかれるなど大惨事が懸念されるため、火気を使用してよい場所が明確に決められているのである。 そう、危ないので。 ところがこの公園では、そこらかしこで煙が上がっていても消防車が飛んでくることは無い。特別に火気を使っても良い事になっているのである。簡単に言うと、バーベキューもできる貴重な公園なのだ。 その日もあちこちでジンギスカンの煙が上がり、家族連れなどでにぎわっていた。 「ヤガミ、これは何?」 ジンギスカンの煙が上がっている公園を見るスイトピー...
  • 231アポロSS
    No.231アポロ@玄霧藩国さんからのご依頼品 はじめてのでぇと 作:1100230 玄霧弦耶 /*/ 夜、天領居住区の中でもACEたちに解放された通称「ACE村」のとある場所。 芝村英吏は己がパートナーであるクイーンの厩舎を訪れていた。 英吏は、渋い顔をしている。 いや、コレは照れていると言うべきか。時折髪をかき乱している。 厩舎にひらりと桜の花びらが落ちる。 「…どうやら、いつの間にかまぎれていたらしいな」 落ちた花びらを見て、また顔を赤らめる英吏。 クイーンがソレを見つめる。主に忠実で高貴なこの雷電は、主の命令を待っている。 「あぁ、すまぬなクイーン。許可する」 心なしか嬉しそうに頭を垂れるクイーン。 その足元には皿に乗ったクッキーが数枚乗せられている。アポロの手作りだった。 それをみながらチョコレ...
  • No.821~No.830の依頼
    No.821~No.830の依頼 No.821 銀内 ユウ@鍋の国さんからのご依頼 多岐川佑華@FEG No.822 平 祥子@神聖巫連盟さんからのご依頼 和子@リワマヒ国 No.823 銀内 ユウ@鍋の国さんからのご依頼 沢邑勝海@キノウツン藩国 No.824 瀬戸口まつり@宰相府藩国さんからのご依頼 可西@涼州藩国 日向美弥@紅葉国 No.825 那限・ソーマ=キユウ・逢真@FEGさんからのご依頼 瑠璃@になし藩国 多岐川佑華@FEG No.826 岩崎経@詩歌藩国さんからのご依頼 SS鈴藤 瑞樹@詩歌藩国 No.827 芹沢琴@FEGさんからのご依頼 SS多岐川佑華@FEG ゆり花@akiharu国 No.828 蘭堂 風光@ナニワアームズ商藩国さんからのご依頼 砂神時雨@たけきの藩国 No.829 蘭堂 風光@...
  • 583VZASS
    VZA@キノウツン藩国さんからのご依頼品  食肉少女の名をシリカと言い、その名前には魔法がかけられていた。 「シリカゲルって名前はどうだろう」 「シリカゲルwww」 「――ってあの饅頭の箱とかについてる乾燥剤だろ?」 「ああ、“食べられません”って書いてる奴な」 「なるほど...ゲルはともかく、シリカか...」  シリカの墓の前で、神妙に手を合わせているVZA。  手桶とまごころのこもった花を一輪。  身にこそ着けていないが、腰に黒いスカーフを下げていた。  また、墓場で弾き語りの練習をしていた着流し姿のはるは、2時間前からそれに気づいていたが結局なにも言わずにギターをいじり続けていた。  シリカと言う名前には魔法が込められていた。  今度こそ食べられないように、そう言う些細な願いである。  結局士季号に根源力吸われて死ぬわけで、魔法な...
  • 83鍋村次郎SS1
    鍋村次郎@鍋の国 様からのご依頼品 「トラオ・テンダーブルーとの昼休み」  憧れの小笠原、待望の小笠原、お待たせの上田虎雄もといトラオ・テンダーブルー。なんだか、迷宮に行ったとか鍋の国に滞在してくれるようになったとか色々あったトラオととうとう出会う時がやってきた。鍋の国でもトラ大好きな鼻眼鏡がトレードマークの鍋村次郎と鍋村藤崎の鍋村コンビは今日、とうとう小笠原にやってきたのでした。  トラオと一緒にお昼を食べた二人はトラオが疲れからか、ウトウトとしたのを見ると音を立てないようにお昼の片付けを始めました。 「おとさん、トラオ君つかれてるんだよね、やっぱ」  鼻眼鏡がチャーミングでソウルフルな次郎は小声で鍋の国のおとーさんでもある藤崎にささやきました。トラオに会いたくてきたけれども、疲れているなら休ませたい。二人の想いは共通でした。 「だね。さすがに起こすのが忍び...
  • 131まきSS1
    まき@鍋の国様からのご依頼品 「忘れないから…」  そう願いたくて。だけど、 「忘れないから」  それでも―― 「忘れるもんか」  それでも―― 「忘れない!」 /*/  水平線に浮かんでいた大きなオレンジの夕焼けは、とっくに沈んで消えていた。  海岸の空は、透明度のある濃紺の色に溶け込んでいく。  小笠原の海に明かりらしい明かりはない。  月と星の透き通った光だけが、海と、金髪の少女を青く照らしていた。 「警告しておく。」  呟く声がなるべく冷たく聞こえればいいと願った。  これが、最後の通告のつもりだった。  そして自分とこの不思議な少女との最後。  意味不明なことをさんざん喚いては自分を振り回して、けどどこまでも真剣で必死だからつい構ってしまっていた。  それがなんとなく続いていて、いつしかその関係に...
  • 131まきss2
    まき@鍋の国様からのご依頼品 記憶 「忘れないから……」 まきは必死に抵抗する。 「忘れないから」 大切なモノを消さないように 「忘れるもんか」 記憶という名の、宝物を。 「忘れない!」 そして、フォールダウン。意識は闇に落ちる。 『絶対に!』 忘れたくない日々。忘れられない日々、彼と過ごした全ての記憶はこうして封じられた。 完全に上書きしなかったのは、いったい彼の中のどの部分がそうさせたのだろうか。 真相は……いつか明かされるのだろうか。これは、その前の、ほんの短い時間のお話。                  /*/ 記憶 -memory-                  /*/ 「ここでいいんだよな…時間も大丈夫…だよなぁ」 ハンガーへ連なるトンネルの中、呟きが漏れた...
  • 31葉崎京夜SS
    小笠原SS 黄金の髪の美しい人  いくらか昔の話になる。  それはまだ、葉崎京夜がただの希望に過ぎなかった頃の話。  世界を救うために送り込まれた、ひとつの異分子であった頃の話。 「この戦いが終わっても、貴女は戦い続けるのですね」  TAGAMIの髪に手を触れて、京夜の介入する義体がそのように訊ねた。無理だということがわかっていても、この言葉を、あるいは感触を――そのままに伝え、感じることができればどれだけいいだろうかと考えながら。  黄金の髪の人は、ゆっくりとひとつだけうなずいた。  迷いのない、ずっとそれが当たり前だったとでも言うような、そんな顔だった。 「私も連れて行って欲しい」  京夜はそう伝えた。 「危険も困難も限りないでしょうが、だからどうした。私は、貴女の力になりたい」  偽りのない、まっすぐな京夜の想いだった。もしも彼女が望むのなら、自分...
  • 31葉崎京夜
    NO.31 葉崎京夜さんからの依頼 <もし本当に、そんなことが、出来れば> 携帯サイズ(240×240) http //homepage3.nifty.com/moon-moon/idress/w07image/memories/n04-S2.jpg 「出来るかどうかじゃなくて、しなければならない事です。」 : 壁紙サイズ(1024×768) http //homepage3.nifty.com/moon-moon/idress/w07image/memories/n04-W.jpg 「この戦いが終わったら、貴女についていってもいいですか?」 大変 ものすごくお待たせしてしまいまして、本当に申し訳ありませんでした。 無表情でいて、泣き笑うような、嬉しいのと同時に哀しい、・・と云う 微妙な表情が 苦心し...
  • 830銀内 ユウSS
    銀内 ユウ@鍋の国様からのご依頼品 『帰り道に二人きりでいちゃいちゃした話』 レンジャー連邦、政庁城付近。 人のいない、さわやかな風の吹く郊外の丘の上。 人通りも少ない、街外れにあるその場所で、草原に腰を下ろした二人組の男女がいた。 一人は、ミリタリールックに蒼いマフラーを巻いた南国人の女性、銀内 ユウ。 あぐらをかいて座ったまま、真剣な表情で竹トンボを飛ばそうとしている。 そんな彼女の様子を、となりで見ている男の名前は銀内優斗。 膝を立てたその上に頬杖をつき、のんびりと成り行きを見守っている。 「んん~~~~っ………てやっ!!」 威勢のいいかけ声とともに、竹トンボの動力源となったユウはぎりぎりまで引き絞った両腕の力を一気にときはなった。 だがしかし、念入りに調整したはずの竹トンボのシャフトと両手の噛み合わせはうまくいっていなかったら...
  • 283双樹真SS
    双樹真@レンジャー連邦様からのご依頼品 柔らかな空が、行けども行けども満ちている、桜の向こうに見えていた。 それが永遠であるかのように花びらは、止むことなく降り注ぎ、春の園の空気を淡くその色彩で彩る。 時折立っている露店では、カップルが楽しそうに賑々しくしている。 それを微笑ましそうに横目で通り過ぎながら、肌色の濃い、大柄で人の良さそうな若者が歩いていた。 手の中には大事そうに抱えられた風呂敷がある。 光景には、どこか美しさだけではない、胸をはっと打つような、そんな儚さがあった。 桜色に染め上げられた空気を、陽射しは無造作に縫って大地を照らしている。 その、光の水底に、その少女は眠そうな目をして佇んでいた。 桜の海に、呆れるほど大きな猫を抱えながら佇んでいる、黒髪、小柄な日本人の少女。 幻想的な光景とは裏腹に、どこまでも凛々しい顔立ちをしている。 現実...
  • 183玄霧弦那SS
    玄霧弦耶@玄霧藩国さんからのご依頼品 逆転満塁3ラン!! /*/ 目の前にそびえるのは白亜の病院 今日こそは愛しのあの人に想いを伝える為にやってきた一人の青年 白亜の病院はひどく慌しく、青年の心をひどく不安にさせる 愛しのあの人の元へ急ぐ青年 その前に立ち塞がる怪しい影 青年は想いを伝える事ができるのか!? /*/ 本当はもっと早くに会いに行く予定だったのに… キミは藩王のとしての激務と様々なスケジュールに追われ彼女がいる病院に行く事ができたのは一月も経ってしまった。 昨日、事件があったようで病院の中は人がめまぐるしく動き回っていた。キミが何度か部屋の事を聞こうとしても相手にされなかった。4,5人目に聞いてやっと聞き出すことができた。階段に向かおうとした時に上の階にあがっていく第4異星人のイカナがいた。 キミは階段を一段飛ばしで駆け上がり...
  • 883沢邑勝海SS
    沢邑勝海@キノウツン藩国様からのご依頼品 [オアシスの傍ら]  衣食住といえば、人の生活の基礎となる三要件であるが、砂漠の地で新たにこれを達成するのは難しい。キノウツンもそうだった。オアシスがあれば水という重要だが極めて限定的な食は確保できるとしても、それ以外の食と衣は、現状、大部分が外部の支援に求める必要があった。  とはいえ。しかし。  藩国の復興が始まってから早一週間(NW時間)。オアシスの周辺には灰色のテントが無数に乱立している。  仮設住宅……敷設の前段階。仮設住宅を建てる人々が使う、仮設住宅だった。  前日は大雨だった。バケツをひっくり返したという表現が実際に使えるくらいの勢い。雨粒よりは水の塊が落ちて来たような激しさ。建築資材とか幾つかの仮設住宅とかが、楽しくサーフィンしていくのを必死に留めるのが前日の仕事だった。  明けて翌日。天は先日の空模様...
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