嫁が取られた虚数空間を呆然と見下ろす
ゆうた。
崩壊する
シヴァ邸の中、落下してきた瓦礫で床が崩れる。
はぐれてしまった炭酸の必死の声が響く中、ゆうたはかろうじて落下を免れた。
そんな時、天井をEXTRAVAGANZAで撃ち抜いて
きざみ海苔が現れる。
傷だらけの体で手をさしのべ、きざみ海苔はゆうたを呼ぶ。
その後輩と虚数空間を見比べ、心を決めてゆうたは飛翔し、きざみ海苔の手を取ることを選ぶ。
ふたりの手はしっかりとつながれ、シヴァ邸は崩壊した。
脱出した一同はOGTの医務室で治療を受けるが、ゆうたは護送室に隔離されてしまう。
「
お断りします」の重要参考人。それが、ゆうたの今の立場だった。
「お断りします」の余波が納まるまでの間、OGTの中で静かに数日の時が過ぎてゆく。
ゆうたの処遇が気になるきざみ海苔は、華徒にそれを問う。
通常なら数百年以上の幽閉になるのが普通……だが、華徒はゆうたの無罪申告を進めるという。
「何も知らされず、ただ蓮子とちゅっちゅしたい願いをかなえるために一生懸命なだけだった子を罪に問うほど、大阪
幻想ノ宴友の会は冷徹な集団じゃないから」
そして
KAIの日程が決まるが、
サイフィスの世界…高槻方面は終バスがなくなり、KAIは帰ることができないという。
困るKAIに、きざみ海苔は今までどおり自分の家で暮らすことを勧め、KAIもそれを受け入れる。
帰宅し、家族や友人と再開を果たすきざみ海苔。
やっと戻った日常を過ごしながらも、心の中に残った気がかりはゆうたのこと。
日常に戻って数日が過ぎたある日、KAIのもとに電話が来る。
サイフィスからの連絡で、ゆうたは裁判のため、本局に移動になるという。
その前に、ゆうたが「ちゅっちゅしたい」と言っていること。
早朝…高槻現代劇場へと訪れるKAI。
迎えたのは、全身タイツではなく普段着に身を包んだきざみ海苔だった。
KAIとサイフィス、華徒は離れ、二人で話すことになるきざみ海苔とゆうた。
互いの前で、うまく言葉が出ない二人。
きざみ海苔は笑顔を、ゆうたは小さな感謝をそれぞれ伝えあい、きざみ海苔が「来てもらった理由」を切り出す。
きざみ海苔が伝えた、「友達になりたい」という言葉の返事。
ゆうたは、自分でよければ、と思うが、「友達になる方法」がわからない。
「だから教えて欲しいんだ…どうしたら、ともだちになれるのか」
そんなゆうたに、きざみ海苔は友達になるのはすごく簡単、と、微笑んで答える。
「名前を呼んで…」
始めはそれだけでいい。
てめぇwとか貴様wwとかでなく、ちゃんと相手の目を見て、はっきり名前を呼ぶこと。
ゆうたは静かにきざみ海苔の名を呼び、きざみ海苔は笑顔で返事を返す。
そして、何度も何度も自分の名前を呼ぶゆうたに、涙を落とすきざみ海苔。
ゆうたもまた、「友達が泣いていると自分も悲しい」ということを知り、二人は抱き合い、小さな約束をする。
きっとまた会えること。
会えたらまた、互いに名前を呼び合うこと。
ゆうたは「きざみ海苔に困ったことがあったら、今度は私ががきざみ海苔を助けるから」と微笑む。
スコア係はアゲの笑顔に涙を落とし、華徒はそれを慰める。
そして、別れの時。
きざみ海苔はゆうたに、想い出の証として自分のデッキを差し出し、ゆうたもそれに答える。
「きっとまた」の約束とともに、ゆうたたちは去って行った。
そして海を前に、降ろした髪を風に揺らし、きざみ海苔はゆうたに促され、笑顔で振り向く。
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IRCwikiより転載。マズかったら消してくださいwwww
おお怖い怖い。
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お前は午前3時に一体なにを書いていやがるのさ。
最終更新:2009年08月24日 23:29